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第三部・元彼 編
愛されたいの ☆
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「きもち……」
思わず漏れた声を聞いて、佑が目を細めて笑う。
「こうするともっと気持ちいいよ」
そう言って彼は、クプッと香澄の蜜孔に中指を挿し入れた。
「ん……、あ……」
陶酔した声を出す香澄の蜜孔を、佑は長い指で何度もほじり、中の蜜を掻き出そうとしてくる。
クプックプッと音がし、脳髄に悦楽が染みこんでゆく。
香澄は知らずと自ら腰を揺らし、佑がもたらす快楽を貪欲に貪ろうとしていた。
「香澄のここ、もうトロトロになってるよ。俺の指を奥に吸い込もうとして……。やらしいな」
羞恥を掻き立てる言い方をされ、香澄は両手で顔を覆って「やぁ……」と呻いた。
「ここは? 好きだよな?」
「んぁ……っ!」
陰核の裏側辺りを圧迫され、香澄はビクンッと腰を跳ね上げさせる。
「それで、ここはもっと好き……」
まるで実験するかのような言い方をしながら、佑は香澄の淫芽を親指の腹で押し潰し、それからコリコリと包皮ごと揺さぶってきた。
「はぁ……っ、あ、……あぁ……、ん……っ」
艶冶な声を出して身をよじっている間、佑はもう片方の手で香澄の乳房を揉んでくる。
柔らかく白い丘陵に硬い指先が埋まり、ほんの少し力を込めると簡単に香澄の体の形が変わってしまう。
自分の体が佑の支配下に置かれていると感じ、香澄はより被虐的な気持ちに浸っていた。
「可愛い色で、美味しそ……」
佑は呟くと、香澄の胸元に顔を寄せ、チュッと音を立てて乳首を吸う。
「はぁ……っ、あ……っ」
静かに、けれど確実に香澄の官能を呼び覚まそうとする動きで、佑の舌がねっとりと彼女の乳首を舐め回す。
蜜壷を掻き混ぜられる快楽も存分に味わい、香澄は両手で佑の背中や髪を撫で、彼に自分が愛される事実を感じようとしていた。
――が、胸の奥にはいまだ消えきれていない痛みがある。
今の香澄は、佑に愛されるためにベッドに仰向けになっている。。
けれど七年越しの傷を思いだした香澄は、自分の一番つらかった時に、今の体勢と行為がリンクしているのも理解していた。
自分の上に覆い被さり、欲望のままに腰を動かして「あぁっ、いくっ」と声を上げていた彼の声を、とても遠いところから聞いていた気がする。
蜜孔をほじる手つきが乱暴で、痛みを感じていたけれど、あの時の香澄は何も言えなかった。
痛みを耐えるためにギュッと目を閉じて呼吸を荒げていると、「気持ちいいんだな」と彼が笑った。
違うのに、と言いたかったが、最中に彼の気分を削ぐような事を言うと、一気に不機嫌になるのが分かっていたので、やはり何も言えなかった。
「上になって」と言われて、騎乗位になり懸命に腰を動かしていると、彼が「あぁ、楽でいいな」と言って、気持ちがモヤッとした。
香澄だって、大して気持ち良くならない行為を、わざわざ体力を使ってまでしたくない。
けれど、彼の言う通りにしなければ、不機嫌になってしまう。
あの、「お前が悪いんだ」という顔で睨まれ、呆れられた顔をすると、自分の何もかもが〝間違えている〟ように感じて、どうしたらいいか分からなくなった。
――私は間違えてない。
――間違えないために、求められる事をしないと。
だから、応えた。
好きでもないキスをして、セックスに求められたら応じて、彼が「金欠なんだ」と言ったら、香澄がホテル代を払った。
体を重ねれば重ねるほど、どんどん自分がからっぽになっていく気がした。
――〝これ〟はなんだろう?
――私は〝何〟をしているんだろう?
高校生の時、進んでいる子がセックスをしたと聞いて、彼女をとても大人に感じた。
自分もいつか好きな人とセックスをしたら、大人の女性になれるのだと思っていた。
きっとその頃には自分はバリバリ働いていて、ドラマに出てくる女性のように恋も仕事も頑張っているのだと思っていた。
けれどその前に、香澄には彼氏ができて、彼にすべてを奪われた。
処女も、自尊心も、人としての尊厳も、何もかも。
彼に求められて、あまり触りたくない男根を手でしごいた。
「口でして」と言われ、汚いと思ってしまう場所を口に含むのはどうしても抵抗があり、それだけは拒否した。
彼は――、舌打ちをして「あの子はやってくれたのにな」と小さく呟いた。
――私は何なの?
