27 / 45
第二章
26:意外と可愛いゼロナナ号
しおりを挟む
「よしよし。お前は……ゼロナナ号だな。私のことを覚えているか? ん?」
鋭い爪と嘴を持つ強面の鳥の背を、カインは優しく撫でながら話しかける。
まるでペットと戯れることと一緒と言わんばかりな態度だ。
その様子を目の当たりにし、唯一動じていないのは現役騎士団長のガヴェインだけ。
他は全員、突然あらわれた見慣れぬ鳥を前にひどく困惑した。
カインの説明によると、この鳥の背に今書いたばかりの手紙を括り付け、城へ飛ばせば、たった今この場で知り得た情報を城に居る者たちへ知らせることが出来るらしい。
自分たちの手で城へ届けるより、何倍も速く情報を渡せるそうだ。
「でも……ガヴェイン様が持っている手紙を、背中に括り付けるなんて出来るの? 飛んでいるうちに、風に飛ばされたりしないかしら」
執事の説明を聞いたメリッサは、紐か何かで、ゼロナナ号の身体に手紙を括り付けると考え、それは無謀なのではと首を傾げる。
すると、その声にクスリと笑ったカインは、空いている手を上着の右ポケットへ突っ込み、何かを取り出す。
彼が手にしたのは、黒い筒状の物体。
筒を中心に、そこから何本か幅広な紐が伸びている。
「手紙はこの筒の中へ入れます。それに、筒に取り付けてある紐で、しっかり固定をしますので多少のことじゃ紛失しません」
そう言ってカインはまた笑みを浮かべる。
しかし、筒を目にしたガヴェインは、ピクリと眉を震わせ、訝しげな表情をした。
「カイン……お前、除隊した時にくすねてきたのか?」
「何を言ってるんですか、ガヴェイン様。これは私が最近作ったオリジナルですよ。メリッサ様にもしものことがあった際、すぐに貴方へ連絡出来るように」
主からの疑いの眼差しに臆せず、カインは持っていた筒をガヴェインへ差し出した。
「さあ、手紙の確認を終えたらこの中へ。それと言っておきますが……この伝令方法を考案した私に向って、疑いなどかけないでいただけませんかね?」
スッと目を細め、笑みを深めるカイン。その口から紡がれる言葉に、少なからず棘があると気づいたのは、きっとガヴェインだけだろう。
その後、手紙の確認を終えたガヴェインは、カインに言われた通り、持っていた紙束を筒のサイズに合わせて折り畳み、丸めていく。
手紙を入れた状態の筒を受け取ったカインは、きっちりと筒に封をし、それをゼロナナ号の身体へ固定し始める。
片手しか使えない状況のため、右手の他に口で紐を加えて結んでいく作業は大変そうだ。
「片手じゃやりにくいんじゃないか? なんならその鳥、俺の腕にとまらせていいぞ」
「いいえ、お気になさらず。それに、こいつの爪は鋭いですからね。慣れていない人間が止まり木代わりになるなんて無理ですよ」
見かねたエドガーが声をかけると、カインは大丈夫と軽く右手を振って答えた。
そして、あっという間に固定を終えた彼は、満足げな顔でロベルトの方を向く。
「ロベルト、頼んでおいたもの。用意してくれましたか?」
「あ、ああ……でも、どうするんだ。残り物の肉なんか?」
小首を傾げるカインの方へ、名前を呼ばれたロベルトが歩み寄る。
その手には、食事中口元を拭う際に使ったナプキンの予備が握られ、ロベルトがそれを手のひらの上で開く。
すると中から、サンドイッチの一つに挟んであった薄切りの肉が顔を見せる。
肉と言っても、皆が食べたものより小ぶりで、どちらかと言えば欠片と言えるくらいの大きさだ。
「これから一仕事してもらうための駄賃代わりに。ほら、ゼロナナ号、ロベルトが焼いた肉ですよ」
そう言うとカインは、ナプキンの中から肉片を摘まみ、ゼロナナ号の口元へそれを運ぶ。
この肉を食べさせた後に、きっと彼はゼロナナ号を飛び立たせるのだろう。
そう理解したメリッサは、彼らの邪魔をしないよう、固唾をのんで様子を見守った。
「……?」
ゼロナナ号が飛び立つ瞬間も、その姿に負けないくらい迫力があるのだろう。
そう思い、少なからず期待したメリッサの瞳に映る光景は、いつまで経っても変わることはない。
