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初夜3 ☆
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自由な片手は彼女の芸術的な体のラインをなぞり、括れた腰を離れたあと魅惑的な臀部や太腿を撫で回す。
真っ白すぎて淫猥な太腿を押し上げて脚を開かせ、その中心部にまた指を滑らせた。
「ん……んぅ」
舌を吸われ、口腔を淫らに舐められたリディアが、くぐもった声を出す。
大きな手に包まれた胸はオーガストの掌の温もりを感じ、リディアに安堵を与える。
今まで貞操帯の真珠で擦られ敏感になり、また知らない間にオーガストによって開花させられていた花弁は、クチュリと濡れた音をたてた。
花弁の形を確認するように指が上下に動き、蜜を纏わせた指の腹がいたずらに肉色の真珠を転がす。
「んぅっ! ん、んふぅ……っ」
オーガストが言っていたように、リディアはソコで敏感に感じてしまった。
本来なら処女で手つかずのリディアは、誰にも許していない場所に触れられれば違和感や痛みを感じるはずだった。けれどオーガストに慣らされ濡れやすい体質に変えられてしまった体は、僅かな刺激でしとどに蜜を漏らす。
すぐに指が二本挿し入れられ、勝手知ったるリディアの感じる場所を擦り始めると、得も言われぬ淫悦に体がビクビクと震えだした。
「あ……っ、な、なにこれ……っ、あっ、あぁあ!」
やっとキスから解放された唇は、濡れたまま嬌声を漏らす。蕩けた甘い声が耳朶を震わせるのに、オーガストは満足気に唇を笑わせていた。
「あなたは快楽に弱い体になっている。初夜なのだからたっぷり感じて、沢山喘ぐといい」
「そん……っ、な、ぁ、あ、ぁやぁ……ん、ソコ……擦らないで……っ」
オーガストの指が二本揃えられ、ある一点を執拗に擦ってくる。おまけに親指が淫らに膨らんだ真珠を撫で、すぐにリディアの快楽は高まってゆく。
「待って……っ、待ってオーガスト! 怖いの! 何かがくるわ……っ、嫌なの、怖い……っ、それ以上擦らないでっ」
「ソレは『達する』という事だから、恐れず受け入れればいい。あなたが気を失っても大丈夫なように、俺がちゃんと見ていてあげるから」
「達っ……ぁ、見ていて……くれるの? 本当に?」
ゴクリとリディアの喉元が大きな音がする。ハァハァと呼吸を繰り返して乳房を上下させ、蕩けた目は必死にオーガストに縋っている。
「大丈夫だ。危ない事は何もないから、その『気持ちいい』という感覚に身を委ねてしまいなさい」
「んン……っ、でもぉ……っ」
腰を揺らし唇を戦慄かせるリディアは、下腹部に力を込めオーガストの指を食い千切らんばかりだ。何度も唇を舐め、クネクネと腰を揺らめかせ、何とかして襲い来る快楽から逃れようとする。
けれど相手は十年間リディアの体を弄んだ男だ。彼女の体に何をすれば、一番感じるのかも熟知している。
「ほら、一度極めてしまいなさい。何も怖い事はない。俺が見守っていてあげるから」
言葉では良い事を言っても、実のところオーガストは起きているリディアが達する顔を見たいだけだ。
指戯をしている間リディアが一番悦ぶ事――凝り立った乳首の先端を何度も指の腹で擦れば、あえなく彼女は飛んでしまった。
「ン――んぁっ……、ぁっあぁああぁ!」
目を閉じ、額に神経が集中するずっと高い場所で、世界に亀裂が入りパンッと極彩色の別世界が広がった気がした。チカチカと星が瞬き、様々な色が入り乱れる中にリディアが吸い込まれてゆく。
恐ろしくて絶叫したはずなのに、自分の声が聞こえない。上下左右も分からなくなり、大きな波間に翻弄される。世界が瞬き咲いて、しぼんでまた咲いてゆく。
凄まじい感覚を味わった後、リディアは虚ろな目を天蓋に向けて弛緩していた。
「あぁ……。思っていた通りとてもいい顔で達したね、リディア」
うっとりとしたオーガストの声に、リディアは何も答えられない。お腹の奥がピクピクと蠕動し、濡れそぼった花弁は何かを欲しがって戦慄く。
「敷布がびしょ濡れになるほど蜜を吐き出してしまうのは、いつもの事だね。いま舐めて綺麗にしてあげるから、体の力を抜いていて」
まだぼんやりしているリディアの腰の下に、オーガストがクッションを積んでゆく。秘部を天井に向けてしまう格好にされ、やっとリディアが我に返った。
「オーガスト! 嫌だわこんな格好……っ」
リディアは必死にもがくが、太腿を開かれ押さえられ身動きが取れない。
やがて目に欲を灯したオーガストが、その秀麗な顔を秘部に近付ける。トロリと出された赤い舌が目に映り、リディアが「やめ――」と声を上げた途端。
「ふぁあっ……」
柔らかな舌に敏感な場所を愛撫され、リディアが指と異なる快楽に負けた。
柔らかく形を変えるオーガストの舌がひらめくたび、花弁をくすぐられているような感覚に陥る。もどかしくて、でも優しい感覚が気持ち良くて、先ほどよりもあっという間に追い詰められる。
「駄目ぇ……っ、ダメ、ダメなの……っ、ソレしないでぇっ!」
悲鳴に似た声を上げ哀願するのに、オーガストは己の唾液も混ぜてヌルヌルとリディアの花弁を弄ぶ。
たっぷりと濡れた蜜壷に尖らせた舌先を入れてみては、ヌポヌポと前後させ中途半端に快楽を与えて抜いてしまう。かと思えばまるまると膨らんだ肉の真珠を舌で弾き、レロレロと左右に転がした。
「んっ……、ン、ひぃっ――、ダメ……っ、ぁ、ア――っ!」
口で「駄目」と言いつつも、リディアは縋るようにオーガストの頭を押さえてしまう。
彼の黒髪を両手でクシャクシャに掻き混ぜ、クッションの上の高い場所で腰を揺すりたてる。大きく脚を開かれたつま先は、虚空を必死に掴んでいた。
美しいオーガストに恥辱の場所を舐めさせてしまい、罪悪感と快楽でどうにかなってしまいそうだ。気が遠くなるほど優しく妖しい舌技で意識が攪拌された後、とうとうリディアは口淫ででも埒を明けてしまった。
「あうぅっ、ああぁアぁっ! ダメっ、ダメ……っぇ――」
ボロボロと涙を零し許しを乞いつつ、リディアはまた真っ白な世界の扉を開いた。
真っ白すぎて淫猥な太腿を押し上げて脚を開かせ、その中心部にまた指を滑らせた。
「ん……んぅ」
舌を吸われ、口腔を淫らに舐められたリディアが、くぐもった声を出す。
大きな手に包まれた胸はオーガストの掌の温もりを感じ、リディアに安堵を与える。
今まで貞操帯の真珠で擦られ敏感になり、また知らない間にオーガストによって開花させられていた花弁は、クチュリと濡れた音をたてた。
花弁の形を確認するように指が上下に動き、蜜を纏わせた指の腹がいたずらに肉色の真珠を転がす。
「んぅっ! ん、んふぅ……っ」
オーガストが言っていたように、リディアはソコで敏感に感じてしまった。
本来なら処女で手つかずのリディアは、誰にも許していない場所に触れられれば違和感や痛みを感じるはずだった。けれどオーガストに慣らされ濡れやすい体質に変えられてしまった体は、僅かな刺激でしとどに蜜を漏らす。
すぐに指が二本挿し入れられ、勝手知ったるリディアの感じる場所を擦り始めると、得も言われぬ淫悦に体がビクビクと震えだした。
「あ……っ、な、なにこれ……っ、あっ、あぁあ!」
やっとキスから解放された唇は、濡れたまま嬌声を漏らす。蕩けた甘い声が耳朶を震わせるのに、オーガストは満足気に唇を笑わせていた。
「あなたは快楽に弱い体になっている。初夜なのだからたっぷり感じて、沢山喘ぐといい」
「そん……っ、な、ぁ、あ、ぁやぁ……ん、ソコ……擦らないで……っ」
オーガストの指が二本揃えられ、ある一点を執拗に擦ってくる。おまけに親指が淫らに膨らんだ真珠を撫で、すぐにリディアの快楽は高まってゆく。
「待って……っ、待ってオーガスト! 怖いの! 何かがくるわ……っ、嫌なの、怖い……っ、それ以上擦らないでっ」
「ソレは『達する』という事だから、恐れず受け入れればいい。あなたが気を失っても大丈夫なように、俺がちゃんと見ていてあげるから」
