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皆で、達こう? ☆

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「あ……?」

 私と亮のお腹の間に秀弥さんの手が入り込んだと思うと、陰核にローターが押し当てられた。

「んんンんんン…………っ! ――――ぉっ! …………あーっ! あぁあああぁっ!」

 その瞬間、私の頭の中が真っ白に染まった。

 意識がここではないどこかへポーンと飛ばされるけれど、肉体は明確に悦楽を得ていた。

 蜜壷には亮の肉棒を咥え込み、子宮口を亀頭で押し上げられる。

 後孔には秀弥さんの屹立が入って、いけないところまで私を犯し抜く。

 そしてもっとも敏感な場所には小さな道具が押し当てられ、体の深部にまで振動を与えてくる。

 さらには乳首は温かい舌でヌルヌルと舐められ、吸われ、甘噛みされて――。

「っはぁあああぁ……っ! あーっ! いぐっ、達くっ、――――イッ…………!」

 私は何かから身を守るように、背中を丸めて体を震わせた。

 その途端、全身を雷のような強い淫激が貫き、また頭の中が真っ白になる。

 いけない薬でもキマったんではないかというほど、私は爽快感すら味わってすべてを解放させていた。

 両脚をピンと伸ばし、全身を硬直させてガクガク震えていたからか、亮が焦った声を上げる。

「夕貴! 夕貴! くそっ!」

 亮は私を抱き留めようとしたけれど、手の自由が利かずに悪態をつく。

 その間も私の蜜壷に絞り上げられるように締め付けられ、彼はおびただしい汗を顔に浮かべて呼吸を荒げていた。

「しゅ……っ、や、ぁ…………、さっ、――――お”んっ! あ”っ! ~~~~あー……っ、――――ろ、ろーたぁ、――――とめっ…………」

 快楽の坩堝に呑み込まれながら、私は必死に秀弥さんに助けを求める。

 けれど返ってきたのは、私をさらなる快楽地獄に叩き落とす言葉だった。

「お前はまだやれるだろ? もっと沢山達った事、何度もあったよな?」

 言われて彼と過ごした濃厚な夜を思いだそうとするけれど、頭の中がマーブル状になって何も思いだせない。

 二つ孔ではズコズコと肉棒が動き、私の深部をいじめてくる。

「あーっ! あぁーっ! うぅう……っ、あぁあああぁ、あーっ!」

 もう、可愛い声なんて上げられない。

 私は獣のような声を上げながら亮の胸板に涎を垂らし、無意識に二人の動きに合わせて腰をへこへこ振る。

 ローターを不規則に淫玉につけられるたび、頭の中で光が明滅する。

「達くうぅううう……っ! あーっ!」

 私はバリバリと両手でシーツを引っ掻き、泣きながら訴え、ジョパッと大量に愛潮を噴いてまた絶頂を極めた。

「きつ……っ!」

「あぁ……っ、いい、な……っ」

 二人が同時に色っぽいうめき声を上げ、私はその声を聞いただけでさらに蜜壷をヒクつかせた。

 二つの孔はきつく締まって収斂し、弟と婚約者の吐精をいざなう。

「出すぞ……っ、夕貴……っ」

 秀弥さんが、パンッと大きな音が立つほど私のお尻を叩いた。

「夕貴……っ!」

 その途端、私は全身を痙攣させ、亮が悲鳴に似た声を上げる。

 ――あぁ、可愛いね。亮。

 ――可愛い。秀弥さんも好き。

 ――達こう? 皆で、達こう? ねぇ、ねぇ、あ……、あ…………。

 私は涙と涎を垂らしながら、ふんわりと笑う。

「亮クン、仕上げ、動いていいよ」

 最後に秀弥さんがそう言ったあと、彼は繋がったまま私の体を横臥させた。

 秀弥さんと亮は私の前後に寝転ぶ体勢になり、二人は片膝を立てて猛然と腰を振ってきた。

「んーっ! んあぁあああぁっ! あーっ! あぁあああぁ……っ、んぉっ、あーっ!」

 私は亮を抱き締め、腰をくねらせて淫芽を擦りつけ、自身の乳首をカリカリと指で引っ掻く。

 もう気持ちよくなる事しか考えられなくなった私は、二人が〝何〟なのかすら分からなくなっていたと思う。

 けれど二人が相手ならどれだけでも淫らな自分をさらけ出せる事を、本能で理解していた。

 ――くる……っ!

 大きなうねりを感じた私は、亮の胸板に顔を埋めて思いきり彼の肌に噛み付いた。

「ぐ……っ、――――うっ!」

 その途端、射精寸前に膨張していた亮の一物が、ビクビクッと震えて被膜に濃い精液を解放した。

 ――噛まれて達ったの?

 絶頂の瞬間、悦びを得た私は、「あはっ」と笑って、また亮の胸元に噛み付いた。
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