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第二章
33:初めての怒り
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一時は話が脱線したものの、どうにか持ち直し会議は続いた。
カップや小皿を端に寄せたテーブルの中央には、大判の見取り図が広げられている。
そこに描かれているのは、べスターの屋敷内部の詳細だと、事情を把握出来ていないメリッサたちにカインが教えてくれる。
更に詳しく話を聞けば、ここ数年間に、べスターの悪事を暴こうと、騎士団も色々策を練ってきたらしい。
その一つが、麻薬絡みの証拠が隠せそうな場所――いわゆる隠し部屋が無いかを探すこと。
以前はカインが、現在はアレクセイが指揮を執る特殊部隊の隊員数人が、時々屋敷に出入りする人間に成り代わって屋敷内を徹底的に探しているそうだ。
そして少しずつ集めた情報を集約したのが、今皆の前にある見取り図だと教えられた。
「あの、所々空白になっている箇所は、何ですか?」
皆と一緒に見取り図を覗き込んだメリッサは、違和感に気づいて声を上げる。
そのまま彼女は、二階の何も描かれていない一画を指差した。
他の場所には、四角い区切りのなかに“キッチン”や“トイレ”など、用途別に文字が書き込まれている。
なのに、メリッサが指差す二階部分はやけに空白が多い。
「自分たちは毎回、食料の配達人や、商人などに扮し潜入していました。ですが、そんな肩書きでは、屋敷内すべてを調べるのは難しいのです」
「メリッサ、自分に置き換えてみると良い。俺が仕事でいない昼間、いつも食材を運び入れる配達人が屋敷に来たとする。そいつが、いきなりお前の自室に入ってきたら、驚くだろう?」
「な、なるほど!」
アレクセイの説明に、ガヴェインが分かりやすい解説を付け足してくれた。
そのお陰で、メリッサや、ジュリア、イザークも状況を理解出来、一旦は置いてきぼりになった話にもついていける。
ふむふむと頷く三人を見つめる男たちの視線は、どこまでも微笑ましく、目を細めたり、口元を無意識に緩める者まであらわれる始末だった。
「ここら辺は、確か奥さん用の個室がそれぞれにあったはずです。そして、奥に主寝室……だった、かな」
その後、ジュリアの口から、見取り図の未開部分について追加情報が伝えられた。
彼女が「記憶が曖昧なんですけど……」と前置きをしつつ追加した情報には、不確定ということで、文字の頭に印がつけられている。
「ジュリアさん、凄い記憶力ですね! 普通数か月前の記憶なんて、忘れてしまうことの方が多いのに……」
「あー。なんと言うか……屋敷の中に案内されて、一時間もしないうちに“ここから逃げよう”って決めたんですよ。だから、逃げるタイミングとか、逃げ出す場所とか見極めるのに、こっそり屋敷内を観察しまくってて……色々強烈すぎる記憶と合わさって覚えているのかもしれません」
素晴らしい記憶力だと、ラーシュはジュリアを褒めたたえた。
だけど彼女は、どこかバツが悪そうに頬を掻きながら苦笑いを浮かべるだけ。
ジュリアが口にした「一時間もせず決断」という言葉に、当時の状況を知らない者たちは驚いた様で、目を見張る者ばかりだ。
そんな中、唯一イザークだけが違う反応を見せる。
彼はジュリアの言葉に、かすかに肩を震わせ、必死に笑いを堪えていた。
「……イザーク、アンタ、何笑ってるんだよ?」
「わ、悪りー……で、でもお前言ってたじゃんか」
――あのちびデブ、アタシを見た瞬間“男のような妻を娶る気は無い”って、言い放ったんだぞ!
様子に気づいたジュリアが鋭く睨むのも気にせず、イザークは言葉を続ける。
それはまるで、彼女の昂った感情を代弁するかのようで、肩をすくめて話すイザークの姿に、ジュリアはなんとも複雑そうな表情を顔に浮かべ、大きなため息を吐いた。
女性は髪を長く伸ばすのが当たり前。そんな世の中で、伸び掛けたショートヘアー程度の長さしかないジュリアの髪型は、良い意味でも悪い意味でも目を惹いてしまう。
加えて、彼女の胸元は辛うじてふくらみがわかる貧乳。
メリッサたちと再会した時のように、男物の服を着ていれば、男性と間違われても不思議じゃない。
「なんてことを! ジュリアはとても素敵な女性ですよ!」
その場にいる男たちが、内心ジュリアの男っぽい見た目に納得するなか、大切な友人を侮辱されたとメリッサは一人憤慨する。
お互いの緊張を少しでも緩和させるためにと、繋いでいたジュリアの手を思わずギュッと握ったまま、勢いよく彼女の方を向く。
「ジュリア、悪事を働いている方の言葉など、気にしてはいけませんよ!」
「え? あー……うん、わかってる」
繋いだ手にもう片方の手を重ね、メリッサは何度も力強く頷いた。
語気を強める彼女の、どこまでも真っ直ぐな眼差しを受けたジュリアは、苦笑しつつ頷いて見せる。
「自分でもわかってるんだよ。髪は短いし、胸は無いし、言葉遣いはこんなだし。男兄弟の中で育ったせいでガサツな所もある。昔から母親に“もう少し女の子らしくしなさい”って、よく怒られたんだ」
「何故自分を卑下することばかり言うのですか! ジュリアはとても可愛らしい素敵な女性ですよ。お船の中でも、私に声をかけてくれて、たくさんお話をしてくれたのに」
友人は、まったく自分の魅力に気づいていない。
それを嘆いたメリッサは、感情を昂らせたまま、困惑するジュリアを褒めちぎる。
すると、メリッサの口から賛辞が飛び出すたび、ジュリアはどんどん頬を赤らめ、ピクピクと口端を引きつらせていく。
語りに集中するメリッサは、残念ながらその事実に気づかない。
「わかった! わかったから、そこまでにしてよ! ……聞いてるこっちが恥ずかしくなるな、まったく」
「……?」
友人からの賛辞が純粋に恥ずかしくなり、ジュリアは怒涛の褒め殺しにストップをかけた。
メリッサは素直に口を閉ざして大人しくするものの、最後の呟きが上手く聞き取れなかったと首を傾げながら、自分を見つめる友人を見つめ返す。
そのまま二人の視線が交わった瞬間、ジュリアは大きなため息を吐いた。
そして、口元の筋肉を緩め口角を上げると、目を細めながら改めてメリッサへ視線を向ける。
「それにしても驚いたよ。まさかメリッサが、アタシのためにここまで怒ってくれるなんてさ!」
「へっ? おこ、って?」
頬を赤らめつつ、どこか嬉しそうにはにかむ。そんなジュリアを見たメリッサは、彼女が口にした言葉を聞き、思わず首を傾げた。
(私が……怒る?)
一瞬、何を言われているのかわからなくなった。
そして、ジュリアの手を握りしめながら、自分がどんな言葉を口にしたのかを途切れ途切れに思い返す。
一つ言葉を思い出すたび、頬に赤みが差した。
また思い出せば、一度差した赤みが色濃くなっていく。
そして、自分がこの場で失態を犯したと気づいた瞬間、顔から引いたはずの火照りをぶり返し、ボッと顔から目には見えない蒸気があがった。
「う、うう……ううう……」
言葉にならない唸り声をあげながら、ポスっとジュリアの胸元に顔を埋めたメリッサは、火照った自分の顔を周囲から隠そうと必死になる。
彼女の奇妙な行動に、これまで二人を見守ってきた周囲の人々は、お互いに目を合わせ困惑の表情を浮かべていた。
「まさかメリッサ、アンタ……自分が怒ったこと、恥ずかしがってるの?」
――コクリ。
