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崩壊1
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そして現在。
「あああぁあ――――、あああぁああ」
恐怖に駆られたコレットは、自分が喉も裂けんばかりに絶叫していることに気付かなかった。
どうして忘れていたのだろう?
こんな強烈すぎる過去を、どうして忘れることができていたのだろう?
「ココ、いい子だから大人しくしなさい。こうしてお父様の元へ戻って来たということは、また以前のようにお父様と一緒に暮らしたいのだろう?」
大きな手がコレットの頭を撫で、頬や首、肩をスルスルと撫でてくる。
男性の手と一概に言えば同じだが、父の手はジスランのスラリとした美しい手とはまったく異なる。ゴツゴツしていて丸っこくて、やたら掌が分厚い。手の甲には染みがあり、〝それ〟をコレットは無感動に見つめていた時期があったのも思い出す。
自分の足を大切そうに舐めしゃぶる父を無感動に見て、ふくらはぎや膝を撫で回す手にあった染みだ。
「いやあああぁああ!! ジスラン様! ジスラン様あああぁ!」
半狂乱になったコレットは、必死に夫となる人の名を呼んだ。
逃げ出したい気持ちはやまやまだが、腰が抜けた上に体が竦んで動けない。口端から涎を垂らし、目がうつろになるほどコレットは恐慌状態にあった。
そこに――。
「コレット!!」
ドンッ! と強い音がし、部屋のドアが軋んだ。
「チッ」
父が舌打ちをし、コレットのドレスの胸元に手をやると、力任せに引き裂いた。
「…………っ!」
コルセットが露わになり、白い胸がふるんと揺れた。胸の先端はコルセットに隠されているものの、父の手によって衣服を剥ぎ取られたショックは想像を絶する。
――やめて。
――やめてやめてやめてやめてやめてやめて。
声にならない言葉が、哀願する視線に込められる。
「お前はあともう少しで二十一歳になるね。少し早めの誕生日プレゼントをあげようか」
ベロリと舌なめずりをしたデジレは、おもむろにトラウザーズを寛がせだす。その動作が何を意味するか、いまのコレットは知っていた。
「コレット!! 中にいるか!? 離れていろ!!」
今まで耳にしたことのないジスランの怒号が聞こえ、何か重たい物が何度も叩きつけられる音がする。
それは、何かが音を立てて崩壊する序曲にも思えた。
「お父様は、ココを失う以上に辛いことはないんだ。ブリュイエール家が醜聞にまみれてもいい。たとえこの家が今代限りで終わってしまってもいい。お父様が欲しいのは、ココだけなんだ」
醜い赤黒いものを扱き、デジレがにたぁっと笑う。
「少し待っていてくれ。久しぶりだから準備に手間取るな。コレットが相手ならすぐ元気になるかと思ったんだが……」
「あ……、ぁ……」
指先からも血の気が引き、冷たくなった指が少しでも逃れようと部屋の空間に向かって伸ばされた。
「もうどうなってもいい。お父様に初めてを捧げて、一緒に死のう。繋がったままなら、何も怖くないから……」
デジレが懐から鈍く光る折り畳みナイフを取り出す。
見覚えのあるそれは、ずっと昔にコレットの大事な物を引き裂いたナイフだ。
「ああぁ……、あ……」
また、思い出した。
あの時、〝彼女〟の可愛らしい顔がショックに歪んで、サファイアのような青い目から涙が零れていた。
「折角くれたのにごめんなさい」と謝りたかったのに、〝彼女〟はそのまま走り去ってしまう。
豪奢な金髪が綺麗な、それこそお人形のような子だった。
友達になろうと言われたのは、とっても嬉しかったのに――。
――あぁ、父は自分からすべてを奪っていたのだ。
差し伸べられた小さな手すらも、「私の娘に触れるな」と追い払ってしまった。
「もぉ……、やあぁ……。私から……、これ以上、なにも……奪わないでぇっ!」
悔しくて悲しくて、ただただ憎たらしい。
今なら何も知らず、ジスランに甘やかされた日々がいかに幸せだったかが分かる。
彼を一時でも疑った自分がバカのようだ。
最初に彼が言ったとおり、ジスランだけがコレットの味方だったのに。
「ジスラン様ぁ……っ!」