「どうしたゼロナナ号。ほら、大好物の牛肉だぞ」
十秒経っても、三十秒経っても――一分経っても、ゼロナナ号が飛び立つ気配は無い。
それどころか、嘴の近くまで差し出された肉を、一向に食べようとしないのだ。
「どうした、何かトラブルか?」
「よくわかりません。特に体調が悪そうには見えませんし、普段はこんな上等な肉を見たら我先にと食いつくのですが……」
この場に居る全員が感じているだろう疑問を、代表してガヴェインが口にする。
その声を聞いたカインは、軽く首を横に振りながら「ほら、食べていいんですよ」と、肉を摘まんだ指を尚もゼロナナ号の口元へ近づけた。
(どうして食べないのかしら)
メリッサも、その様子を不思議に思って首を傾げる。すると、すぐそばに居るジュリアの口から自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「あの鳥……さっきから、こっちを見てないか? メリッサのこと」
「えっ?」
コソコソと耳打ちするように囁かれた声に驚いたメリッサは、ジュリアへ向けていた目線をカインたちの方へ向ける。
次の瞬間、真っ直ぐこちらを見つめるゼロナナ号と目が合い、友人の言葉通りな状況により一層驚いた。
「もしかしてあの鳥、メリッサ様から肉を食べさせてもらいたいんじゃ……」
そして、ジュリアの言葉に続けとばかりに呟かれたイザークの独り言は、メリッサだけではなくその場にいる全員を驚愕させた。
唐突なイザークのぼやき。その真相を確認するため、メリッサはカインのそばへ近づいた。
そして、カインから肉を包むナプキンを受け取ると、それを両手の上に広げ、そっとゼロナナ号の口元へ差し出す。
「お手紙の配達、よろしくお願いしますね。ゼロナナ号様」
獰猛な見た目に怖気づきそうになる身体にムチ打ち、逃げないよう両足に力を入れて立ち、シャキンと背筋を伸ばす。
決して視線はそらさないようにと、カインに注意を受けたため、必死に自分を見つめるゼロナナ号の瞳を見返す。
勇気をふり絞った彼女の行動を、その場にいる全員が不安げに見守り続ける。
ガヴェインなど、今すぐメリッサを自分の腕の中に閉じ込めて守りたい衝動を耐えるのに必死だ。
愛馬にニンジンを食べさせた時と似て非なる状況に、ダラットリ家の面々の心拍が嫌でもあがる。
「……っ」
メリッサとゼロナナ号が、お互いを見合って数秒。
怖い怖いと思っていたゼロナナ号の瞳が、思いのほかつぶらで可愛らしい。
そう思った瞬間、手のひらの上に広げたナプキンに乗っていた肉片を、ゼロナナ号がパクリと啄みだした。
その様子を間近で目撃したメリッサの口元には、無意識な恐怖による強張りから一転、子供がはしゃぐようにパッと無邪気な笑みが浮かんだ。
鋭い爪と嘴を持つ強面の鳥の背を、カインは優しく撫でながら話しかける。
まるでペットと戯れることと一緒と言わんばかりな態度だ。
その様子を目の当たりにし、唯一動じていないのは現役騎士団長のガヴェインだけ。
他は全員、突然あらわれた見慣れぬ鳥を前にひどく困惑した。
カインの説明によると、この鳥の背に今書いたばかりの手紙を括り付け、城へ飛ばせば、たった今この場で知り得た情報を城に居る者たちへ知らせることが出来るらしい。
自分たちの手で城へ届けるより、何倍も速く情報を渡せるそうだ。
「でも……ガヴェイン様が持っている手紙を、背中に括り付けるなんて出来るの? 飛んでいるうちに、風に飛ばされたりしないかしら」
執事の説明を聞いたメリッサは、紐か何かで、ゼロナナ号の身体に手紙を括り付けると考え、それは無謀なのではと首を傾げる。
すると、その声にクスリと笑ったカインは、空いている手を上着の右ポケットへ突っ込み、何かを取り出す。
彼が手にしたのは、黒い筒状の物体。
筒を中心に、そこから何本か幅広な紐が伸びている。
「手紙はこの筒の中へ入れます。それに、筒に取り付けてある紐で、しっかり固定をしますので多少のことじゃ紛失しません」
