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ハプバー~同居開始 編
ずっとこうしてほしかった ☆
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「むぅーっ! うぅうう……っ」
あまりの快楽に私は思わず口を大きく開き、慎也がその奥に屹立を押し込んでくる。
「んぐぅ……っ、うーっ!」
へたをすれば苦しいほどなのに、私は悦楽を得て、慎也の屹立にきつく吸い付くと体を痙攣させた。
口からグポッとはしたない音が出たけれど、気にする余裕もない。
「もう達った? ……は……っ。今度は俺の、飲んでね」
呼吸を荒げた慎也は私の口から屹立を引き抜く。
私は呆けたまま、自分の口と彼の一物との間で太い糸が引き、――ふつりと切れるのを見るしかできなかった。
気持ち良くて頭の中が真っ白になっている。
そんな中、彼は慣れた手つきでゴムを装着し、私の体をうつ伏せにした。
「今日はバックでしようか。本当は一晩中したいけど、まずは一、二回ぐらいから」
恐ろしい事を言い、彼はグププ……と後ろから挿入してきた。
「んぁあああぁあ…………っ」
私は両手でシーツを掴み、ピクピクと痙攣しながら声を上げる。
太竿が入り口の粘膜を押し広げ、硬く大きな一物がミチミチと私の膣肉を犯してくる。
「んぅう……っ、んーっ、ぅ、……っふぅっ、う……っ」
涙目になって呼吸を繰り返す私のお尻や背中を、慎也がサワサワと撫でてきた。
「だめぇ……っ、だめ、だめ……ぁ、あ……」
私は四つ這いになる腕の力もなく、弱々しい声を上げて、うつ伏せのまま彼の好きなように犯される。
「気持ちいいよ、優美」
顔は見えないのに、慎也が目を細めて笑ったのが分かった。
そのまま彼はズップズップと抽送を繰り返し、最奥を何度もしつこく突き上げたあと、亀頭を子宮口に押しつけてグリグリと腰を回す。
「うぅーっ、は、……っあぁあああっ」
全身が激しく震え、止まってくれない。
また絶頂してしまいそうな恐怖にガクガクと震えながら、逃げる先も分からないのに、本能的に足を動かしシーツの上で滑らせる。
「また達くの? 自分ばっかり楽しんでいいの? ほら、もっと頑張って」
「ぁうっ!!」
ズンッと最奥まで突き上げられ、私の目の前に火花が散る。
淫激のままに小さな孔から愛潮を漏らしてしまったけれど、恥ずかしいと思う余裕もなかった。
「上手に潮噴けたな」
慎也が私の頭を撫でてくる。
もう、深すぎる快楽に呑まれて堕ちたまま、いつもの私が戻ってこない。
気持ち良くなって、褒められて、また気持ち良くなって褒められる。
折原優美という、社会的にはしっかり者で仕事のできる女性という形が、グズグズと溶けていくのが分かった。
けれど、それが心地よくて堪らない。
――そう、ずっとこうしてほしかった。
心の奥にいた学生時代の弱い私を隠し、武装した強い女になっていた。
けれど鎧を着込みすぎて、誰も中にある〝私〟の弱さを感じてくれなかった。
「折原さんは弱音なんて吐かない」と思われていたし、本心を言えるのはごく一部の友人だけ。
本当の私を、知って欲しかった。
中身はごく普通の女性で、ほんの些細な事でいいから褒められたい。
私だって重い荷物を持っていたら「大丈夫?」と気遣いだけでも言われたいし、具合を悪くしていたら心配されたかった。
自分が招いた事だけれど、「折原さんは力仕事で困らない」と言われているし、「折原さんは風邪なんて引かない」と思われている。誰も私を心配しない。
か弱い女の子扱いをされたいんじゃなくて、弱い所があると知ってもらいたかった。
心まで強い訳じゃない。
強くあろうと心がけているから、弱い場所を見せるのが怖くなっただけ。
弱い私を見たら、皆が失望するかもしれない。
それが怖くて、私はずっと強い女であり続けた。
――そのうち、どこで弱音を吐いたらいいのか、力を抜けばいいのか、分からなくなった。
それなのに――。
「気持ち良かったら、気持ちいいって言っていいんだよ。つらかったらつらいって言って。言わないと分からないから」
「あ……っ、あ、――あぁあああぁ……っ」
欲しい言葉をもらい、私は快楽と嬉しさとで涙を流していた。
