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感傷2~運命の即位式
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「それはそうと……。リディア様の侍女の秘密もこれを機に明かされるのでしょうか?」
ふと潜められた声に、リディアは「え?」と目を瞬かせる。
それを知ってカルヴィンはリディアに顔を寄せコソコソと囁いてきた。
「リディア様は湯浴みの時、絶対に決まった侍女しか侍らせないという話を聞きました。私は王家の事はすべて知っていなければいけない立場ですが、侍女達はどうしてか自分が選ばれた理由を明かしません」
「……それは……」
ズキンと下腹部が疼いた。
長年貞操帯を着用していて、噂されたくないからごく一部の古参の侍女にしか肌を見せない。――そんな事、口が裂けても言える訳がない。
「……気に入りの侍女だからです。カルヴィンだって自分の肌を誰彼構わず見せるのは、抵抗があるでしょう?」
緊張のあまり早口にならないよう言い、にっこりと余裕の笑みすら浮かべたつもりだった。けれどカルヴィンは斜め上からじっとリディアを見つめ、それからフッと気の抜けた笑みを浮かべる。
「……まぁいいでしょう。いずれ私が知る事になるかもしれませんからね」
「ど、どういう事です?」
ギクッとして立ち止まると、いつもの笑みを湛えた彼からは想像できない真剣な目が振り向いてくる。
人通りが一瞬だけ少なくなった時だった。
「私はずっとリディア様を想ってきました。あなたの意志が遂げられる今日を超えるまで待ち、それからあなたに求婚しようと決めてきたのです」
「……な……」
思いも寄らない告白に、リディアは固まった。
自分とカルヴィンが噂されているのは分かっていたが、リディア自身にその気はなく、カルヴィンも分かってくれていると思っていた。だからまったく予想外の出来事に、ただ驚愕して思考すら停止する。
「……まぁ、驚かれるのも無理はありません。そのように思われないよう、私も努力して参りましたからね。あなたの崇高な意志には、私も敬意を払っていたのです」
「……ですが、私は……」
その次に続く言葉などなく、リディアはただ否定したいだけだった。
ずっとこの日のために毎日を過ごしてきて、オーガストが即位した後の事など考えていなかった。近すぎる人に求婚されても、どうしたらいいのか分からない。
「返事は急ぎません。まずは今日の即位式を成功させましょう」
トン、と背中を撫でられ、ハッとしたリディアは歩き出す。
けれど即位式当日の興奮と、いま与えられた動揺とで、頭の中は真っ白になったままだった。
**
大聖堂で即位式は行われ、長く重たい雪豹のマントを小姓に持たれたオーガストは、純白の衣装を身に纏って大司祭の元に跪いていた。
先ほどから聖歌が唱和され、他は振り香炉が乳香の煙を立てながら巨大な空間を飛び回る音しか聞こえない。艶のある司祭達の聖歌は、香炉の匂いも相まってその場の人々を酩酊させてゆく。
王太后として純白の衣装を用意されたリディアも、二十一歳になったオーガストの立派な姿に涙し、小さく聖歌を歌っていた。
跪いたオーガストの頭に聖油が掛けられ、王冠と宝剣、王錫が授けられる。
「ここに第三十二代ガーランド王国国王、オーガスト・ノエル・ブライトウェル・ガーランドの誕生を宣言する!」
国と神に対する宣誓の後、オーガストは王錫を掲げ高らかに告げた。
それまで神聖な雰囲気に包まれていた大聖堂にいた全員が、オーガストに跪きこうべを垂れる。
リディアも同じように膝を突いて頭を下げていた時――。
「……陛下?」
大司祭の声が聞こえ、周囲がどよめくのが聞こえる。どうしたのだろう? と顔を上げると、眩いばかりの若き国王がリディアに歩み寄ってくるところだ。
即位式はつつがなく終わり、この後は聖歌を歌って閉式宣言をし、退場する筈なのに忘れてしまったのだろうか?
