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第二章
36:乙女心と地雷な言葉
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ダラットリ邸で会議が行われてから半月。
念入りに練り上げた作戦を、いよいよ実行に移す日がやってきた。
最初の会議に参加して以来、メリッサは特筆してべスターの件に関わっていない。
屋敷で過ごす彼女は、普段とほとんど変わらない日々をおくっていた。
いつもとほんの少し違うことは、時折裏側から皆を支えていること。
連日の会議で帰宅が遅くなる夫ガヴェインに、労いの言葉をかけたり、エルバに教えてもらった疲労回復のマッサージを愛する人に施したり。
カインの知恵を借りたいと、屋敷を訪れる特殊部隊の人々を、留守を預かる女主人として迎え入れたり。
屋敷の仕事ですぐ手が離せないカインに代わって、拙いながら客人の相手をしたりと、ささやかながら貢献する毎日だった。
そして、作戦決行の日。
メリッサは、ジュリアの付き添いとしてべスターの屋敷へ赴くことになった。
呼び出されたのはジュリアだが、トラウマがある場所へ向かう友人を心配し「い、一緒に行きます!」と、自ら志願したのだ。
以前の会議で、ジュリアが夫人たちの顔を覚えていると話したことがあった。
だからなのか、直接その場で確認をお願いしたいと要請されたらしい。
婚姻の書類では名前と年齢くらいしかわからない上に、クスリのせいで、意思疎通が出来ない可能性があると、連絡係を担っている騎士が教えてくれた。
会議の時と同様に、朝早くカインが貧民街へ赴き、ジュリアとイザークをメリッサたちの屋敷へ連れてきてくれた。
そして、また二人を着替えさせ、連絡があるまで待機する。
昼を過ぎた頃。騎士団の誰かが知らせに来てくれるのかと思いきや「制圧完了」の簡潔な一文が書かれた紙を背負い、以前森で出会ったゼロナナ号が飛んでくる。
屋敷の上空を鳴きながら旋回するゼロナナ号をエドガーが見つけ、広間に居たメリッサたちは慌てて外へ飛び出した。
「ゼロナナ号様は、今日も大活躍ですね」
「クルルッ」
大人しくカインの腕に留まって羽を休めるゼロナナ号。
その頭をチョンチョンとメリッサが撫でると、嬉しそうな鳴き声が庭に響いた。
迅速な働きをしたご褒美にと、前回同様メリッサの手からお肉を食べさせ、ゼロナナ号を空へ放つ。
べスターの屋敷にいる特殊部隊の元へ戻るらしい優秀な姿を見送っていると、ポンと肩に何かが乗せられた。
「さあ、我々も向かいましょう」
「ええ」
背後から聞こえる声にふり返れば、メリッサの華奢な肩に手を置いて微笑むカインと目が合う。
彼の言葉に頷いた直後、その視線をそばに居るジュリアへ向ける。
すると、彼女はわずかに緊張した面持ちながら力強く頷いてくれた。
御者をエドガーに任せ、メリッサたち四人は馬車へ乗り込む。
屋敷を出て、平民街と貴族街の境辺りへ馬車を走らせると、そこには既に野次馬でごった返り、かなり悪い意味で賑わっていた。
そのほとんどは平民で、興味津々といった彼らを騎士たちが列を成して抑えている。
「ど、どうしてこんなに人がたくさんいるのかしら」
「そりゃあ、屋敷の周りに騎士団の馬車がいくつも止まって、騎士たちが警備してるからだよ。皆“何が起きてるんだ”って、興味津々なんだろうな」
大勢の野次馬を小窓から覗き見たメリッサが戸惑いを見せると、向かいの席に座るジュリアが苦笑混じりに説明してくれる。
しかし次の瞬間、彼女の顔からフッと表情が消えた。
真顔で小窓の外を見つめだす友人を前に、ザラリとした不快感がメリッサの心にうまれる。
「ジュリア……やっぱり、戻りますか?」
「……へ?」
もしかして、無理をして今日の事を引き受けたのかもしれない。
なんて考えが浮かんだ瞬間、メリッサは考えるより先に口を開いていた。
そんな友人の問いかけに、何故かジュリアはキョトンと首を傾げ、気の抜けた声を上げる。
「ああ……嫌ならそうと最初から仰ってくだされば良かったのに。待ってください。今、近くに居る者に言って……」
「は? いや、ちょ、ちょっと待って!」
二人のやりとりを見ていたカインも、メリッサが何を思って帰宅を提案したのかを察したらしく、小窓を開けようと手を伸ばす。
それに待ったをかけたのは、酷く慌てた様子のジュリアだった。
「ジュリア、本当に無理をしていませんか?」
「大丈夫だって。無理なんかしてないし」