そう言ってカインはまた笑みを浮かべる。
しかし、筒を目にしたガヴェインは、ピクリと眉を震わせ、訝しげな表情をした。
「カイン……お前、除隊した時にくすねてきたのか?」
「何を言ってるんですか、ガヴェイン様。これは私が最近作ったオリジナルですよ。メリッサ様にもしものことがあった際、すぐに貴方へ連絡出来るように」
主からの疑いの眼差しに臆せず、カインは持っていた筒をガヴェインへ差し出した。
「さあ、手紙の確認を終えたらこの中へ。それと言っておきますが……この伝令方法を考案した私に向って、疑いなどかけないでいただけませんかね?」
スッと目を細め、笑みを深めるカイン。その口から紡がれる言葉に、少なからず棘があると気づいたのは、きっとガヴェインだけだろう。
その後、手紙の確認を終えたガヴェインは、カインに言われた通り、持っていた紙束を筒のサイズに合わせて折り畳み、丸めていく。
手紙を入れた状態の筒を受け取ったカインは、きっちりと筒に封をし、それをゼロナナ号の身体へ固定し始める。
片手しか使えない状況のため、右手の他に口で紐を加えて結んでいく作業は大変そうだ。
「片手じゃやりにくいんじゃないか? なんならその鳥、俺の腕にとまらせていいぞ」
「いいえ、お気になさらず。それに、こいつの爪は鋭いですからね。慣れていない人間が止まり木代わりになるなんて無理ですよ」
見かねたエドガーが声をかけると、カインは大丈夫と軽く右手を振って答えた。
そして、あっという間に固定を終えた彼は、満足げな顔でロベルトの方を向く。
「ロベルト、頼んでおいたもの。用意してくれましたか?」
「あ、ああ……でも、どうするんだ。残り物の肉なんか?」
小首を傾げるカインの方へ、名前を呼ばれたロベルトが歩み寄る。
その手には、食事中口元を拭う際に使ったナプキンの予備が握られ、ロベルトがそれを手のひらの上で開く。
すると中から、サンドイッチの一つに挟んであった薄切りの肉が顔を見せる。
肉と言っても、皆が食べたものより小ぶりで、どちらかと言えば欠片と言えるくらいの大きさだ。
「これから一仕事してもらうための駄賃代わりに。ほら、ゼロナナ号、ロベルトが焼いた肉ですよ」
そう言うとカインは、ナプキンの中から肉片を摘まみ、ゼロナナ号の口元へそれを運ぶ。
この肉を食べさせた後に、きっと彼はゼロナナ号を飛び立たせるのだろう。
そう理解したメリッサは、彼らの邪魔をしないよう、固唾をのんで様子を見守った。
「……?」
ゼロナナ号が飛び立つ瞬間も、その姿に負けないくらい迫力があるのだろう。
そう思い、少なからず期待したメリッサの瞳に映る光景は、いつまで経っても変わることはない。
「どうしたゼロナナ号。ほら、大好物の牛肉だぞ」
十秒経っても、三十秒経っても――一分経っても、ゼロナナ号が飛び立つ気配は無い。
それどころか、嘴の近くまで差し出された肉を、一向に食べようとしないのだ。
「どうした、何かトラブルか?」
「よくわかりません。特に体調が悪そうには見えませんし、普段はこんな上等な肉を見たら我先にと食いつくのですが……」
この場に居る全員が感じているだろう疑問を、代表してガヴェインが口にする。
その声を聞いたカインは、軽く首を横に振りながら「ほら、食べていいんですよ」と、肉を摘まんだ指を尚もゼロナナ号の口元へ近づけた。
(どうして食べないのかしら)
メリッサも、その様子を不思議に思って首を傾げる。すると、すぐそばに居るジュリアの口から自分の名前を呼ぶ声が聞こえた。
「あの鳥……さっきから、こっちを見てないか? メリッサのこと」
「えっ?」
コソコソと耳打ちするように囁かれた声に驚いたメリッサは、ジュリアへ向けていた目線をカインたちの方へ向ける。
次の瞬間、真っ直ぐこちらを見つめるゼロナナ号と目が合い、友人の言葉通りな状況により一層驚いた。
「もしかしてあの鳥、メリッサ様から肉を食べさせてもらいたいんじゃ……」
そして、ジュリアの言葉に続けとばかりに呟かれたイザークの独り言は、メリッサだけではなくその場にいる全員を驚愕させた。
