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馴れ初め編/第二章 お酒と油断はデンジャラス
16.情報過多です茅乃さん その2
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思いもよらぬ場での遭遇は、驚愕する千優から言葉を奪った。
ポカンと見上げてばかりな彼女に、國枝は買い物に来たのかと優しく問いかける。
一切動揺しない様子に、大人の余裕を見せつけられた気がした。
しばし二人の間に沈黙が続く。喉元につかえていたナニカを息と共に吐き出した千優は、ぎこちないながらもこの場にいる経緯を説明し始めた。
「えーっと、つまり……水谷ちゃんと買い物に来て。ここで休憩してたけど、彼女が一人で本屋さんに走っていった、と?」
「はい、そうです。その……國枝さんは、後藤さんと買い物に来ていて。でも後藤さんも本屋に行っちゃった、んですよね?」
「ふふ、そうね」
こちらの説明だけで終わるものとばかり思っていれば、聞いてもいないのに彼は口を開き、自分がここへ来た理由を語ってくれた。
その内容は、相手こそ違うが今の千優と似たようなもの。偶然という言葉では片づけにくい二人の現状を知り、國枝がつい説明を始めた理由に納得がいく。
話の途中、ずっと彼を立たせておくのもどうかと千優は慌てて椅子をすすめた。
先程まで茅乃が座っていた席、丁度テーブルを挟んで対峙する場所へ國枝は腰を下ろし、今は楽しそうに微笑んでいる。
「それは?」
奇妙な偶然があるものだと驚きが尾を引く中、千優は彼の手元を指さし首を傾げる。
そこには、自分達と同じショップのドリンクカップが握られていた。一方は千優と同じ柄が施されたもの、そしてもう片方は、茅乃が注文したものと色違いなフラペチーノだ。
「ん? あぁ、これね。アタシ達も休憩がてらドリンクを注文したんだけど、受け取った後、後藤ちゃんがすぐ消えちゃったから」
クスクスと笑い声をあげながら、國枝はパッと見ただけでは中身がわからぬタンブラーを自分の隣席へ置いた。
そして、もう片方。うず高く盛られた生クリームの下で色鮮やかな緑色の液体が揺れる飲み物を口元へ運ぶと、ストローを咥え飲み始める。
(ええぇぇっ!)
躊躇なく、かつ美味しそうに甘さの塊を飲む國枝。その姿に、千優は衝撃を受け大きく目を見開いた。
喉元まで出かかった悲鳴を何とか堪え、彼の手元を凝視する。
(うわ、國枝さんってこういうの飲むんだ。た、確かに、甘いものも好きって言ってたけど……)
千優の乏しい知識で考える甘いモノの中に、今日初めてフラペチーノが加わった。
しかし目の前にある飲み物は、すぐに思いつく菓子類のはるか上をいく甘さに違いない。
己の常識とはかけ離れた未知の飲み物は、たった十数分の間に、何度も彼女へ驚きを与える。
もしかして、國枝が口にするそれは、茅乃が頼んだ物ほど甘く無いのだろうかと、少しだけ好奇心が疼いた。
「國枝さん。それ、美味しいですか?」
「えぇ、美味しいわよ。良かったら一口飲んでみる?」
気づけば、無意識に口が開き、抑えきれぬ好奇心が音へ変わる。
そんな千優の言葉に、彼は怪訝な顔一つせず、優しく微笑むと少し中身が減ったカップを差し出してくれた。
休日のショッピングモール。そのイートインコーナーにいるのは、長身に似合うシンプルかつスタイリッシュな服を着こなす男。
服の色味に合わせつつ、アクセントに少し派手な色をした太いヘアゴムでまとめられた彼の長い髪が、小首を傾げた瞬間ふわりと揺れる。
その光景はまるで、モデルの撮影風景を切り取った様に思えた。
芸能界に興味が無い千優が、そんな錯覚を抱く程、彼の所作は一つ一つ洗練されている。
國枝が纏う格好良さや美しさは、道行く女性達の視線を集め、「あの人かっこよくない?」なんて言霊が、意識せず耳に飛び込んでくる。
「あ、有難うございます」
様々な方面からの囁きが聞こえるたび、胸の辺りがズキリと疼くように痛む。
