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第三部・元彼 編
第三部・終章
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「以前挨拶をした時は、香澄を東京に連れて行き、Chief Everyで働いてもらう事についての許可だった。でも、結婚の許しを正式にもらった訳じゃないだろ?」
「うん」
「今日、うちの家族に結婚する予定の女性として紹介したし、香澄のところに対しても同じようにしないと、フェアじゃないよな、って思って」
「んー……。いいの?」
「『いいの?』ってなに? 結婚したいと思ってるんだから、挨拶するのは当たり前じゃないか」
「そう……だね」
どことなく、佑の家族に会った事で「少しずつ」と言っていた関係が、大きく動き始めた気がした。
「ダイヤモンド、好き?」
「えっ?」
唐突な質問に、香澄はまた声を上げる。
「婚約指輪、どんなのがいいかなって思って。どうせならオーダーメイドにして、一生の思い出になる物がいい」
「ま、まだ早いよ」
「早い? 本当にそう思う?」
ごろりと寝返りを打った佑が、薄闇の中で香澄を見つめてくる。
「う……」
「香澄が原西さんの失敗があって、色んな事に対して慎重になっているのは分かる。今はまともな恋愛ができていて、その期間を楽しみたいと思うのも分かる。俺も同じだ」
「ん……」
自分の心境を理解してくれ、香澄は少し安堵する。
「でも、石橋を叩きすぎても、壊れてしまうかもしれない。俺たちの関係が壊れるなんて言わないけど、慎重になりすぎると決まるものも決まらない」
「うん、それは分かる」
(確かに私、慎重になりすぎてるよな……。佑さんも、それによく合わせてくれてると思う)
そこは素直に反省した。
「香澄は俺の事を信頼してくれている?」
「うん、勿論」
「じゃあ、結婚しても大丈夫だと思ってる?」
「……うん」
以前はこの手の質問をされると返答に迷っていたが、健二の事があった今なら、素直に頷ける。
「ありがとう。相手の事を信頼できるなら、手を繋いで一緒にジャンプする事もできるんじゃないかな?」
「ジャンプ……」
その比喩の意味するところは、婚約、ないし結婚だ。
「……そうだね。いつまでも昔の傷に怯えてその場で足踏みをしていたら、前に進めない。佑さんの貴重な時間も奪っちゃう。私も、すぐに三十路になっちゃう。佑さんと家庭を築いて、いずれ子供の事も考えているなら、……色々、早いほうがいいよね」
「そんなに焦って考えなくていいけど、まず、最初の一歩だ」
「……うん」
佑の胸板に顔を寄せ、香澄は頷いたあとに、スリ……と頬ずりをする。
「俺は、香澄となら上手くいくって信じてる。俺の勘は結構当たるんだ。今までの実体験も踏まえているしね。だから俺の勘を香澄も信じていいよ」
「佑さんって、強運そう。……うん、信じる」
クスクス笑った香澄は、佑の匂いをそっと吸い込んで目を閉じた。
「じゃあ今度のデートで、ジュエリーショップに行こう。すぐに決めなくていいから、色んなタイプの指輪や宝石があると知っていくんだ。ダイヤモンド一つにしてもカットによって輝き方が変わるし、もし香澄が自分の誕生月のジュエリーを入れたいと思うなら、そっちを手配してもいい。少しずつ、自分の好み、一生身につけたい記念の指輪を決めよう」
「……ん、分かった」
頷くと、佑がトントンと背中を叩いてきた。
「必ず幸せにするから、安心して」
「うん」
そのまま、香澄はトロトロと眠りの淵に落ちてゆく。
佑は香澄から立ち上る桃と洋梨が混じった香りを嗅ぎ、静かに息をつく。
(今日は頑張ったな)
健二の事があってまだ完全に気持ちが落ち着いていないだろうに、自分の家族と会った香澄は、心身共に疲れ切っていると思う。
それでも家族に対して明るく振る舞ってくれ、良い第一印象を与えられて佑も安心していた。
(しばらくは、休ませておこうか)
香澄が傷つかないように真綿でくるむのは簡単だが、くるみ過ぎて結婚しなくても許してくれる、まで思われたら困る。
あの契約書には香澄に不利な事は一切書いていない。
だが佑は香澄と結婚したいという前提ですべてを準備しているので、せっかく網にかかった魚、もというさぎを逃がすつもりはない。
