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本編
第22話
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一時間後。美奈穂は濡れた髪をタオルで拭きながら、己の敗北に打ちひしがれていた。
あの後、二人の意見はしばらく平行線を辿ったものの、結果からすれば美奈穂が負けた。
身体を洗うペースが遅い。髪が長いからシャンプーも時間がかかる。
思いつく限り、自分が先に入るマイナス点を挙げてみたけれど、すべて効果なし。
最終的には「言い争う時間がまず勿体ねえ!」と、問答無用でバスルームへ押し込められた。
『俺のことは気にせず、ゆっくり肩まで浸かって、のんびり身体洗ってから出てこい』
そう笑顔で言い切った彼は、今から十分ほど前、バスルームへ消えていった。
少し前まで聞こえていたシャワーの音がしない。きっと今は、ゆっくり湯舟に浸かっているのだろう。
そんなことを考えながら、美奈穂は自分の心に起きたある変化に意識を向ける。
(私ったら……また考えてる)
朝、光志に抱き閉められながら目覚めてから今まで。
もう何度、そばに居ないアノ人について考えたか。
その回数は、自分でも既に、よくわからなくなっていた。
部屋で作詞のために頭を悩ませる姿を想像して、想いが届けとばかりに心の中で何度もエールを送った。
調理場を忙しなく走り周りながら、次々と出来上がる料理を目にし、彼はどんな料理が好きなのかと、時々小首を傾げた。
抱きつかれれば、恥ずかしさのあまり、つい抵抗したくなる。
からかわれると、ほんの少しだけムカつきもする。
だけど、彼の笑顔を見れば、不思議と自分のことのように嬉しくてたまらない。
「…………」
タオル越しに懸命に動いていた手がいつの間にか止まる。
そして、まだほのかにあたたかい手のひらが、熱々の頬へのびていく。
頬から手のひらへ伝わる熱は、絶対にお風呂上りのせいだけじゃない。
――だったら、どうして?
そう自分へ問いかけた美奈穂は、バスルームから聞こえてくるシャワーの音を聞き、そっと耳を塞ぐ。
嬉しそうに、そしてどこか恥ずかしそうに恋バナをする友人たちを、これまでたくさん見て来た。
もっぱら聞き手にまわってばかりな自分を、嫌だとか、むなしいと思ったことは無い。
だけど、今は――。
「……き。私……光志さんが、好き」
心の底から溢れる想いが、声に変わる。そして両手で塞いだ耳の中で反響した音は、より一層美奈穂の身体を熱くさせた。
学生時代、友達やクラスメイト達が話していた『恋に落ちる』過程とは、少し違うかもしれない。
だけど、誰かを好きになった後の行動は、似通ったところがたくさんある。
近くに彼が居ないかと、ついソワソワし、目線で追いかけてしまうところ。
彼の声を聞いただけで、名前を呼ばれただけで、胸が高鳴ること。
手を繋ぐだけで、抱きしめられるだけで、すぐそばに彼がいるだけで、すごく安心すること。
過去、少しばかり聞き流しつつ、ひっそり憧れていた事柄すべてが、美奈穂に恋心を、そして光志への更なる愛情を自覚させていく。
『もしかしたら、の話だけど……』
昨夜、このソファーに並んで座り、彼と話をした記憶がよみがえる。
『もし……俺が今回、この集まりに参加してなかったら、美奈穂とは出会わなかったわけだろ? 逆に……俺は参加してても、美奈穂が会社を辞めないで働いてたり、職安に行かなければ、ここにお前は来なかったわけだ』
『……?』
それまで、ずっと美奈穂へ優しい眼差しを向けてくれていた光志が、ふと天井を見上げ言葉を紡ぐ。
その声に首を傾げれば、光志は目を細めながらまたこちらを向いた。
『俺……今まで神様なんて信じて来なかったけど、今回ので信じられそうな気がする。家帰ったら、時間見つけて神社に賽銭入れに行くことにする。奮発して、万札入れるわ』
そう言って、ケラリと笑った彼はさらに言葉を続けた。
『だだっ広い世界の中で、一番大切だと思える相手に出会わせてくれた礼くらい、言わねえとな』
鼻の下を指でこすりながらはにかむ光志。その姿を見た瞬間、きっと自分は心から彼に“恋”をしたに違いない。
(……?)