服に何か刺さっているのか、なんて思いながら、千優は数秒胸元へ眼差しと意識を向けるが、そこに異物は無い。
視界の端に見えたタンブラーの存在が、不意に彼女の中から黒ずんだ靄を押し出してくれた。
千優は両手でしっかり渡されたものを受け取ると、恐る恐るストローへ唇を寄せる。
そのまま力を込めて吸いつくと、想像していたよりも優しい甘さが口内に広がるのを感じた。
「新発売の抹茶味ですってー。いつも頼んでるやつと迷ったんだけど、たまには違う味もいいかなと思って変えてみたの」
テーブルの上に両肘を立て、頬杖をつきながら「当たりだったわー!」と、ご機嫌に國枝は笑う。
彼の言う通り、後味にほんのりと抹茶の苦みが感じられ、すっきりと飲みやすい。
「美味しいですね。私、こういうのは今まで飲んだことがなくて……」
「あらそうなの? いつもはコーヒーとかラテばっかり?」
「コーヒー、ですね。このコーヒーショップ、実は今日初めて来たんです。自分一人だと、お店で食事するんなら自炊かコンビニって考えちゃうんで、外で食べたり飲んだりする時は、ほとんどが茅乃とか後藤さん達の誘いです」
きょとんと不思議そうな國枝の眼差しを受けながら、千優は苦笑いを浮かべフラペチーノを返した。
少しだけ飲食事情を口にすると、こちらを見つめる瞳がわずかに見開かれる。その様子に、「ちゃんとお金は払ってますからね!」と胸の前で慌てて両手を振る。
下手をすれば、他人の財布にたかっている卑しい女と思われかねないと、彼女は瞬時に否定の言葉を述べた。
「あははっ! そんなに慌てなくても大丈夫よ、もう。柳ちゃんったら、アタフタしちゃって、かっわいい!」
「笑わないでくださいよー」
千優の反応が気に入った様で、國枝は可笑しそうに笑い始める。
口元に浮かぶ笑みも、これまでより色濃くなっているのは気のせいだろうか。
そんな彼の様子を目の当たりにすれば、気恥ずかしさに身体が火照りだす。
こちらは真面目に言ったつもりだったが、何か彼のツボを刺激するような箇所があったのかもしれない。
もう少し良い言い回しが出来ていればと、襲い掛かる後悔に頭を抱え、千優はしばし俯き顔の熱が引くのを待った。
少しずつ、身体の火照りが引いていく気がして、安堵の息を吐き徐に顔をあげる。
数回瞬きをした瞳がとらえたのは、俯く前と変わらぬ微笑みを浮かべこちらを見つめる國枝の姿だ。
「……?」
本人にその気は無くとも、小馬鹿にされた気分が抜けない。
この状況で、自分は一体彼にどう言葉を投げかけ、普段通りの日常を取り戻せばいいのかと、疑問を抱いた。
その間も、彼の視線は変わらず己をとらえている。
ニコニコと至極楽しげに彼が笑えば、それに合わせて揺れる首元でまとめられた髪がわずかに揺れる。
何か自分の顔についているのかと、ペタペタと頬を触ってもみたが、特に異常はない。
しかし目の前に座る男は相変わらずなため、千優の脳内に出現した疑問符は時間が経つにつれ大きくなっていった。
身体が火照ったせいか、喉が渇きを訴えてくる。
半分ほど残っているアイスコーヒーで潤いを補給しつつ、対策を練るかと、頭の隅に追いやられた思考が仕事を始める。
國枝を見つめてばかりだった瞳を少し伏せ、視線を自分の手元へ向ける。
タンブラーを通って伝わるわずかな冷たさが、頭をスッキリとさせてくれた。
しっかりと両手で容器を握りしめ、千優は再び顔をあげる。
すると、國枝も喉が渇いていたようで、自分のフラペチーノを手にしていた。
だが、彼はすぐに口をつけることなく、しばしカップに差し込んだストローの先を見つめる。
「國枝、さん?」
喉が渇いていたわけではないのだろうか。そんな疑問を抱けば、つい口を開いてしまう。
小首を傾げ、彼を正面から見つめる千優。その視線は、わずかに熱を帯びた視線に一瞬で絡めとられた。
「……っ。柳ちゃんと、間接キース……なんちゃってー」
語尾にハートマークが飛び交うように、彼は茶目っ気たっぷりに言葉を紡ぐ。
己が注文した飲み物の容器に差し込んだストローの先に、チュッと唇を寄せて。
(はああぁぁ?)
