108 / 109
そこばっかり
しおりを挟む
「あ、あぁ……っ、おおき……ぃ」
ぬちゅ、ぬちゅ、と何回もディアルトの屹立が前後し、リリアンナの最奥を先端で押し上げる。
そのたびにジワッと疼痛と微かに快楽が体に染み渡り、リリアンナは懸命に気持ちよさを拾い上げようとする。
同時にディアルトの指で捏ねられる肉芽の悦楽を素直に受け止め、なるべく痛みを忘れようと努力した。
「ん……、ディアルト……様、そのまま……、ゆっくり」
「ん、分かった。リリィ」
幸いなのは、ディアルトが欲のままに腰を動かしたりしない事だ。
リリアンナがチラッと宮中の女性から聞きかじった情報では、寝台が軋むほど激しく動く事もあるそうだ。
男性の快楽は想像するしかできないが、きっといまディアルトはとても我慢してくれているのだと思う。
彼の努力にリリアンナも応え、懸命に気持ち良くなろうとしていた。
「は……、ぁあ、あ……ん、ん……ぁあ」
ディアルトが何度も腰を前後するたび、ヌチュヌチュという水音が大きくなってくる。リリアンナの体は次第に熱を帯びて興奮し、感じ切って愛蜜の量を増やしていた。
「やぁ……っ、ディ……アルトさ……っ、そこばっかり……っ」
充血して膨らんだ肉真珠を何回も丹念に撫でられ、リリアンナは先ほどから体をビクビク跳ねさせていた。
陰核で小さな絶頂を得るたび、蜜洞がギュッとディアルトを喰い締め、彼が眉間に皺を寄せる。
ディアルトの表情のみ伺っていると、彼を苦しめているように思えてどこか落ち着かない。早く気持ち良くなれるようになりたい、と焦りばかりが募り、だというのに陰核を弄られる気持ちよさでピクピクと体が反応してしまう。
「す……っ、すみません……っ」
とうとう口から謝罪の言葉が漏れたリリアンナに、ディアルトは目を丸くした。
「どうした? 何で謝る?」
「わ……私、上手に女性器で感じる事が、で、できません……っ。他の女性はもっと上手にできるかも、し……っれない、の、に。わ、私……っ」
剣の腕前なら、修練場に行けば周りを見て技を盗める。
だが房事を学ぶにあたって、他人の秘め事を覗き見て学ぶなどあり得ない。結果、リリアンナは珍しく自分が劣っていると思い込み、情けない気持ちで一杯になっていた。
「大丈夫だよ、リリィ。これも受け売りだけど、最初から膣で達ける女性はそういない。これは……気持ちいいだろう?」
コリュッと肉芽をこねられ、リリアンナはピクッと腰を跳ねさせる。
「は、い」
「こうやって外側から刺激を与えて、中を濡れさせて解れさせて……。こういう事を何度も繰り返して、リリィの体に『気持ちいい』を教えていって、いつかリリィは何をされても気持ち良くなれる体になるんだ。そういうのを、夫婦や恋人間での開発って言うんだ。だから初心者であるリリィは、今は深く気にしなくていい。分かったね?」
「……分かりました。ちゃんと成長できるように、予習を欠かしません」
まじめに頷いたリリアンナの言葉に、ディアルトは噴き出した。
「まったく君って……」
愛しげにリリアンナを見下ろしたディアルトは、目を細めて彼女の頭を撫で、またゆっくりと腰を動かしだした。
「でもね、リリィ。今回君が達する事ができないかと言えば、そうじゃないからね。ココは感度がいいし、じっくりたっぷり攻めて感じ切った所でナカからも刺激を与えたら……きっと好くなれると思うんだ」
ぐぷ……と最奥まで肉棒をねじ込み、リリアンナの秘玉を撫でながらディアルトが笑う。
「……なんだか、悪いお顔をしています」
引き攣ったリリアンナの声に、ディアルトはにんまりと笑みを深めた。
「せっかくこういう事をしても許される関係になれたんだ。リリィを味わい尽くさないと俺の気が済まない。何度だって君を抱いて、たくさん愛したい」
「……はい」