手を握られたまま、自分の胸元に言葉無く顔を埋める友人の姿に、ジュリアは恐る恐る声をかけた。
その質問を肯定するように、メリッサは小さな頷きを返す。
「なんで恥ずかしがってるのさ! 初めて怒ったわけじゃあるまい……」
――コクリ。
「……へっ? マ、マジで?」
――コクリ。
ケラリと笑い飛ばさん勢いのジュリアに、また頷きが一度返ってくる。
その反応は、彼女の戸惑いを倍増させるしかなく、狼狽える友人を前に、メリッサは再度声を出さず小さく頷いた。
カップや小皿を端に寄せたテーブルの中央には、大判の見取り図が広げられている。
そこに描かれているのは、べスターの屋敷内部の詳細だと、事情を把握出来ていないメリッサたちにカインが教えてくれる。
更に詳しく話を聞けば、ここ数年間に、べスターの悪事を暴こうと、騎士団も色々策を練ってきたらしい。
その一つが、麻薬絡みの証拠が隠せそうな場所――いわゆる隠し部屋が無いかを探すこと。
以前はカインが、現在はアレクセイが指揮を執る特殊部隊の隊員数人が、時々屋敷に出入りする人間に成り代わって屋敷内を徹底的に探しているそうだ。
そして少しずつ集めた情報を集約したのが、今皆の前にある見取り図だと教えられた。
「あの、所々空白になっている箇所は、何ですか?」
皆と一緒に見取り図を覗き込んだメリッサは、違和感に気づいて声を上げる。
そのまま彼女は、二階の何も描かれていない一画を指差した。
他の場所には、四角い区切りのなかに“キッチン”や“トイレ”など、用途別に文字が書き込まれている。
なのに、メリッサが指差す二階部分はやけに空白が多い。
「自分たちは毎回、食料の配達人や、商人などに扮し潜入していました。ですが、そんな肩書きでは、屋敷内すべてを調べるのは難しいのです」
「メリッサ、自分に置き換えてみると良い。俺が仕事でいない昼間、いつも食材を運び入れる配達人が屋敷に来たとする。そいつが、いきなりお前の自室に入ってきたら、驚くだろう?」
「な、なるほど!」
アレクセイの説明に、ガヴェインが分かりやすい解説を付け足してくれた。
そのお陰で、メリッサや、ジュリア、イザークも状況を理解出来、一旦は置いてきぼりになった話にもついていける。
ふむふむと頷く三人を見つめる男たちの視線は、どこまでも微笑ましく、目を細めたり、口元を無意識に緩める者まであらわれる始末だった。
「ここら辺は、確か奥さん用の個室がそれぞれにあったはずです。そして、奥に主寝室……だった、かな」
その後、ジュリアの口から、見取り図の未開部分について追加情報が伝えられた。
彼女が「記憶が曖昧なんですけど……」と前置きをしつつ追加した情報には、不確定ということで、文字の頭に印がつけられている。
「ジュリアさん、凄い記憶力ですね! 普通数か月前の記憶なんて、忘れてしまうことの方が多いのに……」
「あー。なんと言うか……屋敷の中に案内されて、一時間もしないうちに“ここから逃げよう”って決めたんですよ。だから、逃げるタイミングとか、逃げ出す場所とか見極めるのに、こっそり屋敷内を観察しまくってて……色々強烈すぎる記憶と合わさって覚えているのかもしれません」
素晴らしい記憶力だと、ラーシュはジュリアを褒めたたえた。
だけど彼女は、どこかバツが悪そうに頬を掻きながら苦笑いを浮かべるだけ。
ジュリアが口にした「一時間もせず決断」という言葉に、当時の状況を知らない者たちは驚いた様で、目を見張る者ばかりだ。
そんな中、唯一イザークだけが違う反応を見せる。
彼はジュリアの言葉に、かすかに肩を震わせ、必死に笑いを堪えていた。
「……イザーク、アンタ、何笑ってるんだよ?」
「わ、悪りー……で、でもお前言ってたじゃんか」
――あのちびデブ、アタシを見た瞬間“男のような妻を娶る気は無い”って、言い放ったんだぞ!
