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利佳 編

これじゃあ、浮気もできないな? ☆

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「ん……っ、やっ、やだぁっ、言わないでぇ……っ」

 ズンズンと深い所まで何度も抜き差しされ、私は涎を垂らして慎也に訴える。

「ほら、優美ちゃん。見せてあげなよ」

「えっ!? あっ、やぁっ!」

 正樹が私の体ごと慎也に向けて横臥したかと思うと、私の太腿を抱え上げ結合部を見せつけて抽送を繰り返す。
 体位が変わったからか、バチュッバチュッと激しい水音がし、私のお尻に正樹の腰が叩きつけられる乾いた音もする。

「あーあ。優美ってばおっぱい揺らして、やらしいなぁ……」

 慎也は困ったような表情で笑い、手を伸ばして私の胸を揉んできた。

「んぅっ……、あ、やぁっ、やだぁっ」

 掌で乳房を押し上げるようにしてタプタプと揉み、乳首の先端をカリカリと軽く引っ掻いてくる。

「っあ……っ、締まる……っ」

 私を突き上げながら、正樹が食い縛った歯の奥で唸った。

「なに? 優美ちゃん、僕に犯されながら慎也におっぱい弄られるの気持ちいいの?」

「ん……っ、うん……っ、気持ちいい……っ」

〝気持ちいい〟と一言口にして解放するだけで、全身をブワァッと例えようもない悦楽が駆け巡った。

「――――っぁっ、あぁあああぁ……っ」

 私は慎也の手を思いきり握り、膣を引き絞って痙攣する。

「あぁっ、締まる……っ」

 正樹がうなり、さらに深い所まで私をズンズンと穿ったあと、胴震いして息を吐く。

「んーっ…………」

 私の体内で、大きく膨らんだ正樹の肉棒がビクビクと跳ねているのが分かる。

 ――出してる。

 ゴム越しだけれど、彼が私の体で気持ち良くなって射精しているのだと思うと、この上ない愉悦が体を満たす。

「あーあ、本当に……。気持ちよさそうな顔しちゃって」

 慎也が私の顔に掛かった乱れ髪を整え、頭を撫でた。

「優美ちゃん、起きるよ」

「ん…………、ぅ……」

 正樹が私を抱えたまま起き上がり、私の膝の裏を抱えて慎也に結合部を見せつけた。

「あーあ、ずっぷり咥え込んで……」

 慎也は呆れたように言っているけれど、彼の股間ではこれ以上なく漲ったモノが存在を誇示している。
 そのまま正樹が私の体をグイッと持ち上げると、いまだ硬いままの屹立がヌルンッと蜜孔から飛び出た。
 ゴムの先端にはたっぷりと白濁が溜まっていて、私はそのいやらしさにゾクゾクしたあと、そっと目を逸らした。

「慎也、入れてあげて」

 正樹は慎也に向けて、私の秘唇をクパ……と開いてみせた。
 慎也が無言で私の顎を掴み、クイ、と自分のほうを向かせる。

「とろけきった顔してるね。やらしい顔」

 恥辱を煽る言い方をし、慎也は私にちゅぱ、とキスをした。
 そしてゴムを屹立に被せ、兄が広げている秘唇に亀頭を押し当て、一気に押し込んできた。

「んぅっ、あぁああぁ……っ!」

 この上ない背徳感を得て、私は腰を反らし天井を仰ぐ。

「あー……、もう……。すっごい柔らかくぐずついて……。絡みついてくる」

 慎也は気持ちよさそうな顔をしながらも、どこか残念そうに溜息をついた。

「入れると直前まで正樹のが入ってたって分かるよ。これじゃあ、浮気もできないな?」

 ピンッと指で乳首を弾かれ、私は被虐的な悦びを得て腰を震わせた。

「う……っ、浮気なんて……っ、しな……っ、ぃ……」

「分かんないよ? 優美はいい女だから、いつどこでどんな男が狙ってくる事か」

 言いながら、慎也はゆっくりと腰を引き、ヌルルル……と雁首が見えるまで屹立を抜く。
 それからまたじれったいほどの緩慢さで、私の最奥を目指して肉棒を押し込んでくる。

「んーっ、あぁ、……あ、……んぅ、あぁあ……、あー……」

「優美ちゃん、ゴロンしようか」

 正樹が私を抱きかかえたまま、仰向けになる。
 そして私の乳首と陰核を指で転がしてきた。

「ぁあ……っ、きゃっ、――――う、うぅ……っ」

「あっ、締まる……っ」

 私は足に力を込め、正樹の体の上でブリッジするように腰を反らす。

「すっご……。食い千切られそう」

 射精感を堪えるために呼吸を止めた慎也が、ふぅ……と息を吐きながら私のお腹を両手で撫でてきた。

「本当に、優秀な体だな。こんなに綺麗でやらしい体、他にないよ」

「優美ちゃんは締まりがいいよね。僕もすぐ出そうになる」

 正樹が話すと私の耳元から声が聞こえるので、それでまたキュッと下腹に力が入ってしまう。
 おまけに乳房を撫でられ、乳首を摩擦されるのが気持ちいい。

「んぅ……っ、ん、あぁあ……っ」

 褒められても、こんな状況なのでただただ恥ずかしい。
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