【R-18】悪人は聖母に跪く

臣桜

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俺だけに鞠花の可愛い姿を見せて ☆

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 当然、いま蜜壷に入っている指の動きだって、彼が奉仕的な思いで鞠花が感じるスポットを探しているのだと体で理解していた。

「あ……っ、あぁ、……っあ、……あー……っ、――――そこ……っぁ、あ!」

 修吾の指先がある一点をかすめ、鞠花はビクンッと腰を跳ねさせた。

「ん? ここ好い?」

 修吾は優しく微笑み、鞠花が感じた場所のみをスリスリと執拗に撫でてくる。

「っひあぁああ……っ、あっ、あぁああ……っ! あーっ!」

 今まで感じた事のない淫悦にまみれ、鞠花ははばかりなく声を上げ、こみ上げる愉悦から逃げだそうと腰を浮かせた。

「こんなに腰をビクビクさせて……。可愛い……。ここ、気持ちいい?」

 余裕たっぷりに笑みを含んだ修吾に尋ねられ、鞠花は力一杯彼の腕に縋った。

「き……っ、もち、ぃ……っから、――――やぁっ」

 生まれて初めてこんな快楽を得て、鞠花は焦りと恐れすら抱いていた。

 何とか逃げようとするのだが、体をねじろうとしたところで修吾に「だーめ」と言われ、肩を押さえられる。
 窘めるようにチュッと音を立ててキスをされ、もう自分が彼の掌で転がされるしかないのだと悟った。

「気持ちいいなら、もっと感じて。俺だけに鞠花の可愛い姿を見せて」

 髪をサラリと撫でられたあと、唇にチュッと可愛いキスを与えられる。
 あられもない声を出し、姿を晒しているのに、修吾は嗤わず「もっと見せて」と言ってくれる。

 その〝すべてを受け入れる〟という態度に、鞠花は自分の固く閉ざしていた心が柔らかく綻び、彼に向かって花開こうとしているのを感じた。

「ん……っ、んぅ、あ……っ。き……もち、……の」

「うん、ここは?」

 クチュックチュッと鞠花の蜜壷を解しながら、修吾は親指の腹でぷっくりと膨らんだ陰核を優しく押し潰した。

「んぁああ……っ」

 ビリビリッと全身に甘い痺れが走り、鞠花は脚を突っ張らせる。

「いい反応だ。クリも弄ったら達けそうだな」

 そのあとも修吾は鞠花の乳首を吸い、時に肌に所有の証として赤い跡をつける。

 さらに指を一本増やして二本の指で彼女を暴き、親指では女の弱点を捏ねては押し潰し、優しく優しく快楽を上書きしてゆく。
 感じて下りてきた子宮口付近を指でぐぅっと押され、ポルチオでも気持ち良くなれるよう教え込まれる。

 修吾の指に体の内部を的確に押さえられるたび、ジュワッと果汁のように愛蜜が溢れてはシーツに染みを作った。

「んーっ! あぁああ……っ、あーっ! も……っ、や、何か……っ、くる……っ、きちゃ……っ、――――ぅ」

 ゾクゾクと耐えがたい疼きがこみ上げたかと思うと、思っていた以上にあっけなく絶頂が訪れた。

「んぅうううぅう……っ!!」

 鞠花は両手で自分の口を塞ぎ、体に力を入れて痙攣させる。

「鞠花」

 鞠花の手を、修吾が片手でまとめて掴み、口元から離してしまう。
 そしてさらに蜜壷に潜らせた指で鞠花の弱点を撫で続け、濡れそぼった陰核に親指をヌルヌルと滑らせた。

「――――っあぁ、あ……あぁあああ……ぁ……っ!」

 声を封じる事のできなくなった鞠花は、顔を真っ赤にさせ、引き絞るように声を出して腰を弓なりに反らした。

「……あー、……エロい……。可愛い……」

 髪を振り乱して感じ抜く鞠花を、修吾は陶酔した目で見下ろし、満足気に微笑む。

 鞠花がピクピクと震えて脱力すると、修吾は蜜壷から指を引き抜いて愛蜜に濡れたそれを美味そうに舐めた。

 そしていつの間に仕込んだのか、枕の下から避妊具の箱を出し、パッケージを一つ切り離す。
 修吾は慣れた手つきで避妊具を装着し、興奮しきった目で鞠花の脚を開いてきた。

「……鞠花、抱くよ。……いい?」

 頬を撫でられ、彼女は小さく頷く。

 修吾から与えられた快楽は深く、いまだ重い淫悦の痺れが体から抜けていない。
 これ以上の気持ちよさがあるのだろうかと信じられない思いのまま、鞠花は彼に最後でする事を許可した。

 修吾は鞠花の腰を抱え、自身の屹立に手を添えて先端を彼女の蜜口に押し当てる。

「ん……」

 敏感にぬめった場所に熱いモノが当たり、鞠花は微かに声を漏らした。

「入れるよ」

 修吾がまた短く告げ、ゆっくり腰を推し進めてくる。
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