様子に気づいたジュリアが鋭く睨むのも気にせず、イザークは言葉を続ける。
それはまるで、彼女の昂った感情を代弁するかのようで、肩をすくめて話すイザークの姿に、ジュリアはなんとも複雑そうな表情を顔に浮かべ、大きなため息を吐いた。
女性は髪を長く伸ばすのが当たり前。そんな世の中で、伸び掛けたショートヘアー程度の長さしかないジュリアの髪型は、良い意味でも悪い意味でも目を惹いてしまう。
加えて、彼女の胸元は辛うじてふくらみがわかる貧乳。
メリッサたちと再会した時のように、男物の服を着ていれば、男性と間違われても不思議じゃない。
「なんてことを! ジュリアはとても素敵な女性ですよ!」
その場にいる男たちが、内心ジュリアの男っぽい見た目に納得するなか、大切な友人を侮辱されたとメリッサは一人憤慨する。
お互いの緊張を少しでも緩和させるためにと、繋いでいたジュリアの手を思わずギュッと握ったまま、勢いよく彼女の方を向く。
「ジュリア、悪事を働いている方の言葉など、気にしてはいけませんよ!」
「え? あー……うん、わかってる」
繋いだ手にもう片方の手を重ね、メリッサは何度も力強く頷いた。
語気を強める彼女の、どこまでも真っ直ぐな眼差しを受けたジュリアは、苦笑しつつ頷いて見せる。
「自分でもわかってるんだよ。髪は短いし、胸は無いし、言葉遣いはこんなだし。男兄弟の中で育ったせいでガサツな所もある。昔から母親に“もう少し女の子らしくしなさい”って、よく怒られたんだ」
「何故自分を卑下することばかり言うのですか! ジュリアはとても可愛らしい素敵な女性ですよ。お船の中でも、私に声をかけてくれて、たくさんお話をしてくれたのに」
友人は、まったく自分の魅力に気づいていない。
それを嘆いたメリッサは、感情を昂らせたまま、困惑するジュリアを褒めちぎる。
すると、メリッサの口から賛辞が飛び出すたび、ジュリアはどんどん頬を赤らめ、ピクピクと口端を引きつらせていく。
語りに集中するメリッサは、残念ながらその事実に気づかない。
「わかった! わかったから、そこまでにしてよ! ……聞いてるこっちが恥ずかしくなるな、まったく」
「……?」
友人からの賛辞が純粋に恥ずかしくなり、ジュリアは怒涛の褒め殺しにストップをかけた。
メリッサは素直に口を閉ざして大人しくするものの、最後の呟きが上手く聞き取れなかったと首を傾げながら、自分を見つめる友人を見つめ返す。
そのまま二人の視線が交わった瞬間、ジュリアは大きなため息を吐いた。
そして、口元の筋肉を緩め口角を上げると、目を細めながら改めてメリッサへ視線を向ける。
「それにしても驚いたよ。まさかメリッサが、アタシのためにここまで怒ってくれるなんてさ!」
「へっ? おこ、って?」
頬を赤らめつつ、どこか嬉しそうにはにかむ。そんなジュリアを見たメリッサは、彼女が口にした言葉を聞き、思わず首を傾げた。
(私が……怒る?)
一瞬、何を言われているのかわからなくなった。
そして、ジュリアの手を握りしめながら、自分がどんな言葉を口にしたのかを途切れ途切れに思い返す。
一つ言葉を思い出すたび、頬に赤みが差した。
また思い出せば、一度差した赤みが色濃くなっていく。
そして、自分がこの場で失態を犯したと気づいた瞬間、顔から引いたはずの火照りをぶり返し、ボッと顔から目には見えない蒸気があがった。
「う、うう……ううう……」
言葉にならない唸り声をあげながら、ポスっとジュリアの胸元に顔を埋めたメリッサは、火照った自分の顔を周囲から隠そうと必死になる。
彼女の奇妙な行動に、これまで二人を見守ってきた周囲の人々は、お互いに目を合わせ困惑の表情を浮かべていた。
「まさかメリッサ、アンタ……自分が怒ったこと、恥ずかしがってるの?」
――コクリ。
手を握られたまま、自分の胸元に言葉無く顔を埋める友人の姿に、ジュリアは恐る恐る声をかけた。
その質問を肯定するように、メリッサは小さな頷きを返す。
「なんで恥ずかしがってるのさ! 初めて怒ったわけじゃあるまい……」
――コクリ。
「……へっ? マ、マジで?」
――コクリ。
ケラリと笑い飛ばさん勢いのジュリアに、また頷きが一度返ってくる。
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