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帰宅して 編
知らなかったな ☆
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「んしょ……」
私はモゾモゾと起き上がると、尊さんに仰向けに寝てもらう。
「……アレってどこにあるんですか? ベッドサイドの引き出し?」
彼は私がゴムを探している事に気づくと、「あぁ」と言って今口にした通りの場所から箱を出した。
「……ちょっと見てみたいです。いつも職人みたいにサッとつけてるから、あまり現物を見た事がなくて」
私は避妊具の箱を受け取ると、中からビニールのパッケージに包まれたゴムを手に取る。
「田村クンは見せてくれなかった?」
尊さんは私がゴムを観察している様子を見ながら尋ねてくる。
「んー、……いつも押し倒されてペロペロガシガシされて、『もう濡れただろ』って言ってすぐさま突っ込んで、動いて出して……。仰向けになったまま『何だったのかな……』って思ってる事が多かったです。一応、羞恥心とか、触られたら声が出ちゃうとかはあったんですが」
答えながらパッケージ越しにクニクニとゴムを確認し、いざ開封してみる。
「わ……、ヌルヌルしてる」
「潤滑ゼリーがついてるのと、ついてないのとあるけど、パウダータイプは入れられるほうに負担があるんじゃないかと思って避けてる」
「へぇ……、他にどんなのがあります?」
いつの間にか、講習会みたいになっていた。
「大きさの他、形がストレートの奴とか、ちょっとくびれのあるのはフィットしたり、ツブツブの着いてるやつは女性が気持ちよくなるって言われてるけど、膣の奥のほうって感覚がないはずだから、どうなのかな? って思ってる。あとは薄さとか、素材の違い? ラテックスはアレルギーのある人には向いてないけど、他の素材があるから『アレルギーだからゴムなしでやらせて』って男はグーパンしたくなる」
「へぇぇ……。で、これ、どうやって着けるんですか?」
「あー、パケに表と裏って書いてなかった?」
「えっ?」
言われてパッケージを見てみれば、確かに表と裏が明記されてある。
「ちょい、貸してみ」
尊さんは私の手からゴムを取り、「こっち表」と私に手渡す。
「周りのリングはゴムが巻いてある状態だから、巻き下ろせるほうって覚えておきな」
「はい」
気分はすっかり保健体育だ。
「空気が入らないように、先端を摘まんで被せる。この先端のやつは精液が溜まる所」
「はい。……こう?」
私は亀頭の上にポンとゴムを置く。
「で、ゴムを傷つけないように下げてく」
言われた通り、私はゴムを巻き下ろしていく。
「へぇぇー……」
無事装着できた屹立を見て、私はちょっと感動して小さく拍手した。
「じゃあ、頭が垂れないうちに入れますね」
「稲穂か」
なんともムードのない話をしながら、私はドキドキして尊さんに跨がり、竿を持つと先端を蜜口に押し当てる。
「ん……っ」
ドキドキして腰を下ろしていくと、愛蜜と潤滑ゼリーのお陰で割とすんなり入っていく。
「ぁ……」
でも尊さんのそれは大きいので、呑み込んでいくと圧迫感がある。
「……ん、入りました」
報告すると、尊さんはフハッと笑った。
私は尊さんの乳首をクリクリ弄りつつ、さっき思った事を口にした。
「なんか、『知らなかったなー』って凄く思いました。こういうの、保健体育で教わるべきなんでしょうけど、私、ナプキン配られて女性の体の事を教わって、それで終わりだった気がします」
「まぁな、はどめ規定があるから踏み込めないんだよ。子供の事を思って現実的な事を教えたくても、やり過ぎって言われて教師がリンチに遭う」
「面倒ですね」
「すげぇ面倒だよ」
「はぁ……。それで昭人とも、性的な事ってあまり話せなくて、する時にサッとして終わりでした。私、下ネタとか嫌いじゃないんですが、昭人の前でちょっとでも話したら『イメージじゃない』って凄く嫌がられて……」
「……今さらだけど、田村クンはモラだなぁ……」
尊さんは呆れたように言い、私の乳房をたぷたぷと揉んでくる。
「だから今、色んな意味で自由だなって思えてます」
エッチする事に差があって、自由や不自由を感じるとは思っていなかった。
「毎日の生活でもベッドの上でも、尊さんといるとありのままの自分でいられるんです」
そう言うと、彼は嬉しそうに微笑んだ。
私はモゾモゾと起き上がると、尊さんに仰向けに寝てもらう。
「……アレってどこにあるんですか? ベッドサイドの引き出し?」
彼は私がゴムを探している事に気づくと、「あぁ」と言って今口にした通りの場所から箱を出した。
「……ちょっと見てみたいです。いつも職人みたいにサッとつけてるから、あまり現物を見た事がなくて」
私は避妊具の箱を受け取ると、中からビニールのパッケージに包まれたゴムを手に取る。
「田村クンは見せてくれなかった?」
尊さんは私がゴムを観察している様子を見ながら尋ねてくる。
「んー、……いつも押し倒されてペロペロガシガシされて、『もう濡れただろ』って言ってすぐさま突っ込んで、動いて出して……。仰向けになったまま『何だったのかな……』って思ってる事が多かったです。一応、羞恥心とか、触られたら声が出ちゃうとかはあったんですが」
答えながらパッケージ越しにクニクニとゴムを確認し、いざ開封してみる。
「わ……、ヌルヌルしてる」
「潤滑ゼリーがついてるのと、ついてないのとあるけど、パウダータイプは入れられるほうに負担があるんじゃないかと思って避けてる」
「へぇ……、他にどんなのがあります?」
いつの間にか、講習会みたいになっていた。
「大きさの他、形がストレートの奴とか、ちょっとくびれのあるのはフィットしたり、ツブツブの着いてるやつは女性が気持ちよくなるって言われてるけど、膣の奥のほうって感覚がないはずだから、どうなのかな? って思ってる。あとは薄さとか、素材の違い? ラテックスはアレルギーのある人には向いてないけど、他の素材があるから『アレルギーだからゴムなしでやらせて』って男はグーパンしたくなる」
「へぇぇ……。で、これ、どうやって着けるんですか?」
「あー、パケに表と裏って書いてなかった?」
「えっ?」
言われてパッケージを見てみれば、確かに表と裏が明記されてある。
「ちょい、貸してみ」
尊さんは私の手からゴムを取り、「こっち表」と私に手渡す。
「周りのリングはゴムが巻いてある状態だから、巻き下ろせるほうって覚えておきな」
「はい」
気分はすっかり保健体育だ。
「空気が入らないように、先端を摘まんで被せる。この先端のやつは精液が溜まる所」
「はい。……こう?」
私は亀頭の上にポンとゴムを置く。
「で、ゴムを傷つけないように下げてく」
言われた通り、私はゴムを巻き下ろしていく。
「へぇぇー……」
無事装着できた屹立を見て、私はちょっと感動して小さく拍手した。
「じゃあ、頭が垂れないうちに入れますね」
「稲穂か」
なんともムードのない話をしながら、私はドキドキして尊さんに跨がり、竿を持つと先端を蜜口に押し当てる。
「ん……っ」
ドキドキして腰を下ろしていくと、愛蜜と潤滑ゼリーのお陰で割とすんなり入っていく。
「ぁ……」
でも尊さんのそれは大きいので、呑み込んでいくと圧迫感がある。
「……ん、入りました」
報告すると、尊さんはフハッと笑った。
私は尊さんの乳首をクリクリ弄りつつ、さっき思った事を口にした。
「なんか、『知らなかったなー』って凄く思いました。こういうの、保健体育で教わるべきなんでしょうけど、私、ナプキン配られて女性の体の事を教わって、それで終わりだった気がします」
「まぁな、はどめ規定があるから踏み込めないんだよ。子供の事を思って現実的な事を教えたくても、やり過ぎって言われて教師がリンチに遭う」
「面倒ですね」
「すげぇ面倒だよ」
「はぁ……。それで昭人とも、性的な事ってあまり話せなくて、する時にサッとして終わりでした。私、下ネタとか嫌いじゃないんですが、昭人の前でちょっとでも話したら『イメージじゃない』って凄く嫌がられて……」
「……今さらだけど、田村クンはモラだなぁ……」
尊さんは呆れたように言い、私の乳房をたぷたぷと揉んでくる。
「だから今、色んな意味で自由だなって思えてます」
エッチする事に差があって、自由や不自由を感じるとは思っていなかった。
「毎日の生活でもベッドの上でも、尊さんといるとありのままの自分でいられるんです」
そう言うと、彼は嬉しそうに微笑んだ。
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