出しちゃいけないと思っていた心のやわい部分を、慎也はすんなりと受け止めて大切に扱ってくれる。
あまりの快楽に私は思わず口を大きく開き、慎也がその奥に屹立を押し込んでくる。
「んぐぅ……っ、うーっ!」
へたをすれば苦しいほどなのに、私は悦楽を得て、慎也の屹立にきつく吸い付くと体を痙攣させた。
口からグポッとはしたない音が出たけれど、気にする余裕もない。
「もう達った? ……は……っ。今度は俺の、飲んでね」
呼吸を荒げた慎也は私の口から屹立を引き抜く。
私は呆けたまま、自分の口と彼の一物との間で太い糸が引き、――ふつりと切れるのを見るしかできなかった。
気持ち良くて頭の中が真っ白になっている。
そんな中、彼は慣れた手つきでゴムを装着し、私の体をうつ伏せにした。
「今日はバックでしようか。本当は一晩中したいけど、まずは一、二回ぐらいから」
恐ろしい事を言い、彼はグププ……と後ろから挿入してきた。
「んぁあああぁあ…………っ」
私は両手でシーツを掴み、ピクピクと痙攣しながら声を上げる。
太竿が入り口の粘膜を押し広げ、硬く大きな一物がミチミチと私の膣肉を犯してくる。
「んぅう……っ、んーっ、ぅ、……っふぅっ、う……っ」
涙目になって呼吸を繰り返す私のお尻や背中を、慎也がサワサワと撫でてきた。
「だめぇ……っ、だめ、だめ……ぁ、あ……」
私は四つ這いになる腕の力もなく、弱々しい声を上げて、うつ伏せのまま彼の好きなように犯される。
「気持ちいいよ、優美」
顔は見えないのに、慎也が目を細めて笑ったのが分かった。
そのまま彼はズップズップと抽送を繰り返し、最奥を何度もしつこく突き上げたあと、亀頭を子宮口に押しつけてグリグリと腰を回す。
「うぅーっ、は、……っあぁあああっ」
全身が激しく震え、止まってくれない。
また絶頂してしまいそうな恐怖にガクガクと震えながら、逃げる先も分からないのに、本能的に足を動かしシーツの上で滑らせる。
「また達くの? 自分ばっかり楽しんでいいの? ほら、もっと頑張って」
「ぁうっ!!」
ズンッと最奥まで突き上げられ、私の目の前に火花が散る。
淫激のままに小さな孔から愛潮を漏らしてしまったけれど、恥ずかしいと思う余裕もなかった。
「上手に潮噴けたな」
慎也が私の頭を撫でてくる。
もう、深すぎる快楽に呑まれて堕ちたまま、いつもの私が戻ってこない。
気持ち良くなって、褒められて、また気持ち良くなって褒められる。
折原優美という、社会的にはしっかり者で仕事のできる女性という形が、グズグズと溶けていくのが分かった。
けれど、それが心地よくて堪らない。
――そう、ずっとこうしてほしかった。
心の奥にいた学生時代の弱い私を隠し、武装した強い女になっていた。
けれど鎧を着込みすぎて、誰も中にある〝私〟の弱さを感じてくれなかった。
「折原さんは弱音なんて吐かない」と思われていたし、本心を言えるのはごく一部の友人だけ。
本当の私を、知って欲しかった。
中身はごく普通の女性で、ほんの些細な事でいいから褒められたい。
私だって重い荷物を持っていたら「大丈夫?」と気遣いだけでも言われたいし、具合を悪くしていたら心配されたかった。
自分が招いた事だけれど、「折原さんは力仕事で困らない」と言われているし、「折原さんは風邪なんて引かない」と思われている。誰も私を心配しない。
か弱い女の子扱いをされたいんじゃなくて、弱い所があると知ってもらいたかった。
心まで強い訳じゃない。
強くあろうと心がけているから、弱い場所を見せるのが怖くなっただけ。
弱い私を見たら、皆が失望するかもしれない。
それが怖くて、私はずっと強い女であり続けた。
――そのうち、どこで弱音を吐いたらいいのか、力を抜けばいいのか、分からなくなった。
それなのに――。
「気持ち良かったら、気持ちいいって言っていいんだよ。つらかったらつらいって言って。言わないと分からないから」
「あ……っ、あ、――あぁあああぁ……っ」
欲しい言葉をもらい、私は快楽と嬉しさとで涙を流していた。
出しちゃいけないと思っていた心のやわい部分を、慎也はすんなりと受け止めて大切に扱ってくれる。
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