もう一度、彼と幸せな生活を送りたい。
たとえ愛していると言ってくれなくても、キスをしてくれなくても、彼の側がいい。
両腕に力を入れ、渾身の力でコレットは這う。
腰の上にデジレが馬乗りになっていたが、それすら巻き込む勢いでドンッと床に転がり落ちた。
「あぐっ……」
デジレの体重もかかり、打ち付けられた体が痛い。
それでも前へ――、手を伸ばす。
「コレット、悪い子だ」
ズリ……と両手で這いずったコレットの足を、デジレが掴み上げた。バサッとドレスのスカートが捲れ、ペチコートやシュミーズもろとも素脚が出る。
気持ち悪い手が太腿を掴み、撫で回す。その手が下着に這い――。
「コレット!!」
ガンッ! と一際大きな音がしたかと思うと、ドアが破壊され廊下の光が差し込んだ。その隙間からジスランの顔が見えたかと思うと、「……せぇのっ」という掛け声のあとドアが蹴破られた。
ドドッとコレットの部屋になだれ込んだのは、ジスランとアベルだ。その背後に蒼白になったディオンが立っていた。
「コレット!」
もう一度力強い声がしたかと思うと、コレットは安堵する香りに包まれていた。
床の上でジスランにしっかりと抱き締められ、無様に逸物を出しているデジレには、アベルが剣を突きつけていた。
「ココ……、いい子だからお父様の元へ帰りなさい。愛してあげるから」
目の前の武器など理解していないのか、デジレはもはや正気を失った顔で一物を扱き、コレットににじり寄る。
「ジスラン様、どう致しますか」
アベルの低い声に、ジスランもこれ以上ない暗い声で決断をくだした。
「〝それ〟でも今は一応伯爵だ。命は取るな。だが縛り上げ、あとの沙汰はディオンに任せる」
ジスランに保護されてもなお、コレットの震えは止まらない。
安堵して号泣したいぐらいなのに、強烈な恐怖体験が感情を凍らせ涙ひとつ出ない。
「ココ……。ココ……。お母様そっくりな女の子を孕むんだ。お前ならできる」
「ブリュイエール卿、失礼致します」
虚ろな目のデジレの体に、アベルが腰に結わえていた縄を掛けた。身動きできないよう縛り上げ、手も後ろに縛める。
芋虫のように転がった父を、ディオンは世界の終わりという顔で見下ろした。
「……父上、あなたには当主の座を隠居して頂きます。妹を虐待し続けたあなたをずっと見て見ぬふりをしましたが、僕はルノアール卿と手を組みます。父上が影で行った数々の非道も、ルノアール卿ならブリュイエール家の醜聞とせず処置してくださるそうですから」
息子の声は、もう父には届いていないようだ。
デジレは泡の溜まった口元でコレットの名を繰り返し、ギョロリとした目でジスランのジャケットを被った彼女のシルエットを凝視している。
「代々懇意にしてきた六大伯爵家のオーブリー家も、伯母上が一度は嫁いだはずのアランブール家とも、平身低頭謝意を尽くして再び手を取り合うつもりです。父上は遠い保養地で、どうか心静かにお過ごしください」
二十七歳の長男は、これから自身がブリュイエール伯爵の名を継ぐことを決意し、妹の身を襲った忌まわしい事件を、ジスランと共に葬ろうとしていた。
「ブリュイエール卿には、ひとまずこの部屋にいて頂こう。鍵の掛かる部屋だ。なにかと都合いいだろう。卿が愛した姉上……ルイーズ様の肖像画もあることだしな」
「そうしましょう。僕もこれから、心を鬼にすることにします」
コレットを抱いて立ち上がったジスランに、アベルが付き従う。ディオンもまた、強張った顔で床の上でモゾモゾと動く父だったモノを見下ろしていた。
「……ココ」
床の上から狂気に満ちた目がコレットを見上げる。
「……さよう……なら」
ジスランのジャケットによって視界を遮られたコレットは、かろうじて動く唇で父に一生の別れを告げた。
そして忌まわしい部屋を出る。
母と娘、二人分の怨念の満ちた部屋は、恐らくもう二度と使われることはないだろう。
扉はゆっくりと閉じられ、父親が首に掛けていた鍵付きの鎖をディオンが持つ。
父が犯した罪と共に、ブリュイエール家の闇もここで終結するのだ。
**
「あああぁあ――――、あああぁああ」
恐怖に駆られたコレットは、自分が喉も裂けんばかりに絶叫していることに気付かなかった。
どうして忘れていたのだろう?
