490 / 648
自己解決したい末路④
しおりを挟む
まさかコウガイジとゴクウの知り合いだったとは。
力は封印されているから、この状況をどうするべきか。
ジャンヌは土の檻の中で必死に逃げる方法を考える。いっそのことアニエスを差し出して逃げるか。
「作戦はいったな」
コウガイジは口と手を鎖で縛りつけたアキセを踏みつける。
「こいつは指輪がなければ、何にもできないからな。いい気味だ」とコウガイジがアキセに3つの指輪を見せびらかす。
てか、こいつが作戦を使うってどういうことよ。バカなのに。
「つーか。レイガン。こいつにそんなことをやられたのか」とさらに軽く笑うコウガイジはアキセを踏む。
「おまえに一番バカにされたくないんだかな」と切れ気味に言うレイガン。
「あとアマビエをまた追いかけているのか。だったら俺が!」
「絶対におまえに渡すか!」
レイガンがコウガイジの首を絞めながらアキセを踏みつける。
「分かったから・・・離せ・・・」
レイガンは手を離す。
「これもウィム様のおかげだわ。聖女と魔女が『主導権握り指輪』で力が使えないって聞いて。すぐに実行してよかったわ」
「「それが!!」」
ジャンヌとアニエスはハモる。
やっぱりあの指輪だったのか。本当に聖女と魔女も効くコルンの発明品はレベルが高すぎる。それに後でウィムを殴り殺す。
「バカ!道具のことを言うな!」
ゴクウは言う。
「言ってもどうせ。こい!」
ゴクウはコウガイジの口を抑える。
「これ以上言うな!」
コウガイジは手を払う。
「なんでだよ!」
「それ以上言ったら失敗しそうだからだ!」
「訳分からんことを言うな」
「おまえならありえる」とレイガンが顔を縦に頷く。
「レイガンも訳の分からんことを。この指輪を使うのか。アマビエにぃいいいいいいいいい」
またコウガイジの首を絞める。
「俺はそこまで落ちぶれてないいいいいいいいいいいいいいい!」
「うわきしてるじゃん」とウパスケが横から言う。
「なあ。さっさとこいつを沈めよーぜ」
ゴクウはアキセを指す。
「だったらぼくがたべる」とウパスケは言う。
「やめろ。おなかこわすぞ」
「えー」
食べてもいいよ。
「まさか。これで動きを封じたとはな」とレイガンはウパスケから取り出した弾を見て言う。
アキセの魔術の一種だろう。レイガンの手で潰される。
「さて。こいつを沈めるか。ほーれ!」
レイガンとゴクウはアキセを持ち上げて、湖に落とす。
よっしゃーアキセが死んだ。
「ウパスケ。念のため、見てきてくれないか。死んだら上がってこい」
「わかった」
ウパスケは湖に入る。
「よし。やるぞ」とよだれを出すコウガイジと目が合う。
コウガイジの手がいやらしく指を動く。
しまった。喜んでいる場合ではない。
「俺魔女から」とゴクウは言う。
アニエスがぴくっと反応した。
「この魔女からで」とジャンヌはアニエスを押す。
「あなたも何を!」
「聖女は潔く観念しろよ。可愛くしてやるから」
ゴン!