ふと、唇に何かが触れる感触が、美奈穂の意識をゆっくりと浮上させていく。
光志がバスルームから出てくるまでに、髪を乾かさなきゃと思っていたはずなのに。どうやら、いつの間にか眠ってしまったみたいだ。
ソファーの背に預けていたはずの身体が、座面に横たわっている。
(ああ……まだ、髪乾いてなかったのに)
中途半端に濡れた状態で横になるなんて、絶対変な寝ぐせがつくのに。
そんなことを頭の片隅で考えていると、また唇に何かが当たる。
あたたかく、柔らかいそれは、不規則に唇へ触れてきた。
その正体が急に知りたくなって、美奈穂は少し重い瞼を懸命に押し上げる。
「……っ! 悪い、起こしたか?」
ゆっくりと光の世界を取り戻した瞳に映り込んだのは、間近にある番の顔。
美奈穂が目覚めたことに驚いているのか、一瞬光志の顔が強張る。
だけどすぐに、すまなそうに眉を下げる彼と目が合った。
「光志、さん」
「ん? どうし……」
「好き、です」
その瞬間、ポロっと美奈穂の口から眠る前に何度も繰り返した言葉が零れ落ちる。
それは、頭が覚醒し、平常心を保ったままだったら、絶対に言えない言葉だ。
まだ寝ぼけたままの状態だからこそ、口をついて出来た言葉が、自分の想いが、一つ、二つと溢れて止まらない。
「こっちはタイミング見計らってたって言うのに、どうしてこうも不意打ちでボディーブロー決めるかな、お前は……」
「……?」
無意識に彼の言葉をさえぎってまで伝えた想いは、どうやらきちんと届いたみたいだ。
そのはずなのに、光志は盛大なため息を吐きながら、意味の分からないことを言っている。
大きな手で自分の顔を覆い隠す光志。その無骨な指の隙間から見える赤く染まった頬へ、美奈穂はそっと手をのばし、指先で触れた。
すると、あっという間にその指先が、彼のもう片方の手によって絡めとられていく。
態勢を低くしたのか、これまで以上に光志の顔が近づいた。
同時に、彼の顔を覆っていた男らしい手は消えていて、まだ薄っすら赤みの残る顔がしっかり見える。
光志は、自分の状態には一切触れず、熱のこもった視線で真っ直ぐ美奈穂を見つめてきた。
「なあ、美奈穂……真剣に俺と付き合わねえか? 番がどうのとか、そういう義務感とかに囚われないで……嫌なら嫌ってはっきり言ってくれていい、からさ。俺は……もうお前以外の女なんて、考えられねえけど」
たった数センチの距離で、視線の何倍、いや何十倍も熱い言葉を彼から贈られる。
喋るたび唇にかかる吐息まで熱く、さめたと思っていた身体の熱がぶり返しそうで、少し怖い。
人生初めての告白はあまりにも情熱的で、気を抜けば目の前の彼にすべてを持って行かれるんじゃないかと思わせるモノ。
その熱は、覚醒しきっていなかった美奈穂の脳をすっきりと目覚めさせ、ドクドクと彼女の鼓動を加速させる。
「……は、い」
なんて返事をしていいかわからないまま、口から出たのは掠れたか細い返事。
そのたった二音を聞いた彼は、とらえていた美奈穂の手を改めて握りなおす。
優しく互いの指を絡ませるその仕草は、美奈穂の背筋に何とも言い難い感覚を走らせた。
「キス……していいか?」
「……ん」
お互いに、しばらく黙って相手の顔を見続けていれば、唐突な問いが飛んでくる。
初めて尽くしな質問に、美奈穂は熱々の頬を隠すことすら忘れ、たった一度小さく首を縦に振った。
「……ま、さっき散々したんだけどな」
「え? ……っ!?」
耳に届いた光志の小さな独り言。
その言葉を聞き返そうとした瞬間、美奈穂の声は、あっという間に最愛の人の唇に、そしてそのの奥へ吸い込まれていった。
あの後、二人の意見はしばらく平行線を辿ったものの、結果からすれば美奈穂が負けた。