そう思ってポカンとしていると、オーガストがリディアの手を掴み立ち上がらせた。
「オーガスト?」
驚いて問いかけても、彼は何も答えない。白い衣装を着せられたリディアを引きずるようにして、また大司祭の前に連れて行った。
そして朗々たる声が告げる。
「第三十二代ガーランド国王オーガスト・ノエル・ブライトウェル・ガーランドは、リディア・アリス・オルブライト・ブライトウェルを妻に望みます」
「な……っ」
リディアは雷に打たれたかのようなショックを受け、体を強張らせた。周囲にもどよめきが広がり、儀式は混乱を迎える。
だがそれを、オーガストが王錫でドンッと地を突き一喝した。
「静粛に! 重要な儀式の最中である!」
途端、どよめきはシンと静まり、オーガストの堂々とした声が響く。
「大司祭様。私はリディアを長いあいだ一人の女性として愛し、敬ってきました。私とリディアの間に血の繋がりはありません。よって二人の子は健康に生まれるでしょう。リディアも私を大切に思い、海より大きな愛情で包んできてくれました。二人の想いは一つ。どうか結婚をお許しください」
まだ状況が呑み込めていないリディアをよそに、カルヴィンや他の貴族、他国の者達が歯噛みする。こんなにすぐ手を打たれては、誰も太刀打ちできない。
「……お、王太后陛下はどのようにお思いですかな?」
白い髭をたくわえた大司祭は、リディアを見る。
彼とて思ってもみなかった事態に、リディアの返答によって逃げ場を見つけようとしているようだった。
「わ……私は……」
体が酷く震えて、リディアは何も考えられない。
そこをオーガストが揺さぶってくる。
「リディア。俺以上にあなたを見ている男はいない。あなたの『何もかも』を知って、理解している者はいない。あなたが父上を想っていた事実を含め、まるごと愛そう」
暗に貞操帯の事を匂わされ、こんな時だというのに体が熱を持った。
「で……ですが私は陛下の母です」
「形式上の母など、何の役に立ちますか? 俺はあなたを一人の女性として見てきても、実の母として見た事は一度もない」
「…………!」
静かな衝撃がリディアを駆け抜ける。
ふと潜められた声に、リディアは「え?」と目を瞬かせる。
それを知ってカルヴィンはリディアに顔を寄せコソコソと囁いてきた。
「リディア様は湯浴みの時、絶対に決まった侍女しか侍らせないという話を聞きました。私は王家の事はすべて知っていなければいけない立場ですが、侍女達はどうしてか自分が選ばれた理由を明かしません」
「……それは……」
ズキンと下腹部が疼いた。
長年貞操帯を着用していて、噂されたくないからごく一部の古参の侍女にしか肌を見せない。――そんな事、口が裂けても言える訳がない。
「……気に入りの侍女だからです。カルヴィンだって自分の肌を誰彼構わず見せるのは、抵抗があるでしょう?」
緊張のあまり早口にならないよう言い、にっこりと余裕の笑みすら浮かべたつもりだった。けれどカルヴィンは斜め上からじっとリディアを見つめ、それからフッと気の抜けた笑みを浮かべる。
「……まぁいいでしょう。いずれ私が知る事になるかもしれませんからね」
「ど、どういう事です?」
ギクッとして立ち止まると、いつもの笑みを湛えた彼からは想像できない真剣な目が振り向いてくる。
人通りが一瞬だけ少なくなった時だった。
「私はずっとリディア様を想ってきました。あなたの意志が遂げられる今日を超えるまで待ち、それからあなたに求婚しようと決めてきたのです」
「……な……」
思いも寄らない告白に、リディアは固まった。
自分とカルヴィンが噂されているのは分かっていたが、リディア自身にその気はなく、カルヴィンも分かってくれていると思っていた。だからまったく予想外の出来事に、ただ驚愕して思考すら停止する。
「……まぁ、驚かれるのも無理はありません。そのように思われないよう、私も努力して参りましたからね。あなたの崇高な意志には、私も敬意を払っていたのです」
「……ですが、私は……」
その次に続く言葉などなく、リディアはただ否定したいだけだった。
ずっとこの日のために毎日を過ごしてきて、オーガストが即位した後の事など考えていなかった。近すぎる人に求婚されても、どうしたらいいのか分からない。
「返事は急ぎません。まずは今日の即位式を成功させましょう」
トン、と背中を撫でられ、ハッとしたリディアは歩き出す。
けれど即位式当日の興奮と、いま与えられた動揺とで、頭の中は真っ白になったままだった。
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大聖堂で即位式は行われ、長く重たい雪豹のマントを小姓に持たれたオーガストは、純白の衣装を身に纏って大司祭の元に跪いていた。
先ほどから聖歌が唱和され、他は振り香炉が乳香の煙を立てながら巨大な空間を飛び回る音しか聞こえない。艶のある司祭達の聖歌は、香炉の匂いも相まってその場の人々を酩酊させてゆく。
王太后として純白の衣装を用意されたリディアも、二十一歳になったオーガストの立派な姿に涙し、小さく聖歌を歌っていた。
跪いたオーガストの頭に聖油が掛けられ、王冠と宝剣、王錫が授けられる。
「ここに第三十二代ガーランド王国国王、オーガスト・ノエル・ブライトウェル・ガーランドの誕生を宣言する!」
国と神に対する宣誓の後、オーガストは王錫を掲げ高らかに告げた。
それまで神聖な雰囲気に包まれていた大聖堂にいた全員が、オーガストに跪きこうべを垂れる。
リディアも同じように膝を突いて頭を下げていた時――。
「……陛下?」
大司祭の声が聞こえ、周囲がどよめくのが聞こえる。どうしたのだろう? と顔を上げると、眩いばかりの若き国王がリディアに歩み寄ってくるところだ。
即位式はつつがなく終わり、この後は聖歌を歌って閉式宣言をし、退場する筈なのに忘れてしまったのだろうか?
そう思ってポカンとしていると、オーガストがリディアの手を掴み立ち上がらせた。
「オーガスト?」
驚いて問いかけても、彼は何も答えない。白い衣装を着せられたリディアを引きずるようにして、また大司祭の前に連れて行った。
そして朗々たる声が告げる。
「第三十二代ガーランド国王オーガスト・ノエル・ブライトウェル・ガーランドは、リディア・アリス・オルブライト・ブライトウェルを妻に望みます」
「な……っ」
リディアは雷に打たれたかのようなショックを受け、体を強張らせた。周囲にもどよめきが広がり、儀式は混乱を迎える。
だがそれを、オーガストが王錫でドンッと地を突き一喝した。
「静粛に! 重要な儀式の最中である!」
途端、どよめきはシンと静まり、オーガストの堂々とした声が響く。
「大司祭様。私はリディアを長いあいだ一人の女性として愛し、敬ってきました。私とリディアの間に血の繋がりはありません。よって二人の子は健康に生まれるでしょう。リディアも私を大切に思い、海より大きな愛情で包んできてくれました。二人の想いは一つ。どうか結婚をお許しください」
まだ状況が呑み込めていないリディアをよそに、カルヴィンや他の貴族、他国の者達が歯噛みする。こんなにすぐ手を打たれては、誰も太刀打ちできない。
「……お、王太后陛下はどのようにお思いですかな?」
白い髭をたくわえた大司祭は、リディアを見る。
彼とて思ってもみなかった事態に、リディアの返答によって逃げ場を見つけようとしているようだった。
「わ……私は……」
体が酷く震えて、リディアは何も考えられない。
そこをオーガストが揺さぶってくる。
「リディア。俺以上にあなたを見ている男はいない。あなたの『何もかも』を知って、理解している者はいない。あなたが父上を想っていた事実を含め、まるごと愛そう」
暗に貞操帯の事を匂わされ、こんな時だというのに体が熱を持った。
「で……ですが私は陛下の母です」
「形式上の母など、何の役に立ちますか? 俺はあなたを一人の女性として見てきても、実の母として見た事は一度もない」
「…………!」
静かな衝撃がリディアを駆け抜ける。
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