圧倒的なディアルトの熱に押され、リリアンナは顔を赤くしてコクンと頷いた。
素直なリリアンナにディアルトは背中を丸めてキスをし、目の前で愛しげに微笑む。
「大好きだよ、リリィ」
そして再びグチュッグチュッとたっぷり潤った蜜壷に屹立を突き立て、リリアンナの秘玉を親指の腹でヌルヌルと撫で始めた。
「ぁ……、う……、ん、あ……っ、あ……」
痺れるような悦楽にリリアンナは涙を浮かべ、豊かな胸を上下させて懸命に呼吸をした。
その胸もディアルトの手によって優しく撫でられ、時に大きな掌で揉まれ、指先で乳首を弄ばれる。
「リリィ、感じて」
ディアルトが今までよりも大きく腰を引き、ずぷんっとリリアンナを穿ってきた。
「っきゃ……っ、ぁ」
ディアルトの絶え間ない愛撫を受けていたせいか、先ほどよりも疼痛は消えていた。それどころか秘玉を弄られたまま突き上げられたので、どちらのものとも言えない気持ちよさに手脚がビクンッと跳ねた。
一瞬頭の中が白くなり、音すらも遠くなったかのように思えた。
「そろそろ動いても良さそうだな」
ディアルトはペロリと舌で唇を舐め、今までよりも強めにリリアンナを突き上げ始めた。
ぬちゅ、ぬちゅ、と何回もディアルトの屹立が前後し、リリアンナの最奥を先端で押し上げる。
そのたびにジワッと疼痛と微かに快楽が体に染み渡り、リリアンナは懸命に気持ちよさを拾い上げようとする。
同時にディアルトの指で捏ねられる肉芽の悦楽を素直に受け止め、なるべく痛みを忘れようと努力した。
「ん……、ディアルト……様、そのまま……、ゆっくり」
「ん、分かった。リリィ」
幸いなのは、ディアルトが欲のままに腰を動かしたりしない事だ。
リリアンナがチラッと宮中の女性から聞きかじった情報では、寝台が軋むほど激しく動く事もあるそうだ。
男性の快楽は想像するしかできないが、きっといまディアルトはとても我慢してくれているのだと思う。
彼の努力にリリアンナも応え、懸命に気持ち良くなろうとしていた。
「は……、ぁあ、あ……ん、ん……ぁあ」
ディアルトが何度も腰を前後するたび、ヌチュヌチュという水音が大きくなってくる。リリアンナの体は次第に熱を帯びて興奮し、感じ切って愛蜜の量を増やしていた。
「やぁ……っ、ディ……アルトさ……っ、そこばっかり……っ」
充血して膨らんだ肉真珠を何回も丹念に撫でられ、リリアンナは先ほどから体をビクビク跳ねさせていた。
陰核で小さな絶頂を得るたび、蜜洞がギュッとディアルトを喰い締め、彼が眉間に皺を寄せる。
ディアルトの表情のみ伺っていると、彼を苦しめているように思えてどこか落ち着かない。早く気持ち良くなれるようになりたい、と焦りばかりが募り、だというのに陰核を弄られる気持ちよさでピクピクと体が反応してしまう。
「す……っ、すみません……っ」
とうとう口から謝罪の言葉が漏れたリリアンナに、ディアルトは目を丸くした。
「どうした? 何で謝る?」
「わ……私、上手に女性器で感じる事が、で、できません……っ。他の女性はもっと上手にできるかも、し……っれない、の、に。わ、私……っ」
剣の腕前なら、修練場に行けば周りを見て技を盗める。
だが房事を学ぶにあたって、他人の秘め事を覗き見て学ぶなどあり得ない。結果、リリアンナは珍しく自分が劣っていると思い込み、情けない気持ちで一杯になっていた。
「大丈夫だよ、リリィ。これも受け売りだけど、最初から膣で達ける女性はそういない。これは……気持ちいいだろう?」
コリュッと肉芽をこねられ、リリアンナはピクッと腰を跳ねさせる。
「は、い」
「こうやって外側から刺激を与えて、中を濡れさせて解れさせて……。こういう事を何度も繰り返して、リリィの体に『気持ちいい』を教えていって、いつかリリィは何をされても気持ち良くなれる体になるんだ。そういうのを、夫婦や恋人間での開発って言うんだ。だから初心者であるリリィは、今は深く気にしなくていい。分かったね?」
