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終章 ジスラン1
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「……ジスラン様は、私をココと呼んでくださらないのですね」
疲れ切って気絶し、ふと意識が浮上したのは朝だった。
カーテンは閉めきられ、昨晩の痴態を思い起こさせる匂いがまだ残っている。
自分を抱いている夫をそっと見れば、ジスランはコレットに腕枕をしたまま薄目を開けて妻の寝顔を見ていた。
「……愛称で呼んでほしいのか?」
ジスランの声も、疲れなのか眠気なのか少し掠れていた。それが得も言われぬ色気を醸しだし、鎮静したはずの色欲が呼び覚まされる。
「……お父様に与えられたすべてを、ジスラン様に上書きして頂きたいのです」
本音を口にすると、ジスランは納得したという顔で浅く頷いてから、コレットの愛称を口にした。
「……ココ」
「……ふふ。なんですか? 旦那様」
まろい胸を彼の胸板に押しつけ、コレットが艶然と微笑む。
「……本当は俺も、あなたをこう呼びたかった」
ジスランがコレットの乱れた髪を撫で、ゆっくりと指で梳ってゆく。
「では……どうして?」
甘えるように彼を見つめると、ジスランは少し視線を外し、またコレットに目線を合わせ呟く。
「あなたがあの家でデジレ殿にそう呼ばれていたから。少しでも嫌な思い出を呼び起こす可能性があるのなら、呼ぶべきではないと思っていた」
「……本当に、ジスラン様は優しくて……。惚れ直してしまいます」
愛しさが溢れ、コレットは堪らずジスランに抱きついた。ぐりぐりと彼の胸板に額をこすりつけ、唇を押し当てる。
「色々、すぐには忘れられないかもしれない。……だがこれからは二人で乗り越えていこう。あなたには俺がいる」
「はい。……ジスラン様にも私がおりますからね?」
負けじと「こう見えて頼りになるのですから」と胸を張ると、ジスランがくつくつと笑い出した。
「も、もう……っ」
白い頬を膨らませむくれるコレットに、夫は優しい笑みを浮かべキスをくれるのだった。
幸せそうなコレットの顔を見て、ジスランは己の胸の奥に潜む闇を押さえつける。
一度〝死んだ〟彼女を拾ったのは、自分だ。
落とし物は拾った人間の物。
一度落とした薄情な者の元へなど、絶対に返してなるものか。
あの燃え上がるような夕暮れ、コレットは確かに事切れていた。
ブリュイエールの屋敷を馬車が出たと報告があったのは、オーブリー伯の屋敷を出ようとしたところだ。
僅かばかりの心配もあったので同行したかったのだが、どうしてもオーブリー伯の予定が合わず〝あの日〟になってしまった。
自分に熱っぽい視線を向けるクリステルを無視し、シャブラン城に向かう道すがらコレットが乗る馬車と落ち合えたらと期待していた。
馬車は御者に任せ、コレットを迎えに行くためジスランは自ら馬に跨がる。アベルも同行した。
少しずつ感情を見せ淡く微笑んでくれるコレットだったが、やはり手放すと不安が募って堪らない。
『あの子も、俺がいなくなると不安がるから』と、美しい姫人形にほだされたジスランは理由をつけてコレットの顔を見ようとしていた。
城に戻らず自ら迎えにいった選択は、果たして大正解だった。
目に映ったのは一面の赤。
真っ赤な空に、大地を濡らした血の色。ムワッとした血臭に、早くも獣やカラスの気配がした。
コレットの名を激しく呼び揺さぶっても、彼女の目はガラス玉のように動くことはない。
アベルに生き残りがいないか確認させ、そのあいだジスランは決意した。
代々ルノアール家が秘匿とした忌まわしいものを、いまこそ使うべきだと。
ルノアール家こと《北の侯爵》が王家から頼りにされているのも、ひとえにその特性にあった。
