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番外編
オカルトじみた集まりの謎3/光志視点
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作詞に没頭してから数時間。
室内にあった小さな机の上にノートを置き、そばにあったイスに腰掛けた光志は、自分の世界に没頭し続けた。
そんな彼の意識が、突然遠くから聞こえた音に引き上げられていく。
そして、現実に引き戻された意識が、自分が置かれている状況を認識するまでの間、光志の瞳は、一冊の半分ほどまで文字でギッチリ埋まったノートをぼんやりと見つめていた。
「私、スタッフの谷崎と申します。もう夕食のお時間なんですが……姿が見えないので、お迎えに来ました」
その時、部屋のドア越しに女の声が聞こえてきた。ドア越しと言っても、突然自分以外の声がしたことに驚くあまり、光志は反射的に自分の背後、そしてドアの方を振り向く。
(ゆう、しょく? ああ、もうこんな時間なのか)
まだ上手く現実とリンクしきれていない意識のせいで、自分へ向けられた言葉を理解するまで時間がかかってしまう。
彼女の声を聞いて、その意味を理解した光志はようやく、ずっと握りしめていたペンをノートの上に放った。
机の隅に置いておいたスマホで時間を確認すれば、夜の六時四十五分と画面に表示されている。
夕食開始と指定されていたのは確か六時半。
どうやら、すっかり出遅れてしまったらしい。
普段はもっと遅い時間に食べているはずなのに、夕食と聞いたせいなのか、空腹を知らせる腹の虫がなき声をあげた。
こんなにも、自分の腹は現金、いや素直だったかと、光志はため息を吐きながらその場に立ち上がる。
(とりあえず夕飯食って、この腹を黙らせ……いや、待てよ?)
そのまま、パタンとノートを閉じた彼は、体の向きを変え、廊下に繋がるドアへ向かう。
だが、数歩歩いたところで、その足取りは止まった。
(今から食堂に行く。他の参加者が飯食ってる。その中に入る俺……注目の、的?)
頭の中で、たくさんの矢印があっち、こっちと向きを変える。
そんな状況で、これから自分の身に起きるだろう出来事を、瞬時にシミュレートし、即待ったをかけたくなった。
他人に興味が無く、出来るだけ一人で居たい光志にとって、脳内シミュレーションで導き出した状況は地獄でしかない。
しかも、そんなことになったら自分が仮にも芸能人だという事がバレる確率が跳ね上がる。それだけはどうしても避けたい。
だけど、人間何も食べなければ腹が減る。
バスルームから出た時、部屋に備え付けられた冷蔵庫の中を見たけれど、飲み物と少量のつまみ、菓子くらいしか入っていなかった。
あの量では腹の足しにならない。
こんな事になるなら、招待状に書かれていた三食食事付きの文字に甘えず、非常食でも何でも持ってくれば良かったと、彼は激しく後悔した。
光志が一人室内で葛藤する間も、遠慮がちなノックが断続的に続く。
きっと、谷崎という女性スタッフは、今もドアの向こうに居るに違いない。
裏方を担当してくれるスタッフは一般の方々なので、集まりに関する質問はしないように。なんて資料に注意書きがされていたことを思い出す。
夕食時の今は、きっと参加者全員に料理を提供しなければならず、忙しい時間帯のはずだ。
そんな状況で、彼女はわざわざ自分を迎えに来てくれた。
このまま彼女を食堂へ帰すのは、なんだか申し訳なくて、光志は早々に意地を張るのを止めた。
本当は食堂なんて行きたくない。
またあの大人数の中に混ざると思うと、面倒なことこの上ない。
どうせなら、夕食を部屋に運んでもらえないか頼んでみるか。
そのまま、一度決めた決意がすぐに揺らぎ始めたことに気づきながら、床に根を張りそうになる足を強引に動かす。