身体を洗うペースが遅い。髪が長いからシャンプーも時間がかかる。
思いつく限り、自分が先に入るマイナス点を挙げてみたけれど、すべて効果なし。
最終的には「言い争う時間がまず勿体ねえ!」と、問答無用でバスルームへ押し込められた。
『俺のことは気にせず、ゆっくり肩まで浸かって、のんびり身体洗ってから出てこい』
そう笑顔で言い切った彼は、今から十分ほど前、バスルームへ消えていった。
少し前まで聞こえていたシャワーの音がしない。きっと今は、ゆっくり湯舟に浸かっているのだろう。
そんなことを考えながら、美奈穂は自分の心に起きたある変化に意識を向ける。
(私ったら……また考えてる)
朝、光志に抱き閉められながら目覚めてから今まで。
もう何度、そばに居ないアノ人について考えたか。
その回数は、自分でも既に、よくわからなくなっていた。
部屋で作詞のために頭を悩ませる姿を想像して、想いが届けとばかりに心の中で何度もエールを送った。
調理場を忙しなく走り周りながら、次々と出来上がる料理を目にし、彼はどんな料理が好きなのかと、時々小首を傾げた。
抱きつかれれば、恥ずかしさのあまり、つい抵抗したくなる。
からかわれると、ほんの少しだけムカつきもする。
だけど、彼の笑顔を見れば、不思議と自分のことのように嬉しくてたまらない。
「…………」
タオル越しに懸命に動いていた手がいつの間にか止まる。
そして、まだほのかにあたたかい手のひらが、熱々の頬へのびていく。
頬から手のひらへ伝わる熱は、絶対にお風呂上りのせいだけじゃない。
――だったら、どうして?
そう自分へ問いかけた美奈穂は、バスルームから聞こえてくるシャワーの音を聞き、そっと耳を塞ぐ。
嬉しそうに、そしてどこか恥ずかしそうに恋バナをする友人たちを、これまでたくさん見て来た。
もっぱら聞き手にまわってばかりな自分を、嫌だとか、むなしいと思ったことは無い。
だけど、今は――。
「……き。私……光志さんが、好き」
心の底から溢れる想いが、声に変わる。そして両手で塞いだ耳の中で反響した音は、より一層美奈穂の身体を熱くさせた。
学生時代、友達やクラスメイト達が話していた『恋に落ちる』過程とは、少し違うかもしれない。
だけど、誰かを好きになった後の行動は、似通ったところがたくさんある。
近くに彼が居ないかと、ついソワソワし、目線で追いかけてしまうところ。
彼の声を聞いただけで、名前を呼ばれただけで、胸が高鳴ること。
手を繋ぐだけで、抱きしめられるだけで、すぐそばに彼がいるだけで、すごく安心すること。
過去、少しばかり聞き流しつつ、ひっそり憧れていた事柄すべてが、美奈穂に恋心を、そして光志への更なる愛情を自覚させていく。
『もしかしたら、の話だけど……』
昨夜、このソファーに並んで座り、彼と話をした記憶がよみがえる。
『もし……俺が今回、この集まりに参加してなかったら、美奈穂とは出会わなかったわけだろ? 逆に……俺は参加してても、美奈穂が会社を辞めないで働いてたり、職安に行かなければ、ここにお前は来なかったわけだ』
『……?』
それまで、ずっと美奈穂へ優しい眼差しを向けてくれていた光志が、ふと天井を見上げ言葉を紡ぐ。
その声に首を傾げれば、光志は目を細めながらまたこちらを向いた。
『俺……今まで神様なんて信じて来なかったけど、今回ので信じられそうな気がする。家帰ったら、時間見つけて神社に賽銭入れに行くことにする。奮発して、万札入れるわ』
そう言って、ケラリと笑った彼はさらに言葉を続けた。
『だだっ広い世界の中で、一番大切だと思える相手に出会わせてくれた礼くらい、言わねえとな』
鼻の下を指でこすりながらはにかむ光志。その姿を見た瞬間、きっと自分は心から彼に“恋”をしたに違いない。
(……?)