表向きは名家で家柄も良く、事業にも成功した大貴族ということになっている。それは間違いない。
だがルノアール家の裏の顔は、王家にのみ忠実に従う黒魔術士だった。
人の命を、命でもって奪い癒やす魔術。
中世にやれ魔女狩りだのサバトだの言われたものは、連綿と闇の歴史を辿ってルノアール家に繋がっていた。
ルノアール家の家系を辿れば、魔女と呼ばれた女性がいたり、列国の攻めを信じられない強さではね除け、血祭りに上げたという当主もいる。
ロングギャラリーにある先祖の絵姿も、みな若々しく美しい姿ばかり。
コレットは純粋に「綺麗な方々ですね」と言っていたが、鋭い者はその美しさにどこか魔性を感じるだろう。
幸い、大量の血と喪われたばかりの命、そして死体は沢山あった。近くにあった棒きれで魔方陣を描き、あとは手慰みに開いては覚えた魔術書の呪文を述べるだけである。
次第に赤黒くなってゆく空の下、ジスランは一人でコレットの復活を願った。
大地にわだかまっていた血はスゥッとすべて吸収されてゆき、名も知れぬ者たちの魂は見えない者どもに囚われた。魔方陣から黒い異形たちのシルエットが浮かび上がり、ゾブゾブと死体を喰いあさる。
術者であるジスランと救う対象であるコレットを無視し、異形たちは静かに〝食事〟をしていた。
罪悪感は――ない。
腹部や胸部をやたらめったらに刺されたコレットの肌も、ツルンと綺麗になった。
『コレット』
自分の妻とする女の名を呼ぶ。
大勢の命を吸い取らせ、それでも生かしたいと思った女。
『う……』
白金色の睫毛がフルリと揺れ、何度かゆっくり瞬いたあと、アメジストの瞳がジスランを映す。
『大丈夫か?』
肩を抱いて起き上がらせた彼女の目に映ったのは――、重なり合った死体の山。そしてそれに覆い被さり、真っ赤な血や肉を引きずり出し貪っている異形の姿。
『あ……、きゃああああぁあああぁっっっ』
半狂乱になったコレットは、恐怖に駆られ絶叫した。
目の前の信じられない光景を見て、いつまでも尾を引く悲鳴を上げる。襲撃の恐怖を思い出し、自分が母に刺されたことを思い出した。自分を呪い、憎む女の目。何度も振りかざされた短剣の鈍い輝き。
肉に刃物が埋まる意外に軽い音と、短剣が肉を出入りするたびに起こるクチュックチュッという血肉の音。
激痛。――喉が痺れるほど上げた絶叫。
絶望に次ぐ絶望。――そして、これですべてから逃れられるのだと思った安堵。
混乱したコレットはジスランの腕の中でひとしきり暴れ、最後に激しい金切り声を上げて――意識も記憶も手放した。
獲物の断末魔の悲鳴が夕闇の大気を震わせたあと、ジスランは彼女を抱き上げ呟く。
『あなたが悪いんだ。悪魔の一族である俺を選んだから。……俺に愛されたから』
おびただしい死体と異形はそのままに、ジスランはゆっくりと馬の方に歩いてゆく。
このままであれば、ここにあった襲撃の痕跡は何一つなくなるだろう。綺麗さっぱり片付いたあとは、自分が人として憎い人間に裁きを与えるだけ。
『我が家の秘術もあなたのために使った。この者たちに申し訳ないと思うなら、あなたは生きて幸せになり、俺の隣で微笑むといい。ルノアール家の子種を受け取り、次の呪われた子供を産むんだ』
血塗られた侯爵に見初められたコレットは、連綿と続く王国の闇聖母となるのだ。
ドレスを血で汚してもコレットはなお美しい。
『シプリアンは泣いていた。折角育て上げた事業が失敗して、心機一転海外に出なければいけないと。どうしてあの時コレット嬢に声を掛けてしまったのだろうと、悔やんでもいた』
ジスランが語るのは、友の最後の言葉。
呪われた家の息子だというのに、あの男だけは躊躇いなく話しかけてきてくれた。
そう。彼はどんな雰囲気を発する人間だろうと、構わず話しかけて自分の明るさに馴染ませる能力があった。