すると、長時間の作業で疲れが溜まったからなのか、ここ数日徹夜続きだったせいか、欠伸が出そうになった。
流石に、見ず知らずの女を前にして大欠伸をするのは不味いと、咄嗟に光志は口元を手で隠した。
だけど、それで欠伸が止まるわけじゃない。
咄嗟に、喉元まで出かかった欠伸を強引にかみ殺す。
その反動で視界が一瞬狭くなり、目尻にほんの少し潤いを感じた。
「後からお出しすることは出来ないんです。今ご飯を食べておかないと、夕飯抜きになっちゃいま……」
「わかったわかった。今から行けばいいんだ、ろ……えっ?」
光志が欠伸をしている間も、扉の向こうから切実な懇願は続く。
流石に夕食抜きは嫌だなと思いながら、ドアノブに手をのばした。
そのまま、彼はガチャリとドアを開け、そこであるものを見つけた。
それは、自分以外の存在を示すもう一人の靴。
わずかに濡れた視界を気にせず、小さく瞬きをした光志は、床へ落とした視線を、自分の手元へ、そして顔をあげ正面へと上げていく。
その時間は数秒にも満たない時間だった。
口では、こちらの空腹事情を心配する声に言葉を返しながら、光志はその瞳でさっきからずっと自分に声をかけ続けていた“彼女”の姿をとらえる。
まず目に入ったのは、つり目で鋭い顔つきと恐れられる自分とは正反対の、タレ目な幼い顔立ち。
そして、首元で結わえられた、今時の女にしては珍しい、染めたことが無さそうな艶やかな黒髪だった。
紺色のエプロンを身につけた彼女の背は小さくて、二十センチ以上の差がありそうに思える。
黒髪と正反対な色白い肌に、抱きしめれば折れてしまうんじゃと思うほどの細い身体付き。
目の前にいる彼女に関する情報が欲しい。そう言わんばかりに無意識に震える目線、そして視界に彼が気づいたのは、突如その身を襲う激しい動悸を感じた時だった。
「……っ!? おい! おい、アンタ、しっかりしろ!」
ついさっき、光志が部屋から出てきたことを喜ぶように微笑んでくれた名前も知らない女性が、突然意識を失い倒れ込んだ。
前のめりに倒れる美奈穂を咄嗟に受け止めた光志は、軽いパニックに陥りながら腕の中に居る彼女に声をかけ続ける。
(何なんだよ、これっ!)
中途半端な体勢のままじゃ辛いはずと、美奈穂を支えた状態で彼は服が汚れるのを機にせず廊下に座り込んだ。
そして、自分の太ももの上にそっと美奈穂の頭を乗せ横たわらせる。
「アンタ……しっかりしろ。なあ? 目、開けろよ」
震える指先で、ただでさえ白いと思った彼女の頬に触れる。じんわりと感じるぬくもりに、どこかホッとしつつ、ペチンペチンと光志は軽くその頬を叩いた。
でも、その言動に返ってくる言葉は無い。そして、美奈穂が目を開ける様子もない。
突然目の前で女性が倒れたことに動揺しながら、同時に彼は考えた。
彼女を目覚めさせたいと。
また、あの笑顔を見せて欲しいと。
出来る事なら、この腕に抱きしめさせてくれと。
願わずにはいられない。
だけど、医者でも救急救命士でもない光志には、美奈穂が倒れた原因などわからない。
彼なりに一生懸命考えてはいる。だけど、普段の何倍も激しく脈打つ心臓のせいか、やけに息苦しく、それが思考の妨げになった。
普段より頭が回らないことに苛立つせいで余計に考えがまとまらず、新たな苛立ちを生む、負のループに陥りかけていた。
「目、開けろよ。起きてくれよ!」
頬では刺激が弱いかと、今度は肩を強めに叩いてみたり、華奢な手を握ってみたりと、光志は声掛けを止めず、必死に美奈穂の身体に刺激を与える。
その声は、どんどん大きくなるばかりだ。
彼の悲しげな叫びにも似た声が、二人以外誰も居ない別館に響く。
冷静さを欠いた光志は、助けを呼びに行くと言う考えにすらたどり着けなかった。
この場から離れること。意識のない美奈穂を一人にすること。
