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初夜4
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「緊張しなくていい。ただ気持ち良くなるだけだから」
「う……ん……」
指先で花弁を弄られると、クチャクチャと嫌らしい音がする。この間触れられていない場所は、未知の感覚をモニカに与えた。
「そこ……っ、あの……っ」
「ん? ここに小さな孔があるだろう? ここをゆっくり解してから、俺たちは繋がるんだ」
クライヴが指先――第一関節にも満たない――を浅く埋めると、「ひっ」とモニカは肩を竦める。
「痛い……のよね?」
「恐らく。けど、そうならないようにじっくり解すから。挿入れた後も無理に動くこともしない。俺は君を痛がらせたり、傷つけたりしないよ」
「ええ……、ありがとう……っ、ん」
また真珠に触れられ、ジンとした疼きがモニカを襲う。
「じゃあ、たっぷり濡れてるからゆっくり指を入れていく。痛かったら言って」
燃えたぎる興奮を理性で抑え、クライヴは紳士然とした態度を崩さない。
ずっと愛していたモニカだからこそ、人生で一番大事な日とも言える初夜で大切に扱いたかった。
つぷ……と先端から徐々にクライヴの指は、モニカの柔肉に埋まってゆく。
「あ……、あ……」
「大丈夫」
異物が体内に入る感覚に怯えるモニカに、クライヴは彼女の腹部を撫で、胸を揉んで優しい快楽を与える。
「とても狭いね、モニカ。でも温かくてヌルヌルしてて……。ここに俺が入ったら堪らなく気持ちよさそうだ」
指で円を描き、狭隘な蜜道を探ってゆく。
「あっ、あぁあっ! なんか……っ、変なのっ、お腹の中……っかき回さないでっ」
真珠に触れられただけでは得られない快楽を、モニカは首を振って堪えようとする。
秘所からはクチョクチョと濡れた音がし、その音を聞いているだけで居たたまれない気持ちになった。
「モニカ、気持ち良かったらそう言うんだ」
彼女に痛みを与えないよう、クライヴは慎重に指を進めてゆく。ナカで指を回し、小さな孔を解してゆくうちに、彼の指も手も蜜でたっぷり濡れていた。
「んっ、ぁっ」
ほんの少し痛みを感じてモニカがうめくと、クライヴはそこより先に指を進めることをしなかった。
「こうしたら少しは楽か?」
親指で真珠を撫で、もう片方の手で胸の先端を転がすと、「あぁっ!」とモニカが嬌声を上げる。
「やぁあっ! あちこちっ、するのだめぇっ……」
ナカがヒクヒクと震え、クライヴの指が引き起こす水音はより一層大きくなる。自分の体からそんな音がすると思うと、モニカは顔から火が出そうに恥ずかしい。
ネチャネチャと音がし、ナカでぐるりと指を回されると、モニカの秘肉がクライヴの指を締め付ける。
「一度いくとラクになるぞ。ほら」
それぞれの指の動きを速めると、モニカはあっという間に絶頂に導かれてしまった。
「あっ……、あっぁああぁあ!」
ギュウーッと自分の中で何かが凝縮され、その後やけに心地いい開放感と共にすべてが楽になってゆく。
「……は、はぁ……っ」
脱力してくたりと力を抜くと、目の前でポッポッと何か光が点滅しているような気がする。全身びっしょりと汗をかいていて、呼吸も乱れている。
(愛されるって疲れることなんだわ)
絶頂後の疲労もまた、モニカに達成感を与えた。
「……と、え? ま、待って?」
まだ疲れてぐったりしている所だというのに、クライヴはモニカの腰を持ち上げて秘部を天井に向けてしまう。
「嫌よ! こんな格好! 恥ずかしい!」
自分で自分の花弁が見えてしまい、初めて見たそこはピンク色の花びらがついている。たっぷりと濡れて光っていて、とても――嫌らしい。
「可愛い。モニカのここ、とっても可愛い」
脚を大きく開かせたクライヴは、そのままモニカの秘所に顔を埋めた。
「やっ……やぁあ! 汚いわ! 嫌ってば!」
抵抗しようとするも、不安定なポーズで暴れれば尻餅をついてしまうかもしれない。おまけに脚をバタつかせたら、クライヴを蹴ってしまいそうでモニカは抗えない。
「大丈夫、とても綺麗だ。……ん」
モニカの太腿を開かせたまま、クライヴは彼女の腰の下にクッションを幾つか重ねて挟む。その上に腰を下ろされてモニカは安堵するも、今度はクライヴが花びらを引っ張って中を暴こうとするので再度焦る。
「やっ、やぁ! クライヴ! ――ひっ」