きっとコレットのことも、哀れだと思って笑わせられたらと思ったのだろう。
それが裏目に出て、自分が最も大切にしていたものを潰されるなど、予想だにしなかっただろう。
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自分を抱いている夫をそっと見れば、ジスランはコレットに腕枕をしたまま薄目を開けて妻の寝顔を見ていた。
「……愛称で呼んでほしいのか?」
ジスランの声も、疲れなのか眠気なのか少し掠れていた。それが得も言われぬ色気を醸しだし、鎮静したはずの色欲が呼び覚まされる。
「……お父様に与えられたすべてを、ジスラン様に上書きして頂きたいのです」
本音を口にすると、ジスランは納得したという顔で浅く頷いてから、コレットの愛称を口にした。
「……ココ」
「……ふふ。なんですか? 旦那様」
まろい胸を彼の胸板に押しつけ、コレットが艶然と微笑む。
「……本当は俺も、あなたをこう呼びたかった」
ジスランがコレットの乱れた髪を撫で、ゆっくりと指で梳ってゆく。
「では……どうして?」
甘えるように彼を見つめると、ジスランは少し視線を外し、またコレットに目線を合わせ呟く。
「あなたがあの家でデジレ殿にそう呼ばれていたから。少しでも嫌な思い出を呼び起こす可能性があるのなら、呼ぶべきではないと思っていた」
「……本当に、ジスラン様は優しくて……。惚れ直してしまいます」
愛しさが溢れ、コレットは堪らずジスランに抱きついた。ぐりぐりと彼の胸板に額をこすりつけ、唇を押し当てる。
「色々、すぐには忘れられないかもしれない。……だがこれからは二人で乗り越えていこう。あなたには俺がいる」
「はい。……ジスラン様にも私がおりますからね?」
負けじと「こう見えて頼りになるのですから」と胸を張ると、ジスランがくつくつと笑い出した。
「も、もう……っ」
白い頬を膨らませむくれるコレットに、夫は優しい笑みを浮かべキスをくれるのだった。
幸せそうなコレットの顔を見て、ジスランは己の胸の奥に潜む闇を押さえつける。
一度〝死んだ〟彼女を拾ったのは、自分だ。
落とし物は拾った人間の物。
一度落とした薄情な者の元へなど、絶対に返してなるものか。
あの燃え上がるような夕暮れ、コレットは確かに事切れていた。
ブリュイエールの屋敷を馬車が出たと報告があったのは、オーブリー伯の屋敷を出ようとしたところだ。
僅かばかりの心配もあったので同行したかったのだが、どうしてもオーブリー伯の予定が合わず〝あの日〟になってしまった。
自分に熱っぽい視線を向けるクリステルを無視し、シャブラン城に向かう道すがらコレットが乗る馬車と落ち合えたらと期待していた。
馬車は御者に任せ、コレットを迎えに行くためジスランは自ら馬に跨がる。アベルも同行した。
少しずつ感情を見せ淡く微笑んでくれるコレットだったが、やはり手放すと不安が募って堪らない。
『あの子も、俺がいなくなると不安がるから』と、美しい姫人形にほだされたジスランは理由をつけてコレットの顔を見ようとしていた。
城に戻らず自ら迎えにいった選択は、果たして大正解だった。
目に映ったのは一面の赤。
真っ赤な空に、大地を濡らした血の色。ムワッとした血臭に、早くも獣やカラスの気配がした。
コレットの名を激しく呼び揺さぶっても、彼女の目はガラス玉のように動くことはない。
アベルに生き残りがいないか確認させ、そのあいだジスランは決意した。
代々ルノアール家が秘匿とした忌まわしいものを、いまこそ使うべきだと。
ルノアール家こと《北の侯爵》が王家から頼りにされているのも、ひとえにその特性にあった。
表向きは名家で家柄も良く、事業にも成功した大貴族ということになっている。それは間違いない。