それらすべては、今の光志にとっては受け入れがたい選択肢。
彼の願いはただ一つ。名前すら知らない彼女が今すぐ目覚めることだけだった。
室内にあった小さな机の上にノートを置き、そばにあったイスに腰掛けた光志は、自分の世界に没頭し続けた。
そんな彼の意識が、突然遠くから聞こえた音に引き上げられていく。
そして、現実に引き戻された意識が、自分が置かれている状況を認識するまでの間、光志の瞳は、一冊の半分ほどまで文字でギッチリ埋まったノートをぼんやりと見つめていた。
「私、スタッフの谷崎と申します。もう夕食のお時間なんですが……姿が見えないので、お迎えに来ました」
その時、部屋のドア越しに女の声が聞こえてきた。ドア越しと言っても、突然自分以外の声がしたことに驚くあまり、光志は反射的に自分の背後、そしてドアの方を振り向く。
(ゆう、しょく? ああ、もうこんな時間なのか)
まだ上手く現実とリンクしきれていない意識のせいで、自分へ向けられた言葉を理解するまで時間がかかってしまう。
彼女の声を聞いて、その意味を理解した光志はようやく、ずっと握りしめていたペンをノートの上に放った。
机の隅に置いておいたスマホで時間を確認すれば、夜の六時四十五分と画面に表示されている。
夕食開始と指定されていたのは確か六時半。
どうやら、すっかり出遅れてしまったらしい。
普段はもっと遅い時間に食べているはずなのに、夕食と聞いたせいなのか、空腹を知らせる腹の虫がなき声をあげた。
こんなにも、自分の腹は現金、いや素直だったかと、光志はため息を吐きながらその場に立ち上がる。
(とりあえず夕飯食って、この腹を黙らせ……いや、待てよ?)
そのまま、パタンとノートを閉じた彼は、体の向きを変え、廊下に繋がるドアへ向かう。
だが、数歩歩いたところで、その足取りは止まった。
(今から食堂に行く。他の参加者が飯食ってる。その中に入る俺……注目の、的?)
頭の中で、たくさんの矢印があっち、こっちと向きを変える。
そんな状況で、これから自分の身に起きるだろう出来事を、瞬時にシミュレートし、即待ったをかけたくなった。
他人に興味が無く、出来るだけ一人で居たい光志にとって、脳内シミュレーションで導き出した状況は地獄でしかない。
しかも、そんなことになったら自分が仮にも芸能人だという事がバレる確率が跳ね上がる。それだけはどうしても避けたい。
だけど、人間何も食べなければ腹が減る。
バスルームから出た時、部屋に備え付けられた冷蔵庫の中を見たけれど、飲み物と少量のつまみ、菓子くらいしか入っていなかった。
あの量では腹の足しにならない。
こんな事になるなら、招待状に書かれていた三食食事付きの文字に甘えず、非常食でも何でも持ってくれば良かったと、彼は激しく後悔した。
光志が一人室内で葛藤する間も、遠慮がちなノックが断続的に続く。
きっと、谷崎という女性スタッフは、今もドアの向こうに居るに違いない。
裏方を担当してくれるスタッフは一般の方々なので、集まりに関する質問はしないように。なんて資料に注意書きがされていたことを思い出す。
夕食時の今は、きっと参加者全員に料理を提供しなければならず、忙しい時間帯のはずだ。
そんな状況で、彼女はわざわざ自分を迎えに来てくれた。
このまま彼女を食堂へ帰すのは、なんだか申し訳なくて、光志は早々に意地を張るのを止めた。
本当は食堂なんて行きたくない。
またあの大人数の中に混ざると思うと、面倒なことこの上ない。
どうせなら、夕食を部屋に運んでもらえないか頼んでみるか。
そのまま、一度決めた決意がすぐに揺らぎ始めたことに気づきながら、床に根を張りそうになる足を強引に動かす。
すると、長時間の作業で疲れが溜まったからなのか、ここ数日徹夜続きだったせいか、欠伸が出そうになった。
