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父2
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「…………」
フィリップを迎えた時と違って、ジスランは父への嫌悪を隠さない。ムスッと黙り込んだまま、コレットを自分の隣に座らせ静かにお茶を飲んでいる。
コレットは一度部屋に戻って服を着替え、アイボリー地に小花柄のデイドレスを着た。
「そうしていると、ブリュイエールの屋敷にいた時のようだな。お前は色白で髪の色も薄いからか、ドレスも色の薄い物を好んでいた」
向かいに座っている父――名前はデジレと言うらしい――は、ジスランの態度を気にしない器の広い人なのか、終始にこやかだ。多少表情の下に、ジスランが娘に手を出したことへの怒りなども窺えるが、伯爵家の人間が格上である侯爵家のジスランに歯向かうことなどできない。
おまけに以前クリステルが言っていたことだが、ジスランが統治しているこの地はとても広大で、彼は《北の侯爵》と呼ばれているらしい。
東西南北の侯爵が国を固め、その中でも《北の侯爵》ジスランは一番巨大な力と古い家柄を誇っているようだ。
「お父様は以前の私をご存知なのですね。……ふふ、当たり前ですね」
自分で言ってからおかしいことを言ったと思い、コレットはクスクスと笑う。
そんなコレットの肩をグイと抱き、ジスランは不機嫌も露わに尋ねた。
「それで? ご用はなんです? いまさら娘を連れ戻しに来たなど、言わせませんよ? コレットはもう私の女だ」
父の前で肩を抱いたに飽き足らず、ジスランはコレットの頬にキスをしてくる。
「っあ、あの……。ジスラン様」
少し控えてほしいと思って彼の胸を押し返すと、不機嫌な目がコレットを貫く。底冷えのする目にブルッと背中を震わせると、ジスランはデジレに冷めた目をやる。
「どうせフィリップから聞いたのでしょう。私も彼をあえて泳がせましたが、おびき寄せるのはまた別の人間だったのですがね……」
そう告げる横顔は、コレットの知らない狡猾な策士のものだ。
「まるでココの実父である私の登場を、喜んでいないという口ぶりですね? ココだって長い間こんな北の地に閉じ込められ、寂しい思いをしていたはずです。ブリュイエール領に戻ればもっと暖かく、この子の大好きな花ももっと沢山咲いているというのに」
「喜ぶはずがないでしょう」
ピシャリと言い切り、それに続く言葉をジスランは押し殺す。
コレットはジスランが父に対し、どうしてこんなに険を放っているのか分からない。家に帰ると虐待されていたなど言うならともかく、目の前のデジレはどう見ても娘を溺愛している。
かえってそのような態度を見ていると、父が言うように実はジスランが悪者なのでは……? と疑ってしまう自分がいる。
(でも、無理矢理に攫われたのならお父様はもっと敵意を見せているはず。それにジスラン様は私をとても丁寧に介護してくださった。あれほど激しく愛してくださって、子を産んでも構わないと仰っている。ジスラン様の私への気持ちは疑いたくないのだけれど……)
もしジスランがあの事故を理由に、コレットに新たな記憶を植え付けていたのなら――?
ある仮定を思いつき、コレットはゾッと腰を震わせる。
思いつきたくなかった「もしも」の話は、どんどんコレットの心に根を下ろしてゆく。
――もともとジスランがコレットに、想いを向けていたのは変わらないとする。
――だがその気持ちが、周囲から反対されていたものだとしたら?
――両親が反対しやめてほしいと言うなか、ジスランが無理矢理コレットを攫い、その途中で何か事故があった。
――コレットが記憶を失ったのをいいことに、自分が恩人だと思い込ませたのだとしたら?
「…………」
胸がドキドキと煩く鳴る。
ジスランと一緒にいて、感じたことのない嫌な鳴り方だ。
「あ……あの。ジスラン様」
「なんだ」
おずおずと言うコレットに、ジスランの目が僅かに和らぐ。
自分に向けて優しさを見せるジスランに胸の痛みを覚えつつ、コレットは思いきって提案してみた。
「一度、実家に帰ってはいけないでしょうか?」
目の前でジスランが静かに瞠目する。
同時に視界の端でデジレが「ココ!」と歓喜を露わにしていた。
「お願いです。必ず戻って参りますから。一度自分の生家を見てみたいのです。もしかしたら何か思い出せるかもしれませんし……」
「…………」
ジスランは不機嫌なのを隠さず、むっつりと黙ったままお茶を飲む。口を開かないという意思表示が、彼の「反対」を如実に示している。
「お願いです」
「駄目だ」
重ねて懇願しても、返事はそっけない。
むぅ、と唇を尖らせたコレットは、懸命にジスランが許可してくれる方法を模索する。
自分には何も財産がないし、ジスランを釣れるものが思いつかない。
だが一つだけ、とても狡い考えだがあると言えばある。
ジスランの耳に顔を寄せ、ポショ……と囁いた。
「ちゃんと帰りましたら、本当に子を孕むまで抱いても構いませんから」
「…………っ」
ヒクッとジスランの喉元が動き、そのあとに静かに喉仏が上下する。ゆっくりと彼がコレットを見つめ――、その目には明らかに情欲が灯っていた。
――恥ずかしい。
けれどコレットには、これぐらいのことしか差し出せるものがない。
「あなたは……」
重たい溜め息をつき、ジスランは脚を組み指先で眉間を揉む。
「ルノアール卿。私からもお願い致します。一日で構いませんから、どうか娘と過ごさせてください」
そこにデジレも口を挟んでくるが、ジスランはとりつく島もない。
「あなたは黙っていて頂こうか。あなたが口を挟むと碌なことにならない」
忌ま忌ましく言ってからジスランは黙し、しばらく何か考えていた。やがて一つ息をつき、「黙れ」と言っておきながらデジレに話しかける。
「私が同行してもいいのなら、期間限定でコレットをお邪魔させましょう。加えてコレットには護衛をつけます。護衛が『駄目だ』と言えば、コレットに関わるすべてのことを控えて頂く。護衛がもう駄目だと判断したなら、即時シャブラン城に連れ戻ります」
「ル、ルノアール卿がご同行せずとも……」
まさかジスランも一緒に来ると思わなかったデジレは、少し渋る。だがジロリと彼に睨まれ、焦っておもねった笑みを浮かべた。
「そ、そのようなことで良いのなら……」
デジレが唇をもたげ、コレットも「ありがとうございます!」とジスランに抱きついた。
だがジスランはずっと浮かない顔のまま、短く「アベル」と誰かを呼ぶ。
「失礼致します」
直後応接室に入ってきたのは、コレットもよく知っている顔だった。
黒髪に焦げ茶色の目の、寡黙な青年だ。いつもジスランとコレットが見える距離に控えていて、それでいて親しげな様子は見せない。
騎士のようにしっかりと甲冑を纏っているのではなく、動きやすさ重視で黒い装束に鎖帷子と黒い革鎧を着けている。自分たち二人の生活を見守っているだけでなく、ジスランが外出する時は必ず同行しているようだ。
そのジスランの懐刀とも言えるアベルを、コレットにつけると言っていた。
「〝これ〟は私に忠実です。必要とあらば、実力行使してでもコレットを守ることを優先させます。いいですね? ブリュイエール卿」
「護衛一人で済むのなら構いませんとも」
ジスランの条件にデジレは満面の笑みで頷き、彼にジスランはゆるりと首を振る。
「正確にはアベル一人ではありません。万が一の時にコレットを連れて正確にシャブラン城まで戻れる御者や、彼女の口に入る食事を管理する料理人や毒味など、必要な人員は一揃いつけさせて頂きます」
「……ええ、構いませんとも」
あくまでコレットに鉄壁の防御を施そうとするジスランに、デジレも少々気圧される。
その様子に、コレットは内心溜め息をついていた。
今までジスランただ一人を味方だと思い、彼のすべてを盲目的に信じていた。だが父親の登場により、そのジスランの存在自体が揺らいだ。
誰のどんな言い分が正しいのか、自分に何があったのかをハッキリさせたい。その上でジスランに対する思いや、実家に戻るか否かなどを決めたい。
これからの身の振り方を考えつつも、心の中は複雑だ。
ジスランが自分を偽っていたかもしれないという、裏切られた〝かもしれない〟ショック。
自分のことなど諦めたか放置していると思っていた家族が、心配して迎えにきてくれた〝かもしれない〟喜び。
何もかもが不明確で、コレットの心は定まらない。
(でも、この目でちゃんと生家を見てから。一週間ほど滞在させて頂いてから決めましょう)
本当に自分が生まれた屋敷なら、記憶の断片が蘇ってもおかしくない。
もし本当の実家だとしても何も思い出せなかったら、大人しくシャブラン城に戻ろう。
でもその前に、ブリュイエールの家族の言い分を聞き、彼らがジスランをどう思うかもちゃんと聞かなくては。
「コレット。いつ発つつもりだ?」
隣でジスランが静かに問い、彼女は迷いなく答える。
「できるだけすぐに……と望みます」
あらかじめ決まっていたかのような返事にジスランは一瞬黙し、黙って頷いた。
**
フィリップを迎えた時と違って、ジスランは父への嫌悪を隠さない。ムスッと黙り込んだまま、コレットを自分の隣に座らせ静かにお茶を飲んでいる。
コレットは一度部屋に戻って服を着替え、アイボリー地に小花柄のデイドレスを着た。
「そうしていると、ブリュイエールの屋敷にいた時のようだな。お前は色白で髪の色も薄いからか、ドレスも色の薄い物を好んでいた」
向かいに座っている父――名前はデジレと言うらしい――は、ジスランの態度を気にしない器の広い人なのか、終始にこやかだ。多少表情の下に、ジスランが娘に手を出したことへの怒りなども窺えるが、伯爵家の人間が格上である侯爵家のジスランに歯向かうことなどできない。
おまけに以前クリステルが言っていたことだが、ジスランが統治しているこの地はとても広大で、彼は《北の侯爵》と呼ばれているらしい。
東西南北の侯爵が国を固め、その中でも《北の侯爵》ジスランは一番巨大な力と古い家柄を誇っているようだ。
「お父様は以前の私をご存知なのですね。……ふふ、当たり前ですね」
自分で言ってからおかしいことを言ったと思い、コレットはクスクスと笑う。
そんなコレットの肩をグイと抱き、ジスランは不機嫌も露わに尋ねた。
「それで? ご用はなんです? いまさら娘を連れ戻しに来たなど、言わせませんよ? コレットはもう私の女だ」
父の前で肩を抱いたに飽き足らず、ジスランはコレットの頬にキスをしてくる。
「っあ、あの……。ジスラン様」
少し控えてほしいと思って彼の胸を押し返すと、不機嫌な目がコレットを貫く。底冷えのする目にブルッと背中を震わせると、ジスランはデジレに冷めた目をやる。
「どうせフィリップから聞いたのでしょう。私も彼をあえて泳がせましたが、おびき寄せるのはまた別の人間だったのですがね……」
そう告げる横顔は、コレットの知らない狡猾な策士のものだ。
「まるでココの実父である私の登場を、喜んでいないという口ぶりですね? ココだって長い間こんな北の地に閉じ込められ、寂しい思いをしていたはずです。ブリュイエール領に戻ればもっと暖かく、この子の大好きな花ももっと沢山咲いているというのに」
「喜ぶはずがないでしょう」
ピシャリと言い切り、それに続く言葉をジスランは押し殺す。
コレットはジスランが父に対し、どうしてこんなに険を放っているのか分からない。家に帰ると虐待されていたなど言うならともかく、目の前のデジレはどう見ても娘を溺愛している。
かえってそのような態度を見ていると、父が言うように実はジスランが悪者なのでは……? と疑ってしまう自分がいる。
(でも、無理矢理に攫われたのならお父様はもっと敵意を見せているはず。それにジスラン様は私をとても丁寧に介護してくださった。あれほど激しく愛してくださって、子を産んでも構わないと仰っている。ジスラン様の私への気持ちは疑いたくないのだけれど……)
もしジスランがあの事故を理由に、コレットに新たな記憶を植え付けていたのなら――?
ある仮定を思いつき、コレットはゾッと腰を震わせる。
思いつきたくなかった「もしも」の話は、どんどんコレットの心に根を下ろしてゆく。
――もともとジスランがコレットに、想いを向けていたのは変わらないとする。
――だがその気持ちが、周囲から反対されていたものだとしたら?
――両親が反対しやめてほしいと言うなか、ジスランが無理矢理コレットを攫い、その途中で何か事故があった。
――コレットが記憶を失ったのをいいことに、自分が恩人だと思い込ませたのだとしたら?
「…………」
胸がドキドキと煩く鳴る。
ジスランと一緒にいて、感じたことのない嫌な鳴り方だ。
「あ……あの。ジスラン様」
「なんだ」
おずおずと言うコレットに、ジスランの目が僅かに和らぐ。
自分に向けて優しさを見せるジスランに胸の痛みを覚えつつ、コレットは思いきって提案してみた。
「一度、実家に帰ってはいけないでしょうか?」
目の前でジスランが静かに瞠目する。
同時に視界の端でデジレが「ココ!」と歓喜を露わにしていた。
「お願いです。必ず戻って参りますから。一度自分の生家を見てみたいのです。もしかしたら何か思い出せるかもしれませんし……」
「…………」
ジスランは不機嫌なのを隠さず、むっつりと黙ったままお茶を飲む。口を開かないという意思表示が、彼の「反対」を如実に示している。
「お願いです」
「駄目だ」
重ねて懇願しても、返事はそっけない。
むぅ、と唇を尖らせたコレットは、懸命にジスランが許可してくれる方法を模索する。
自分には何も財産がないし、ジスランを釣れるものが思いつかない。
だが一つだけ、とても狡い考えだがあると言えばある。
ジスランの耳に顔を寄せ、ポショ……と囁いた。
「ちゃんと帰りましたら、本当に子を孕むまで抱いても構いませんから」
「…………っ」
ヒクッとジスランの喉元が動き、そのあとに静かに喉仏が上下する。ゆっくりと彼がコレットを見つめ――、その目には明らかに情欲が灯っていた。
――恥ずかしい。
けれどコレットには、これぐらいのことしか差し出せるものがない。
「あなたは……」
重たい溜め息をつき、ジスランは脚を組み指先で眉間を揉む。
「ルノアール卿。私からもお願い致します。一日で構いませんから、どうか娘と過ごさせてください」
そこにデジレも口を挟んでくるが、ジスランはとりつく島もない。
「あなたは黙っていて頂こうか。あなたが口を挟むと碌なことにならない」
忌ま忌ましく言ってからジスランは黙し、しばらく何か考えていた。やがて一つ息をつき、「黙れ」と言っておきながらデジレに話しかける。
「私が同行してもいいのなら、期間限定でコレットをお邪魔させましょう。加えてコレットには護衛をつけます。護衛が『駄目だ』と言えば、コレットに関わるすべてのことを控えて頂く。護衛がもう駄目だと判断したなら、即時シャブラン城に連れ戻ります」
「ル、ルノアール卿がご同行せずとも……」
まさかジスランも一緒に来ると思わなかったデジレは、少し渋る。だがジロリと彼に睨まれ、焦っておもねった笑みを浮かべた。
「そ、そのようなことで良いのなら……」
デジレが唇をもたげ、コレットも「ありがとうございます!」とジスランに抱きついた。
だがジスランはずっと浮かない顔のまま、短く「アベル」と誰かを呼ぶ。
「失礼致します」
直後応接室に入ってきたのは、コレットもよく知っている顔だった。
黒髪に焦げ茶色の目の、寡黙な青年だ。いつもジスランとコレットが見える距離に控えていて、それでいて親しげな様子は見せない。
騎士のようにしっかりと甲冑を纏っているのではなく、動きやすさ重視で黒い装束に鎖帷子と黒い革鎧を着けている。自分たち二人の生活を見守っているだけでなく、ジスランが外出する時は必ず同行しているようだ。
そのジスランの懐刀とも言えるアベルを、コレットにつけると言っていた。
「〝これ〟は私に忠実です。必要とあらば、実力行使してでもコレットを守ることを優先させます。いいですね? ブリュイエール卿」
「護衛一人で済むのなら構いませんとも」
ジスランの条件にデジレは満面の笑みで頷き、彼にジスランはゆるりと首を振る。
「正確にはアベル一人ではありません。万が一の時にコレットを連れて正確にシャブラン城まで戻れる御者や、彼女の口に入る食事を管理する料理人や毒味など、必要な人員は一揃いつけさせて頂きます」
「……ええ、構いませんとも」
あくまでコレットに鉄壁の防御を施そうとするジスランに、デジレも少々気圧される。
その様子に、コレットは内心溜め息をついていた。
今までジスランただ一人を味方だと思い、彼のすべてを盲目的に信じていた。だが父親の登場により、そのジスランの存在自体が揺らいだ。
誰のどんな言い分が正しいのか、自分に何があったのかをハッキリさせたい。その上でジスランに対する思いや、実家に戻るか否かなどを決めたい。
これからの身の振り方を考えつつも、心の中は複雑だ。
ジスランが自分を偽っていたかもしれないという、裏切られた〝かもしれない〟ショック。
自分のことなど諦めたか放置していると思っていた家族が、心配して迎えにきてくれた〝かもしれない〟喜び。
何もかもが不明確で、コレットの心は定まらない。
(でも、この目でちゃんと生家を見てから。一週間ほど滞在させて頂いてから決めましょう)
本当に自分が生まれた屋敷なら、記憶の断片が蘇ってもおかしくない。
もし本当の実家だとしても何も思い出せなかったら、大人しくシャブラン城に戻ろう。
でもその前に、ブリュイエールの家族の言い分を聞き、彼らがジスランをどう思うかもちゃんと聞かなくては。
「コレット。いつ発つつもりだ?」
隣でジスランが静かに問い、彼女は迷いなく答える。
「できるだけすぐに……と望みます」
あらかじめ決まっていたかのような返事にジスランは一瞬黙し、黙って頷いた。
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