【R-18】年下国王の異常な執愛~義母は義息子に啼かされる~【挿絵付】

臣桜

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番外編1義息子の劣情:十五歳の怒り1 ☆

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「俺が怒ってるのは分かっているんだろうな?」

 オーガストが十五歳になり、リディアに初めて貞操帯を付けさせた晩。
 秘密の通路から姿を表したオーガストは、すでに昏々と眠っているリディアを跨ぎ低く唸る。

「あなたから共寝を拒絶されたショックは、かなりのものなんだぞ」

 リディアと相対していたときはまだ理性的だったものの、オーガストは強い衝撃を受けていた。
 とはいえ、いつかこんな日がくると思っていたので、準備していた貞操帯が役立ったのは嬉しい。

 妖精か天使。または女神というリディアの体に、革製の無骨な貞操帯が付けられているさまを想像するだけで、軽く勃起できる。

 おまけに最近特にリディアを色目で見るカルヴィンへの、本気の予防でもあった。

 あの抜け目のないキツネのような男は、いつリディアを暗がりに連れ込み押し倒すか分かったものでない。
 王子であるオーガストに「良い模範になります」と媚びへつらい、王家の協力者のような顔をしているが、その魂胆は見え見えだ。

 ガーランドでは、王位を就けるのは成人した王位継承者となっている。

 王位継承第一位の者が未成年で死亡した場合、王位継承権は通常通り血族内の第二位に向かう。
 しかし王位継承第一位の者が成人して亡くなった場合、王座は王位継承者外の者にも開かれるのだ。

 子供の王に摂政がつくという政治がないガーランドは、『大人の政治』が基本となっている。また同じ血族がずっと君臨して血の雨を降らせた過去があるので、外部の人間が王座に座るチャンスを設けたのも、歴史の教訓だ。

 その決まりを狙い、オーガストが成人したあとにカルヴィンは堂々と命を狙ってくると踏んでいる。

 若き王が即位草々亡くなったと喪に服したあと、あの男は長年温めた宰相の地位と権力を振りかざし、自らが王になると宣言するに決まっている。

 そのとき可哀相なリディアは、ろくに意見を求められないまま新しい王の妻とされるだろう。
 さらに事前にリディアに手を出し彼女が孕めば、王妃の子の父ということで厚顔無恥にもカルヴィンが「私が王になるしかあるまい」と言うのは明白だ。

 そうならないための貞操帯でもあったのだが……。

「真珠を一粒入れたのは、気に入ってくれただろう?」

 ネグリジェの上から貞操帯を摘まみ、クイ、と上方に持ち上げると「ん……」とリディアの眉間にうっすら皺が寄る。

「さっきも辛そうだったものな。これから六年間、本当にあなたが我慢できるかは謎でしかないが……」

 慣れた手つきでスルスルとリディアを脱がせ、オーガストの目に貞操帯が映る。

 真っ白な肌に茶色い革製の貞操帯。

 なんともいびつな組み合わせで、淫靡な光景だ。
 彼自身も躊躇わず全裸になり、首から提げていた鍵で貞操帯を解放した。

「何もしていないのに、こんなに濡らしていたのか」

 三角形の革がぺろりと外されるとき、秘部に触れる部分から粘度の高い糸を引いていたのを目視し、オーガストが皮肉げに笑う。

「一日目でこんなにびしょ濡れなら、六年後にはどうなってるんだ? 母上。ドレスを着ながら大洪水、ということになっていなければいいが」

 揶揄しても、リディアは深く眠っている。

 微笑んだオーガストは、リディアの膝を曲げ左右に開かせた。





 この四年のあいだ、淫戯をしているオーガスト自身も変化を迎えている。

 最初のうちは女性の象徴である胸にしか興味がなかった。しかし精通を迎えちゃんとした精液を出すようになり、自分がリディアを孕ませる未来を夢想し始めたのだ。

 そうすれば下肢に興味を持つのは必然。

 十三歳になってリディアの花弁を見たときの衝撃は、きっと一生忘れないと思う。

 どこを見ても美しいリディアの、もっとも秘めた部分は本当に花びらのようだった。誰にも触られていないそこは、ぴたりと閉じたままだ。
 吐息がかかる距離でじぃっと見つめたあと、オーガストは温かくぬるついた花弁を弄り出した。

