87 / 1,544
第三部・元彼 編
吐き出す1
しおりを挟む
――あの時、私は……。
〝忘れていた〟事を思い出し、香澄の目の前が真っ暗になる。
こみ上げた気持ち悪さに、香澄は全力で健二を押しのけ、個室を出て手洗いに駆け込んだ。
便座を上げ、食べたばかりの物を戻す。
――この苦しさは知っている。
大学卒業近くには、香澄は何度も吐いていた。
放っておけば食べなくなり、家族や麻衣に心配され、平気なふりをして胃に物を詰め込んだ。
味も分からず、「美味しい」という感覚すらなく、ただ咀嚼して呑み込んだ。
そして、吐いた。
鼻の奥にツンとしたものがこみ上げ、生理的な涙が出る。
(あの頃の私は……、壊れていた)
自己防衛のためにおぼろげになっていた記憶が、いま生々しく蘇った。
(どうして今日、会おうと思えたんだろう。何をされたのか忘れていたから? 自分は佑さんと付き合っていて、久住さんと佐野さんが見ていてくれると安心していたから?)
大学生当時、あまりに傷ついた香澄は、健二と〝何〟がきっかけで別れたのかをすっかり忘れていた。
別れたあとも精神的にボロボロで、それでもきちんと大学に通って現役で卒業したのは、なかば意地になっていたのもある。
――私は傷ついていない。
――私は×××されていない。
――私は可哀想じゃない。
――私は被害者じゃない。
自分に強く強く言い聞かせ、香澄は心を守り切った――つもりだった。
最近になってとても元気になった香澄に対し、麻衣はあまり大学生当時の話をしたがらなかった。
どうしてだろう? と思っていたが、それは麻衣なりの思いやりからだ。
「ぅえ……っ、――――ぇえ……っ」
すべてを吐き切って荒い呼吸を繰り返した香澄は、別の涙を流す。
しばしぼんやりしたあと、このままでは店の人に迷惑を掛けると思い、慣れた手つきで後片付けをした。
酒を提供する店で働いていると、必ず手洗いで嘔吐のあとがあったり、人が倒れている事もある。
それを片付けるのも店側の仕事だ。
きちんと処理をしたあと、バッグは個室に置いてきたのでトイレットペーパーで鼻をかみ、涙も拭う。
それから清掃道具が置いてある場所を探し、中に置いてあった消臭スプレーを拝借して使った。
手洗いを出たが、もう健二と一緒にいたくない。
グッと覚悟を決めたあと、香澄はすべての感情を殺し、個室に戻った。
「何だよ香澄、いきなり――」
文句を言う健二を無視し、香澄はバッグから財布を出すと五千円札をテーブルの上に置いた。
「ご馳走様でした、美味しかった。素敵なお店に連れて来てくれてありがとう。でも、もう二度と会わない」
早口でそれだけ言い、香澄はコートを掴んで個室を出た。
「おい! 香澄!」
健二が追いかけてこようとするが、香澄は店から走って出た。
地下一階にある店だったが、階段を駆け上がりビルを出たあと適当な方向に走り続けた。
二区画ほど走ったあと角を曲がり、コートをしっかり着る。
スマホを開くと、まだ東京の街に慣れていないのでマップアプリを開いた。
御劔邸までの道のりを確認すると、徒歩で一時間もかからない。
(頭を冷やすために歩いて帰ろう)
溜め息をついたあと、香澄はなるべく何も考えないようにして歩き始めた。
二十分ほどひたすら歩いた時、ヒールを履いた足が痛くなってきたので、近くに見えた公園で一休みする事にした。
この公園がある南麻布を抜ければ、首都高下を通って白金エリアになる。
公園は遊具と言えば滑り台程度しかなく、こぢんまりとしてシンプルだ。
滑り台の降り口に腰掛け、香澄は大きな溜め息をついた。
「……なんで、忘れてたんだろう……」
分かっている。
自己防衛本能が働いたのだ。
けれど、あれだけの事があったのに、どうして呑気にも忘れていられたのかと不思議で堪らない。
