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今度は弟と ☆
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彼は絶頂している私を見て性的興奮を得ながらも、好きな人が秀弥さんに達かされ、気に食わない表情をしている。
同時に他の男に達かされている私を見て、興奮を得た自分に戸惑っているのも感じられた。
「遅かったな。じゃあ、俺もシャワー浴びてくる。始めててもいいけど、打ち止めにならないでくれよ?」
蜜壷から指を引き抜いた秀弥さんは、愛蜜を舐めながら亮を煽る。
「ほざけ」
亮は吐き捨てるように言い、こちらに近づいてきた。
「夕貴、あいつに指入れられて達ってたのか?」
亮はくたりと脱力している私に声を掛け、ベッドの縁に座る。
秀弥さんはもう寝室を出て、着替えを持ってバスルームへ向かった。
「……言わない、で……」
私は亮の顔を見られず、息を切らせて背中を向ける。
「なあ」
けれど亮は私の肩を掴み、仰向けにさせた。
「……駄目。……見ないで……」
絶頂したばかりなのと、羞恥で真っ赤になった顔を見られたくなく、私は両手で顔を覆って弱々しく呻く。
そして腕で胸元を隠し、脚を閉じてなるべく秘所を見られないようにする。
いつもなら〝姉〟として強く言い返せたかもしれないけれど、秀弥さんに達かされた瞬間を見られた〝今〟は何も言えない。
少しの間、亮は黙って私を見下ろしていた。
見下ろしていたと言っても、私は両手で顔を覆ったまま横を向いていたので、視線は合っていない。
けれど彼が、グツグツと煮えたぎるような視線で私を見ているのは、確認せずとも分かった。
「……こんなの、我慢できるかよ」
亮が小さく呟いたあと、ベッドがたわむ。
ハッとして指の隙間から彼を見ると、一度ベッドから下りた亮は下着ごとズボンを脱いでいた。
そして私の上に四つ這いになり、シーツの上に広がっている髪を撫でつけてきた。
「……っ」
その手つきに、私はゾクッと身を震わせる。
いつも亮は私とシたあと、「夕貴の髪は綺麗だよな」と言って髪を撫でていた。
ベッドで仰向けになってそうされると、彼との事後を思いだしてしまう。
芋づる式に思いだすのは、私の部屋や亮の部屋の天井、そしてラブホの天井。
私を組み敷いていたのは継弟で、事後に彼はいつも「孕めばいいのに」と言って私のお腹を撫でていた。
それを思いだしただけで、体が燃え立つ。
婚約者に達かされたというのに、私は継弟との行為を思い出して蜜壷を疼かせていた。
(なんて淫乱なの……)
自分に絶望するけれど、私以上に彼らのほうが失望しているはずだ。
――なのに。
「バカみたいだな、俺。すっげぇ興奮してんの。触ってくれよ、これ」
亮は自嘲気味に言い、私の手を握ると強引に屹立を握らせた。
「あ……っ」
手を引っ張られて顔を隠せなくなり、亮と目が合ってしまう。
彼はうっすらと頬を紅潮させ、好きな女性を寝取られて興奮していた。
「……かた、……い」
半ば強引に握らされた肉棒は、これ以上なくガチガチに強張っている。
無意識にそれを撫でると、血管が浮き上がっているのが分かる。
掌全体でしっとりと竿を握ると、張り詰めた感触や重さ、しなやかさも確かめられた。
「こんなにして……。変態……」
亮の屹立に触れただけで興奮した私は、スリスリと肉茎をさすりながら彼を罵る。
「お前ほどじゃねーよ、このド変態」
罵り合いながら、私は亮の屹立を手でしごき始め、彼は私の脚を開かせて濡れた秘部を撫でる。
「ん……っ」
熟れた秘玉に触れられただけで、お腹の奥に宿った熱が再度疼きだす。
「は……っ、あいつに指を入れられたばっかで、ドロドロだな」
亮は最初こそ遠慮がちに秘玉や秘唇に触れていたけれど、とっくに指も肉茎も受け入れられるぐらいほぐれていると知り、彼は言葉で私を責めてくる。