ふと、唇に何かが触れる感触が、美奈穂の意識をゆっくりと浮上させていく。
光志がバスルームから出てくるまでに、髪を乾かさなきゃと思っていたはずなのに。どうやら、いつの間にか眠ってしまったみたいだ。
ソファーの背に預けていたはずの身体が、座面に横たわっている。
(ああ……まだ、髪乾いてなかったのに)
中途半端に濡れた状態で横になるなんて、絶対変な寝ぐせがつくのに。
そんなことを頭の片隅で考えていると、また唇に何かが当たる。
あたたかく、柔らかいそれは、不規則に唇へ触れてきた。
その正体が急に知りたくなって、美奈穂は少し重い瞼を懸命に押し上げる。
「……っ! 悪い、起こしたか?」
ゆっくりと光の世界を取り戻した瞳に映り込んだのは、間近にある番の顔。
美奈穂が目覚めたことに驚いているのか、一瞬光志の顔が強張る。
だけどすぐに、すまなそうに眉を下げる彼と目が合った。
「光志、さん」
「ん? どうし……」
「好き、です」
その瞬間、ポロっと美奈穂の口から眠る前に何度も繰り返した言葉が零れ落ちる。
それは、頭が覚醒し、平常心を保ったままだったら、絶対に言えない言葉だ。
まだ寝ぼけたままの状態だからこそ、口をついて出来た言葉が、自分の想いが、一つ、二つと溢れて止まらない。
「こっちはタイミング見計らってたって言うのに、どうしてこうも不意打ちでボディーブロー決めるかな、お前は……」
「……?」
無意識に彼の言葉をさえぎってまで伝えた想いは、どうやらきちんと届いたみたいだ。
そのはずなのに、光志は盛大なため息を吐きながら、意味の分からないことを言っている。
大きな手で自分の顔を覆い隠す光志。その無骨な指の隙間から見える赤く染まった頬へ、美奈穂はそっと手をのばし、指先で触れた。
すると、あっという間にその指先が、彼のもう片方の手によって絡めとられていく。
態勢を低くしたのか、これまで以上に光志の顔が近づいた。
同時に、彼の顔を覆っていた男らしい手は消えていて、まだ薄っすら赤みの残る顔がしっかり見える。
光志は、自分の状態には一切触れず、熱のこもった視線で真っ直ぐ美奈穂を見つめてきた。
「なあ、美奈穂……真剣に俺と付き合わねえか? 番がどうのとか、そういう義務感とかに囚われないで……嫌なら嫌ってはっきり言ってくれていい、からさ。俺は……もうお前以外の女なんて、考えられねえけど」
たった数センチの距離で、視線の何倍、いや何十倍も熱い言葉を彼から贈られる。
喋るたび唇にかかる吐息まで熱く、さめたと思っていた身体の熱がぶり返しそうで、少し怖い。
人生初めての告白はあまりにも情熱的で、気を抜けば目の前の彼にすべてを持って行かれるんじゃないかと思わせるモノ。
その熱は、覚醒しきっていなかった美奈穂の脳をすっきりと目覚めさせ、ドクドクと彼女の鼓動を加速させる。
「……は、い」
なんて返事をしていいかわからないまま、口から出たのは掠れたか細い返事。
そのたった二音を聞いた彼は、とらえていた美奈穂の手を改めて握りなおす。
優しく互いの指を絡ませるその仕草は、美奈穂の背筋に何とも言い難い感覚を走らせた。
「キス……していいか?」
「……ん」
お互いに、しばらく黙って相手の顔を見続けていれば、唐突な問いが飛んでくる。
初めて尽くしな質問に、美奈穂は熱々の頬を隠すことすら忘れ、たった一度小さく首を縦に振った。
「……ま、さっき散々したんだけどな」
「え? ……っ!?」
耳に届いた光志の小さな独り言。
その言葉を聞き返そうとした瞬間、美奈穂の声は、あっという間に最愛の人の唇に、そしてそのの奥へ吸い込まれていった。
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