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第三部・元彼 編
御劔家と食事4
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最後に小菓子と、各自好きに選んだコーヒー、紅茶、ハーブティーが出た時、佑が口を開いた。
「肝心な事だけど、俺は香澄と結婚したいと思っている」
彼の言葉に、全員に微かな緊張が走った。
「今日はそのつもりで香澄と会ってもらった。もしかしたら澪から聞いているかもしれないけど、香澄とは去年の十一月に札幌で出会って、俺が強引に東京に連れて来て一月から同棲している。香澄が付き合いに時間を掛けたいと言っているのも分かるし、同棲、婚約、結婚より、まず互いを知り合って仲を深めるべきというのも分かっている」
佑の言葉を、全員黙って聞いている。
「だから、本来はもう少し香澄との仲が深まって、彼女も自分に自信を持てた頃に正式に会ってもらうつもりだった。今日は色々……段取りが狂っての結果だけど、この機会にちゃんと知ってもらいたいと思った」
「……まぁ、当たり前の考えね。出会って二か月後に同棲、四か月目には結婚……というのは、あまりに急ぎすぎているわ。世間にはそういうカップルもいるんでしょうけど、私は自分の子供に急ぐあまり失敗してほしくないと思っている。同年代を見て、焦りを感じているのも分かるし、私としても先日は、いつまでも一人の佑を心配して、縁談を引き受けてしまった。でも、あなた達がきちんと考えているというのなら、私たちにそれを示してちょうだい」
アンネは息をつき、ブラックコーヒーを飲む。
「まだ、具体的にいつ結婚予定とかは考えていない。正式に婚約したあとに、順番に決めていきたいと思う。それまでは、お互い恋人としてデートしたり仲を深めたい」
「俺はそれに賛成。結婚したあとって、どうしても次の段階を目標にしてしまうから、どうせなら結婚前の自由な状態で沢山思い出を作っておいたほうがいい」
律が言い、佑が「ありがとう」と礼を言う。
「まぁ、香澄さんも佑に思いっきり甘えてみたら? それで、自分ができる最高の我が儘を全部言ってみるの。佑がそれに耐えられたらOKよ。妹の私から見て、佑はちょっと神経質っていう以外は、あまり欠点がないように思えるし。同棲してお互いをぜ~んぶ見て、それでもいいっていうなら、私たちが口を出す問題じゃないわ」
初対面の時は辛口だった澪も、いつの間にか味方になってくれている。
「ありがとうございます」
「でも! 妹の私にも佑を独り占めする権利はあるんだから、全部取ったら駄目よ」
指をピッとつきつけられ、香澄は思わず笑いながら「はい」と返事をする。
「俺としては、佑の身の回りが〝きれい〟になってるなら、あとは二人の問題だしいいと思うけどね」
翔が言っているのは、恐らく佑の過去の女性関係だ。
ある程度の覚悟はしているので、香澄も今さらその程度匂わされたぐらいでたじろがない。
「それについては問題ない」
佑がジロリと翔を睨む。
「今日こうやって香澄さんを紹介してもらったし、私たちもこれから〝家族〟として彼女と話をして、人となりを知っていきたいわ。佑が結婚したいと思う気持ちに反対はしないけど、もし香澄さんに問題があったなら口出しはさせてもらうわ」
アンネの厳しい意見を聞き、香澄は緊張した面持ちで小さく頷く。
そんな彼女の肩を、ポンと佑が叩いてきた。
「OK。全員友好的に、家族になる人として接していこう。欠点が見えたら優しく注意をして、長所を見つけたら褒める。家族と言っても、成人したあとは一定の距離感を持つのは当たり前だし、過干渉せず適度にいこう」
佑が提案した方向性に、誰も反対しなかった。
「どうぞ宜しくお願い致します」
香澄がペコリと頭を下げ、皆も会釈を返す。
そのあと、食事会は終わりという流れになった。
「本日はどうもありがとうございました。ご馳走様です。とても美味しかったです」
レストランの前で、香澄はペコペコと御劔家の人々に頭を下げる。
「佑、今度良かったら香澄さんをつれて、うちに来ないか?」
律に言われ、佑は香澄の顔を窺ってくる。
「も、勿論! お邪魔したいです! 陽菜さんとも仲良くなりたいです」
香澄はやや前のめりになり、力説するように言った。
「嬉しいです! ぜひ来てください! 同じ都内なので、すぐですよ」