しばらくの間、何度も帰ろうと促すメリッサと、大丈夫と首を横に振るジュリアの攻防が続く。
両者とも一切引く気は無さそうだが、場の雰囲気を察したジュリアが先に折れた。
「ったく、どうしてそこまで、アタシを帰らせたいのさ?」
「先程からずっと、ジュリアが、窓の外を見ていて。その視線が」
――何も映していなかったので。
首を傾げるジュリアに、メリッサは正直に自分が感じたことを告げる。
すると、向かいに座る友人は、一瞬見開いた目をすぐ元に戻し、間髪入れず大きなため息を吐いた。
「別に、騎士団の人たちに協力することが嫌なわけじゃないんだ。ただ……」
「ただ?」
続けて、自分の想いを打ち明けてくれる友人の言葉に、メリッサは聞き入る。
そして、ジュリアが不意に言い淀むと、彼女より低い位置にある頭を、メリッサは不思議そうにコテンと傾けた。
「奥様方の、アタシを見下すような視線をまた浴びなきゃいけないのかと思うと、心底ムカつくだけ」
心に溜め込んだ鬱憤を、プルプルと無意識に震える拳へ移しながら、ジュリアはため息まじりに言葉を続けた。
べスター準男爵の屋敷を訪れた日、自分より先に妻となった女性たちの瞳には、まったく生気が感じられなかった。
だけど、五人が一貫してジュリアへ向ける視線はとても冷ややかだったらしい。
女性にしては割と背が高く、胸の大きさはささやかで、髪の毛は短め。
男性用の服を着れば、それっぽく見えてしまうジュリアのことを、先妻たちは冷評した。
その視線を思い出すだけで、今でも胸の奥がムカムカすると、友人は苦笑いを浮かべる。
「女の人相手じゃ、ムカついたからって殴るわけにもいかないじゃん?」
しかし、一瞬の間を置けばジュリアはケラリと笑い、半分お茶らけた口調で物騒な言葉を口にしていた。
「そういう態度だから、相手にすらされな……イダっ!」
そして、先妻たちへ向けられない拳は、隣に座るイザークの脇腹へ向かい、見事なまでにクリーンヒットする。
不意を突かれ無言のジュリアに攻撃されたイザークは、あまりの痛さに我慢できず、その場に蹲ってしまった。
「イ、イザーク様、大丈夫ですか!? カイン、手を、手を退けてくださいっ」
「大丈夫ですよメリッサ様、イザークさんはすぐ復活されますから」
その現場を、真正面から目撃したのはカインだけ。
有能な執事によって、咄嗟に目を塞がれたメリッサは、イザークの呻き声を聞き困惑するばかりだった。
念入りに練り上げた作戦を、いよいよ実行に移す日がやってきた。
最初の会議に参加して以来、メリッサは特筆してべスターの件に関わっていない。
屋敷で過ごす彼女は、普段とほとんど変わらない日々をおくっていた。
いつもとほんの少し違うことは、時折裏側から皆を支えていること。
連日の会議で帰宅が遅くなる夫ガヴェインに、労いの言葉をかけたり、エルバに教えてもらった疲労回復のマッサージを愛する人に施したり。
カインの知恵を借りたいと、屋敷を訪れる特殊部隊の人々を、留守を預かる女主人として迎え入れたり。
屋敷の仕事ですぐ手が離せないカインに代わって、拙いながら客人の相手をしたりと、ささやかながら貢献する毎日だった。
そして、作戦決行の日。
メリッサは、ジュリアの付き添いとしてべスターの屋敷へ赴くことになった。
呼び出されたのはジュリアだが、トラウマがある場所へ向かう友人を心配し「い、一緒に行きます!」と、自ら志願したのだ。
以前の会議で、ジュリアが夫人たちの顔を覚えていると話したことがあった。
だからなのか、直接その場で確認をお願いしたいと要請されたらしい。
婚姻の書類では名前と年齢くらいしかわからない上に、クスリのせいで、意思疎通が出来ない可能性があると、連絡係を担っている騎士が教えてくれた。
会議の時と同様に、朝早くカインが貧民街へ赴き、ジュリアとイザークをメリッサたちの屋敷へ連れてきてくれた。
そして、また二人を着替えさせ、連絡があるまで待機する。
昼を過ぎた頃。騎士団の誰かが知らせに来てくれるのかと思いきや「制圧完了」の簡潔な一文が書かれた紙を背負い、以前森で出会ったゼロナナ号が飛んでくる。
屋敷の上空を鳴きながら旋回するゼロナナ号をエドガーが見つけ、広間に居たメリッサたちは慌てて外へ飛び出した。
「ゼロナナ号様は、今日も大活躍ですね」
「クルルッ」
大人しくカインの腕に留まって羽を休めるゼロナナ号。
その頭をチョンチョンとメリッサが撫でると、嬉しそうな鳴き声が庭に響いた。
迅速な働きをしたご褒美にと、前回同様メリッサの手からお肉を食べさせ、ゼロナナ号を空へ放つ。