だがルノアール家の裏の顔は、王家にのみ忠実に従う黒魔術士だった。
人の命を、命でもって奪い癒やす魔術。
中世にやれ魔女狩りだのサバトだの言われたものは、連綿と闇の歴史を辿ってルノアール家に繋がっていた。
ルノアール家の家系を辿れば、魔女と呼ばれた女性がいたり、列国の攻めを信じられない強さではね除け、血祭りに上げたという当主もいる。
ロングギャラリーにある先祖の絵姿も、みな若々しく美しい姿ばかり。
コレットは純粋に「綺麗な方々ですね」と言っていたが、鋭い者はその美しさにどこか魔性を感じるだろう。
幸い、大量の血と喪われたばかりの命、そして死体は沢山あった。近くにあった棒きれで魔方陣を描き、あとは手慰みに開いては覚えた魔術書の呪文を述べるだけである。
次第に赤黒くなってゆく空の下、ジスランは一人でコレットの復活を願った。
大地にわだかまっていた血はスゥッとすべて吸収されてゆき、名も知れぬ者たちの魂は見えない者どもに囚われた。魔方陣から黒い異形たちのシルエットが浮かび上がり、ゾブゾブと死体を喰いあさる。
術者であるジスランと救う対象であるコレットを無視し、異形たちは静かに〝食事〟をしていた。
罪悪感は――ない。
腹部や胸部をやたらめったらに刺されたコレットの肌も、ツルンと綺麗になった。
『コレット』
自分の妻とする女の名を呼ぶ。
大勢の命を吸い取らせ、それでも生かしたいと思った女。
『う……』
白金色の睫毛がフルリと揺れ、何度かゆっくり瞬いたあと、アメジストの瞳がジスランを映す。
『大丈夫か?』
肩を抱いて起き上がらせた彼女の目に映ったのは――、重なり合った死体の山。そしてそれに覆い被さり、真っ赤な血や肉を引きずり出し貪っている異形の姿。
『あ……、きゃああああぁあああぁっっっ』
半狂乱になったコレットは、恐怖に駆られ絶叫した。
目の前の信じられない光景を見て、いつまでも尾を引く悲鳴を上げる。襲撃の恐怖を思い出し、自分が母に刺されたことを思い出した。自分を呪い、憎む女の目。何度も振りかざされた短剣の鈍い輝き。
肉に刃物が埋まる意外に軽い音と、短剣が肉を出入りするたびに起こるクチュックチュッという血肉の音。
激痛。――喉が痺れるほど上げた絶叫。
絶望に次ぐ絶望。――そして、これですべてから逃れられるのだと思った安堵。
混乱したコレットはジスランの腕の中でひとしきり暴れ、最後に激しい金切り声を上げて――意識も記憶も手放した。
獲物の断末魔の悲鳴が夕闇の大気を震わせたあと、ジスランは彼女を抱き上げ呟く。
『あなたが悪いんだ。悪魔の一族である俺を選んだから。……俺に愛されたから』
おびただしい死体と異形はそのままに、ジスランはゆっくりと馬の方に歩いてゆく。
このままであれば、ここにあった襲撃の痕跡は何一つなくなるだろう。綺麗さっぱり片付いたあとは、自分が人として憎い人間に裁きを与えるだけ。
『我が家の秘術もあなたのために使った。この者たちに申し訳ないと思うなら、あなたは生きて幸せになり、俺の隣で微笑むといい。ルノアール家の子種を受け取り、次の呪われた子供を産むんだ』
血塗られた侯爵に見初められたコレットは、連綿と続く王国の闇聖母となるのだ。
ドレスを血で汚してもコレットはなお美しい。
『シプリアンは泣いていた。折角育て上げた事業が失敗して、心機一転海外に出なければいけないと。どうしてあの時コレット嬢に声を掛けてしまったのだろうと、悔やんでもいた』
ジスランが語るのは、友の最後の言葉。
呪われた家の息子だというのに、あの男だけは躊躇いなく話しかけてきてくれた。
そう。彼はどんな雰囲気を発する人間だろうと、構わず話しかけて自分の明るさに馴染ませる能力があった。
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