陽菜は香澄の両手を握り、ニコニコ笑いかけてくる。
柔らかな手と優しい笑顔に、香澄も思わず笑顔になった。
「あー、ずるいな! 俺とも食事してよ」
そこに翔が割り込み、澪が佑と翔の間を掻き分けて顔を出す。
「ちょっと! 私をのけ者にしないでよ!」
澪は両腕で佑と翔の腕を組み、香澄に向けてにっこり笑いかける。
「私が一番最初に香澄さんと会ったのよね? 当然、翔より私との予定を優先してくれるはずだわ」
「え、え……あ、う。も、勿論! 皆さんとお食事させて頂きたいと思います!」
誰をひいきしても駄目だと思い、香澄は意気込んで〝全取り〟しようとする。
その返事を聞き、澪は目を細めて意味ありげな表情をしてから、「……ま、いいわ」と輪から離れた。
「連絡先交換したから、そのうちお茶でも誘っていい? 正式に挨拶を交わした訳だし、もう堂々と〝家族になる予定の人〟として付き合えるわ」
「勿論です! どうぞ宜しくお願い致します」
頭を上げたあと、佑がポンと香澄の肩を叩いてきた。
「じゃあ、俺たちは今日はここで失礼するよ。また何かあったら、気軽に誘ってくれ。ただし、家への突撃はやめてほしい。こっちにもこっちの生活があるから」
「りょーかい!」
翔がニカッと笑い、律たちも頷く。
少し離れた場所に立っている衛とアンネに向け、香澄は勇気を出して口を開いた。
「お義父さん、お義母さん、これからどうぞ宜しくお願い致します」
ペコリと頭を下げ、恐る恐る顔を上げると、衛は相変わらず温厚な表情のまま、アンネは口を引き結んで斜め上を見てから、おもむろにサングラスをかけた。
「じゃあ、またね」
そしてクルリと背中を見せ、颯爽と歩いていった。
「じゃあ、俺たちもまた」
律と陽菜も歩き出し、翔と澪も「またね」と歩いて行く。
「行こうか」
「うん」
佑は先ほど小金井に連絡をしていて、近くにあるパーキングまで向かうようだ。
「歓迎されてたと思う?」
「好感触なんじゃないかな? 兄弟たちは言わずもがなだし、肝心の母はあれでも好意的に接していたと思う」
「そうなんだ。良かった」
「陽菜さんが言ってたみたいに、ちょっとクセがあるけど悪い人じゃない。嫌じゃなかったら少しずつ慣れていってくれたらと思う」
「うん」
歩く途中で、佑は自然に手を握ってくる。
通りを歩いている女性が、佑を見て「御劔佑だ」という顔をしているが、彼は何も気にしていない。
彼に手を繋がれている香澄を見て、彼女たちが「何あの女」という顔もするので、申し訳なくなる。
「とにかく、無事に終わって良かった。香澄はうちの家族をちょっと恐れていたようにも思えたから……。世間的な役職はあれど、中身は普通だろ?」
「うん、そうだね。潜入感があって申し訳ない……」
コツコツとヒールの音を立てて歩きつつ、香澄はこうやって佑と手を繋いで街中を歩ける事に、内心喜んでいた。
佑はスーツの上に黒いチェスターコートを羽織り、質のいいカシミアのマフラーを巻いている。
家を出る前にたっぷり彼の姿を確認してニヤニヤしたので、佑がどれぐらい魅力的かは分かっているつもりだ。
(嬉しいのに、こうやって実際並んで歩くと申し訳なさがあるなぁ……)
誰に何を言われたでもないのに、香澄は少し俯きがちに歩く。
「みんな都内にいるから、さっき言っていたように時々食事に誘われると思う。今日は皆、失礼がないように緊張気味で話していたけど、もっと打ち解けた場で楽しく話せたらと思う」
「うん、そうしたい。やっぱり高級レストランでお食事会とか、緊張するよね」
挨拶をするからには、きちんとした場で……というのは分かっているが、あの一回だけで打ち解けるのは確かに無理だ。
「香澄が望めば、次回から好きな所をセッティングするよ」
「ありがとう。お義母さんが言っていたように、フレンチで色々教えてもらうのもいいけど、気軽なカフェとかでもいいね」
「疲れた? 主に、気疲れ」
冗談めかして言われ、香澄は気が抜けたように笑う。
「ちょっと。でも大丈夫だよ」
「ん」
ポンポンと頭を撫でられ、香澄はクシャリと笑う。
その後、近くのパーキングまで歩き、待機していた小金井の車に乗って、白金の御劔邸まで帰った。
**
「香澄」
「んー?」
その日の夜、二人でベッドに入り眠りにつこうとしていた時、佑が話し掛けてくる。
「……今度、札幌に行って香澄のご両親にもきちんと挨拶をしようか」
「えっ?」
