390 / 417
睦み愛 編
この人の妻になりたい ☆
しおりを挟む
「は……っ、あぁ……っ、あ……っ」
最奥を硬い亀頭で押し上げられるたび、全身にジィン……と甘美な愉悦が駆け巡り、脳内をとろかせて切なく喘いだ私は、無意識に彼の動きに合わせて腰を動かしてしまう。
「朱里……っ、気持ちいい……っ」
尊さんは陶酔した表情で呟き、愛しげな表情で私を見つめてくる。
「……っ、うん……っ」
――私の事、大好きで堪らないって顔だなぁ。
私はこの上ない喜悦を感じながら、確かめるように尊さんの頬を撫でた。
尊さんは額に汗を浮かべて腰を動かし、私の事を見つめては微笑みかけ、頭を撫でてキスをし、ぐぅっと最奥まで亀頭を押し込んでくる。
セックスをしての快楽も強いけれど、彼にとても大切にされて愛されているという感覚が私の体を満たしてくる。
――あぁ、好きだなぁ。
――大好き。
胸の奥からはシンプルな感情が湧き起こり、言葉にしきれない分は涙となって零れていく。
彼は大きな手で胸を揉み指の腹で乳首を弾いてくる。
そのたびに下腹部にジィンとした甘い疼きが伝わり、私は子宮をキュンキュンさせて彼の分身を締め付けた。
「あ……っ、はぁ、……う、うぅ……っ」
私の嬌声を聞いた尊さんは嬉しそうに笑い、その笑みが色っぽくて堪らない。
逞しい胸板や割れた腹筋を晒した彼は、美しい一匹の雄となって私を求めてくる。
――こんなに素敵な人に愛されて、私ほど幸せな女性はいない。
そう自覚すると、あまりに嬉しくてまた新たな涙が零れる。
「朱里……っ、愛してる……っ」
「私、も……っ」
切れ切れの声で返事をした瞬間、体の奥底にあった不安や恐怖が、シュワッと浄化されるように溶けていくのを感じた。
抱かれている間の一時的なものであったとしても、彼の温もりに包まれ深くまで穿たれている今は何も心配しなくていい。
――もっとしっかりした女性になりたい。
――彼の優しさに縋らなくても済む自立した女性になって、たまには尊さんに甘えられたい。
心の奥底からポコポコとあぶくのように湧き起こるのは、「女性として愛されたい」と願う次の段階の想いだ。
――この人の妻になりたい。
尊さんが前を歩くのではなく、彼の横を歩きたい。
いつか子供が生まれたら、二人で両側から手を繋いで、大切な宝物を守っていきたい。
そう思うと同時に、彼が言った言葉を思いだした。
『この手に掴まって一緒に歩いて、つらくて歩けなくなった時は〝助けて〟って言えばいい。俺は朱里を背負って歩くし、子供ができたら抱っこして進む』
何度、胸の中でこの言葉を思いだして救われただろう。
「……っ、好き……っ」
沢山の想いを込めた二文字の言葉を口にすると、彼は優しく目を細めた。
尊さんは一度腰の動きを止めて唇を重ね、舌を絡ませる深いキスをする。
たっぷりと私の口内を味わって口を離したあと、彼は意地悪に笑ったあと、親指で淫芽を撫でながらズンズンと腰を突き入れてきた。
「っ~~~~っ、あぁああぁっ!」
その瞬間、パチパチッと目の前で何かが爆ぜ、私は口を大きく開いてガクガクと体を痙攣させる。
ギュッと締め付けられた蜜孔を硬くて太い肉棒が前後し、大きな亀頭がドチュドチュと子宮口を突き上げる。
「~~~~っ、駄目……っ!」
グワッとこみ上げた感覚を堪えきれず、私は両手両脚で思いきり尊さんを抱き締めると、全身を力ませて大きな絶頂を迎えた。
「っ、締まる……っ!」
その瞬間、尊さんは苦しげに言い、さらにガツガツと腰を振り立てて私を攻め抜く。
「んっ、あぁああぁっ、あーっ!」
先ほどみたいに考える余裕もなくなった私は、獣のように声を上げて善がり狂い、勝手にギュウギュウと収斂を繰り返す肉体の奴隷になったような感覚を味わう。
「ぁ……っ」
尊さんはかすれた声を漏らして腰を止めると、私を思いきり抱き締めて胴震いする。
そして最後に二度、三度と突き入れながら、被膜の中にビュルビュルと吐精した。
