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元彼に会う前に 編
めちゃめちゃにして ☆
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私の言葉を聞いた瞬間、尊さんは目を細めて私を睨んでくる。
その目の奥にはあきらかな情欲に加え、私に反撃された事への喜びも宿っていた。
彼は私の耳元に顔を寄せ、耳たぶに唇をつけて囁いてきた。
「いやらしい朱里のおねだり通り、熱くとろけた所を可愛がってやろうな」
「っ~~~~っ!」
低い声がボソボソッと耳朶を打ち、私は腰を反らして体を震わせる。
「声だけで感じたのかよ。やらしい女だな、おい」
尊さんは私の耳たぶをチュパッとしゃぶり、首筋から鎖骨、肩にかけてキスをしながら、クロッチを指の腹でグッと押してきた。
「ん……っ、ぁ、あ……っ」
キスをしただけで濡らしてしまっていた私の秘部は、下着越しに触られただけでグチュリと粘液質な音を立てる。
「ん? ここ、もう硬くなってるな」
尊さんは私の顔を見て愉悦の籠もった笑みを浮かべ、布越しに淫芽をカリカリと引っ掻いてきた。
「や……っ、ぁ、あ……そこ……っ」
私はか細い声で善がり、体をくねらせて彼から与えられる淫悦から逃れようとする。
「気持ちいい? じゃあ、もっと気持ちよくなろうな」
尊さんは優しく笑うと私の乳房に舌を這わせ、ツ……と透明な軌跡を描きながら、なだらかな丘を舐めてくる。
ときおり熱い吐息が乳首に掛かるけれど、彼はそこに触れず焦らすように乳輪を舌で辿った。
いっぽうで手は下着の中に潜り、愛蜜をすくい取った指先でコリコリと肉芽を転がしてくる。
「ン、ん……っ、んぅ、や、あぁ、……きもち、の、……や……っ」
無意識に「いや」と言ってしまった私の言葉を聞き、尊さんは秘所を弄る手をピタリと止めた。
「『嫌』? じゃあ、やめてもいいか?」
愉しげに言われ、私は潤んだ目で彼を睨んだ。
「……やだ……。……し、して……」
弱々しくおねだりすると、尊さんは満足げに微笑み、私の額にチュッとキスをした。
「いい子」
そのあと尊さんは私の下着を脱がせて一糸まとわぬ姿にすると、自分も下着を脱ぐ。
(わ……、久しぶりに見たかも)
間接照明に照らされた、彼の素肌の美しさに目を奪われ、私は赤面してポーッと放心した。
普段はスーツで隠されている速水部長の体が、鍛えられていて腹筋バキバキなんて知ったら、綾子さん辺りは鼻血を出して失神するだろう。
(……私だけのものだもん)
一人優越感を得た私は、両腕を伸ばして尊さんを抱き締める。
「……大好き」
囁くと、尊さんも私を見て優しく微笑んでくれた。
「俺も朱里の事、大好きだよ。愛してる」
彼が口にしたのはシンプルだけど、それ以上ない愛情表現の言葉だ。
――嬉しい。
心の奥底まで、尊さんの愛情が染み入っていく。
知らずと、私は眦から涙を零していた。
「……お願い。一時的でもいいの。不安な事を全部忘れられるぐらい、めちゃめちゃにして」
先ほど認識した、お父さんの死を覚えていない出来事は、私にかなりのショックを与えていた。
お父さんはもう亡くなっているから、急いでも急がなくても何も変わらない。
私が知るタイミングが早くなるかどうかの問題だ。
尊さんが言ったように、まずはすべき事をこなしてから、ゆっくりお父さんの死と向き合うべきなんだろう。
でも、どうして大好きなお父さんの事を忘れてしまったのか、謎で堪らない。
(何があったの? 過去の私……)
涙を流し不安そうな顔をしていたからか、尊さんは私の目元にチュッとキスをして涙を吸い取った。
「分かった。他の事を考えられないようにしてやるよ」
尊さんは今までの攻めて楽しむ顔ではなく、心から私を慈しむ表情で微笑み、もう一度チュッとキスをしてくれた。
そのままキスは深くなり、私は尊さんの唇を味わいながら、乳房を揉まれ、蜜孔に指を入れられて切ない呼吸を繰り返す。
彼の柔らかく温かい舌に自分のそれを絡め、吸うだけでも精一杯なのに、濡れた蜜孔を太く長い指でほじられ、体の奥から切なさがこみ上げて堪らない。
「はぁ……っ、あ、……みこと、さん……っ」
尊さんの名前を呼ぶと、彼は返事をするように音を立てて私の唇をついばみ、キュッと乳首を摘まんだ。
その目の奥にはあきらかな情欲に加え、私に反撃された事への喜びも宿っていた。
彼は私の耳元に顔を寄せ、耳たぶに唇をつけて囁いてきた。
「いやらしい朱里のおねだり通り、熱くとろけた所を可愛がってやろうな」
「っ~~~~っ!」
低い声がボソボソッと耳朶を打ち、私は腰を反らして体を震わせる。
「声だけで感じたのかよ。やらしい女だな、おい」
尊さんは私の耳たぶをチュパッとしゃぶり、首筋から鎖骨、肩にかけてキスをしながら、クロッチを指の腹でグッと押してきた。
「ん……っ、ぁ、あ……っ」
キスをしただけで濡らしてしまっていた私の秘部は、下着越しに触られただけでグチュリと粘液質な音を立てる。
「ん? ここ、もう硬くなってるな」
尊さんは私の顔を見て愉悦の籠もった笑みを浮かべ、布越しに淫芽をカリカリと引っ掻いてきた。
「や……っ、ぁ、あ……そこ……っ」
私はか細い声で善がり、体をくねらせて彼から与えられる淫悦から逃れようとする。
「気持ちいい? じゃあ、もっと気持ちよくなろうな」
尊さんは優しく笑うと私の乳房に舌を這わせ、ツ……と透明な軌跡を描きながら、なだらかな丘を舐めてくる。
ときおり熱い吐息が乳首に掛かるけれど、彼はそこに触れず焦らすように乳輪を舌で辿った。
いっぽうで手は下着の中に潜り、愛蜜をすくい取った指先でコリコリと肉芽を転がしてくる。
「ン、ん……っ、んぅ、や、あぁ、……きもち、の、……や……っ」
無意識に「いや」と言ってしまった私の言葉を聞き、尊さんは秘所を弄る手をピタリと止めた。
「『嫌』? じゃあ、やめてもいいか?」
愉しげに言われ、私は潤んだ目で彼を睨んだ。
「……やだ……。……し、して……」
弱々しくおねだりすると、尊さんは満足げに微笑み、私の額にチュッとキスをした。
「いい子」
そのあと尊さんは私の下着を脱がせて一糸まとわぬ姿にすると、自分も下着を脱ぐ。
(わ……、久しぶりに見たかも)
間接照明に照らされた、彼の素肌の美しさに目を奪われ、私は赤面してポーッと放心した。
普段はスーツで隠されている速水部長の体が、鍛えられていて腹筋バキバキなんて知ったら、綾子さん辺りは鼻血を出して失神するだろう。
(……私だけのものだもん)
一人優越感を得た私は、両腕を伸ばして尊さんを抱き締める。
「……大好き」
囁くと、尊さんも私を見て優しく微笑んでくれた。
「俺も朱里の事、大好きだよ。愛してる」
彼が口にしたのはシンプルだけど、それ以上ない愛情表現の言葉だ。
――嬉しい。
心の奥底まで、尊さんの愛情が染み入っていく。
知らずと、私は眦から涙を零していた。
「……お願い。一時的でもいいの。不安な事を全部忘れられるぐらい、めちゃめちゃにして」
先ほど認識した、お父さんの死を覚えていない出来事は、私にかなりのショックを与えていた。
お父さんはもう亡くなっているから、急いでも急がなくても何も変わらない。
私が知るタイミングが早くなるかどうかの問題だ。
尊さんが言ったように、まずはすべき事をこなしてから、ゆっくりお父さんの死と向き合うべきなんだろう。
でも、どうして大好きなお父さんの事を忘れてしまったのか、謎で堪らない。
(何があったの? 過去の私……)
涙を流し不安そうな顔をしていたからか、尊さんは私の目元にチュッとキスをして涙を吸い取った。
「分かった。他の事を考えられないようにしてやるよ」
尊さんは今までの攻めて楽しむ顔ではなく、心から私を慈しむ表情で微笑み、もう一度チュッとキスをしてくれた。
そのままキスは深くなり、私は尊さんの唇を味わいながら、乳房を揉まれ、蜜孔に指を入れられて切ない呼吸を繰り返す。
彼の柔らかく温かい舌に自分のそれを絡め、吸うだけでも精一杯なのに、濡れた蜜孔を太く長い指でほじられ、体の奥から切なさがこみ上げて堪らない。
「はぁ……っ、あ、……みこと、さん……っ」
尊さんの名前を呼ぶと、彼は返事をするように音を立てて私の唇をついばみ、キュッと乳首を摘まんだ。
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