――と、スマホの着信があった。
着信音だけで、佑だと分かる。
今はまだ、彼の顔を見て笑えるほどメンタルが回復していない。
それでも、声を聞いて安心したいという気持ちはあった。
「……もしもし」
『今どこにいる? 久住たちから完全個室の店に入ったという連絡があった。様子を見るように伝えておいたけど、定期的に店内を巡回させていたら、香澄たちの入った個室に片付けが入っていたと聞いた。香澄がいなくて、二人とも探し回っている』
「ごめんなさい。……ちょっと……一人で歩いて帰りたくなって……」
『うん、分かった。今、どこにいる? 迎えに行くよ。このまま向かうから、話していよう』
接点を持ち続けようとする佑の気遣いが嬉しく、香澄は微笑む。
そして、自分が今いる公園の名前を教えた。
体は外気で冷えて冷静さを取り戻しつつある。
心は、佑の声を聞いて安心している。
だから、香澄は彼にあます事なく話してしまおうと思った。
「……あのね、昔の話を聞いてもらってもいい?」
『いいよ、教えて』
電話の向こうで、カタン、カタン……と物音がする。
恐らく、家を出る準備をしているのかもしれない。
「ちょっと、暗い、面白くない話なんだけど、いい?」
『構わないよ。香澄の話なら、何でも興味があるから』
「……私ね、前に言ってたように大学一年から二年にかけて、健二くんと付き合っていたの」
『うん』
「健二くんって当時、多分……エッチとかしたい盛りだったと思う」
『まぁ、そうだろうな。二十歳そこそこってそんなもんだし』
「……初めてキスされたのは、健二くんが車の免許をとって、初めて乗せてもらった時だった。家まで送ってくれて、家の近くに車を停めてキスされた」
『……ん』
「あんまり、いいものじゃないなって感じた。佑さんとのキスみたいに、気持ち良くないの」
電話の向こうで、佑がクスッと笑ったのが聞こえる。
『ありがとう、嬉しいよ』
「……だから、キスより先の事にもあまり興味を持てなかったの」
『うん、分かる気がする』
「誘われても、それとなく断ってた。そういう気持ちになれなかったし、健二くんと付き合ってはいたけど、好きで堪らないっていう気持ちじゃなかったの。……今だから分かるけど、私は彼に恋をしていなかった」
『……うん』
「でも健二くんは、とってもしたいみたいだった。それでも私は避け続けて……。大学一年のクリスマス近く、三時間の待ちぼうけをしたの。結局、健二くんは来なかった。今日聞いたら、その前に喧嘩をしたから『ちょっと困らせてやろうと思った』だって」
佑は電話の向こうで溜め息をつく。
「あとから噂で聞いたのを思い出した。私が三時間待っていた時、健二くんはナンパした女の子とデートしてホテルに行ってたんだって。……馬鹿みたい」
自嘲気味に笑う香澄に、佑は返事をしなかった。
「今思うと、当時は初めての彼氏で、嫌われたらやだな、別れるって言われないようにしないとって、必死になってた。彼に恋をしてた訳じゃないのに、初めての彼氏だから、お付き合いをちゃんと成功させないとって思ってた」
『香澄は完璧主義なところもあるよな。ちょっと分かる』
「当時地味な服を着てた私に、健二くんがもっと服に気を遣えって言った。それで、私はバイトを始めたの。それがきっかけで八谷グループと出会えたから、感謝はしている。でも、私がお金を持ち始めたら……ちょっと態度が変わった気がする。男の子だからご馳走してほしいなんて思ってないけど、学生なら割り勘で、〝同じ〟でいたかった」
『うん』
「でもお財布を『忘れた』って言って私がご馳走する事が多々あったり、お金を貸してあとで返すって言ってそのままだったり……。プレゼントも、値段が釣り合わない感じだったり……。何か、『大切にされてないな』って思った。それでも私は、別れる事を恐れてた。〝失敗〟したくなかった。初めて付き合ったから、どう感じたら別れを切り出したらいいのかとか、そんな事も分からなかったの」
