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三人で彼のマンションに向かう ☆
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秀弥さんの車に乗って向かったのは、南青山にある2LDKのマンションだ。
「へえ、会社員にしてはいい所住んでるんじゃん」
亮がそう思うのは分かる。
秀弥さんは一般的な会社員の倍ぐらいの年収がある上、投資もし、地主の家系であった事も手伝って、彼は相当な資産家だ。
この間は『本当は仕事を辞めてもいいけど、夕貴とセックスするぐらいしか楽しみがないから一応働いておく』と言っていた。
秀弥さんは多分、億単位のお金を持っているんだと思う。
けれど会社を辞めて他にやりたい事があるかと言われると特になく、仕事は『めんどくせえ』ながらも割と好きらしい。
だから『面倒があればいつ辞めてもいい』というスタンスで、気軽に働いているんだそうだ。
その気になればもっと凄い豪邸に住めるらしいけれど、独身の今は2LDKで丁度いいのだとか。
「夕貴、風呂入ってこいよ」
秀弥さんはネクタイを緩めながら言い、私はじわっと頬を染める。
「ん……、うん」
すぐコトに及ぶと示唆され、いたたまれない。
「亮くんも夕貴のあとに入って。ゴムは俺のがあるけど、サイズ合うかな? なんなら買ってきて」
秀弥さんがアソコのサイズについて話し始めたので、私は着替えを持ってバスルームに退散した。
(とんでもない事になっちゃったな)
髪と体を洗った私は、ユニットバスの浴槽に浸かっていた。
(肌、大丈夫かな)
スルンと肌に手を滑らせると、週に二回はボディスクラブをしているからか、手触りはいい。
今朝シャワーに入った時にチェックしたから、無駄毛も心配ないはず。
彼らに抱かれるのは初めてじゃないのに、二人を一度に相手するとなり、私は異様に緊張していた。
自分の嘘……でもない、沈黙が招いた結果だ。
けれど全員の意見が一致したなら……。
私はなるべく深く考えないようにし、百まで数字を数え始めた。
「お先にいただきました」
バスルームから出ると、秀弥さんが亮に「どうぞ」とバスルームを示す。
亮は一瞬何かいいたそうな目で彼を見たけれど、「ども」と言って廊下の奥に向かった。
「何か飲む?」
「あ、じゃあ……お水かお茶でも」
いつものようにソファに座ってスマホをチェックすると、秀弥さんはキッチンにあるウォーターサーバーからグラスに水を注いでくれた。
「ん」
「ありがとう」
そのまま彼は私の隣に座り、肩を抱いてくる。
私はスマホを見て友達からのメッセージをチェックしていた。……はずなのに、やたらと緊張して内容が頭に入ってこない。
「緊張してるか?」
秀弥さんは私のこめかみにキスをし、唇をつけたまま尋ねてくる。
「ん……っ」
それだけでゾクッとしてしまった私は、小さく声を漏らした。
「……二人なんて初めてだし、……そりゃあ緊張するよ」
「初めてなら、なおさら楽しいな?」
嗜虐的に笑った秀弥さんは、私の耳にフッと息を吹きかけ、ねっとりと耳の輪郭を舐めてきた。
「んっ、……ぁ、あ……」
突如として始まった愛撫に、私は両手をどこへやったらいいのか分からず、自分の太腿にキュッと指を食い込ませる。
「亮くんと始める前に、少しほぐしておくか」
「えっ? ……ぁ、あ……っ」
声を上げた途端、シャワーを浴びて熱くなっている秘部に、秀弥さんの指が潜り込む。
彼はショートパンツ越しに私の秘部を揉み、耳に息を吹きかけてピチャピチャと耳たぶを舐めてきた。
「……っ、待って……」
「なんで待つ必要がある訳? お前、これから俺の前で弟クンに犯されるんだよ?」
スイッチの入った秀弥さんのSっぽい言い方に私はお腹の奥を疼かせ、布越しに淫芽をグリグリと押され、捏ねられて呼吸を乱す。