「……分かりました。ちゃんと成長できるように、予習を欠かしません」
まじめに頷いたリリアンナの言葉に、ディアルトは噴き出した。
「まったく君って……」
愛しげにリリアンナを見下ろしたディアルトは、目を細めて彼女の頭を撫で、またゆっくりと腰を動かしだした。
「でもね、リリィ。今回君が達する事ができないかと言えば、そうじゃないからね。ココは感度がいいし、じっくりたっぷり攻めて感じ切った所でナカからも刺激を与えたら……きっと好くなれると思うんだ」
ぐぷ……と最奥まで肉棒をねじ込み、リリアンナの秘玉を撫でながらディアルトが笑う。
「……なんだか、悪いお顔をしています」
引き攣ったリリアンナの声に、ディアルトはにんまりと笑みを深めた。
「せっかくこういう事をしても許される関係になれたんだ。リリィを味わい尽くさないと俺の気が済まない。何度だって君を抱いて、たくさん愛したい」
「……はい」
圧倒的なディアルトの熱に押され、リリアンナは顔を赤くしてコクンと頷いた。
素直なリリアンナにディアルトは背中を丸めてキスをし、目の前で愛しげに微笑む。
「大好きだよ、リリィ」
そして再びグチュッグチュッとたっぷり潤った蜜壷に屹立を突き立て、リリアンナの秘玉を親指の腹でヌルヌルと撫で始めた。
「ぁ……、う……、ん、あ……っ、あ……」
痺れるような悦楽にリリアンナは涙を浮かべ、豊かな胸を上下させて懸命に呼吸をした。
その胸もディアルトの手によって優しく撫でられ、時に大きな掌で揉まれ、指先で乳首を弄ばれる。
「リリィ、感じて」
ディアルトが今までよりも大きく腰を引き、ずぷんっとリリアンナを穿ってきた。
「っきゃ……っ、ぁ」
ディアルトの絶え間ない愛撫を受けていたせいか、先ほどよりも疼痛は消えていた。それどころか秘玉を弄られたまま突き上げられたので、どちらのものとも言えない気持ちよさに手脚がビクンッと跳ねた。
一瞬頭の中が白くなり、音すらも遠くなったかのように思えた。
「そろそろ動いても良さそうだな」
ディアルトはペロリと舌で唇を舐め、今までよりも強めにリリアンナを突き上げ始めた。
2
お気に入りに追加
468
あなたにおすすめの小説
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と叫んだら長年の婚約者だった新妻に「気持ち悪い」と言われた上に父にも予想外の事を言われた男とその浮気女の話
ラララキヲ
恋愛
長年の婚約者を欺いて平民女と浮気していた侯爵家長男。3年後の白い結婚での離婚を浮気女に約束して、新妻の寝室へと向かう。
初夜に「俺がお前を抱く事は無い!」と愛する夫から宣言された無様な女を嘲笑う為だけに。
しかし寝室に居た妻は……
希望通りの白い結婚と愛人との未来輝く生活の筈が……全てを周りに知られていた上に自分の父親である侯爵家当主から言われた言葉は──
一人の女性を蹴落として掴んだ彼らの未来は……──
<【ざまぁ編】【イリーナ編】【コザック第二の人生編(ザマァ有)】となりました>
◇テンプレ浮気クソ男女。
◇軽い触れ合い表現があるのでR15に
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇ご都合展開。矛盾は察して下さい…
◇なろうにも上げてます。
※HOTランキング入り(1位)!?[恋愛::3位]ありがとうございます!恐縮です!期待に添えればよいのですがッ!!(;><)
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
【完結】【R18】伯爵夫人の務めだと、甘い夜に堕とされています。
水樹風
恋愛
とある事情から、近衛騎士団々長レイナート・ワーリン伯爵の後妻となったエルシャ。
十六歳年上の彼とは形だけの夫婦のはずだった。それでも『家族』として大切にしてもらい、伯爵家の女主人として役目を果たしていた彼女。
だが結婚三年目。ワーリン伯爵家を揺るがす事件が起こる。そして……。
白い結婚をしたはずのエルシャは、伯爵夫人として一番大事な役目を果たさなければならなくなったのだ。
「エルシャ、いいかい?」
「はい、レイ様……」
それは堪らなく、甘い夜──。
* 世界観はあくまで創作です。
* 全12話
【完結】皇太子の愛人が懐妊した事を、お妃様は結婚式の一週間後に知りました。皇太子様はお妃様を愛するつもりは無いようです。
五月ふう
恋愛
リックストン国皇太子ポール・リックストンの部屋。
「マティア。僕は一生、君を愛するつもりはない。」
今日は結婚式前夜。婚約者のポールの声が部屋に響き渡る。
「そう……。」
マティアは小さく笑みを浮かべ、ゆっくりとソファーに身を預けた。
明日、ポールの花嫁になるはずの彼女の名前はマティア・ドントール。ドントール国第一王女。21歳。
リッカルド国とドントール国の和平のために、マティアはこの国に嫁いできた。ポールとの結婚は政略的なもの。彼らの意志は一切介入していない。
「どんなことがあっても、僕は君を王妃とは認めない。」
ポールはマティアを憎しみを込めた目でマティアを見つめる。美しい黒髪に青い瞳。ドントール国の宝石と評されるマティア。
「私が……ずっと貴方を好きだったと知っても、妻として認めてくれないの……?」
「ちっ……」
ポールは顔をしかめて舌打ちをした。
「……だからどうした。幼いころのくだらない感情に……今更意味はない。」
ポールは険しい顔でマティアを睨みつける。銀色の髪に赤い瞳のポール。マティアにとってポールは大切な初恋の相手。
だが、ポールにはマティアを愛することはできない理由があった。
二人の結婚式が行われた一週間後、マティアは衝撃の事実を知ることになる。
「サラが懐妊したですって‥‥‥!?」
【R-18】SとMのおとし合い
臣桜
恋愛
明治時代、東京の侯爵家の九条西家へ嫁いだ京都からの花嫁、大御門雅。
彼女を待っていたのは甘い新婚生活ではなく、恥辱の日々だった。
執事を前にした処女検査、使用人の前で夫に犯され、夫の前で使用人に犯され、そのような辱めを受けて尚、雅が宗一郎を思う理由は……。また、宗一郎が雅を憎む理由は……。
サドな宗一郎とマゾな雅の物語。
※ ムーンライトノベルズさまにも重複投稿しています
※ 表紙はニジジャーニーで生成しました
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
悪役令嬢は王太子の妻~毎日溺愛と狂愛の狭間で~
一ノ瀬 彩音
恋愛
悪役令嬢は王太子の妻になると毎日溺愛と狂愛を捧げられ、
快楽漬けの日々を過ごすことになる!
そしてその快感が忘れられなくなった彼女は自ら夫を求めるようになり……!?
※この物語はフィクションです。
R18作品ですので性描写など苦手なお方や未成年のお方はご遠慮下さい。
慰み者の姫は新皇帝に溺愛される
苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。
皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。
ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。
早速、二人の初夜が始まった。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる