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完結篇

第8話 決着①

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 アキセからもらったコルンの発明品の何もないカードで、ジャンヌとアガタは転送して着いた。
「ここって・・・」
「確かブラック・レイクだ」
 黒い湖に浮かぶ遺跡だった。
 『光』が一斉届かず、『呪い』の濃度が高い地形の一つだった。黒いモヤがあちこちにあふれている。
「ここまで濃いのは他にない」
 アガタでもさすがに応えているようだ。
「ジャンヌは?」
「私は平気です」
 最強の聖女でも『光』がかなり消耗される。長時間は避けたい。
「アガタさんも」
 白い羽を渡そうとしたが。
「僕は平気だ。また足りる。だから長期戦は避けるよ」
「分かりました」
 湖の上に、所々に石床があり、湖の中央に底がある。四角の枠に底の壁が階段になり、底の中央には陣が描いていた。
 そこにこくえんの魔女ジャンヌ・ダルクが陣の上に立っていた。
「まさか!」
 あれが黒女神(シュヴァルツ)の復活の陣だろう。
 陣が黒く光る。陣が発動している。
アガタが陣の方へ向かうが、横からヴァルキリーが飛び出す。
 アガタはシチリア・リングで受け止める。そのまま陣から遠ざかっていく。
 今度はリカルドが黒い剣を持って近づく。
 後ろに避ける。
「アレイスター・・・」
「今なら俺でも殺せるか」
「なめられたものね!」
 ロザリオを構える。
 陣の方から黒いモヤが大量に発生していく。
「終わるまでは時間が稼げる」
 リカルドが黒い剣を持って迫る。
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