こんな強烈すぎる過去を、どうして忘れることができていたのだろう?
「ココ、いい子だから大人しくしなさい。こうしてお父様の元へ戻って来たということは、また以前のようにお父様と一緒に暮らしたいのだろう?」
大きな手がコレットの頭を撫で、頬や首、肩をスルスルと撫でてくる。
男性の手と一概に言えば同じだが、父の手はジスランのスラリとした美しい手とはまったく異なる。ゴツゴツしていて丸っこくて、やたら掌が分厚い。手の甲には染みがあり、〝それ〟をコレットは無感動に見つめていた時期があったのも思い出す。
自分の足を大切そうに舐めしゃぶる父を無感動に見て、ふくらはぎや膝を撫で回す手にあった染みだ。
「いやあああぁああ!! ジスラン様! ジスラン様あああぁ!」
半狂乱になったコレットは、必死に夫となる人の名を呼んだ。
逃げ出したい気持ちはやまやまだが、腰が抜けた上に体が竦んで動けない。口端から涎を垂らし、目がうつろになるほどコレットは恐慌状態にあった。
そこに――。
「コレット!!」
ドンッ! と強い音がし、部屋のドアが軋んだ。
「チッ」
父が舌打ちをし、コレットのドレスの胸元に手をやると、力任せに引き裂いた。
「…………っ!」
コルセットが露わになり、白い胸がふるんと揺れた。胸の先端はコルセットに隠されているものの、父の手によって衣服を剥ぎ取られたショックは想像を絶する。
――やめて。
――やめてやめてやめてやめてやめてやめて。
声にならない言葉が、哀願する視線に込められる。
「お前はあともう少しで二十一歳になるね。少し早めの誕生日プレゼントをあげようか」
ベロリと舌なめずりをしたデジレは、おもむろにトラウザーズを寛がせだす。その動作が何を意味するか、いまのコレットは知っていた。
「コレット!! 中にいるか!? 離れていろ!!」
今まで耳にしたことのないジスランの怒号が聞こえ、何か重たい物が何度も叩きつけられる音がする。
それは、何かが音を立てて崩壊する序曲にも思えた。
「お父様は、ココを失う以上に辛いことはないんだ。ブリュイエール家が醜聞にまみれてもいい。たとえこの家が今代限りで終わってしまってもいい。お父様が欲しいのは、ココだけなんだ」
醜い赤黒いものを扱き、デジレがにたぁっと笑う。
「少し待っていてくれ。久しぶりだから準備に手間取るな。コレットが相手ならすぐ元気になるかと思ったんだが……」
「あ……、ぁ……」
指先からも血の気が引き、冷たくなった指が少しでも逃れようと部屋の空間に向かって伸ばされた。
「もうどうなってもいい。お父様に初めてを捧げて、一緒に死のう。繋がったままなら、何も怖くないから……」
デジレが懐から鈍く光る折り畳みナイフを取り出す。
見覚えのあるそれは、ずっと昔にコレットの大事な物を引き裂いたナイフだ。
「ああぁ……、あ……」
また、思い出した。
あの時、〝彼女〟の可愛らしい顔がショックに歪んで、サファイアのような青い目から涙が零れていた。
「折角くれたのにごめんなさい」と謝りたかったのに、〝彼女〟はそのまま走り去ってしまう。
豪奢な金髪が綺麗な、それこそお人形のような子だった。
友達になろうと言われたのは、とっても嬉しかったのに――。
――あぁ、父は自分からすべてを奪っていたのだ。
差し伸べられた小さな手すらも、「私の娘に触れるな」と追い払ってしまった。
「もぉ……、やあぁ……。私から……、これ以上、なにも……奪わないでぇっ!」
悔しくて悲しくて、ただただ憎たらしい。
今なら何も知らず、ジスランに甘やかされた日々がいかに幸せだったかが分かる。
彼を一時でも疑った自分がバカのようだ。
最初に彼が言ったとおり、ジスランだけがコレットの味方だったのに。
「ジスラン様ぁ……っ!」
もう一度、彼と幸せな生活を送りたい。
たとえ愛していると言ってくれなくても、キスをしてくれなくても、彼の側がいい。
両腕に力を入れ、渾身の力でコレットは這う。
腰の上にデジレが馬乗りになっていたが、それすら巻き込む勢いでドンッと床に転がり落ちた。
「あぐっ……」
デジレの体重もかかり、打ち付けられた体が痛い。
それでも前へ――、手を伸ばす。
「コレット、悪い子だ」
ズリ……と両手で這いずったコレットの足を、デジレが掴み上げた。バサッとドレスのスカートが捲れ、ペチコートやシュミーズもろとも素脚が出る。
気持ち悪い手が太腿を掴み、撫で回す。その手が下着に這い――。
「コレット!!」
ガンッ! と一際大きな音がしたかと思うと、ドアが破壊され廊下の光が差し込んだ。その隙間からジスランの顔が見えたかと思うと、「……せぇのっ」という掛け声のあとドアが蹴破られた。
ドドッとコレットの部屋になだれ込んだのは、ジスランとアベルだ。その背後に蒼白になったディオンが立っていた。
「コレット!」
もう一度力強い声がしたかと思うと、コレットは安堵する香りに包まれていた。
床の上でジスランにしっかりと抱き締められ、無様に逸物を出しているデジレには、アベルが剣を突きつけていた。
「ココ……、いい子だからお父様の元へ帰りなさい。愛してあげるから」
目の前の武器など理解していないのか、デジレはもはや正気を失った顔で一物を扱き、コレットににじり寄る。
「ジスラン様、どう致しますか」
アベルの低い声に、ジスランもこれ以上ない暗い声で決断をくだした。
「〝それ〟でも今は一応伯爵だ。命は取るな。だが縛り上げ、あとの沙汰はディオンに任せる」
ジスランに保護されてもなお、コレットの震えは止まらない。
安堵して号泣したいぐらいなのに、強烈な恐怖体験が感情を凍らせ涙ひとつ出ない。
「ココ……。ココ……。お母様そっくりな女の子を孕むんだ。お前ならできる」
「ブリュイエール卿、失礼致します」
虚ろな目のデジレの体に、アベルが腰に結わえていた縄を掛けた。身動きできないよう縛り上げ、手も後ろに縛める。
芋虫のように転がった父を、ディオンは世界の終わりという顔で見下ろした。
「……父上、あなたには当主の座を隠居して頂きます。妹を虐待し続けたあなたをずっと見て見ぬふりをしましたが、僕はルノアール卿と手を組みます。父上が影で行った数々の非道も、ルノアール卿ならブリュイエール家の醜聞とせず処置してくださるそうですから」
息子の声は、もう父には届いていないようだ。
デジレは泡の溜まった口元でコレットの名を繰り返し、ギョロリとした目でジスランのジャケットを被った彼女のシルエットを凝視している。
「代々懇意にしてきた六大伯爵家のオーブリー家も、伯母上が一度は嫁いだはずのアランブール家とも、平身低頭謝意を尽くして再び手を取り合うつもりです。父上は遠い保養地で、どうか心静かにお過ごしください」
二十七歳の長男は、これから自身がブリュイエール伯爵の名を継ぐことを決意し、妹の身を襲った忌まわしい事件を、ジスランと共に葬ろうとしていた。
「ブリュイエール卿には、ひとまずこの部屋にいて頂こう。鍵の掛かる部屋だ。なにかと都合いいだろう。卿が愛した姉上……ルイーズ様の肖像画もあることだしな」
「そうしましょう。僕もこれから、心を鬼にすることにします」
コレットを抱いて立ち上がったジスランに、アベルが付き従う。ディオンもまた、強張った顔で床の上でモゾモゾと動く父だったモノを見下ろしていた。
「……ココ」
床の上から狂気に満ちた目がコレットを見上げる。
「……さよう……なら」
ジスランのジャケットによって視界を遮られたコレットは、かろうじて動く唇で父に一生の別れを告げた。
そして忌まわしい部屋を出る。
母と娘、二人分の怨念の満ちた部屋は、恐らくもう二度と使われることはないだろう。
扉はゆっくりと閉じられ、父親が首に掛けていた鍵付きの鎖をディオンが持つ。
父が犯した罪と共に、ブリュイエール家の闇もここで終結するのだ。
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