『うん。初めて付き合った時は、何もかも手探りだよな』
佑の相槌を聞いて、彼が初めて付き合った人はどんな人なのだろう、と思い、少し悲しくなった。
「付き合って一年半経ってもエッチしないって、普通じゃないのかな?」
いまだ不安が強く、香澄は佑に泣きそうな声で尋ねる。
『分からない。そのカップルで違うと思う。好きなら抱きたいと思う。でも、俺は相手が嫌がってるなら無理強いしたくない。お互いしたいと思っていても体に理由がある場合もある。好き合っていて何も問題がなくても、タイミングはある』
「……うん、そうだよね。ありがとう」
自分が考えていた事と同じ返事があり、香澄は安堵する。
そして声を震わせながら、話の本題を切り出した。
〝忘れていた〟事を思い出し、香澄の目の前が真っ暗になる。
こみ上げた気持ち悪さに、香澄は全力で健二を押しのけ、個室を出て手洗いに駆け込んだ。
便座を上げ、食べたばかりの物を戻す。
――この苦しさは知っている。
大学卒業近くには、香澄は何度も吐いていた。
放っておけば食べなくなり、家族や麻衣に心配され、平気なふりをして胃に物を詰め込んだ。
味も分からず、「美味しい」という感覚すらなく、ただ咀嚼して呑み込んだ。
そして、吐いた。
鼻の奥にツンとしたものがこみ上げ、生理的な涙が出る。
(あの頃の私は……、壊れていた)
自己防衛のためにおぼろげになっていた記憶が、いま生々しく蘇った。
(どうして今日、会おうと思えたんだろう。何をされたのか忘れていたから? 自分は佑さんと付き合っていて、久住さんと佐野さんが見ていてくれると安心していたから?)
大学生当時、あまりに傷ついた香澄は、健二と〝何〟がきっかけで別れたのかをすっかり忘れていた。
別れたあとも精神的にボロボロで、それでもきちんと大学に通って現役で卒業したのは、なかば意地になっていたのもある。
――私は傷ついていない。
――私は×××されていない。
――私は可哀想じゃない。
――私は被害者じゃない。
自分に強く強く言い聞かせ、香澄は心を守り切った――つもりだった。
最近になってとても元気になった香澄に対し、麻衣はあまり大学生当時の話をしたがらなかった。
どうしてだろう? と思っていたが、それは麻衣なりの思いやりからだ。
「ぅえ……っ、――――ぇえ……っ」
すべてを吐き切って荒い呼吸を繰り返した香澄は、別の涙を流す。
しばしぼんやりしたあと、このままでは店の人に迷惑を掛けると思い、慣れた手つきで後片付けをした。
酒を提供する店で働いていると、必ず手洗いで嘔吐のあとがあったり、人が倒れている事もある。
それを片付けるのも店側の仕事だ。
きちんと処理をしたあと、バッグは個室に置いてきたのでトイレットペーパーで鼻をかみ、涙も拭う。
それから清掃道具が置いてある場所を探し、中に置いてあった消臭スプレーを拝借して使った。
手洗いを出たが、もう健二と一緒にいたくない。
グッと覚悟を決めたあと、香澄はすべての感情を殺し、個室に戻った。
「何だよ香澄、いきなり――」
文句を言う健二を無視し、香澄はバッグから財布を出すと五千円札をテーブルの上に置いた。
「ご馳走様でした、美味しかった。素敵なお店に連れて来てくれてありがとう。でも、もう二度と会わない」
早口でそれだけ言い、香澄はコートを掴んで個室を出た。
「おい! 香澄!」
健二が追いかけてこようとするが、香澄は店から走って出た。
地下一階にある店だったが、階段を駆け上がりビルを出たあと適当な方向に走り続けた。
二区画ほど走ったあと角を曲がり、コートをしっかり着る。