――あなたの彼女じゃないの?
――こんなに頑張ってるのに。
――こんなに尽くしてるのに、他の女の子を抱いてるの?
彼の事が好きで嫉妬している訳でもないのに、おざなりに扱われてひどく傷ついた。
泣きながらそれを訴えると、「お前が言うこと聞かないからだろ」と責められた。
デート中、彼は平気で通りすがる女性を見て「いい女」「あの子可愛い」と言っていた。
彼がそう言えば言うほど、自分が〝何〟なのか分からなくなり、香澄は自身の価値を見失っていった。
「……っ、う、……うぅ……っ」
佑に愛されて嬉しさの中にいたというのに、香澄はつらい過去を思いだして泣き出してしまった。
「香澄……」
涙で濡れた目を開けると、自分を心の底から愛してくれている人が、困った顔をして見下ろしている。
「ごめんなさい……っ。すぐ泣き止むから……っ」
「香澄」
いつの間に指を引き抜いていた彼は、香澄に覆い被さり抱き締めてきた。
「……ごめん。思い出させる行為だったよな」
悪いのは香澄なのに、佑がつらそうな声を出している。
「……なんで……」
ひく、と喉をわななかせ、香澄は嗚咽を堪えながら佑を抱き締めた。
「ごめん。セックスにトラウマがあるのに、無理に抱こうとするべきじゃなかったよな」
とても傷ついた声だった。
「違うの。私が悪いの。上手にできない私が悪いの……っ」
半ば混乱して言う香澄に、佑が強めの声で言った。
「悪くない!」
ビクッとして目を丸くする香澄を見て、佑はクシャリと顔を歪める。
「……俺は〝違う〟から。俺は香澄を傷付けない。香澄が望まないセックスを決してしない。香澄を愛したい。傷ついた香澄を笑顔にして、幸せにしたいんだ……っ」
彼は美しい色の目から、涙を零していた。
ポトッと頬に落ちた雫の熱さに、香澄は瞬きをする。
――この人、私のために泣いてくれてるの?
自分など無価値なのだと思い込んできた香澄の心に、そのひとしずくは大きな波紋を生んだ。
ヘーゼルの瞳を見つめたまま、香澄は震える手で彼の頬に触れる。
指先に乗った雫を不思議そうに見て、彼の涙を味わった。
「……愛したいんだ」
佑はまだ微かに震える声で、それでも微笑みかけてくる。
「俺に、香澄を愛する権利をくれ」
愛しく、切なげな顔で微笑み、佑は指先で香澄の顔の輪郭を辿ってきた。
たまご型の輪郭をなぞって、親指で赤い唇に触れる。
「……権利なんて……。私は、佑さんのものだよ?」
囁くような香澄の声に、彼は切なく笑った。
「香澄はまだ、俺をすべて受け入れてくれていない」
否定され、とっさに謝ろうとした彼女の唇を、佑が指で押さえてくる。
「謝らないで。香澄の心の傷は、クレバスのように深くて大きい。俺の愛はまだ、クレバスの表面を塞ごうとしているに過ぎないんだ。俺が香澄に色んな体験をさせても、美味い物を食べさせても、高価な物をあげても、そんなものは香澄の傷を塞ぐのに大した意味は持たないと分かっている」
香澄はフルフルと首を横に振る。
佑にはこれ以上ないほどのものをもらっているのに、それを大した事がないだなんて言いたくない。
愛していなければ、金だって掛けないはずだ。
佑が忙しい人なのは分かっているし、時間を金で買うやり方をしているのも、効率上理解している。
彼は彼のできるすべてで、香澄を愛してくれている。
それを、佑自身が「大した事ではない」と否定していた。
「違う……」
彼のように素晴らしい人に自分を否定してほしくなくて、香澄は顔を歪める。
「香澄、今なにがしたい? 俺に何をしてほしい?」
けれど両手で頬を挟まれ、綺麗な瞳に見つめられ微笑まれて、目を瞬かせた。
「『こうしたら喜ぶだろう』と思って香澄の幸せを決めつけるのはやめる。だから今、香澄がしてほしい事をすべてしてあげたい」
「~~~~っ」
こみ上げた涙を堪えきれず、香澄は両腕で佑に抱きついた。
「――――愛されたいっ……、のっ」
涙で歪んだ声で訴えると、佑が「うん」と返事をして抱き締め返してくれた。
思わず漏れた声を聞いて、佑が目を細めて笑う。
「こうするともっと気持ちいいよ」
そう言って彼は、クプッと香澄の蜜孔に中指を挿し入れた。
「ん……、あ……」
陶酔した声を出す香澄の蜜孔を、佑は長い指で何度もほじり、中の蜜を掻き出そうとしてくる。
クプックプッと音がし、脳髄に悦楽が染みこんでゆく。
香澄は知らずと自ら腰を揺らし、佑がもたらす快楽を貪欲に貪ろうとしていた。
「香澄のここ、もうトロトロになってるよ。俺の指を奥に吸い込もうとして……。やらしいな」
羞恥を掻き立てる言い方をされ、香澄は両手で顔を覆って「やぁ……」と呻いた。
「ここは? 好きだよな?」
「んぁ……っ!」
陰核の裏側辺りを圧迫され、香澄はビクンッと腰を跳ね上げさせる。
「それで、ここはもっと好き……」
まるで実験するかのような言い方をしながら、佑は香澄の淫芽を親指の腹で押し潰し、それからコリコリと包皮ごと揺さぶってきた。
「はぁ……っ、あ、……あぁ……、ん……っ」
艶冶な声を出して身をよじっている間、佑はもう片方の手で香澄の乳房を揉んでくる。
柔らかく白い丘陵に硬い指先が埋まり、ほんの少し力を込めると簡単に香澄の体の形が変わってしまう。
自分の体が佑の支配下に置かれていると感じ、香澄はより被虐的な気持ちに浸っていた。
「可愛い色で、美味しそ……」
佑は呟くと、香澄の胸元に顔を寄せ、チュッと音を立てて乳首を吸う。
「はぁ……っ、あ……っ」
静かに、けれど確実に香澄の官能を呼び覚まそうとする動きで、佑の舌がねっとりと彼女の乳首を舐め回す。
蜜壷を掻き混ぜられる快楽も存分に味わい、香澄は両手で佑の背中や髪を撫で、彼に自分が愛される事実を感じようとしていた。
――が、胸の奥にはいまだ消えきれていない痛みがある。
今の香澄は、佑に愛されるためにベッドに仰向けになっている。。
けれど七年越しの傷を思いだした香澄は、自分の一番つらかった時に、今の体勢と行為がリンクしているのも理解していた。
自分の上に覆い被さり、欲望のままに腰を動かして「あぁっ、いくっ」と声を上げていた彼の声を、とても遠いところから聞いていた気がする。
蜜孔をほじる手つきが乱暴で、痛みを感じていたけれど、あの時の香澄は何も言えなかった。
痛みを耐えるためにギュッと目を閉じて呼吸を荒げていると、「気持ちいいんだな」と彼が笑った。
違うのに、と言いたかったが、最中に彼の気分を削ぐような事を言うと、一気に不機嫌になるのが分かっていたので、やはり何も言えなかった。
「上になって」と言われて、騎乗位になり懸命に腰を動かしていると、彼が「あぁ、楽でいいな」と言って、気持ちがモヤッとした。
香澄だって、大して気持ち良くならない行為を、わざわざ体力を使ってまでしたくない。
けれど、彼の言う通りにしなければ、不機嫌になってしまう。
あの、「お前が悪いんだ」という顔で睨まれ、呆れられた顔をすると、自分の何もかもが〝間違えている〟ように感じて、どうしたらいいか分からなくなった。
――私は間違えてない。
――間違えないために、求められる事をしないと。
だから、応えた。
好きでもないキスをして、セックスに求められたら応じて、彼が「金欠なんだ」と言ったら、香澄がホテル代を払った。
体を重ねれば重ねるほど、どんどん自分がからっぽになっていく気がした。
――〝これ〟はなんだろう?
――私は〝何〟をしているんだろう?
高校生の時、進んでいる子がセックスをしたと聞いて、彼女をとても大人に感じた。
自分もいつか好きな人とセックスをしたら、大人の女性になれるのだと思っていた。
きっとその頃には自分はバリバリ働いていて、ドラマに出てくる女性のように恋も仕事も頑張っているのだと思っていた。
けれどその前に、香澄には彼氏ができて、彼にすべてを奪われた。
処女も、自尊心も、人としての尊厳も、何もかも。
彼に求められて、あまり触りたくない男根を手でしごいた。
「口でして」と言われ、汚いと思ってしまう場所を口に含むのはどうしても抵抗があり、それだけは拒否した。
彼は――、舌打ちをして「あの子はやってくれたのにな」と小さく呟いた。
――私は何なの?
――あなたの彼女じゃないの?
――こんなに頑張ってるのに。
――こんなに尽くしてるのに、他の女の子を抱いてるの?
彼の事が好きで嫉妬している訳でもないのに、おざなりに扱われてひどく傷ついた。
泣きながらそれを訴えると、「お前が言うこと聞かないからだろ」と責められた。
デート中、彼は平気で通りすがる女性を見て「いい女」「あの子可愛い」と言っていた。
彼がそう言えば言うほど、自分が〝何〟なのか分からなくなり、香澄は自身の価値を見失っていった。
「……っ、う、……うぅ……っ」
佑に愛されて嬉しさの中にいたというのに、香澄はつらい過去を思いだして泣き出してしまった。
「香澄……」
涙で濡れた目を開けると、自分を心の底から愛してくれている人が、困った顔をして見下ろしている。
「ごめんなさい……っ。すぐ泣き止むから……っ」
「香澄」
いつの間に指を引き抜いていた彼は、香澄に覆い被さり抱き締めてきた。
「……ごめん。思い出させる行為だったよな」
悪いのは香澄なのに、佑がつらそうな声を出している。
「……なんで……」
ひく、と喉をわななかせ、香澄は嗚咽を堪えながら佑を抱き締めた。
「ごめん。セックスにトラウマがあるのに、無理に抱こうとするべきじゃなかったよな」
とても傷ついた声だった。
「違うの。私が悪いの。上手にできない私が悪いの……っ」
半ば混乱して言う香澄に、佑が強めの声で言った。
「悪くない!」
ビクッとして目を丸くする香澄を見て、佑はクシャリと顔を歪める。
「……俺は〝違う〟から。俺は香澄を傷付けない。香澄が望まないセックスを決してしない。香澄を愛したい。傷ついた香澄を笑顔にして、幸せにしたいんだ……っ」
彼は美しい色の目から、涙を零していた。
ポトッと頬に落ちた雫の熱さに、香澄は瞬きをする。
――この人、私のために泣いてくれてるの?
自分など無価値なのだと思い込んできた香澄の心に、そのひとしずくは大きな波紋を生んだ。
ヘーゼルの瞳を見つめたまま、香澄は震える手で彼の頬に触れる。
指先に乗った雫を不思議そうに見て、彼の涙を味わった。
「……愛したいんだ」
佑はまだ微かに震える声で、それでも微笑みかけてくる。
「俺に、香澄を愛する権利をくれ」
愛しく、切なげな顔で微笑み、佑は指先で香澄の顔の輪郭を辿ってきた。
たまご型の輪郭をなぞって、親指で赤い唇に触れる。
「……権利なんて……。私は、佑さんのものだよ?」
囁くような香澄の声に、彼は切なく笑った。
「香澄はまだ、俺をすべて受け入れてくれていない」
否定され、とっさに謝ろうとした彼女の唇を、佑が指で押さえてくる。
「謝らないで。香澄の心の傷は、クレバスのように深くて大きい。俺の愛はまだ、クレバスの表面を塞ごうとしているに過ぎないんだ。俺が香澄に色んな体験をさせても、美味い物を食べさせても、高価な物をあげても、そんなものは香澄の傷を塞ぐのに大した意味は持たないと分かっている」
香澄はフルフルと首を横に振る。
佑にはこれ以上ないほどのものをもらっているのに、それを大した事がないだなんて言いたくない。
愛していなければ、金だって掛けないはずだ。
佑が忙しい人なのは分かっているし、時間を金で買うやり方をしているのも、効率上理解している。
彼は彼のできるすべてで、香澄を愛してくれている。
それを、佑自身が「大した事ではない」と否定していた。
「違う……」
彼のように素晴らしい人に自分を否定してほしくなくて、香澄は顔を歪める。
「香澄、今なにがしたい? 俺に何をしてほしい?」
けれど両手で頬を挟まれ、綺麗な瞳に見つめられ微笑まれて、目を瞬かせた。
「『こうしたら喜ぶだろう』と思って香澄の幸せを決めつけるのはやめる。だから今、香澄がしてほしい事をすべてしてあげたい」
「~~~~っ」
こみ上げた涙を堪えきれず、香澄は両腕で佑に抱きついた。
「――――愛されたいっ……、のっ」
涙で歪んだ声で訴えると、佑が「うん」と返事をして抱き締め返してくれた。
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