家族は香澄と話したがるだろうが、半月以上は接触を控えてもらうつもりだ。
三週間以上もあれば、香澄の状態もきっと落ち着く。
それから少しずつ指輪を見に行ったり、家族と会わせたりすれば大丈夫だろう。
今は三月の上旬で、恐らくあっという間に三月も終わる。
例年通りでは三月の下旬になれば、桜が咲き始める。
年々、温暖化の影響もあり、今年はさらに早くなるかもしれない。
ドイツにいる祖父は日本人の祖母にベタ惚れな上、とても大切にしている。
祖父は会社の経営を社長を務める長男にほぼ任せていて、自身はクラウザー社の会長を担っている。
もう少ししたら実質的な権限や責任のない、名誉会長に退く予定らしいが、一応まだ現役だ。
とはいえ、実質的なトップの仕事は社長がこなしているので、祖父は割と悠々自適な生活を送り、必要な時にアドバイザーをしているようだ。
日本にもちょくちょく日本支社への出張という体で来ていて、社長をしている律と会食している。
その本質は「遠い日本にいる孫とご飯を食べたい」というものだが……。
祖父が日本に来て〝会食〟をする時、もれなくこちらの家族も呼ばれるので、ほぼ親族会だ。
社長に比べて身が軽いので、祖父は日本の四季を楽しむために、最低年に四回は祖母を連れて日本を訪れている。
あちらの一族は人数が多いので、祖父はプライベートジェットを所持していた。
年間の維持費は二、三億かかるが、それでも利益の方が上回り時間を金で買うという考えのもとでなら、知っている限り所有している富裕層の知り合いは多い。
(否が応でも、桜の季節には来るだろうしな)
その時に香澄がまた重圧を感じないか、心配ではある。
祖母は昔ながらの三歩退いた場所にいる女性で、とても柔和で温厚な人だ。
姑ではないので、祖母が香澄をいびるような事はあり得ない。
日本で御劔家、ひいてはクラウザー家に入る女性を見極める目は、祖母はアンネに一任していると思う。
(だからオーマに関しては問題ないと思うが……)
日本にいる日本人でありながら、佑たちは祖父母をドイツ呼びでオーパ、オーマと呼ぶよう習慣づけられていた。
(オーパはなぁ……)
祖父、アドラー・グラーフ・フォン・クラウザー・ブルーメンブラットヴィル――は佑から見れば普通の祖父で、欠点も知っているし「ただのお爺ちゃん」だ。
だが香澄から見れば、ドイツ人で世界的な高級車メーカーの会長、加えて代々ブルーメンブラットヴィルという、バイエルン州にある都市の伯爵の末裔……と聞くと、怯える要素は多々あるのだろう。
加えて慈善活動が評価され、ナイトの称号を与えられている……というのも、香澄は知っているか知らないか……というところだ。
(まぁ、そういうのはあとからバラしてもいいか。大した事じゃないし)
果たして香澄にとって〝大した事じゃない〟のかどうかはさておき、佑は祖父についての情報をポンと横におく。
(一族にはだだ甘な人だけど、初対面の人には少し厳しいところもあるから、ビビらないといいけど)
青い目に近年では金髪の色素が薄くなってきた髪、口ひげのある祖父の顔を思い出し、佑は小さく息をつく。
今年はまだ、花見のためにいつ日本に来るかという連絡はきていない。
だが毎年、それもシーズンごとの事なので、いずれ連絡はあるだろう。
(……あいつらもくっついて来ないといいけど)
やや苦手とも言える従兄――双子のアロイスとクラウスを思い出し、佑はまた溜め息をつく。
底抜けに明るくポジティブで、自己中心的な双子は、女性なら何歳でも大好きだ。
もちろん恋愛対象、性欲を抱く年齢層は決まっているが、少女にも老婦人にも等しく好意的に接している。
佑も勿論、老若男女問わず丁寧に接しているが、双子のように女性であったら何歳でも構わず積極的に声を掛けにいくのとは訳が違う。
(ある意味、尊敬できるけど……)
香澄は流されやすい性格をしているので、双子の格好の餌食になりそうだと思い、今から頭が痛くなる。
(それでも、俺の親族たちを知って、少しずつ慣れてくれたらいいな)
ふ……、と息をつき、佑は香澄の額にキスをし、自分も寝るために目を閉じた。
「おやすみ、香澄」
愛しい人に囁き、佑はもう一度彼女の甘い香りを吸い込んだ。
第三部・完
