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元彼に会う前に 編
今日はじっくりできなさそうだ ☆
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「んっ! んぅぅ……っ」
私はジーンと全身に染み入る悦楽を、顔を仰のけて受け入れる。
尊さんが指を動かすたびにグチュグチュといやらしい音が立ち、たっぷりと濡れて柔らかくなった場所が好きなように弄られているのを知る。
と、油断していた時に、興奮してピンと硬くなっていた肉芽をクリュンと撫でられ、大きな声が口を突いて出た。
「はぁんっ!」
そこに触れられた瞬間、物凄い淫悦が全身にビリビリッと伝わり、堪らなくなった私は体を揺さぶって快楽を表現する。
「可愛い……」
尊さんはそんな私をうっとりとした目で見て、不意に乳房に顔を寄せると、見せつけるように舌を出し、上目遣いに私を見ながら乳首を舐めてきた。
「ん……、んぅ、ん、あぁ、あ……」
ネロネロといやらしく乳首を舐められ、私は切ない声を漏らす。
舌の動きはとても優しいのに、蜜孔をほじられ淫芽をヌチュヌチュと撫でられる刺激は強く、私は呼吸を乱して高まりを迎える。
「駄目……っ、だめ、だめ、……ぁ、……ぁ、あ……っ!」
とうとう大きな快楽の波にさらわれた私は、尊さんの頭をギュッと抱き締めて全身を大きく震わせた。
私はトロンとした目で中空を見て、半開きになった口端から涎を垂らす。
尊さんは私の胸元に顔を押しつけていたけれど、やがて私が脱力したあと「ぷはっ」と息を吐き顔を上げた。
「朱里の胸で窒息するなら、いいのかもな……」
真顔でそんな事を言うものだから、私は快楽の残滓に浸りながらも思わず笑ってしまう。
彼は微笑む私を見て優しい顔をしてから、少し余裕のない表情になりベッドサイドの引き出しに手を伸ばす。
「……悪い。今日はじっくりできなさそうだ」
「ううん。私も早く尊さんがほしい」
もう十分すぎるほど愛撫されてぐっしょり濡れているし、体が早く硬く大きなモノに貫かれたがっている。
尊さんは手早くゴムをつけ、目に熱を宿して私を見下ろす。
「抱くぞ」
短く告げたあと、彼は私の太腿を抱え上げ、濡れそぼった蜜孔に亀頭を押しつけた。
――くる。
――大きいの、きちゃう……。
私は期待に胸を高鳴らせ、ふーっ、ふーっ、と呼吸を繰り返す。
と、尊さんは荒い息を吐いたあと、慎重に腰を進めてきた。
「んっ……、んぅぅ……」
挿入されるのは久しぶりに思え、蜜口は十分に濡れて柔らかくなっているはずなのに、私はきつさを覚えてうめく。
「痛いか?」
けれど尊さんに気遣われ、私はフルフルと首を横に振る。
「入れて……」
吐息をつきながらねだると、彼は「痛かったら言えよ」と私の頭を撫でてから、さらにグッと腰を突き入れてきた。
「んあぁあっ!」
硬くたくましい肉棒がヌルンッと体内に入ってきたのを感じた私は、艶冶な声を上げ蜜壷を締める。
「……っ、あぁ……っ、くそっ、締まりが良すぎる……っ」
尊さんが怒ったような声で言ったので、私はなんとなく不安になってしまい、潤んだ目で彼を見上げた。
「……痛い……?」
小さな声で窺うと、彼はクシャリと笑う。
「すっげぇ気持ちいい。……ちょっとぶりだから、やべぇ……。腰溶ける……」
そんなふうに言われると、自分の体で気持ちよくなってもらえているのが、とても嬉しくなった。
「もっとしていいよ。気持ちよくなって」
囁くように言い、尊さんの頬に手を伸ばしたけれど、彼は私の手を大事そうに両手で包み、首を横に振った。
「俺だけ気持ちよくなっても駄目だって、前に言っただろ」
そして彼はまた、騎士が姫にするように手の甲にキスをし、優しい目で私を見つめてくる。
「っ~~~~……、……しゅき……」
彼の何気ない行動だけでも、キューンとときめいてしまった私は、顔を真っ赤にし目を潤ませて呟いた。