思わず目を開けると、佑は仰向けになったまま目を開いて天井を見ている。
――――――――――――――
いつもより早い時間の更新ですが、今年一年ありがとうございました。
来年もよろしくお願いいたします。
「肝心な事だけど、俺は香澄と結婚したいと思っている」
彼の言葉に、全員に微かな緊張が走った。
「今日はそのつもりで香澄と会ってもらった。もしかしたら澪から聞いているかもしれないけど、香澄とは去年の十一月に札幌で出会って、俺が強引に東京に連れて来て一月から同棲している。香澄が付き合いに時間を掛けたいと言っているのも分かるし、同棲、婚約、結婚より、まず互いを知り合って仲を深めるべきというのも分かっている」
佑の言葉を、全員黙って聞いている。
「だから、本来はもう少し香澄との仲が深まって、彼女も自分に自信を持てた頃に正式に会ってもらうつもりだった。今日は色々……段取りが狂っての結果だけど、この機会にちゃんと知ってもらいたいと思った」
「……まぁ、当たり前の考えね。出会って二か月後に同棲、四か月目には結婚……というのは、あまりに急ぎすぎているわ。世間にはそういうカップルもいるんでしょうけど、私は自分の子供に急ぐあまり失敗してほしくないと思っている。同年代を見て、焦りを感じているのも分かるし、私としても先日は、いつまでも一人の佑を心配して、縁談を引き受けてしまった。でも、あなた達がきちんと考えているというのなら、私たちにそれを示してちょうだい」
アンネは息をつき、ブラックコーヒーを飲む。
「まだ、具体的にいつ結婚予定とかは考えていない。正式に婚約したあとに、順番に決めていきたいと思う。それまでは、お互い恋人としてデートしたり仲を深めたい」
「俺はそれに賛成。結婚したあとって、どうしても次の段階を目標にしてしまうから、どうせなら結婚前の自由な状態で沢山思い出を作っておいたほうがいい」
律が言い、佑が「ありがとう」と礼を言う。
「まぁ、香澄さんも佑に思いっきり甘えてみたら? それで、自分ができる最高の我が儘を全部言ってみるの。佑がそれに耐えられたらOKよ。妹の私から見て、佑はちょっと神経質っていう以外は、あまり欠点がないように思えるし。同棲してお互いをぜ~んぶ見て、それでもいいっていうなら、私たちが口を出す問題じゃないわ」
初対面の時は辛口だった澪も、いつの間にか味方になってくれている。
「ありがとうございます」
「でも! 妹の私にも佑を独り占めする権利はあるんだから、全部取ったら駄目よ」
指をピッとつきつけられ、香澄は思わず笑いながら「はい」と返事をする。
「俺としては、佑の身の回りが〝きれい〟になってるなら、あとは二人の問題だしいいと思うけどね」
翔が言っているのは、恐らく佑の過去の女性関係だ。
ある程度の覚悟はしているので、香澄も今さらその程度匂わされたぐらいでたじろがない。
「それについては問題ない」
佑がジロリと翔を睨む。
「今日こうやって香澄さんを紹介してもらったし、私たちもこれから〝家族〟として彼女と話をして、人となりを知っていきたいわ。佑が結婚したいと思う気持ちに反対はしないけど、もし香澄さんに問題があったなら口出しはさせてもらうわ」
アンネの厳しい意見を聞き、香澄は緊張した面持ちで小さく頷く。
そんな彼女の肩を、ポンと佑が叩いてきた。
「OK。全員友好的に、家族になる人として接していこう。欠点が見えたら優しく注意をして、長所を見つけたら褒める。家族と言っても、成人したあとは一定の距離感を持つのは当たり前だし、過干渉せず適度にいこう」
佑が提案した方向性に、誰も反対しなかった。
「どうぞ宜しくお願い致します」
香澄がペコリと頭を下げ、皆も会釈を返す。
そのあと、食事会は終わりという流れになった。
「本日はどうもありがとうございました。ご馳走様です。とても美味しかったです」
レストランの前で、香澄はペコペコと御劔家の人々に頭を下げる。
「佑、今度良かったら香澄さんをつれて、うちに来ないか?」
律に言われ、佑は香澄の顔を窺ってくる。
「も、勿論! お邪魔したいです! 陽菜さんとも仲良くなりたいです」
香澄はやや前のめりになり、力説するように言った。
「嬉しいです! ぜひ来てください! 同じ都内なので、すぐですよ」
陽菜は香澄の両手を握り、ニコニコ笑いかけてくる。
柔らかな手と優しい笑顔に、香澄も思わず笑顔になった。
「あー、ずるいな! 俺とも食事してよ」