唐突なイザークのぼやき。その真相を確認するため、メリッサはカインのそばへ近づいた。
そして、カインから肉を包むナプキンを受け取ると、それを両手の上に広げ、そっとゼロナナ号の口元へ差し出す。
「お手紙の配達、よろしくお願いしますね。ゼロナナ号様」
獰猛な見た目に怖気づきそうになる身体にムチ打ち、逃げないよう両足に力を入れて立ち、シャキンと背筋を伸ばす。
決して視線はそらさないようにと、カインに注意を受けたため、必死に自分を見つめるゼロナナ号の瞳を見返す。
勇気をふり絞った彼女の行動を、その場にいる全員が不安げに見守り続ける。
ガヴェインなど、今すぐメリッサを自分の腕の中に閉じ込めて守りたい衝動を耐えるのに必死だ。
愛馬にニンジンを食べさせた時と似て非なる状況に、ダラットリ家の面々の心拍が嫌でもあがる。
「……っ」
メリッサとゼロナナ号が、お互いを見合って数秒。
怖い怖いと思っていたゼロナナ号の瞳が、思いのほかつぶらで可愛らしい。
そう思った瞬間、手のひらの上に広げたナプキンに乗っていた肉片を、ゼロナナ号がパクリと啄みだした。
その様子を間近で目撃したメリッサの口元には、無意識な恐怖による強張りから一転、子供がはしゃぐようにパッと無邪気な笑みが浮かんだ。
0
お気に入りに追加
1,518
あなたにおすすめの小説

転生したら、6人の最強旦那様に溺愛されてます!?~6人の愛が重すぎて困ってます!~
月
恋愛
ある日、女子高生だった白川凛(しらかわりん)
は学校の帰り道、バイトに遅刻しそうになったのでスピードを上げすぎ、そのまま階段から落ちて死亡した。
しかし、目が覚めるとそこは異世界だった!?
(もしかして、私、転生してる!!?)
そして、なんと凛が転生した世界は女性が少なく、一妻多夫制だった!!!
そんな世界に転生した凛と、将来の旦那様は一体誰!?

明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。


4人の王子に囲まれて
*YUA*
恋愛
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生の結衣は、母の再婚がきっかけとなり4人の義兄ができる。
4人の兄たちは結衣が気に食わず意地悪ばかりし、追い出そうとするが、段々と結衣の魅力に惹かれていって……
4人のイケメン義兄と1人の妹の共同生活を描いたストーリー!
鈴木結衣(Yui Suzuki)
高1 156cm 39kg
シングルマザーで育った貧乏で平凡な女子高生。
母の再婚によって4人の義兄ができる。
矢神 琉生(Ryusei yagami)
26歳 178cm
結衣の義兄の長男。
面倒見がよく優しい。
近くのクリニックの先生をしている。
矢神 秀(Shu yagami)
24歳 172cm
結衣の義兄の次男。
優しくて結衣の1番の頼れるお義兄さん。
結衣と大雅が通うS高の数学教師。
矢神 瑛斗(Eito yagami)
22歳 177cm
結衣の義兄の三男。
優しいけどちょっぴりSな一面も!?
今大人気若手俳優のエイトの顔を持つ。
矢神 大雅(Taiga yagami)
高3 182cm
結衣の義兄の四男。
学校からも目をつけられているヤンキー。
結衣と同じ高校に通うモテモテの先輩でもある。
*注 医療の知識等はございません。
ご了承くださいませ。

今夜は帰さない~憧れの騎士団長と濃厚な一夜を
澤谷弥(さわたに わたる)
恋愛
ラウニは騎士団で働く事務官である。
そんな彼女が仕事で第五騎士団団長であるオリベルの執務室を訪ねると、彼の姿はなかった。
だが隣の部屋からは、彼が苦しそうに呻いている声が聞こえてきた。
そんな彼を助けようと隣室へと続く扉を開けたラウニが目にしたのは――。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる