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言わないで、ください
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あまり目を合わせられないのでチラッとディアルトを盗み見すると、彼はこの上なく真剣な顔でリリアンナの素肌を見ていた。
真剣な顔というだけなら、訓練の間でもよく見ていた。
だが今のディアルトの目には、訓練の時にはない愛情と色欲が籠もっている。リリアンナに対して時折向けていた「欲しい」という眼差しを、いま解き放っていた。
リリアンナもディアルトに気持ちをずっと向けられていたからこそ、彼の手を止めたりなど水を差す真似をしない。
けれどディアルトに愛撫されて頼りない声を出す自分がどこか情けなくて、恥ずかしくて堪らなかった。
「リリィ? 気持ち良くないか?」
ちゅ……とリリアンナの胸元から唇を離したディアルトが、心配げに顔を覗き込んでくる。
「……いいえ。何だかフワフワして、変な気持ちです。……私、本当にこのような事……男性に肌をすべて見せるなどした事がないので、どう反応すれば正解なのか分からないのです。……間違えていたら、すみません」
最後は蚊が鳴くような声になり、リリアンナは赤くなった顔を両手で隠した。
「リリィ、可愛い」
ディアルトの手がリリアンナの内腿を撫で、これから秘部に触れると予告していた。
「……言わないで、ください……」
リリアンナが目を伏せて横を向いた時、金色の叢を撫でてディアルトの指先が秘唇に触れた。
「ん……っ」
クチュ……と濡れた音がし、指先でリリアンナの蜜がすくい取られる。それを秘唇に塗り込めるようにして、ディアルトがゆっくりと指を動かしてきた。
「ん……、あぁ、あ……っ、あ……っ」
ヌルヌルになった場所を何度も指が往復したあと、ディアルトの指が小さな蜜孔に入り込んでくる。
最初はその小ささを馴染ませるように前後にツプツプと指を動かし、次第にナカがほぐれてくると、孔を拡げるようにぐるりと掻き回してきた。
「あぁ……っ、あ、ディ……ァ……っ」
開いた脚が小さく震え、リリアンナは脚を閉じたいのを必死に堪える。
夫婦になった今だからこそ、恥ずかしくて照れ隠しに可愛くない事をするのは、もう終わりなのだと分かっていた。
先ほどから懸命に気持ちよさに素直になろうとしているのだが、どうしても情けない声を出すのだけはプライドが許さず、わななく唇からかぼそい声が切れ切れに漏れていた。
「寝室には俺たちしかいないんだから、我慢しないで声を出していいんだよ」
(あなたに聞かれたくないんです……っ!)
優しい顔で微笑まれるも、リリアンナは涙目で歯を食いしばり、恨みがましくディアルトを見つめ返す。
「……でも。意地を張っていられなくしてあげるから、覚悟して」
ふとディアルトの目が甘やかに、けれどどこか危険な光を宿して光ったかと思うと、蜜洞に挿し入れられた指がリリアンナの弱点を探り出した。
「んん……っ、ん、ぅ……っ、うぅっ」
柔らかな粘膜をまさぐられ、体内で異物が蠢く感覚に思わず声が漏れる。
まだ硬さを残す膣内を、ディアルトは何度も指の腹で擦り、ぐぅっと圧迫してはリリアンナの反応を見ていく。
「あんっ!」
――と、ソコに触れられただけで一際高い声が漏れ、リリアンナが自分の声に驚いた。
「ここ、だね」
何がここなのかと問う間もなく、ディアルトの指は執拗にそこばかりを擦り始めた。
「んんっ、んあぁあ……っ、あーっ、そ……っこ、だ、めぇっ」
腰が勝手にビクビクと動き、リリアンナは自分のままならない体に泣きたくなる。
知らないうちにジュプジュプと淫らな音が寝室中に響き、溢れ出す蜜の量を知らしめた。
「感じているリリィ、可愛いよ。もっと聞かせて」
感じ切ったリリアンナは、低く艶やかなディアルトの声を聞くだけで更に蜜の量を増やしてしまう。
「あんっ……ぅ、ううぅうっっ……んっ」
リリアンナは両手で枕を掴むと、ギリ……と刺繍が施された枕に爪を立てた。
「まだ歯向かう元気があるのかい? じゃあ、ここは?」
ヌルンッとディアルトの親指がぷくんと膨らんだ肉芽を弾き、その途端目の前で白い光りが一閃したかに思えた。
「っきゃああ!」
下腹部でうずうずとしていた熱が、少し肉芽に触れられただけで爆発的に燃え上がる。