「達っ……ぁ、見ていて……くれるの? 本当に?」
ゴクリとリディアの喉元が大きな音がする。ハァハァと呼吸を繰り返して乳房を上下させ、蕩けた目は必死にオーガストに縋っている。
「大丈夫だ。危ない事は何もないから、その『気持ちいい』という感覚に身を委ねてしまいなさい」
「んン……っ、でもぉ……っ」
腰を揺らし唇を戦慄かせるリディアは、下腹部に力を込めオーガストの指を食い千切らんばかりだ。何度も唇を舐め、クネクネと腰を揺らめかせ、何とかして襲い来る快楽から逃れようとする。
けれど相手は十年間リディアの体を弄んだ男だ。彼女の体に何をすれば、一番感じるのかも熟知している。
「ほら、一度極めてしまいなさい。何も怖い事はない。俺が見守っていてあげるから」
言葉では良い事を言っても、実のところオーガストは起きているリディアが達する顔を見たいだけだ。
指戯をしている間リディアが一番悦ぶ事――凝り立った乳首の先端を何度も指の腹で擦れば、あえなく彼女は飛んでしまった。
「ン――んぁっ……、ぁっあぁああぁ!」
目を閉じ、額に神経が集中するずっと高い場所で、世界に亀裂が入りパンッと極彩色の別世界が広がった気がした。チカチカと星が瞬き、様々な色が入り乱れる中にリディアが吸い込まれてゆく。
恐ろしくて絶叫したはずなのに、自分の声が聞こえない。上下左右も分からなくなり、大きな波間に翻弄される。世界が瞬き咲いて、しぼんでまた咲いてゆく。
凄まじい感覚を味わった後、リディアは虚ろな目を天蓋に向けて弛緩していた。
「あぁ……。思っていた通りとてもいい顔で達したね、リディア」
うっとりとしたオーガストの声に、リディアは何も答えられない。お腹の奥がピクピクと蠕動し、濡れそぼった花弁は何かを欲しがって戦慄く。
「敷布がびしょ濡れになるほど蜜を吐き出してしまうのは、いつもの事だね。いま舐めて綺麗にしてあげるから、体の力を抜いていて」
まだぼんやりしているリディアの腰の下に、オーガストがクッションを積んでゆく。秘部を天井に向けてしまう格好にされ、やっとリディアが我に返った。
「オーガスト! 嫌だわこんな格好……っ」
リディアは必死にもがくが、太腿を開かれ押さえられ身動きが取れない。
やがて目に欲を灯したオーガストが、その秀麗な顔を秘部に近付ける。トロリと出された赤い舌が目に映り、リディアが「やめ――」と声を上げた途端。
「ふぁあっ……」
柔らかな舌に敏感な場所を愛撫され、リディアが指と異なる快楽に負けた。
柔らかく形を変えるオーガストの舌がひらめくたび、花弁をくすぐられているような感覚に陥る。もどかしくて、でも優しい感覚が気持ち良くて、先ほどよりもあっという間に追い詰められる。
「駄目ぇ……っ、ダメ、ダメなの……っ、ソレしないでぇっ!」
悲鳴に似た声を上げ哀願するのに、オーガストは己の唾液も混ぜてヌルヌルとリディアの花弁を弄ぶ。
たっぷりと濡れた蜜壷に尖らせた舌先を入れてみては、ヌポヌポと前後させ中途半端に快楽を与えて抜いてしまう。かと思えばまるまると膨らんだ肉の真珠を舌で弾き、レロレロと左右に転がした。
「んっ……、ン、ひぃっ――、ダメ……っ、ぁ、ア――っ!」
口で「駄目」と言いつつも、リディアは縋るようにオーガストの頭を押さえてしまう。
彼の黒髪を両手でクシャクシャに掻き混ぜ、クッションの上の高い場所で腰を揺すりたてる。大きく脚を開かれたつま先は、虚空を必死に掴んでいた。
美しいオーガストに恥辱の場所を舐めさせてしまい、罪悪感と快楽でどうにかなってしまいそうだ。気が遠くなるほど優しく妖しい舌技で意識が攪拌された後、とうとうリディアは口淫ででも埒を明けてしまった。
「あうぅっ、ああぁアぁっ! ダメっ、ダメ……っぇ――」
ボロボロと涙を零し許しを乞いつつ、リディアはまた真っ白な世界の扉を開いた。
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