そこに翔が割り込み、澪が佑と翔の間を掻き分けて顔を出す。
「ちょっと! 私をのけ者にしないでよ!」
澪は両腕で佑と翔の腕を組み、香澄に向けてにっこり笑いかける。
「私が一番最初に香澄さんと会ったのよね? 当然、翔より私との予定を優先してくれるはずだわ」
「え、え……あ、う。も、勿論! 皆さんとお食事させて頂きたいと思います!」
誰をひいきしても駄目だと思い、香澄は意気込んで〝全取り〟しようとする。
その返事を聞き、澪は目を細めて意味ありげな表情をしてから、「……ま、いいわ」と輪から離れた。
「連絡先交換したから、そのうちお茶でも誘っていい? 正式に挨拶を交わした訳だし、もう堂々と〝家族になる予定の人〟として付き合えるわ」
「勿論です! どうぞ宜しくお願い致します」
頭を上げたあと、佑がポンと香澄の肩を叩いてきた。
「じゃあ、俺たちは今日はここで失礼するよ。また何かあったら、気軽に誘ってくれ。ただし、家への突撃はやめてほしい。こっちにもこっちの生活があるから」
「りょーかい!」
翔がニカッと笑い、律たちも頷く。
少し離れた場所に立っている衛とアンネに向け、香澄は勇気を出して口を開いた。
「お義父さん、お義母さん、これからどうぞ宜しくお願い致します」
ペコリと頭を下げ、恐る恐る顔を上げると、衛は相変わらず温厚な表情のまま、アンネは口を引き結んで斜め上を見てから、おもむろにサングラスをかけた。
「じゃあ、またね」
そしてクルリと背中を見せ、颯爽と歩いていった。
「じゃあ、俺たちもまた」
律と陽菜も歩き出し、翔と澪も「またね」と歩いて行く。
「行こうか」
「うん」
佑は先ほど小金井に連絡をしていて、近くにあるパーキングまで向かうようだ。
「歓迎されてたと思う?」
「好感触なんじゃないかな? 兄弟たちは言わずもがなだし、肝心の母はあれでも好意的に接していたと思う」
「そうなんだ。良かった」
「陽菜さんが言ってたみたいに、ちょっとクセがあるけど悪い人じゃない。嫌じゃなかったら少しずつ慣れていってくれたらと思う」
「うん」
歩く途中で、佑は自然に手を握ってくる。
通りを歩いている女性が、佑を見て「御劔佑だ」という顔をしているが、彼は何も気にしていない。
彼に手を繋がれている香澄を見て、彼女たちが「何あの女」という顔もするので、申し訳なくなる。
「とにかく、無事に終わって良かった。香澄はうちの家族をちょっと恐れていたようにも思えたから……。世間的な役職はあれど、中身は普通だろ?」
「うん、そうだね。潜入感があって申し訳ない……」
コツコツとヒールの音を立てて歩きつつ、香澄はこうやって佑と手を繋いで街中を歩ける事に、内心喜んでいた。
佑はスーツの上に黒いチェスターコートを羽織り、質のいいカシミアのマフラーを巻いている。
家を出る前にたっぷり彼の姿を確認してニヤニヤしたので、佑がどれぐらい魅力的かは分かっているつもりだ。
(嬉しいのに、こうやって実際並んで歩くと申し訳なさがあるなぁ……)
誰に何を言われたでもないのに、香澄は少し俯きがちに歩く。
「みんな都内にいるから、さっき言っていたように時々食事に誘われると思う。今日は皆、失礼がないように緊張気味で話していたけど、もっと打ち解けた場で楽しく話せたらと思う」
「うん、そうしたい。やっぱり高級レストランでお食事会とか、緊張するよね」
挨拶をするからには、きちんとした場で……というのは分かっているが、あの一回だけで打ち解けるのは確かに無理だ。
「香澄が望めば、次回から好きな所をセッティングするよ」
「ありがとう。お義母さんが言っていたように、フレンチで色々教えてもらうのもいいけど、気軽なカフェとかでもいいね」
「疲れた? 主に、気疲れ」
冗談めかして言われ、香澄は気が抜けたように笑う。
「ちょっと。でも大丈夫だよ」
「ん」
ポンポンと頭を撫でられ、香澄はクシャリと笑う。
その後、近くのパーキングまで歩き、待機していた小金井の車に乗って、白金の御劔邸まで帰った。
**
「香澄」
「んー?」
その日の夜、二人でベッドに入り眠りにつこうとしていた時、佑が話し掛けてくる。
「……今度、札幌に行って香澄のご両親にもきちんと挨拶をしようか」
「えっ?」
思わず目を開けると、佑は仰向けになったまま目を開いて天井を見ている。
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