スマホを開くと、まだ東京の街に慣れていないのでマップアプリを開いた。
御劔邸までの道のりを確認すると、徒歩で一時間もかからない。
(頭を冷やすために歩いて帰ろう)
溜め息をついたあと、香澄はなるべく何も考えないようにして歩き始めた。
二十分ほどひたすら歩いた時、ヒールを履いた足が痛くなってきたので、近くに見えた公園で一休みする事にした。
この公園がある南麻布を抜ければ、首都高下を通って白金エリアになる。
公園は遊具と言えば滑り台程度しかなく、こぢんまりとしてシンプルだ。
滑り台の降り口に腰掛け、香澄は大きな溜め息をついた。
「……なんで、忘れてたんだろう……」
分かっている。
自己防衛本能が働いたのだ。
けれど、あれだけの事があったのに、どうして呑気にも忘れていられたのかと不思議で堪らない。
――と、スマホの着信があった。
着信音だけで、佑だと分かる。
今はまだ、彼の顔を見て笑えるほどメンタルが回復していない。
それでも、声を聞いて安心したいという気持ちはあった。
「……もしもし」
『今どこにいる? 久住たちから完全個室の店に入ったという連絡があった。様子を見るように伝えておいたけど、定期的に店内を巡回させていたら、香澄たちの入った個室に片付けが入っていたと聞いた。香澄がいなくて、二人とも探し回っている』
「ごめんなさい。……ちょっと……一人で歩いて帰りたくなって……」
『うん、分かった。今、どこにいる? 迎えに行くよ。このまま向かうから、話していよう』
接点を持ち続けようとする佑の気遣いが嬉しく、香澄は微笑む。
そして、自分が今いる公園の名前を教えた。
体は外気で冷えて冷静さを取り戻しつつある。
心は、佑の声を聞いて安心している。
だから、香澄は彼にあます事なく話してしまおうと思った。
「……あのね、昔の話を聞いてもらってもいい?」
『いいよ、教えて』
電話の向こうで、カタン、カタン……と物音がする。
恐らく、家を出る準備をしているのかもしれない。
「ちょっと、暗い、面白くない話なんだけど、いい?」
『構わないよ。香澄の話なら、何でも興味があるから』
「……私ね、前に言ってたように大学一年から二年にかけて、健二くんと付き合っていたの」
『うん』
「健二くんって当時、多分……エッチとかしたい盛りだったと思う」
『まぁ、そうだろうな。二十歳そこそこってそんなもんだし』
「……初めてキスされたのは、健二くんが車の免許をとって、初めて乗せてもらった時だった。家まで送ってくれて、家の近くに車を停めてキスされた」
『……ん』
「あんまり、いいものじゃないなって感じた。佑さんとのキスみたいに、気持ち良くないの」
電話の向こうで、佑がクスッと笑ったのが聞こえる。
『ありがとう、嬉しいよ』
「……だから、キスより先の事にもあまり興味を持てなかったの」
『うん、分かる気がする』
「誘われても、それとなく断ってた。そういう気持ちになれなかったし、健二くんと付き合ってはいたけど、好きで堪らないっていう気持ちじゃなかったの。……今だから分かるけど、私は彼に恋をしていなかった」
『……うん』
「でも健二くんは、とってもしたいみたいだった。それでも私は避け続けて……。大学一年のクリスマス近く、三時間の待ちぼうけをしたの。結局、健二くんは来なかった。今日聞いたら、その前に喧嘩をしたから『ちょっと困らせてやろうと思った』だって」
佑は電話の向こうで溜め息をつく。
「あとから噂で聞いたのを思い出した。私が三時間待っていた時、健二くんはナンパした女の子とデートしてホテルに行ってたんだって。……馬鹿みたい」
自嘲気味に笑う香澄に、佑は返事をしなかった。
「今思うと、当時は初めての彼氏で、嫌われたらやだな、別れるって言われないようにしないとって、必死になってた。彼に恋をしてた訳じゃないのに、初めての彼氏だから、お付き合いをちゃんと成功させないとって思ってた」
