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初夜練習5
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静かな部屋にニチャニチャといやらしい水音が聞こえ、モニカは顔が燃えるほど赤面した。
呼吸を整えようとする度に、小鼻がヒクヒクしてしまう。
モニカの下肢を弄りながら、クライヴは彼女に顔を寄せて頬の涙を舐めとった。
「ん、んぅ、う……、うーっ、むぅぅ……っ、ん、むーっ!」
蜜を纏った指が直接真珠に触れ始めると、モニカはクラバットを噛みしめて悶絶する。
ピタピタと指をつけたり離したりしているだけなのに、全身にビリビリと雷が走っているような気がした。
「モニカが感じると、いつもなら小さなココはいやらしく膨れてくる。それは正しい感じ方だから、安心して」
「ん……っ、んぅっ」
必死に鼻で呼吸を繰り返したあと、モニカの喉でゴクッと音が鳴る。
キスをし、胸に触れられて感じた「気持ちいい」は、凶暴なものとなっていた。
「胸もこんなに反応して尖ってるな。……可愛い」
薄いネグリジェを盛り上げた丘の先端は、硬くしこり立っている。それをまぁるくなぞると、モニカが鋭く息を吸い込んだ。
「ん……っ、ふ、……う、うぅっ」
『お腹の熱い場所』――秘肉がヒクヒクとしているのが、自分でも分かる。
クライヴに触れられている箇所は痛いほど感じるのに、もっと違う部分に別の刺激が欲しいと望んでいる自分がいた。
それは――モニカのメスの本能だ。
「不思議だな。女性はこんな小さな場所で、蕩けるほど感じる」
目の前で肌を紅潮させて感じているモニカを、クライヴは心から賞賛していた。
無邪気な顔しか知らなかったモニカという姫が、淫靡なほど妖艶な美しさを見せると思っていなかった。
男の手で、女性はこんなにも変わる――。
それをモニカで実感したクライヴは、彼女をこれから自分で咲かせるのだと思うとゾクゾクとした悦びを感じる。
「んんーっ、んっ、う……っ、んんぅっ、ん……ふぅっ」
指先でヌルヌルと撫でまわされ、時折包皮の上からコリコリと捏ねくり回される。
耐えがたい快楽に、モニカは今や全身を火照らせ汗を掻いていた。
開いた脚は震え、敷布の上を足が滑る。滑りかけ――足の指がギュッと敷布を掴んだ。
「モニカ、夫婦になったらこれよりも気持ちいいことがある。でも今は、これで達してくれ」
青い目がうっとりと婚約者を見つめ、蕩けた顔になっているモニカは慈雨のようなその視線を無防備に受ける。
(私は……、これからこの人に愛されて生きていくんだわ)
そう思うと心を不思議な感動が包み、眦から涙が一粒こぼれ落ちた。
体が炎に包まれたように熱く、同時に幸福を感じる。
「ん……っ、んうううぅうぅっっ」
最奥で肉襞がピクピクッと痙攣したかと思うと、モニカは人生で初めて絶頂を味わっていた。
目の前に光が溢れたような気がして、一瞬天に召されたのかと思った。
そのあと、その光が雨のように体に降り注いでゆく――。
(これは……、愛の慈雨)
心がそう感じたと同時に、自分をずっと見てくれていたクライヴの目を思い出した。
(見つめてくれている……。私の過去も、痴態も、何もかも……)
自分のすべてを受け入れてくれるクライヴと生涯添い遂げようと、薄れゆく意識の中モニカは自分の魂に誓った――。
呼吸を整えようとする度に、小鼻がヒクヒクしてしまう。
モニカの下肢を弄りながら、クライヴは彼女に顔を寄せて頬の涙を舐めとった。
「ん、んぅ、う……、うーっ、むぅぅ……っ、ん、むーっ!」
蜜を纏った指が直接真珠に触れ始めると、モニカはクラバットを噛みしめて悶絶する。
ピタピタと指をつけたり離したりしているだけなのに、全身にビリビリと雷が走っているような気がした。
「モニカが感じると、いつもなら小さなココはいやらしく膨れてくる。それは正しい感じ方だから、安心して」
「ん……っ、んぅっ」
必死に鼻で呼吸を繰り返したあと、モニカの喉でゴクッと音が鳴る。
キスをし、胸に触れられて感じた「気持ちいい」は、凶暴なものとなっていた。
「胸もこんなに反応して尖ってるな。……可愛い」
薄いネグリジェを盛り上げた丘の先端は、硬くしこり立っている。それをまぁるくなぞると、モニカが鋭く息を吸い込んだ。
「ん……っ、ふ、……う、うぅっ」
『お腹の熱い場所』――秘肉がヒクヒクとしているのが、自分でも分かる。
クライヴに触れられている箇所は痛いほど感じるのに、もっと違う部分に別の刺激が欲しいと望んでいる自分がいた。
それは――モニカのメスの本能だ。
「不思議だな。女性はこんな小さな場所で、蕩けるほど感じる」
目の前で肌を紅潮させて感じているモニカを、クライヴは心から賞賛していた。
無邪気な顔しか知らなかったモニカという姫が、淫靡なほど妖艶な美しさを見せると思っていなかった。
男の手で、女性はこんなにも変わる――。
それをモニカで実感したクライヴは、彼女をこれから自分で咲かせるのだと思うとゾクゾクとした悦びを感じる。
「んんーっ、んっ、う……っ、んんぅっ、ん……ふぅっ」
指先でヌルヌルと撫でまわされ、時折包皮の上からコリコリと捏ねくり回される。
耐えがたい快楽に、モニカは今や全身を火照らせ汗を掻いていた。
開いた脚は震え、敷布の上を足が滑る。滑りかけ――足の指がギュッと敷布を掴んだ。
「モニカ、夫婦になったらこれよりも気持ちいいことがある。でも今は、これで達してくれ」
青い目がうっとりと婚約者を見つめ、蕩けた顔になっているモニカは慈雨のようなその視線を無防備に受ける。
(私は……、これからこの人に愛されて生きていくんだわ)
そう思うと心を不思議な感動が包み、眦から涙が一粒こぼれ落ちた。
体が炎に包まれたように熱く、同時に幸福を感じる。
「ん……っ、んうううぅうぅっっ」
最奥で肉襞がピクピクッと痙攣したかと思うと、モニカは人生で初めて絶頂を味わっていた。
目の前に光が溢れたような気がして、一瞬天に召されたのかと思った。
そのあと、その光が雨のように体に降り注いでゆく――。
(これは……、愛の慈雨)
心がそう感じたと同時に、自分をずっと見てくれていたクライヴの目を思い出した。
(見つめてくれている……。私の過去も、痴態も、何もかも……)
自分のすべてを受け入れてくれるクライヴと生涯添い遂げようと、薄れゆく意識の中モニカは自分の魂に誓った――。
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