その様子を真正面から目撃した千優は、全身の毛が逆立つような感覚と共に、先程とは比べ物にならない熱が体の中を巡りだす。
ポカンと見上げてばかりな彼女に、國枝は買い物に来たのかと優しく問いかける。
一切動揺しない様子に、大人の余裕を見せつけられた気がした。
しばし二人の間に沈黙が続く。喉元につかえていたナニカを息と共に吐き出した千優は、ぎこちないながらもこの場にいる経緯を説明し始めた。
「えーっと、つまり……水谷ちゃんと買い物に来て。ここで休憩してたけど、彼女が一人で本屋さんに走っていった、と?」
「はい、そうです。その……國枝さんは、後藤さんと買い物に来ていて。でも後藤さんも本屋に行っちゃった、んですよね?」
「ふふ、そうね」
こちらの説明だけで終わるものとばかり思っていれば、聞いてもいないのに彼は口を開き、自分がここへ来た理由を語ってくれた。
その内容は、相手こそ違うが今の千優と似たようなもの。偶然という言葉では片づけにくい二人の現状を知り、國枝がつい説明を始めた理由に納得がいく。
話の途中、ずっと彼を立たせておくのもどうかと千優は慌てて椅子をすすめた。
先程まで茅乃が座っていた席、丁度テーブルを挟んで対峙する場所へ國枝は腰を下ろし、今は楽しそうに微笑んでいる。
「それは?」
奇妙な偶然があるものだと驚きが尾を引く中、千優は彼の手元を指さし首を傾げる。
そこには、自分達と同じショップのドリンクカップが握られていた。一方は千優と同じ柄が施されたもの、そしてもう片方は、茅乃が注文したものと色違いなフラペチーノだ。
「ん? あぁ、これね。アタシ達も休憩がてらドリンクを注文したんだけど、受け取った後、後藤ちゃんがすぐ消えちゃったから」
クスクスと笑い声をあげながら、國枝はパッと見ただけでは中身がわからぬタンブラーを自分の隣席へ置いた。
そして、もう片方。うず高く盛られた生クリームの下で色鮮やかな緑色の液体が揺れる飲み物を口元へ運ぶと、ストローを咥え飲み始める。
(ええぇぇっ!)
躊躇なく、かつ美味しそうに甘さの塊を飲む國枝。その姿に、千優は衝撃を受け大きく目を見開いた。
喉元まで出かかった悲鳴を何とか堪え、彼の手元を凝視する。
(うわ、國枝さんってこういうの飲むんだ。た、確かに、甘いものも好きって言ってたけど……)
千優の乏しい知識で考える甘いモノの中に、今日初めてフラペチーノが加わった。
しかし目の前にある飲み物は、すぐに思いつく菓子類のはるか上をいく甘さに違いない。
己の常識とはかけ離れた未知の飲み物は、たった十数分の間に、何度も彼女へ驚きを与える。
もしかして、國枝が口にするそれは、茅乃が頼んだ物ほど甘く無いのだろうかと、少しだけ好奇心が疼いた。
「國枝さん。それ、美味しいですか?」
「えぇ、美味しいわよ。良かったら一口飲んでみる?」
気づけば、無意識に口が開き、抑えきれぬ好奇心が音へ変わる。
そんな千優の言葉に、彼は怪訝な顔一つせず、優しく微笑むと少し中身が減ったカップを差し出してくれた。
休日のショッピングモール。そのイートインコーナーにいるのは、長身に似合うシンプルかつスタイリッシュな服を着こなす男。
服の色味に合わせつつ、アクセントに少し派手な色をした太いヘアゴムでまとめられた彼の長い髪が、小首を傾げた瞬間ふわりと揺れる。
その光景はまるで、モデルの撮影風景を切り取った様に思えた。
芸能界に興味が無い千優が、そんな錯覚を抱く程、彼の所作は一つ一つ洗練されている。
國枝が纏う格好良さや美しさは、道行く女性達の視線を集め、「あの人かっこよくない?」なんて言霊が、意識せず耳に飛び込んでくる。
「あ、有難うございます」
様々な方面からの囁きが聞こえるたび、胸の辺りがズキリと疼くように痛む。
服に何か刺さっているのか、なんて思いながら、千優は数秒胸元へ眼差しと意識を向けるが、そこに異物は無い。
視界の端に見えたタンブラーの存在が、不意に彼女の中から黒ずんだ靄を押し出してくれた。