「――――っはぁっ、……はぁっ、……ぁ、……あ、…………ぁ……」
私は汗みずくになって脱力し、自分の心臓がドクドクと馬鹿みたいに鳴っているのを感じる。
尊さんはしばし私の体の上に覆い被さっていたけれど、やがて緩慢に体を起こすと避妊具を処理した。
「……悪い、疲れさせたな」
彼はそう言ってベッドから下りると、すぐに水のペットボトルを持って戻ってきた。
最奥を硬い亀頭で押し上げられるたび、全身にジィン……と甘美な愉悦が駆け巡り、脳内をとろかせて切なく喘いだ私は、無意識に彼の動きに合わせて腰を動かしてしまう。
「朱里……っ、気持ちいい……っ」
尊さんは陶酔した表情で呟き、愛しげな表情で私を見つめてくる。
「……っ、うん……っ」
――私の事、大好きで堪らないって顔だなぁ。
私はこの上ない喜悦を感じながら、確かめるように尊さんの頬を撫でた。
尊さんは額に汗を浮かべて腰を動かし、私の事を見つめては微笑みかけ、頭を撫でてキスをし、ぐぅっと最奥まで亀頭を押し込んでくる。
セックスをしての快楽も強いけれど、彼にとても大切にされて愛されているという感覚が私の体を満たしてくる。
――あぁ、好きだなぁ。
――大好き。
胸の奥からはシンプルな感情が湧き起こり、言葉にしきれない分は涙となって零れていく。
彼は大きな手で胸を揉み指の腹で乳首を弾いてくる。
そのたびに下腹部にジィンとした甘い疼きが伝わり、私は子宮をキュンキュンさせて彼の分身を締め付けた。
「あ……っ、はぁ、……う、うぅ……っ」
私の嬌声を聞いた尊さんは嬉しそうに笑い、その笑みが色っぽくて堪らない。
逞しい胸板や割れた腹筋を晒した彼は、美しい一匹の雄となって私を求めてくる。
――こんなに素敵な人に愛されて、私ほど幸せな女性はいない。
そう自覚すると、あまりに嬉しくてまた新たな涙が零れる。
「朱里……っ、愛してる……っ」
「私、も……っ」
切れ切れの声で返事をした瞬間、体の奥底にあった不安や恐怖が、シュワッと浄化されるように溶けていくのを感じた。
抱かれている間の一時的なものであったとしても、彼の温もりに包まれ深くまで穿たれている今は何も心配しなくていい。
――もっとしっかりした女性になりたい。
――彼の優しさに縋らなくても済む自立した女性になって、たまには尊さんに甘えられたい。
心の奥底からポコポコとあぶくのように湧き起こるのは、「女性として愛されたい」と願う次の段階の想いだ。
――この人の妻になりたい。
尊さんが前を歩くのではなく、彼の横を歩きたい。
いつか子供が生まれたら、二人で両側から手を繋いで、大切な宝物を守っていきたい。
そう思うと同時に、彼が言った言葉を思いだした。
『この手に掴まって一緒に歩いて、つらくて歩けなくなった時は〝助けて〟って言えばいい。俺は朱里を背負って歩くし、子供ができたら抱っこして進む』
何度、胸の中でこの言葉を思いだして救われただろう。
「……っ、好き……っ」
沢山の想いを込めた二文字の言葉を口にすると、彼は優しく目を細めた。
尊さんは一度腰の動きを止めて唇を重ね、舌を絡ませる深いキスをする。
たっぷりと私の口内を味わって口を離したあと、彼は意地悪に笑ったあと、親指で淫芽を撫でながらズンズンと腰を突き入れてきた。
「っ~~~~っ、あぁああぁっ!」
その瞬間、パチパチッと目の前で何かが爆ぜ、私は口を大きく開いてガクガクと体を痙攣させる。
ギュッと締め付けられた蜜孔を硬くて太い肉棒が前後し、大きな亀頭がドチュドチュと子宮口を突き上げる。
「~~~~っ、駄目……っ!」
グワッとこみ上げた感覚を堪えきれず、私は両手両脚で思いきり尊さんを抱き締めると、全身を力ませて大きな絶頂を迎えた。
「っ、締まる……っ!」
その瞬間、尊さんは苦しげに言い、さらにガツガツと腰を振り立てて私を攻め抜く。
「んっ、あぁああぁっ、あーっ!」
先ほどみたいに考える余裕もなくなった私は、獣のように声を上げて善がり狂い、勝手にギュウギュウと収斂を繰り返す肉体の奴隷になったような感覚を味わう。
「ぁ……っ」
尊さんはかすれた声を漏らして腰を止めると、私を思いきり抱き締めて胴震いする。
そして最後に二度、三度と突き入れながら、被膜の中にビュルビュルと吐精した。
「――――っはぁっ、……はぁっ、……ぁ、……あ、…………ぁ……」
私は汗みずくになって脱力し、自分の心臓がドクドクと馬鹿みたいに鳴っているのを感じる。
尊さんはしばし私の体の上に覆い被さっていたけれど、やがて緩慢に体を起こすと避妊具を処理した。
「……悪い、疲れさせたな」
彼はそう言ってベッドから下りると、すぐに水のペットボトルを持って戻ってきた。
98
お気に入りに追加
816
あなたにおすすめの小説
【R18】もう一度セックスに溺れて
ちゅー
恋愛
--------------------------------------
「んっ…くっ…♡前よりずっと…ふか、い…」
過分な潤滑液にヌラヌラと光る間口に亀頭が抵抗なく吸い込まれていく。久しぶりに男を受け入れる肉道は最初こそ僅かな狭さを示したものの、愛液にコーティングされ膨張した陰茎を容易く受け入れ、すぐに柔らかな圧力で応えた。
--------------------------------------
結婚して五年目。互いにまだ若い夫婦は、愛情も、情熱も、熱欲も多分に持ち合わせているはずだった。仕事と家事に忙殺され、いつの間にかお互いが生活要員に成り果ててしまった二人の元へ”夫婦性活を豹変させる”と銘打たれた宝石が届く。
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
【R-18】悪役令嬢ですが、罠に嵌まって張型つき木馬に跨がる事になりました!
臣桜
恋愛
悪役令嬢エトラは、王女と聖女とお茶会をしたあと、真っ白な空間にいた。
そこには張型のついた木馬があり『ご自由に跨がってください。絶頂すれば元の世界に戻れます』の文字が……。
※ムーンライトノベルズ様にも重複投稿しています
※表紙はニジジャーニーで生成しました
王太子の子を孕まされてました
杏仁豆腐
恋愛
遊び人の王太子に無理やり犯され『私の子を孕んでくれ』と言われ……。しかし王太子には既に婚約者が……侍女だった私がその後執拗な虐めを受けるので、仕返しをしたいと思っています。
※不定期更新予定です。一話完結型です。苛め、暴力表現、性描写の表現がありますのでR指定しました。宜しくお願い致します。ノリノリの場合は大量更新したいなと思っております。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
男友達を家に入れたら催眠術とおもちゃで責められ調教されちゃう話
mian
恋愛
気づいたら両手両足を固定されている。
クリトリスにはローター、膣には20センチ弱はある薄ピンクの鉤型が入っている。
友達だと思ってたのに、催眠術をかけられ体が敏感になって容赦なく何度もイかされる。気づけば彼なしではイけない体に作り変えられる。SM調教物語。
【R18】鬼上司は今日も私に甘くない
白波瀬 綾音
恋愛
見た目も中身も怖くて、仕事にストイックなハイスペ上司、高濱暁人(35)の右腕として働く私、鈴木梨沙(28)。接待で終電を逃した日から秘密の関係が始まる───。
逆ハーレムのチームで刺激的な日々を過ごすオフィスラブストーリー
法人営業部メンバー
鈴木梨沙:28歳
高濱暁人:35歳、法人営業部部長
相良くん:25歳、唯一の年下くん
久野さん:29歳、一個上の優しい先輩
藍沢さん:31歳、チーフ
武田さん:36歳、課長
加藤さん:30歳、法人営業部事務
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる