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騙し合い3
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あらゆる可能性があるのに、ここで一人思い悩んでも時間が無駄になるだけだ。
「どうすれば良いのかしら」
期限があと三日あるのはありがたかった。
知らずに期限を逃していれば、どんな噂が王宮に流れていたか分からない。
あと三日の間にリディアを城から追い出そうとする『誰か』を突き止め、懐柔する策を練らなければ。
ふぅ、と溜め息をつき引き出しを戻した。
何気なく姿見を見れば、やや疲れた表情のリディアが立っている。
薄絹のネグリジェを身に纏い、シルバーブロンドを流した美女。ありとあらゆる賛辞を受け、結婚したというのにいまだ多くの貴族や周辺国の王侯貴族から手紙が届く。
――けれど。
「私はもう決めたの。ずっとオーガストの側にいる。オーガストだけは、私のすべてを知っていながら私を拒まない。私を受け入れてくれる。愛してくれる。……彼の側にいられるのなら、私だって汚い女になってみせるわ」
少し目を眇め鏡の中の自分に言い聞かせれば、険しい顔をした彼女も同意しているように思えた。
**
三日後の晩、リディアは一人夜の城を歩いていた。
ナイトドレスの上からフード付きマントを羽織り、俯き気味に廊下を静かに進む。歩哨が角を曲がったのを確認して柱の陰へ渡り、人影がないのを確認してまた次の柱へ。
一見不審者だが、リディア自身が表立って身分を表せないので仕方がない。
真夜中に国王と睦んでいるはずの王妃が、一人で歩いているとなればすぐに送り返されてしまう。
四階の王族プライベートフロアを抜け、階段を下りると三階の廊下をずっと進んでゆく。
東の端にある部屋は、予備部屋だ。
会議室がありその隣にサロンがある。更にサロンに給仕するワゴンなどを一時置いておいたり、来客用の水煙草のパイプを置いてあったり。普段使わない物を置いてある場所でもある。
周囲を見回し、扉を押すと静かに体を滑り込ませる。
「あの……。もしもし。リディアです。短剣を……」
心許ない声が夜の静寂を震わせた。
一瞬背後で空気が揺らいだかと思うと、リディアは男――と思われる人物に背後から羽交い締めにされていた。
「!」
「……まぁ、よくのこのこ来たものね。頭が空っぽなのかしら?」
女の声がし、「聞いた事がある」と思うよりも先に本人が月光が差し込むなか姿を現した。
「パール様……」
想像しなかった訳ではない。けれど彼女でなければいいと思っていた事も確かだ。
パールは燭台に火を灯し、揺らめく炎をリディアにグイと近付けてくる。
「その姿、王宮から出て行くつもりではないの?」
「そ、そういう訳では……。ただ私はまず短剣を返して頂こうと思って……」
月光と蝋燭の明かりに反射して、パールの手の中でキラリと黄金の短剣が煌めいた。
「わたくしの躾のなっていない犬が、これを見つけてね? 誰の物か確認するためによく調べてみたら……。あなたの名前が彫ってあるし、薬も見つけたわ。……これ、避妊の薬なのですってね?」
「――――」
ギクリと身を強張らせ、リディアはかぶりを振る。
「一応王妃という座にいる者が、世継ぎを儲けるつもりがないだなんてどういう事? あなた、ブライアン陛下がご存命だとしてもそうだったの? 世継ぎを産まずに王妃の座に座り、甘い汁を吸って不貞の限りを尽くすつもりだったの?」
カァッとリディアは赤面し、思わずパールに歯向かっていた。
「世継ぎを産まないつもりなどありません。ブライアン陛下とお子を儲けず不貞を働かれたのは、パール様ではありませんか」
次の瞬間、バシッと強烈な音がしてリディアの頬に衝撃が走っていた。
「生意気を言うんじゃありません! この身分の低い小娘! わたくしは陛下に愛されなかったのではなく、大事にされていたのです! 財を使い経済を発達させるのも王妃の役目! 陛下のために貴族たちと懇意になる事も、王妃の役目です。一度や二度の過ちなど、貴族の女性なら皆している事ですわ!」
「私とあなたを一緒にしないでください」
「っこの!」
またバシッと音がし、続けて何度か同じ音がした。
肩を怒らせ手を押さえたパールと、頬を真っ赤にして口から血を流したリディアが、狭い部屋に荒い息を吐く。
「あーあ。あなたの面の皮が厚いものですから、わたくしの白魚のような手が痛んでしまいましたわ」
憎しみを隠さない声でパールは告げ、グイッとリディアの銀髪を引っ張った。
「っいたっ……」
