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おかえりなさいませ。ご主人様②
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「たく。邪魔しやがって」
アキセはライフルのスコープで見ていた。
――せっかくメイド服を着せられるチャンスだったのに。中性子が邪魔しやがって。
急にぼわっと爆発する。
もう分かっている。これは指輪が人になるときの出来事だということを。
煙が晴れれば、人になったユビワがいた。
「おま!また!」
「いや!」
ユビワは手を伸ばした瞬間に、服がメイド服に召喚された。
「あ・・・」
――なぜ俺が着る羽目になるんだ。
怒りが抑えられない。
「戻せ!」
「イヤです!」
「早くしろ!」
「来ないで!」と言われた途端に体が動けなくなった。
しまった。メイド服がユビワを主として認識した。
「あ・・・」
ヤバい。
ユビワが見下ろしている。
世に言う下剋上が目の前に起きている
「本当にごめんって・・・」
ジャンヌはレオンに謝る。
レオンは膝を抱えて縮こまっている。
かなり落ち込んでいる。
「あの・・・本当にごめんね。一緒にあのクズを見つけてその服を脱ごうね」
レオンは下を向いたまま、静かに頷く。
前回、アイゲキの魔女アリス・キルットラーが書いた同性愛のマンガをルシアの呪力で内容を実現し、その犠牲となった。全く助けられなかったから、今回は絶対に助けよう。
「ジャンヌさ~ん!」
声の方を向けば、ユビワだった。なぜかとても笑顔で向かってくる。
「一緒にクズを捕まえてボロ雑巾のように使いましょう~」
――今、可愛い顔から想像つかないような黒い発言をしている。
「どうしたの。急に」
「今~あのクズはメイド服を着てまして~その主導権を私が持っているんです」
「よぉしぃ!一緒に捕まえに行くぞ!」
「はい!」
賛同するジャンヌとユビワ。
「もしかして前に言っていたユビワちゃんって子か」
下を向いていたレオンが顔を上げる。
「いつ言ったんですか!」とユビワが声を上げる。
「いやいや。ユビワちゃんの知り合いを増やした方がいいかなって。だめなの?」
「道具を狙ってコルン様のところに返さないじゃないですか!」
「レオンは大丈夫よ。あいつよりはいい子よ」
「確かにあのクズよりは・・・」
「あいつと比べないで」
レオンがすかさず突っ込む。
「もしかしてこの服抜ける方法分かるか。脱げないんだか・・・」
やはりコルンの発明品は伊達じゃない。
「実はそのメイド服。『ご奉仕しますメイド服』といいまして・・・認識した主から『解雇』って言われないと脱げないんです。あと・・・これは申し訳言いにくいんですけど・・・」
ユビワがもぞもぞする。
「そのメイド服は男が着ると女になってしまうんです」
レオンの胸が大きくなった。
アキセは小道で隠れていた。
咄嗟に逃げてしまったが、コルンの発明品『ご奉仕しますメイド服』は男が着れば、女になる仕掛けになる。
アキセは現在女になっている。髪も伸びているし、胸も出でいる。
――気のせいが、メイド服を着る時は性転換しているような。前回もそうだったし。
ユビワは絶対にジャンヌを見つけるだろうし。ノリノリで俺を捕まえに来るだろうし。
指輪の契約を解除させるに違いない。気配がこっちに近づいてくるのが分かる。
さて、どうしようか。
アキセが打開策を考えている時だった。
背後から口を塞がれ、引っ張られる。
アキセはライフルのスコープで見ていた。
――せっかくメイド服を着せられるチャンスだったのに。中性子が邪魔しやがって。
急にぼわっと爆発する。
もう分かっている。これは指輪が人になるときの出来事だということを。
煙が晴れれば、人になったユビワがいた。
「おま!また!」
「いや!」
ユビワは手を伸ばした瞬間に、服がメイド服に召喚された。
「あ・・・」
――なぜ俺が着る羽目になるんだ。
怒りが抑えられない。
「戻せ!」
「イヤです!」
「早くしろ!」
「来ないで!」と言われた途端に体が動けなくなった。
しまった。メイド服がユビワを主として認識した。
「あ・・・」
ヤバい。
ユビワが見下ろしている。
世に言う下剋上が目の前に起きている
「本当にごめんって・・・」
ジャンヌはレオンに謝る。
レオンは膝を抱えて縮こまっている。
かなり落ち込んでいる。
「あの・・・本当にごめんね。一緒にあのクズを見つけてその服を脱ごうね」
レオンは下を向いたまま、静かに頷く。
前回、アイゲキの魔女アリス・キルットラーが書いた同性愛のマンガをルシアの呪力で内容を実現し、その犠牲となった。全く助けられなかったから、今回は絶対に助けよう。
「ジャンヌさ~ん!」
声の方を向けば、ユビワだった。なぜかとても笑顔で向かってくる。
「一緒にクズを捕まえてボロ雑巾のように使いましょう~」
――今、可愛い顔から想像つかないような黒い発言をしている。
「どうしたの。急に」
「今~あのクズはメイド服を着てまして~その主導権を私が持っているんです」
「よぉしぃ!一緒に捕まえに行くぞ!」
「はい!」
賛同するジャンヌとユビワ。
「もしかして前に言っていたユビワちゃんって子か」
下を向いていたレオンが顔を上げる。
「いつ言ったんですか!」とユビワが声を上げる。
「いやいや。ユビワちゃんの知り合いを増やした方がいいかなって。だめなの?」
「道具を狙ってコルン様のところに返さないじゃないですか!」
「レオンは大丈夫よ。あいつよりはいい子よ」
「確かにあのクズよりは・・・」
「あいつと比べないで」
レオンがすかさず突っ込む。
「もしかしてこの服抜ける方法分かるか。脱げないんだか・・・」
やはりコルンの発明品は伊達じゃない。
「実はそのメイド服。『ご奉仕しますメイド服』といいまして・・・認識した主から『解雇』って言われないと脱げないんです。あと・・・これは申し訳言いにくいんですけど・・・」
ユビワがもぞもぞする。
「そのメイド服は男が着ると女になってしまうんです」
レオンの胸が大きくなった。
アキセは小道で隠れていた。
咄嗟に逃げてしまったが、コルンの発明品『ご奉仕しますメイド服』は男が着れば、女になる仕掛けになる。
アキセは現在女になっている。髪も伸びているし、胸も出でいる。
――気のせいが、メイド服を着る時は性転換しているような。前回もそうだったし。
ユビワは絶対にジャンヌを見つけるだろうし。ノリノリで俺を捕まえに来るだろうし。
指輪の契約を解除させるに違いない。気配がこっちに近づいてくるのが分かる。
さて、どうしようか。
アキセが打開策を考えている時だった。
背後から口を塞がれ、引っ張られる。
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