――――――――――
そろそろ、ドイツ組が出てくる気配です。
頑張って2021年中に切りのいいところまで。
「うん」
「今日、うちの家族に結婚する予定の女性として紹介したし、香澄のところに対しても同じようにしないと、フェアじゃないよな、って思って」
「んー……。いいの?」
「『いいの?』ってなに? 結婚したいと思ってるんだから、挨拶するのは当たり前じゃないか」
「そう……だね」
どことなく、佑の家族に会った事で「少しずつ」と言っていた関係が、大きく動き始めた気がした。
「ダイヤモンド、好き?」
「えっ?」
唐突な質問に、香澄はまた声を上げる。
「婚約指輪、どんなのがいいかなって思って。どうせならオーダーメイドにして、一生の思い出になる物がいい」
「ま、まだ早いよ」
「早い? 本当にそう思う?」
ごろりと寝返りを打った佑が、薄闇の中で香澄を見つめてくる。
「う……」
「香澄が原西さんの失敗があって、色んな事に対して慎重になっているのは分かる。今はまともな恋愛ができていて、その期間を楽しみたいと思うのも分かる。俺も同じだ」
「ん……」
自分の心境を理解してくれ、香澄は少し安堵する。
「でも、石橋を叩きすぎても、壊れてしまうかもしれない。俺たちの関係が壊れるなんて言わないけど、慎重になりすぎると決まるものも決まらない」
「うん、それは分かる」
(確かに私、慎重になりすぎてるよな……。佑さんも、それによく合わせてくれてると思う)
そこは素直に反省した。
「香澄は俺の事を信頼してくれている?」
「うん、勿論」
「じゃあ、結婚しても大丈夫だと思ってる?」
「……うん」
以前はこの手の質問をされると返答に迷っていたが、健二の事があった今なら、素直に頷ける。
「ありがとう。相手の事を信頼できるなら、手を繋いで一緒にジャンプする事もできるんじゃないかな?」
「ジャンプ……」
その比喩の意味するところは、婚約、ないし結婚だ。
「……そうだね。いつまでも昔の傷に怯えてその場で足踏みをしていたら、前に進めない。佑さんの貴重な時間も奪っちゃう。私も、すぐに三十路になっちゃう。佑さんと家庭を築いて、いずれ子供の事も考えているなら、……色々、早いほうがいいよね」
「そんなに焦って考えなくていいけど、まず、最初の一歩だ」
「……うん」
佑の胸板に顔を寄せ、香澄は頷いたあとに、スリ……と頬ずりをする。
「俺は、香澄となら上手くいくって信じてる。俺の勘は結構当たるんだ。今までの実体験も踏まえているしね。だから俺の勘を香澄も信じていいよ」
「佑さんって、強運そう。……うん、信じる」
クスクス笑った香澄は、佑の匂いをそっと吸い込んで目を閉じた。
「じゃあ今度のデートで、ジュエリーショップに行こう。すぐに決めなくていいから、色んなタイプの指輪や宝石があると知っていくんだ。ダイヤモンド一つにしてもカットによって輝き方が変わるし、もし香澄が自分の誕生月のジュエリーを入れたいと思うなら、そっちを手配してもいい。少しずつ、自分の好み、一生身につけたい記念の指輪を決めよう」
「……ん、分かった」
頷くと、佑がトントンと背中を叩いてきた。
「必ず幸せにするから、安心して」
「うん」
そのまま、香澄はトロトロと眠りの淵に落ちてゆく。
佑は香澄から立ち上る桃と洋梨が混じった香りを嗅ぎ、静かに息をつく。
(今日は頑張ったな)
健二の事があってまだ完全に気持ちが落ち着いていないだろうに、自分の家族と会った香澄は、心身共に疲れ切っていると思う。
それでも家族に対して明るく振る舞ってくれ、良い第一印象を与えられて佑も安心していた。
(しばらくは、休ませておこうか)
香澄が傷つかないように真綿でくるむのは簡単だが、くるみ過ぎて結婚しなくても許してくれる、まで思われたら困る。
あの契約書には香澄に不利な事は一切書いていない。
だが佑は香澄と結婚したいという前提ですべてを準備しているので、せっかく網にかかった魚、もというさぎを逃がすつもりはない。
家族は香澄と話したがるだろうが、半月以上は接触を控えてもらうつもりだ。
三週間以上もあれば、香澄の状態もきっと落ち着く。
それから少しずつ指輪を見に行ったり、家族と会わせたりすれば大丈夫だろう。
今は三月の上旬で、恐らくあっという間に三月も終わる。