物言いたげに彼を見ると、愉悦の籠もった目と視線がかち合った。
「へえ、会社員にしてはいい所住んでるんじゃん」
亮がそう思うのは分かる。
秀弥さんは一般的な会社員の倍ぐらいの年収がある上、投資もし、地主の家系であった事も手伝って、彼は相当な資産家だ。
この間は『本当は仕事を辞めてもいいけど、夕貴とセックスするぐらいしか楽しみがないから一応働いておく』と言っていた。
秀弥さんは多分、億単位のお金を持っているんだと思う。
けれど会社を辞めて他にやりたい事があるかと言われると特になく、仕事は『めんどくせえ』ながらも割と好きらしい。
だから『面倒があればいつ辞めてもいい』というスタンスで、気軽に働いているんだそうだ。
その気になればもっと凄い豪邸に住めるらしいけれど、独身の今は2LDKで丁度いいのだとか。
「夕貴、風呂入ってこいよ」
秀弥さんはネクタイを緩めながら言い、私はじわっと頬を染める。
「ん……、うん」
すぐコトに及ぶと示唆され、いたたまれない。
「亮くんも夕貴のあとに入って。ゴムは俺のがあるけど、サイズ合うかな? なんなら買ってきて」
秀弥さんがアソコのサイズについて話し始めたので、私は着替えを持ってバスルームに退散した。
(とんでもない事になっちゃったな)
髪と体を洗った私は、ユニットバスの浴槽に浸かっていた。
(肌、大丈夫かな)
スルンと肌に手を滑らせると、週に二回はボディスクラブをしているからか、手触りはいい。
今朝シャワーに入った時にチェックしたから、無駄毛も心配ないはず。
彼らに抱かれるのは初めてじゃないのに、二人を一度に相手するとなり、私は異様に緊張していた。
自分の嘘……でもない、沈黙が招いた結果だ。
けれど全員の意見が一致したなら……。
私はなるべく深く考えないようにし、百まで数字を数え始めた。
「お先にいただきました」
バスルームから出ると、秀弥さんが亮に「どうぞ」とバスルームを示す。
亮は一瞬何かいいたそうな目で彼を見たけれど、「ども」と言って廊下の奥に向かった。
「何か飲む?」
「あ、じゃあ……お水かお茶でも」
いつものようにソファに座ってスマホをチェックすると、秀弥さんはキッチンにあるウォーターサーバーからグラスに水を注いでくれた。
「ん」
「ありがとう」
そのまま彼は私の隣に座り、肩を抱いてくる。
私はスマホを見て友達からのメッセージをチェックしていた。……はずなのに、やたらと緊張して内容が頭に入ってこない。
「緊張してるか?」
秀弥さんは私のこめかみにキスをし、唇をつけたまま尋ねてくる。
「ん……っ」
それだけでゾクッとしてしまった私は、小さく声を漏らした。
「……二人なんて初めてだし、……そりゃあ緊張するよ」
「初めてなら、なおさら楽しいな?」
嗜虐的に笑った秀弥さんは、私の耳にフッと息を吹きかけ、ねっとりと耳の輪郭を舐めてきた。
「んっ、……ぁ、あ……」
突如として始まった愛撫に、私は両手をどこへやったらいいのか分からず、自分の太腿にキュッと指を食い込ませる。
「亮くんと始める前に、少しほぐしておくか」
「えっ? ……ぁ、あ……っ」
声を上げた途端、シャワーを浴びて熱くなっている秘部に、秀弥さんの指が潜り込む。
彼はショートパンツ越しに私の秘部を揉み、耳に息を吹きかけてピチャピチャと耳たぶを舐めてきた。
「……っ、待って……」
「なんで待つ必要がある訳? お前、これから俺の前で弟クンに犯されるんだよ?」
スイッチの入った秀弥さんのSっぽい言い方に私はお腹の奥を疼かせ、布越しに淫芽をグリグリと押され、捏ねられて呼吸を乱す。
物言いたげに彼を見ると、愉悦の籠もった目と視線がかち合った。
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