べスターの屋敷にいる特殊部隊の元へ戻るらしい優秀な姿を見送っていると、ポンと肩に何かが乗せられた。
「さあ、我々も向かいましょう」
「ええ」
背後から聞こえる声にふり返れば、メリッサの華奢な肩に手を置いて微笑むカインと目が合う。
彼の言葉に頷いた直後、その視線をそばに居るジュリアへ向ける。
すると、彼女はわずかに緊張した面持ちながら力強く頷いてくれた。
御者をエドガーに任せ、メリッサたち四人は馬車へ乗り込む。
屋敷を出て、平民街と貴族街の境辺りへ馬車を走らせると、そこには既に野次馬でごった返り、かなり悪い意味で賑わっていた。
そのほとんどは平民で、興味津々といった彼らを騎士たちが列を成して抑えている。
「ど、どうしてこんなに人がたくさんいるのかしら」
「そりゃあ、屋敷の周りに騎士団の馬車がいくつも止まって、騎士たちが警備してるからだよ。皆“何が起きてるんだ”って、興味津々なんだろうな」
大勢の野次馬を小窓から覗き見たメリッサが戸惑いを見せると、向かいの席に座るジュリアが苦笑混じりに説明してくれる。
しかし次の瞬間、彼女の顔からフッと表情が消えた。
真顔で小窓の外を見つめだす友人を前に、ザラリとした不快感がメリッサの心にうまれる。
「ジュリア……やっぱり、戻りますか?」
「……へ?」
もしかして、無理をして今日の事を引き受けたのかもしれない。
なんて考えが浮かんだ瞬間、メリッサは考えるより先に口を開いていた。
そんな友人の問いかけに、何故かジュリアはキョトンと首を傾げ、気の抜けた声を上げる。
「ああ……嫌ならそうと最初から仰ってくだされば良かったのに。待ってください。今、近くに居る者に言って……」
「は? いや、ちょ、ちょっと待って!」
二人のやりとりを見ていたカインも、メリッサが何を思って帰宅を提案したのかを察したらしく、小窓を開けようと手を伸ばす。
それに待ったをかけたのは、酷く慌てた様子のジュリアだった。
「ジュリア、本当に無理をしていませんか?」
「大丈夫だって。無理なんかしてないし」
しばらくの間、何度も帰ろうと促すメリッサと、大丈夫と首を横に振るジュリアの攻防が続く。
両者とも一切引く気は無さそうだが、場の雰囲気を察したジュリアが先に折れた。
「ったく、どうしてそこまで、アタシを帰らせたいのさ?」
「先程からずっと、ジュリアが、窓の外を見ていて。その視線が」
――何も映していなかったので。
首を傾げるジュリアに、メリッサは正直に自分が感じたことを告げる。
すると、向かいに座る友人は、一瞬見開いた目をすぐ元に戻し、間髪入れず大きなため息を吐いた。
「別に、騎士団の人たちに協力することが嫌なわけじゃないんだ。ただ……」
「ただ?」
続けて、自分の想いを打ち明けてくれる友人の言葉に、メリッサは聞き入る。
そして、ジュリアが不意に言い淀むと、彼女より低い位置にある頭を、メリッサは不思議そうにコテンと傾けた。
「奥様方の、アタシを見下すような視線をまた浴びなきゃいけないのかと思うと、心底ムカつくだけ」
心に溜め込んだ鬱憤を、プルプルと無意識に震える拳へ移しながら、ジュリアはため息まじりに言葉を続けた。
べスター準男爵の屋敷を訪れた日、自分より先に妻となった女性たちの瞳には、まったく生気が感じられなかった。
だけど、五人が一貫してジュリアへ向ける視線はとても冷ややかだったらしい。
女性にしては割と背が高く、胸の大きさはささやかで、髪の毛は短め。
男性用の服を着れば、それっぽく見えてしまうジュリアのことを、先妻たちは冷評した。
その視線を思い出すだけで、今でも胸の奥がムカムカすると、友人は苦笑いを浮かべる。
「女の人相手じゃ、ムカついたからって殴るわけにもいかないじゃん?」
しかし、一瞬の間を置けばジュリアはケラリと笑い、半分お茶らけた口調で物騒な言葉を口にしていた。
「そういう態度だから、相手にすらされな……イダっ!」
そして、先妻たちへ向けられない拳は、隣に座るイザークの脇腹へ向かい、見事なまでにクリーンヒットする。
不意を突かれ無言のジュリアに攻撃されたイザークは、あまりの痛さに我慢できず、その場に蹲ってしまった。
「イ、イザーク様、大丈夫ですか!? カイン、手を、手を退けてくださいっ」
「大丈夫ですよメリッサ様、イザークさんはすぐ復活されますから」
その現場を、真正面から目撃したのはカインだけ。
有能な執事によって、咄嗟に目を塞がれたメリッサは、イザークの呻き声を聞き困惑するばかりだった。
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