例年通りでは三月の下旬になれば、桜が咲き始める。
年々、温暖化の影響もあり、今年はさらに早くなるかもしれない。
ドイツにいる祖父は日本人の祖母にベタ惚れな上、とても大切にしている。
祖父は会社の経営を社長を務める長男にほぼ任せていて、自身はクラウザー社の会長を担っている。
もう少ししたら実質的な権限や責任のない、名誉会長に退く予定らしいが、一応まだ現役だ。
とはいえ、実質的なトップの仕事は社長がこなしているので、祖父は割と悠々自適な生活を送り、必要な時にアドバイザーをしているようだ。
日本にもちょくちょく日本支社への出張という体で来ていて、社長をしている律と会食している。
その本質は「遠い日本にいる孫とご飯を食べたい」というものだが……。
祖父が日本に来て〝会食〟をする時、もれなくこちらの家族も呼ばれるので、ほぼ親族会だ。
社長に比べて身が軽いので、祖父は日本の四季を楽しむために、最低年に四回は祖母を連れて日本を訪れている。
あちらの一族は人数が多いので、祖父はプライベートジェットを所持していた。
年間の維持費は二、三億かかるが、それでも利益の方が上回り時間を金で買うという考えのもとでなら、知っている限り所有している富裕層の知り合いは多い。
(否が応でも、桜の季節には来るだろうしな)
その時に香澄がまた重圧を感じないか、心配ではある。
祖母は昔ながらの三歩退いた場所にいる女性で、とても柔和で温厚な人だ。
姑ではないので、祖母が香澄をいびるような事はあり得ない。
日本で御劔家、ひいてはクラウザー家に入る女性を見極める目は、祖母はアンネに一任していると思う。
(だからオーマに関しては問題ないと思うが……)
日本にいる日本人でありながら、佑たちは祖父母をドイツ呼びでオーパ、オーマと呼ぶよう習慣づけられていた。
(オーパはなぁ……)
祖父、アドラー・グラーフ・フォン・クラウザー・ブルーメンブラットヴィル――は佑から見れば普通の祖父で、欠点も知っているし「ただのお爺ちゃん」だ。
だが香澄から見れば、ドイツ人で世界的な高級車メーカーの会長、加えて代々ブルーメンブラットヴィルという、バイエルン州にある都市の伯爵の末裔……と聞くと、怯える要素は多々あるのだろう。
加えて慈善活動が評価され、ナイトの称号を与えられている……というのも、香澄は知っているか知らないか……というところだ。
(まぁ、そういうのはあとからバラしてもいいか。大した事じゃないし)
果たして香澄にとって〝大した事じゃない〟のかどうかはさておき、佑は祖父についての情報をポンと横におく。
(一族にはだだ甘な人だけど、初対面の人には少し厳しいところもあるから、ビビらないといいけど)
青い目に近年では金髪の色素が薄くなってきた髪、口ひげのある祖父の顔を思い出し、佑は小さく息をつく。
今年はまだ、花見のためにいつ日本に来るかという連絡はきていない。
だが毎年、それもシーズンごとの事なので、いずれ連絡はあるだろう。
(……あいつらもくっついて来ないといいけど)
やや苦手とも言える従兄――双子のアロイスとクラウスを思い出し、佑はまた溜め息をつく。
底抜けに明るくポジティブで、自己中心的な双子は、女性なら何歳でも大好きだ。
もちろん恋愛対象、性欲を抱く年齢層は決まっているが、少女にも老婦人にも等しく好意的に接している。
佑も勿論、老若男女問わず丁寧に接しているが、双子のように女性であったら何歳でも構わず積極的に声を掛けにいくのとは訳が違う。
(ある意味、尊敬できるけど……)
香澄は流されやすい性格をしているので、双子の格好の餌食になりそうだと思い、今から頭が痛くなる。
(それでも、俺の親族たちを知って、少しずつ慣れてくれたらいいな)
ふ……、と息をつき、佑は香澄の額にキスをし、自分も寝るために目を閉じた。
「おやすみ、香澄」
愛しい人に囁き、佑はもう一度彼女の甘い香りを吸い込んだ。
第三部・完
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そろそろ、ドイツ組が出てくる気配です。
頑張って2021年中に切りのいいところまで。
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