 大事な部分なので乱暴に扱ってはならないと理解しており、最初はおっかなびっくりだった。しかし本で読んだ知識をもとに突起を包皮ごと転がしていると、リディアが声を上げだしたのだ。

 その色っぽい声は、胸だけの刺激よりももっと深く粘ついたものだった。

 嬉しくなったオーガストは、暗記した本の中身を思いだし、その晩からリディアの下肢を開発し始めたのだ。





 ぬち……となんの遠慮もなく、オーガストは中指をリディアの蜜壷に押し込んだ。
 潤んだ場所はすぐにくちゅくちゅと啼き始め、静かな寝室に淫靡な音が響く。

「相変わらずあなたのナカは温かいな。俺が本当にあなたの子なら、この中で眠っていたのか。それはそれでいいのかもしれないが、俺は子を作るほうが好みだな」

 四年前初めて精通を迎えたオーガストの陰茎は、もう大人顔負けの立派なサイズになり、血管を浮かばせ張り詰めていた。

 実際オーガストは発育が良く、同じ歳の貴族の息子たちと並んでも頭一つ背が高く胸板も厚い。
 すでに成人して鍛えている騎士たちには負けるが、これからの自身ののびしろをオーガスト本人が一番分かっていた。

 なので自分が六年後には、騎士たちと遜色ない体型になっていることも予想する。また下腹部で屹立しているモノも、今より大きくなっているだろうと察する。

「その時あなたが苦しい思いをしないように、いまからじっくり開発してあげるからね。優しい息子だろう?」

 クチクチと内側の壁を擦っていると、すぐにリディアが声を漏らし始める。

「ん……、く……ぅ、ん」

 四年間かけて毎晩太腿を開かれているリディアは、本人の自覚なしにとても股関節が柔らかくなっていた。
 脚を左右に開かれても、膝が敷布につきそうになるほど股関節が開く。それもまたオーガストが『育てた』証だ。

「ねぇ、母上。女性は一番感じる場所があるんだってね? それは女性の体だけが知っている秘密なんだそうだ。でも俺は母上本人より、母上の体を知っている。ここだろう?」

 愉悦のこもった声でリディアに話しかけ、オーガストは突起の裏側あたりを執拗に擦る。

「ん……ぁ、あ……、ん……」

 ぱくりと無造作に開かれた腰が、ビクビクと跳ね上がる。

「可愛いな。俺の言葉にいちいち怒ったり溜め息をつく母上も可愛いが、こうして素直になっている姿が一番可愛いよ」

 反抗期まっただなかのオーガストは、リディアと最近喧嘩してばかりだ。
 リディアが見せる『母』としての顔に、つい苛立ちが先走ってしまう。

「本当は俺は『息子』じゃなくて『男』なのに」、「どうしてそうやって親の顔をするんだ」など、内心文句たらたらだ。

 余裕のあるふりを見せたくて生意気を言えば、リディアは困った挙げ句泣き出しそうになる。

 泣かせたい訳ではないが、そんな顔もクラリとするほど魅力的なので逆にオーガストが困る。もっとその顔を見たいと歪んだ欲望が頭をもたげる。

 結果、昔のように「はい、母上」と良い返事ができず、斜めから見たものの言い方をしてはリディアを困らせていた。

 彼女自身も自分で産んだ訳ではない子供の面倒をみて、初めての反抗期を迎え戸惑っているのも分かる。
 お互い何もかも手探りで、この試練に立ち向かっていかなければならなかった。

「起きていても、こんな風に甘い声で俺を呼んでくれればいいのに」

 共寝を拒絶したそもそもの苛立ちを思いだし、オーガストはさらに指を早めた。

「ほら、母上。いつものように『いずれ王になる方がすることではありません』と怒ってみたらどうだ? このままだとあなたは息子の手で潮を噴かされるぞ?」

 水音はグチュグチュと激しいものに変わり、オーガストの指もいつのまに二本に増えていた。粘度の高い愛液は白っぽくなり、泡立ってオーガストの掌まで垂れている。

「あ、……っぁ、あ……、あ、あぁっ」
「それとも、こっちのマメを弄られないと達けないか? そんな体に躾けた覚えはないんですけどね?」

 言いつつもオーガストの親指は、ぷくりと膨れ上がった肉真珠をピンッと弾いた。
 目に見えて分かるほどリディアの腰が浮き上がり、細かく痙攣してはびく、びく、と再度跳ね上がる。
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