流石に、見ず知らずの女を前にして大欠伸をするのは不味いと、咄嗟に光志は口元を手で隠した。
だけど、それで欠伸が止まるわけじゃない。
咄嗟に、喉元まで出かかった欠伸を強引にかみ殺す。
その反動で視界が一瞬狭くなり、目尻にほんの少し潤いを感じた。
「後からお出しすることは出来ないんです。今ご飯を食べておかないと、夕飯抜きになっちゃいま……」
「わかったわかった。今から行けばいいんだ、ろ……えっ?」
光志が欠伸をしている間も、扉の向こうから切実な懇願は続く。
流石に夕食抜きは嫌だなと思いながら、ドアノブに手をのばした。
そのまま、彼はガチャリとドアを開け、そこであるものを見つけた。
それは、自分以外の存在を示すもう一人の靴。
わずかに濡れた視界を気にせず、小さく瞬きをした光志は、床へ落とした視線を、自分の手元へ、そして顔をあげ正面へと上げていく。
その時間は数秒にも満たない時間だった。
口では、こちらの空腹事情を心配する声に言葉を返しながら、光志はその瞳でさっきからずっと自分に声をかけ続けていた“彼女”の姿をとらえる。
まず目に入ったのは、つり目で鋭い顔つきと恐れられる自分とは正反対の、タレ目な幼い顔立ち。
そして、首元で結わえられた、今時の女にしては珍しい、染めたことが無さそうな艶やかな黒髪だった。
紺色のエプロンを身につけた彼女の背は小さくて、二十センチ以上の差がありそうに思える。
黒髪と正反対な色白い肌に、抱きしめれば折れてしまうんじゃと思うほどの細い身体付き。
目の前にいる彼女に関する情報が欲しい。そう言わんばかりに無意識に震える目線、そして視界に彼が気づいたのは、突如その身を襲う激しい動悸を感じた時だった。
「……っ!? おい! おい、アンタ、しっかりしろ!」
ついさっき、光志が部屋から出てきたことを喜ぶように微笑んでくれた名前も知らない女性が、突然意識を失い倒れ込んだ。
前のめりに倒れる美奈穂を咄嗟に受け止めた光志は、軽いパニックに陥りながら腕の中に居る彼女に声をかけ続ける。
(何なんだよ、これっ!)
中途半端な体勢のままじゃ辛いはずと、美奈穂を支えた状態で彼は服が汚れるのを機にせず廊下に座り込んだ。
そして、自分の太ももの上にそっと美奈穂の頭を乗せ横たわらせる。
「アンタ……しっかりしろ。なあ? 目、開けろよ」
震える指先で、ただでさえ白いと思った彼女の頬に触れる。じんわりと感じるぬくもりに、どこかホッとしつつ、ペチンペチンと光志は軽くその頬を叩いた。
でも、その言動に返ってくる言葉は無い。そして、美奈穂が目を開ける様子もない。
突然目の前で女性が倒れたことに動揺しながら、同時に彼は考えた。
彼女を目覚めさせたいと。
また、あの笑顔を見せて欲しいと。
出来る事なら、この腕に抱きしめさせてくれと。
願わずにはいられない。
だけど、医者でも救急救命士でもない光志には、美奈穂が倒れた原因などわからない。
彼なりに一生懸命考えてはいる。だけど、普段の何倍も激しく脈打つ心臓のせいか、やけに息苦しく、それが思考の妨げになった。
普段より頭が回らないことに苛立つせいで余計に考えがまとまらず、新たな苛立ちを生む、負のループに陥りかけていた。
「目、開けろよ。起きてくれよ!」
頬では刺激が弱いかと、今度は肩を強めに叩いてみたり、華奢な手を握ってみたりと、光志は声掛けを止めず、必死に美奈穂の身体に刺激を与える。
その声は、どんどん大きくなるばかりだ。
彼の悲しげな叫びにも似た声が、二人以外誰も居ない別館に響く。
冷静さを欠いた光志は、助けを呼びに行くと言う考えにすらたどり着けなかった。
この場から離れること。意識のない美奈穂を一人にすること。
それらすべては、今の光志にとっては受け入れがたい選択肢。
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