モニカは何か言いかけたが、その前にペチャリとクライヴの舌が花弁に押し当てられ、息を吸い込んだ。
「う……ん……」
指先で花弁を弄られると、クチャクチャと嫌らしい音がする。この間触れられていない場所は、未知の感覚をモニカに与えた。
「そこ……っ、あの……っ」
「ん? ここに小さな孔があるだろう? ここをゆっくり解してから、俺たちは繋がるんだ」
クライヴが指先――第一関節にも満たない――を浅く埋めると、「ひっ」とモニカは肩を竦める。
「痛い……のよね?」
「恐らく。けど、そうならないようにじっくり解すから。挿入れた後も無理に動くこともしない。俺は君を痛がらせたり、傷つけたりしないよ」
「ええ……、ありがとう……っ、ん」
また真珠に触れられ、ジンとした疼きがモニカを襲う。
「じゃあ、たっぷり濡れてるからゆっくり指を入れていく。痛かったら言って」
燃えたぎる興奮を理性で抑え、クライヴは紳士然とした態度を崩さない。
ずっと愛していたモニカだからこそ、人生で一番大事な日とも言える初夜で大切に扱いたかった。
つぷ……と先端から徐々にクライヴの指は、モニカの柔肉に埋まってゆく。
「あ……、あ……」
「大丈夫」
異物が体内に入る感覚に怯えるモニカに、クライヴは彼女の腹部を撫で、胸を揉んで優しい快楽を与える。
「とても狭いね、モニカ。でも温かくてヌルヌルしてて……。ここに俺が入ったら堪らなく気持ちよさそうだ」
指で円を描き、狭隘な蜜道を探ってゆく。
「あっ、あぁあっ! なんか……っ、変なのっ、お腹の中……っかき回さないでっ」
真珠に触れられただけでは得られない快楽を、モニカは首を振って堪えようとする。
秘所からはクチョクチョと濡れた音がし、その音を聞いているだけで居たたまれない気持ちになった。
「モニカ、気持ち良かったらそう言うんだ」
彼女に痛みを与えないよう、クライヴは慎重に指を進めてゆく。ナカで指を回し、小さな孔を解してゆくうちに、彼の指も手も蜜でたっぷり濡れていた。
「んっ、ぁっ」
ほんの少し痛みを感じてモニカがうめくと、クライヴはそこより先に指を進めることをしなかった。
「こうしたら少しは楽か?」
親指で真珠を撫で、もう片方の手で胸の先端を転がすと、「あぁっ!」とモニカが嬌声を上げる。
「やぁあっ! あちこちっ、するのだめぇっ……」
ナカがヒクヒクと震え、クライヴの指が引き起こす水音はより一層大きくなる。自分の体からそんな音がすると思うと、モニカは顔から火が出そうに恥ずかしい。
ネチャネチャと音がし、ナカでぐるりと指を回されると、モニカの秘肉がクライヴの指を締め付ける。
「一度いくとラクになるぞ。ほら」
それぞれの指の動きを速めると、モニカはあっという間に絶頂に導かれてしまった。
「あっ……、あっぁああぁあ!」
ギュウーッと自分の中で何かが凝縮され、その後やけに心地いい開放感と共にすべてが楽になってゆく。
「……は、はぁ……っ」
脱力してくたりと力を抜くと、目の前でポッポッと何か光が点滅しているような気がする。全身びっしょりと汗をかいていて、呼吸も乱れている。
(愛されるって疲れることなんだわ)
絶頂後の疲労もまた、モニカに達成感を与えた。
「……と、え? ま、待って?」
まだ疲れてぐったりしている所だというのに、クライヴはモニカの腰を持ち上げて秘部を天井に向けてしまう。
「嫌よ! こんな格好! 恥ずかしい!」
自分で自分の花弁が見えてしまい、初めて見たそこはピンク色の花びらがついている。たっぷりと濡れて光っていて、とても――嫌らしい。
「可愛い。モニカのここ、とっても可愛い」
脚を大きく開かせたクライヴは、そのままモニカの秘所に顔を埋めた。
「やっ……やぁあ! 汚いわ! 嫌ってば!」
抵抗しようとするも、不安定なポーズで暴れれば尻餅をついてしまうかもしれない。おまけに脚をバタつかせたら、クライヴを蹴ってしまいそうでモニカは抗えない。
「大丈夫、とても綺麗だ。……ん」
モニカの太腿を開かせたまま、クライヴは彼女の腰の下にクッションを幾つか重ねて挟む。その上に腰を下ろされてモニカは安堵するも、今度はクライヴが花びらを引っ張って中を暴こうとするので再度焦る。
「やっ、やぁ! クライヴ! ――ひっ」
モニカは何か言いかけたが、その前にペチャリとクライヴの舌が花弁に押し当てられ、息を吸い込んだ。
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