「わたくしの城から出ていきなさい」
頬が酷く痛むし、衝撃で耳も少し遠くなっている。けれどパールの言葉にリディアは従えない。
「……いやです。私はオーガストの側にいます」
次の瞬間ガツッと頭に強い衝撃が走った。
一瞬グラついた頭をゆるゆると振れば、目の前に短剣を持ったパールがギラギラと憎しみの籠もった目でこちらを睨んでいる。恐らく短剣で頭を殴られたのだろう。
「出て行け! わたくしの城から出て行け! ブライアン陛下に色目を使い、わたくしのカルヴィンにまで色目を使って……。おまけに息子の妻になったですって? なんて厚顔無恥な女なの!」
唾を飛ばし、激昂したパールが罵声を浴びせる。
リディアはグッと唇を引き結んだまま、パールを強い目で見つめ返す。
「色目など使っておりません。ブライアン陛下からは偶然から見初められ、オーガストには純粋な想いを受け取りました。カルヴィンに至っては私は彼を何とも思っていません。カルヴィンと結婚したいのなら、どうぞご自由に。私はオーガスト以外の男性に何の興味も持っていません。パール様の恋愛に口を出す気もございません」
「何て……生意気なの……っ」
シャリンと金属が擦れ合う音がした後、ゴトッと重たい物が床に落とされた。
明かりにギラリと光るのは、銀色の刃。
流石にそれにはリディアも息を呑んだ。
「……パール様……」
「いい事? もう一度だけ訊きますわ。自分が男を誘惑する淫らな女だと自覚し、この国を退廃させる前に城を出て行きなさい」
喉元に冷たい刃を押し当て、パールが低い声を出す。
全身の毛を逆立たせ、リディアは呼吸を乱す。ほんの僅かに動いてしまっただけで、鋭利な刃物が喉を裂きそうな気すらした。
けれど――、嘘であってもオーガストへの想いを偽る事はできない。
ブライアンに対しては、確かに彼を殺す片棒を担いでしまった。だがその罪すら呑み込んで愛してくれるオーガストは、たった一人の自分の味方だ。
一人の男として彼を愛し、信頼している。
ブライアンを裏切ってしまったと知った今、オーガストにだけは命を賭けて信頼に値する人間になりたかった。
何度か唇が喘ぐように開かれてから、リディアが微笑む。
「……オーガストは、私の命です」
スゥッとパールの目が細められ、唇が残忍に釣り上がる。
「……そう。愚かな選択をしたものね。田舎に逃げ帰れば、どこかの男と再婚するぐらいはできたかもしれないのに」
その時、サロンに通じるドアが開き、誰かが姿を現した。
「どうすれば良いのかしら」
期限があと三日あるのはありがたかった。
知らずに期限を逃していれば、どんな噂が王宮に流れていたか分からない。
あと三日の間にリディアを城から追い出そうとする『誰か』を突き止め、懐柔する策を練らなければ。
ふぅ、と溜め息をつき引き出しを戻した。
何気なく姿見を見れば、やや疲れた表情のリディアが立っている。
薄絹のネグリジェを身に纏い、シルバーブロンドを流した美女。ありとあらゆる賛辞を受け、結婚したというのにいまだ多くの貴族や周辺国の王侯貴族から手紙が届く。
――けれど。
「私はもう決めたの。ずっとオーガストの側にいる。オーガストだけは、私のすべてを知っていながら私を拒まない。私を受け入れてくれる。愛してくれる。……彼の側にいられるのなら、私だって汚い女になってみせるわ」
少し目を眇め鏡の中の自分に言い聞かせれば、険しい顔をした彼女も同意しているように思えた。
**
三日後の晩、リディアは一人夜の城を歩いていた。
ナイトドレスの上からフード付きマントを羽織り、俯き気味に廊下を静かに進む。歩哨が角を曲がったのを確認して柱の陰へ渡り、人影がないのを確認してまた次の柱へ。
一見不審者だが、リディア自身が表立って身分を表せないので仕方がない。
真夜中に国王と睦んでいるはずの王妃が、一人で歩いているとなればすぐに送り返されてしまう。
四階の王族プライベートフロアを抜け、階段を下りると三階の廊下をずっと進んでゆく。
東の端にある部屋は、予備部屋だ。
会議室がありその隣にサロンがある。更にサロンに給仕するワゴンなどを一時置いておいたり、来客用の水煙草のパイプを置いてあったり。普段使わない物を置いてある場所でもある。
周囲を見回し、扉を押すと静かに体を滑り込ませる。
「あの……。もしもし。リディアです。短剣を……」
心許ない声が夜の静寂を震わせた。
一瞬背後で空気が揺らいだかと思うと、リディアは男――と思われる人物に背後から羽交い締めにされていた。
「!」
「……まぁ、よくのこのこ来たものね。頭が空っぽなのかしら?」
女の声がし、「聞いた事がある」と思うよりも先に本人が月光が差し込むなか姿を現した。
「パール様……」
想像しなかった訳ではない。けれど彼女でなければいいと思っていた事も確かだ。
パールは燭台に火を灯し、揺らめく炎をリディアにグイと近付けてくる。
「その姿、王宮から出て行くつもりではないの?」
「そ、そういう訳では……。ただ私はまず短剣を返して頂こうと思って……」
月光と蝋燭の明かりに反射して、パールの手の中でキラリと黄金の短剣が煌めいた。
「わたくしの躾のなっていない犬が、これを見つけてね? 誰の物か確認するためによく調べてみたら……。あなたの名前が彫ってあるし、薬も見つけたわ。……これ、避妊の薬なのですってね?」
「――――」
ギクリと身を強張らせ、リディアはかぶりを振る。
「一応王妃という座にいる者が、世継ぎを儲けるつもりがないだなんてどういう事? あなた、ブライアン陛下がご存命だとしてもそうだったの? 世継ぎを産まずに王妃の座に座り、甘い汁を吸って不貞の限りを尽くすつもりだったの?」
カァッとリディアは赤面し、思わずパールに歯向かっていた。
「世継ぎを産まないつもりなどありません。ブライアン陛下とお子を儲けず不貞を働かれたのは、パール様ではありませんか」
次の瞬間、バシッと強烈な音がしてリディアの頬に衝撃が走っていた。
「生意気を言うんじゃありません! この身分の低い小娘! わたくしは陛下に愛されなかったのではなく、大事にされていたのです! 財を使い経済を発達させるのも王妃の役目! 陛下のために貴族たちと懇意になる事も、王妃の役目です。一度や二度の過ちなど、貴族の女性なら皆している事ですわ!」
「私とあなたを一緒にしないでください」
「っこの!」
またバシッと音がし、続けて何度か同じ音がした。
肩を怒らせ手を押さえたパールと、頬を真っ赤にして口から血を流したリディアが、狭い部屋に荒い息を吐く。
「あーあ。あなたの面の皮が厚いものですから、わたくしの白魚のような手が痛んでしまいましたわ」
憎しみを隠さない声でパールは告げ、グイッとリディアの銀髪を引っ張った。
「っいたっ……」
「わたくしの城から出ていきなさい」
頬が酷く痛むし、衝撃で耳も少し遠くなっている。けれどパールの言葉にリディアは従えない。
「……いやです。私はオーガストの側にいます」
次の瞬間ガツッと頭に強い衝撃が走った。
一瞬グラついた頭をゆるゆると振れば、目の前に短剣を持ったパールがギラギラと憎しみの籠もった目でこちらを睨んでいる。恐らく短剣で頭を殴られたのだろう。
「出て行け! わたくしの城から出て行け! ブライアン陛下に色目を使い、わたくしのカルヴィンにまで色目を使って……。おまけに息子の妻になったですって? なんて厚顔無恥な女なの!」
唾を飛ばし、激昂したパールが罵声を浴びせる。
リディアはグッと唇を引き結んだまま、パールを強い目で見つめ返す。
「色目など使っておりません。ブライアン陛下からは偶然から見初められ、オーガストには純粋な想いを受け取りました。カルヴィンに至っては私は彼を何とも思っていません。カルヴィンと結婚したいのなら、どうぞご自由に。私はオーガスト以外の男性に何の興味も持っていません。パール様の恋愛に口を出す気もございません」
「何て……生意気なの……っ」
シャリンと金属が擦れ合う音がした後、ゴトッと重たい物が床に落とされた。
明かりにギラリと光るのは、銀色の刃。
流石にそれにはリディアも息を呑んだ。
「……パール様……」
「いい事? もう一度だけ訊きますわ。自分が男を誘惑する淫らな女だと自覚し、この国を退廃させる前に城を出て行きなさい」
喉元に冷たい刃を押し当て、パールが低い声を出す。
全身の毛を逆立たせ、リディアは呼吸を乱す。ほんの僅かに動いてしまっただけで、鋭利な刃物が喉を裂きそうな気すらした。
けれど――、嘘であってもオーガストへの想いを偽る事はできない。
ブライアンに対しては、確かに彼を殺す片棒を担いでしまった。だがその罪すら呑み込んで愛してくれるオーガストは、たった一人の自分の味方だ。
一人の男として彼を愛し、信頼している。
ブライアンを裏切ってしまったと知った今、オーガストにだけは命を賭けて信頼に値する人間になりたかった。
何度か唇が喘ぐように開かれてから、リディアが微笑む。
「……オーガストは、私の命です」
スゥッとパールの目が細められ、唇が残忍に釣り上がる。
「……そう。愚かな選択をしたものね。田舎に逃げ帰れば、どこかの男と再婚するぐらいはできたかもしれないのに」
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