辛うじて理性という崖に捕まっていた両手が、ディアルトの手によって外されてしまう。本能の海に落ちたリリアンナは、全身が何か別のものに作り替えられる感覚に陥り、混乱したまま喘いだ。
真剣な顔というだけなら、訓練の間でもよく見ていた。
だが今のディアルトの目には、訓練の時にはない愛情と色欲が籠もっている。リリアンナに対して時折向けていた「欲しい」という眼差しを、いま解き放っていた。
リリアンナもディアルトに気持ちをずっと向けられていたからこそ、彼の手を止めたりなど水を差す真似をしない。
けれどディアルトに愛撫されて頼りない声を出す自分がどこか情けなくて、恥ずかしくて堪らなかった。
「リリィ? 気持ち良くないか?」
ちゅ……とリリアンナの胸元から唇を離したディアルトが、心配げに顔を覗き込んでくる。
「……いいえ。何だかフワフワして、変な気持ちです。……私、本当にこのような事……男性に肌をすべて見せるなどした事がないので、どう反応すれば正解なのか分からないのです。……間違えていたら、すみません」
最後は蚊が鳴くような声になり、リリアンナは赤くなった顔を両手で隠した。
「リリィ、可愛い」
ディアルトの手がリリアンナの内腿を撫で、これから秘部に触れると予告していた。
「……言わないで、ください……」
リリアンナが目を伏せて横を向いた時、金色の叢を撫でてディアルトの指先が秘唇に触れた。
「ん……っ」
クチュ……と濡れた音がし、指先でリリアンナの蜜がすくい取られる。それを秘唇に塗り込めるようにして、ディアルトがゆっくりと指を動かしてきた。
「ん……、あぁ、あ……っ、あ……っ」
ヌルヌルになった場所を何度も指が往復したあと、ディアルトの指が小さな蜜孔に入り込んでくる。
最初はその小ささを馴染ませるように前後にツプツプと指を動かし、次第にナカがほぐれてくると、孔を拡げるようにぐるりと掻き回してきた。
「あぁ……っ、あ、ディ……ァ……っ」
開いた脚が小さく震え、リリアンナは脚を閉じたいのを必死に堪える。
夫婦になった今だからこそ、恥ずかしくて照れ隠しに可愛くない事をするのは、もう終わりなのだと分かっていた。
先ほどから懸命に気持ちよさに素直になろうとしているのだが、どうしても情けない声を出すのだけはプライドが許さず、わななく唇からかぼそい声が切れ切れに漏れていた。
「寝室には俺たちしかいないんだから、我慢しないで声を出していいんだよ」
(あなたに聞かれたくないんです……っ!)
優しい顔で微笑まれるも、リリアンナは涙目で歯を食いしばり、恨みがましくディアルトを見つめ返す。
「……でも。意地を張っていられなくしてあげるから、覚悟して」
ふとディアルトの目が甘やかに、けれどどこか危険な光を宿して光ったかと思うと、蜜洞に挿し入れられた指がリリアンナの弱点を探り出した。
「んん……っ、ん、ぅ……っ、うぅっ」
柔らかな粘膜をまさぐられ、体内で異物が蠢く感覚に思わず声が漏れる。
まだ硬さを残す膣内を、ディアルトは何度も指の腹で擦り、ぐぅっと圧迫してはリリアンナの反応を見ていく。
「あんっ!」
――と、ソコに触れられただけで一際高い声が漏れ、リリアンナが自分の声に驚いた。
「ここ、だね」
何がここなのかと問う間もなく、ディアルトの指は執拗にそこばかりを擦り始めた。
「んんっ、んあぁあ……っ、あーっ、そ……っこ、だ、めぇっ」
腰が勝手にビクビクと動き、リリアンナは自分のままならない体に泣きたくなる。
知らないうちにジュプジュプと淫らな音が寝室中に響き、溢れ出す蜜の量を知らしめた。
「感じているリリィ、可愛いよ。もっと聞かせて」
感じ切ったリリアンナは、低く艶やかなディアルトの声を聞くだけで更に蜜の量を増やしてしまう。
「あんっ……ぅ、ううぅうっっ……んっ」
リリアンナは両手で枕を掴むと、ギリ……と刺繍が施された枕に爪を立てた。
「まだ歯向かう元気があるのかい? じゃあ、ここは?」
ヌルンッとディアルトの親指がぷくんと膨らんだ肉芽を弾き、その途端目の前で白い光りが一閃したかに思えた。
「っきゃああ!」
下腹部でうずうずとしていた熱が、少し肉芽に触れられただけで爆発的に燃え上がる。
辛うじて理性という崖に捕まっていた両手が、ディアルトの手によって外されてしまう。本能の海に落ちたリリアンナは、全身が何か別のものに作り替えられる感覚に陥り、混乱したまま喘いだ。
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