「もうちょっと我慢してくれ」
尊さんは優しく微笑んだあと、私の腰を掴んでズッ、ズッと淫刀を押し込んできた。
私はジーンと全身に染み入る悦楽を、顔を仰のけて受け入れる。
尊さんが指を動かすたびにグチュグチュといやらしい音が立ち、たっぷりと濡れて柔らかくなった場所が好きなように弄られているのを知る。
と、油断していた時に、興奮してピンと硬くなっていた肉芽をクリュンと撫でられ、大きな声が口を突いて出た。
「はぁんっ!」
そこに触れられた瞬間、物凄い淫悦が全身にビリビリッと伝わり、堪らなくなった私は体を揺さぶって快楽を表現する。
「可愛い……」
尊さんはそんな私をうっとりとした目で見て、不意に乳房に顔を寄せると、見せつけるように舌を出し、上目遣いに私を見ながら乳首を舐めてきた。
「ん……、んぅ、ん、あぁ、あ……」
ネロネロといやらしく乳首を舐められ、私は切ない声を漏らす。
舌の動きはとても優しいのに、蜜孔をほじられ淫芽をヌチュヌチュと撫でられる刺激は強く、私は呼吸を乱して高まりを迎える。
「駄目……っ、だめ、だめ、……ぁ、……ぁ、あ……っ!」
とうとう大きな快楽の波にさらわれた私は、尊さんの頭をギュッと抱き締めて全身を大きく震わせた。
私はトロンとした目で中空を見て、半開きになった口端から涎を垂らす。
尊さんは私の胸元に顔を押しつけていたけれど、やがて私が脱力したあと「ぷはっ」と息を吐き顔を上げた。
「朱里の胸で窒息するなら、いいのかもな……」
真顔でそんな事を言うものだから、私は快楽の残滓に浸りながらも思わず笑ってしまう。
彼は微笑む私を見て優しい顔をしてから、少し余裕のない表情になりベッドサイドの引き出しに手を伸ばす。
「……悪い。今日はじっくりできなさそうだ」
「ううん。私も早く尊さんがほしい」
もう十分すぎるほど愛撫されてぐっしょり濡れているし、体が早く硬く大きなモノに貫かれたがっている。
尊さんは手早くゴムをつけ、目に熱を宿して私を見下ろす。
「抱くぞ」
短く告げたあと、彼は私の太腿を抱え上げ、濡れそぼった蜜孔に亀頭を押しつけた。
――くる。
――大きいの、きちゃう……。
私は期待に胸を高鳴らせ、ふーっ、ふーっ、と呼吸を繰り返す。
と、尊さんは荒い息を吐いたあと、慎重に腰を進めてきた。
「んっ……、んぅぅ……」
挿入されるのは久しぶりに思え、蜜口は十分に濡れて柔らかくなっているはずなのに、私はきつさを覚えてうめく。
「痛いか?」
けれど尊さんに気遣われ、私はフルフルと首を横に振る。
「入れて……」
吐息をつきながらねだると、彼は「痛かったら言えよ」と私の頭を撫でてから、さらにグッと腰を突き入れてきた。
「んあぁあっ!」
硬くたくましい肉棒がヌルンッと体内に入ってきたのを感じた私は、艶冶な声を上げ蜜壷を締める。
「……っ、あぁ……っ、くそっ、締まりが良すぎる……っ」
尊さんが怒ったような声で言ったので、私はなんとなく不安になってしまい、潤んだ目で彼を見上げた。
「……痛い……?」
小さな声で窺うと、彼はクシャリと笑う。
「すっげぇ気持ちいい。……ちょっとぶりだから、やべぇ……。腰溶ける……」
そんなふうに言われると、自分の体で気持ちよくなってもらえているのが、とても嬉しくなった。
「もっとしていいよ。気持ちよくなって」
囁くように言い、尊さんの頬に手を伸ばしたけれど、彼は私の手を大事そうに両手で包み、首を横に振った。
「俺だけ気持ちよくなっても駄目だって、前に言っただろ」
そして彼はまた、騎士が姫にするように手の甲にキスをし、優しい目で私を見つめてくる。
「っ~~~~……、……しゅき……」
彼の何気ない行動だけでも、キューンとときめいてしまった私は、顔を真っ赤にし目を潤ませて呟いた。
「もうちょっと我慢してくれ」
尊さんは優しく微笑んだあと、私の腰を掴んでズッ、ズッと淫刀を押し込んできた。
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