『香澄は完璧主義なところもあるよな。ちょっと分かる』
「当時地味な服を着てた私に、健二くんがもっと服に気を遣えって言った。それで、私はバイトを始めたの。それがきっかけで八谷グループと出会えたから、感謝はしている。でも、私がお金を持ち始めたら……ちょっと態度が変わった気がする。男の子だからご馳走してほしいなんて思ってないけど、学生なら割り勘で、〝同じ〟でいたかった」
『うん』
「でもお財布を『忘れた』って言って私がご馳走する事が多々あったり、お金を貸してあとで返すって言ってそのままだったり……。プレゼントも、値段が釣り合わない感じだったり……。何か、『大切にされてないな』って思った。それでも私は、別れる事を恐れてた。〝失敗〟したくなかった。初めて付き合ったから、どう感じたら別れを切り出したらいいのかとか、そんな事も分からなかったの」
『うん。初めて付き合った時は、何もかも手探りだよな』
佑の相槌を聞いて、彼が初めて付き合った人はどんな人なのだろう、と思い、少し悲しくなった。
「付き合って一年半経ってもエッチしないって、普通じゃないのかな?」
いまだ不安が強く、香澄は佑に泣きそうな声で尋ねる。
『分からない。そのカップルで違うと思う。好きなら抱きたいと思う。でも、俺は相手が嫌がってるなら無理強いしたくない。お互いしたいと思っていても体に理由がある場合もある。好き合っていて何も問題がなくても、タイミングはある』
「……うん、そうだよね。ありがとう」
自分が考えていた事と同じ返事があり、香澄は安堵する。
そして声を震わせながら、話の本題を切り出した。
43
お気に入りに追加
2,511
あなたにおすすめの小説
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
なりゆきで、君の体を調教中
星野しずく
恋愛
教師を目指す真が、ひょんなことからメイド喫茶で働く現役女子高生の優菜の特異体質を治す羽目に。毎夜行われるマッサージに悶える優菜と、自分の理性と戦う真面目な真の葛藤の日々が続く。やがて二人の心境には、徐々に変化が訪れ…。
ミックスド★バス~家のお風呂なら誰にも迷惑をかけずにイチャイチャ?~
taki
恋愛
【R18】恋人同士となった入浴剤開発者の温子と営業部の水川。
お互いの部屋のお風呂で、人目も気にせず……♥
えっちめシーンの話には♥マークを付けています。
ミックスド★バスの第5弾です。
社長の奴隷
星野しずく
恋愛
セクシー系の商品を販売するネットショップを経営する若手イケメン社長、茂手木寛成のもとで、大のイケメン好き藤巻美緒は仕事と称して、毎日エッチな人体実験をされていた。そんな二人だけの空間にある日、こちらもイケメン大学生である信楽誠之助がアルバイトとして入社する。ただでさえ異常な空間だった社内は、信楽が入ったことでさらに混乱を極めていくことに・・・。(途中、ごくごく軽いBL要素が入ります。念のため)
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
【R18】エリートビジネスマンの裏の顔
白波瀬 綾音
恋愛
御社のエース、危険人物すぎます───。
私、高瀬緋莉(27)は、思いを寄せていた業界最大手の同業他社勤務のエリート営業マン檜垣瑤太(30)に執着され、軟禁されてしまう。
同じチームの後輩、石橋蓮(25)が異変に気付くが……
この生活に果たして救いはあるのか。
※サムネにAI生成画像を使用しています
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる