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ハワイ 編

もうそろそろ、〝夫婦〟になってもいい? ☆

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「……もうそろそろ、〝夫婦〟になってもいい?」

 熱を帯びた声で問われ、私は赤面する。

「ん……、うん」

 頷くと慎也の腕の中で体を反転させられ、優しいキスをされた。

「……一緒に風呂、入ろうか。それからゆっくり愛し合おう」

「……うん」

 新婚初夜で、冗談を言ってごまかせる雰囲気じゃない。

 慎也はずっとこの時を待ちわびていて、私もこの時が訪れるのを分かっていた。

 でも、彼には何回も抱かれたのに、夫婦になって二人きりで……となると、照れくさくて堪らない。

 自然と無言になってしまった私は、慎也と一緒に洗面所に向かった。

 彼がお風呂の準備をしてくれている間、私はメイクを落として歯磨きをする。
 洗面所はとても広く、大きな鏡を前にボウルが二つあり、空いたスペースには観葉植物も置いてあってゴージャス感を増している。

 二人して歯磨きを終えたあと、着替えの準備もしてシャワーボックスに入った。

 温かいシャワーが降り注ぎ、慎也が私の体に手を滑らせて洗ってくれる。
 慎也はボディソープを手に取って泡立て、私の体を隅々まで洗ってくる。

「当日じっくり言えなかったけど、ドレス姿すっげー綺麗だった」

「う……、うん。ありがとう。慎也も格好良かったよ」

「赤いドレスも良かったし、着物もグッときた」

「あ、ありがとう」

 褒めてもらえて本当はすっごく嬉しいのに、気持ちを伝えようとすると、どうしてこんなに語彙力がなくなってしまうのか……。

 私はクルッと体を反転させ、慎也に微笑みかける。

「自分でも気に入ったドレスだから、そう言ってもらえて嬉しい。ありがとね。それに慎也の紋付き袴もすっごい格好良くて――――」

 一生懸命気持ちを伝えようとしたけど、両手首を掴まれたかと思うと、壁に押しつけられてキスをされていた。

「ん……っ」

 ちゅっ、と一度唇をついばんだあと、慎也は熱の籠もった目で私を見て、顔を傾けてもう一度唇を塞いでくる。

 上唇に下唇と舐められ、軽く噛まれたあと、二人の吐息が交じり合う。
 慎也はハァッと吐息をつき、ヌルリと舌を差し込んできた。

「ん……、ぅ、う……っ」

 おしゃべりの途中だったので、気持ちがついていかなくてドキドキしている。

 いや、お風呂に入る時点でこうなるって分かっていたけど、どのタイミングか分からなかった。

 そもそも、ここずっとバタバタしていて、あまりそういう雰囲気にならなかった。

 昼間は指で達かされて、夜は抱かれると分かっていたのに……。

 なんだろ、私。
 本番に弱いというか……。

 グダグダ考えていたのも、慎也に激しく求められて押し流されていく。

 彼は私の唇を貪ったあと、顔を離して私の表情、反応を見てまたキスをする。
 その合間に見た熱を帯びた瞳が堪らなく色っぽかった。

「優美……」

 慎也は手首をいましめていた手を外し、私の腰から臀部にかけて撫で下ろす。
 お尻をムギュッと掴まれ、思わず私は口を大きく開いて吐息をつく。
 その隙を突いて、慎也は私の口内に舌を差し込んできた。

「ん……っ、ぅ、ん、ぅ……」

 とっさに彼の舌にしゃぶりつくと、まるでアソコに口淫しているかのように、舌をヌルヌルと前後させられた。
 その間に慎也の手は私の秘所に至り、キスだけでぐしょ濡れにしてしまったそこを指で撫でてきた。

「っは……。もうヌルヌルになってる」

「……っ、やだ……」

 はしたなく濡らしている場所に、慎也の指が抵抗なく呑み込まれた。

「んっ」

 すぐに膣襞を指の腹で撫でられ、私は腰を反らす。

「優美……。もっとやらしい声聞かせて」

 私の耳元で囁き、慎也はたっぷり潤った蜜壷をグチュグチュと指で掻き混ぜる。
 太腿の付け根には、ガチガチに硬くなった彼のモノが押しつけられていた。

「あ……っ」

 私は無意識に彼の屹立に手を添え、力のこもらない目で慎也を睨む。

「は……っ、その顔、いいね。もっととろけさせて、泣かせてやりたくなる」

 嗜虐的に笑った慎也は、指をもう一本増やして私の蜜壷をグチュグチュと暴いてくる。
 ペニスそのもののように指を突き入れたあと、柔らかくなった膣壁をぐぅっと押してきて、私は思わず背中を丸めて嬌声を堪えた。

 ――負けたくない。

 わななく唇に軽く派を立て、私は慎也の屹立を遠慮なくしごき立てる。

「あぁ……」

 慎也が気持ちよさそうな声を漏らし、私は少しいい気になる。
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