「も……っ、やだ……っ」
いつものように言い返せたら良かったけれど、今の私は亮を裏切った自覚があるぶん、強く出られない。
同時に他の男に達かされている私を見て、興奮を得た自分に戸惑っているのも感じられた。
「遅かったな。じゃあ、俺もシャワー浴びてくる。始めててもいいけど、打ち止めにならないでくれよ?」
蜜壷から指を引き抜いた秀弥さんは、愛蜜を舐めながら亮を煽る。
「ほざけ」
亮は吐き捨てるように言い、こちらに近づいてきた。
「夕貴、あいつに指入れられて達ってたのか?」
亮はくたりと脱力している私に声を掛け、ベッドの縁に座る。
秀弥さんはもう寝室を出て、着替えを持ってバスルームへ向かった。
「……言わない、で……」
私は亮の顔を見られず、息を切らせて背中を向ける。
「なあ」
けれど亮は私の肩を掴み、仰向けにさせた。
「……駄目。……見ないで……」
絶頂したばかりなのと、羞恥で真っ赤になった顔を見られたくなく、私は両手で顔を覆って弱々しく呻く。
そして腕で胸元を隠し、脚を閉じてなるべく秘所を見られないようにする。
いつもなら〝姉〟として強く言い返せたかもしれないけれど、秀弥さんに達かされた瞬間を見られた〝今〟は何も言えない。
少しの間、亮は黙って私を見下ろしていた。
見下ろしていたと言っても、私は両手で顔を覆ったまま横を向いていたので、視線は合っていない。
けれど彼が、グツグツと煮えたぎるような視線で私を見ているのは、確認せずとも分かった。
「……こんなの、我慢できるかよ」
亮が小さく呟いたあと、ベッドがたわむ。
ハッとして指の隙間から彼を見ると、一度ベッドから下りた亮は下着ごとズボンを脱いでいた。
そして私の上に四つ這いになり、シーツの上に広がっている髪を撫でつけてきた。
「……っ」
その手つきに、私はゾクッと身を震わせる。
いつも亮は私とシたあと、「夕貴の髪は綺麗だよな」と言って髪を撫でていた。
ベッドで仰向けになってそうされると、彼との事後を思いだしてしまう。
芋づる式に思いだすのは、私の部屋や亮の部屋の天井、そしてラブホの天井。
私を組み敷いていたのは継弟で、事後に彼はいつも「孕めばいいのに」と言って私のお腹を撫でていた。
それを思いだしただけで、体が燃え立つ。
婚約者に達かされたというのに、私は継弟との行為を思い出して蜜壷を疼かせていた。
(なんて淫乱なの……)
自分に絶望するけれど、私以上に彼らのほうが失望しているはずだ。
――なのに。
「バカみたいだな、俺。すっげぇ興奮してんの。触ってくれよ、これ」
亮は自嘲気味に言い、私の手を握ると強引に屹立を握らせた。
「あ……っ」
手を引っ張られて顔を隠せなくなり、亮と目が合ってしまう。
彼はうっすらと頬を紅潮させ、好きな女性を寝取られて興奮していた。
「……かた、……い」
半ば強引に握らされた肉棒は、これ以上なくガチガチに強張っている。
無意識にそれを撫でると、血管が浮き上がっているのが分かる。
掌全体でしっとりと竿を握ると、張り詰めた感触や重さ、しなやかさも確かめられた。
「こんなにして……。変態……」
亮の屹立に触れただけで興奮した私は、スリスリと肉茎をさすりながら彼を罵る。
「お前ほどじゃねーよ、このド変態」
罵り合いながら、私は亮の屹立を手でしごき始め、彼は私の脚を開かせて濡れた秘部を撫でる。
「ん……っ」
熟れた秘玉に触れられただけで、お腹の奥に宿った熱が再度疼きだす。
「は……っ、あいつに指を入れられたばっかで、ドロドロだな」
亮は最初こそ遠慮がちに秘玉や秘唇に触れていたけれど、とっくに指も肉茎も受け入れられるぐらいほぐれていると知り、彼は言葉で私を責めてくる。
「も……っ、やだ……っ」
いつものように言い返せたら良かったけれど、今の私は亮を裏切った自覚があるぶん、強く出られない。
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