千優は両手でしっかり渡されたものを受け取ると、恐る恐るストローへ唇を寄せる。
そのまま力を込めて吸いつくと、想像していたよりも優しい甘さが口内に広がるのを感じた。
「新発売の抹茶味ですってー。いつも頼んでるやつと迷ったんだけど、たまには違う味もいいかなと思って変えてみたの」
テーブルの上に両肘を立て、頬杖をつきながら「当たりだったわー!」と、ご機嫌に國枝は笑う。
彼の言う通り、後味にほんのりと抹茶の苦みが感じられ、すっきりと飲みやすい。
「美味しいですね。私、こういうのは今まで飲んだことがなくて……」
「あらそうなの? いつもはコーヒーとかラテばっかり?」
「コーヒー、ですね。このコーヒーショップ、実は今日初めて来たんです。自分一人だと、お店で食事するんなら自炊かコンビニって考えちゃうんで、外で食べたり飲んだりする時は、ほとんどが茅乃とか後藤さん達の誘いです」
きょとんと不思議そうな國枝の眼差しを受けながら、千優は苦笑いを浮かべフラペチーノを返した。
少しだけ飲食事情を口にすると、こちらを見つめる瞳がわずかに見開かれる。その様子に、「ちゃんとお金は払ってますからね!」と胸の前で慌てて両手を振る。
下手をすれば、他人の財布にたかっている卑しい女と思われかねないと、彼女は瞬時に否定の言葉を述べた。
「あははっ! そんなに慌てなくても大丈夫よ、もう。柳ちゃんったら、アタフタしちゃって、かっわいい!」
「笑わないでくださいよー」
千優の反応が気に入った様で、國枝は可笑しそうに笑い始める。
口元に浮かぶ笑みも、これまでより色濃くなっているのは気のせいだろうか。
そんな彼の様子を目の当たりにすれば、気恥ずかしさに身体が火照りだす。
こちらは真面目に言ったつもりだったが、何か彼のツボを刺激するような箇所があったのかもしれない。
もう少し良い言い回しが出来ていればと、襲い掛かる後悔に頭を抱え、千優はしばし俯き顔の熱が引くのを待った。
少しずつ、身体の火照りが引いていく気がして、安堵の息を吐き徐に顔をあげる。
数回瞬きをした瞳がとらえたのは、俯く前と変わらぬ微笑みを浮かべこちらを見つめる國枝の姿だ。
「……?」
本人にその気は無くとも、小馬鹿にされた気分が抜けない。
この状況で、自分は一体彼にどう言葉を投げかけ、普段通りの日常を取り戻せばいいのかと、疑問を抱いた。
その間も、彼の視線は変わらず己をとらえている。
ニコニコと至極楽しげに彼が笑えば、それに合わせて揺れる首元でまとめられた髪がわずかに揺れる。
何か自分の顔についているのかと、ペタペタと頬を触ってもみたが、特に異常はない。
しかし目の前に座る男は相変わらずなため、千優の脳内に出現した疑問符は時間が経つにつれ大きくなっていった。
身体が火照ったせいか、喉が渇きを訴えてくる。
半分ほど残っているアイスコーヒーで潤いを補給しつつ、対策を練るかと、頭の隅に追いやられた思考が仕事を始める。
國枝を見つめてばかりだった瞳を少し伏せ、視線を自分の手元へ向ける。
タンブラーを通って伝わるわずかな冷たさが、頭をスッキリとさせてくれた。
しっかりと両手で容器を握りしめ、千優は再び顔をあげる。
すると、國枝も喉が渇いていたようで、自分のフラペチーノを手にしていた。
だが、彼はすぐに口をつけることなく、しばしカップに差し込んだストローの先を見つめる。
「國枝、さん?」
喉が渇いていたわけではないのだろうか。そんな疑問を抱けば、つい口を開いてしまう。
小首を傾げ、彼を正面から見つめる千優。その視線は、わずかに熱を帯びた視線に一瞬で絡めとられた。
「……っ。柳ちゃんと、間接キース……なんちゃってー」
語尾にハートマークが飛び交うように、彼は茶目っ気たっぷりに言葉を紡ぐ。
己が注文した飲み物の容器に差し込んだストローの先に、チュッと唇を寄せて。
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