レイガンとゴクウの頭に岩がぶつかり、そのまま倒れる。
その後ろにイルが立っていた。
力は封印されているから、この状況をどうするべきか。
ジャンヌは土の檻の中で必死に逃げる方法を考える。いっそのことアニエスを差し出して逃げるか。
「作戦はいったな」
コウガイジは口と手を鎖で縛りつけたアキセを踏みつける。
「こいつは指輪がなければ、何にもできないからな。いい気味だ」とコウガイジがアキセに3つの指輪を見せびらかす。
てか、こいつが作戦を使うってどういうことよ。バカなのに。
「つーか。レイガン。こいつにそんなことをやられたのか」とさらに軽く笑うコウガイジはアキセを踏む。
「おまえに一番バカにされたくないんだかな」と切れ気味に言うレイガン。
「あとアマビエをまた追いかけているのか。だったら俺が!」
「絶対におまえに渡すか!」
レイガンがコウガイジの首を絞めながらアキセを踏みつける。
「分かったから・・・離せ・・・」
レイガンは手を離す。
「これもウィム様のおかげだわ。聖女と魔女が『主導権握り指輪』で力が使えないって聞いて。すぐに実行してよかったわ」
「「それが!!」」
ジャンヌとアニエスはハモる。
やっぱりあの指輪だったのか。本当に聖女と魔女も効くコルンの発明品はレベルが高すぎる。それに後でウィムを殴り殺す。
「バカ!道具のことを言うな!」
ゴクウは言う。
「言ってもどうせ。こい!」
ゴクウはコウガイジの口を抑える。
「これ以上言うな!」
コウガイジは手を払う。
「なんでだよ!」
「それ以上言ったら失敗しそうだからだ!」
「訳分からんことを言うな」
「おまえならありえる」とレイガンが顔を縦に頷く。
「レイガンも訳の分からんことを。この指輪を使うのか。アマビエにぃいいいいいいいいい」
またコウガイジの首を絞める。
「俺はそこまで落ちぶれてないいいいいいいいいいいいいいい!」
「うわきしてるじゃん」とウパスケが横から言う。
「なあ。さっさとこいつを沈めよーぜ」
ゴクウはアキセを指す。
「だったらぼくがたべる」とウパスケは言う。
「やめろ。おなかこわすぞ」
「えー」
食べてもいいよ。
「まさか。これで動きを封じたとはな」とレイガンはウパスケから取り出した弾を見て言う。
アキセの魔術の一種だろう。レイガンの手で潰される。
「さて。こいつを沈めるか。ほーれ!」
レイガンとゴクウはアキセを持ち上げて、湖に落とす。
よっしゃーアキセが死んだ。
「ウパスケ。念のため、見てきてくれないか。死んだら上がってこい」
「わかった」
ウパスケは湖に入る。
「よし。やるぞ」とよだれを出すコウガイジと目が合う。
コウガイジの手がいやらしく指を動く。
しまった。喜んでいる場合ではない。
「俺魔女から」とゴクウは言う。
アニエスがぴくっと反応した。
「この魔女からで」とジャンヌはアニエスを押す。
「あなたも何を!」
「聖女は潔く観念しろよ。可愛くしてやるから」
ゴン!
レイガンとゴクウの頭に岩がぶつかり、そのまま倒れる。
その後ろにイルが立っていた。
0
お気に入りに追加
14
あなたにおすすめの小説
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
冤罪で追放した男の末路
菜花
ファンタジー
ディアークは参っていた。仲間の一人がディアークを嫌ってるのか、回復魔法を絶対にかけないのだ。命にかかわる嫌がらせをする女はいらんと追放したが、その後冤罪だったと判明し……。カクヨムでも同じ話を投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
悪役令嬢は処刑されました
菜花
ファンタジー
王家の命で王太子と婚約したペネロペ。しかしそれは不幸な婚約と言う他なく、最終的にペネロペは冤罪で処刑される。彼女の処刑後の話と、転生後の話。カクヨム様でも投稿しています。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/love.png?id=38b9f51b5677c41b0416)
私も処刑されたことですし、どうか皆さま地獄へ落ちてくださいね。
火野村志紀
恋愛
あなた方が訪れるその時をお待ちしております。
王宮医官長のエステルは、流行り病の特効薬を第四王子に服用させた。すると王子は高熱で苦しみ出し、エステルを含めた王宮医官たちは罪人として投獄されてしまう。
そしてエステルの婚約者であり大臣の息子のブノワは、エステルを口汚く罵り婚約破棄をすると、王女ナデージュとの婚約を果たす。ブノワにとって、優秀すぎるエステルは以前から邪魔な存在だったのだ。
エステルは貴族や平民からも悪女、魔女と罵られながら処刑された。
それがこの国の終わりの始まりだった。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
【完結】そして、誰もいなくなった
杜野秋人
ファンタジー
「そなたは私の妻として、侯爵夫人として相応しくない!よって婚約を破棄する!」
愛する令嬢を傍らに声高にそう叫ぶ婚約者イグナシオに伯爵家令嬢セリアは誤解だと訴えるが、イグナシオは聞く耳を持たない。それどころか明らかに犯してもいない罪を挙げられ糾弾され、彼女は思わず彼に手を伸ばして取り縋ろうとした。
「触るな!」
だがその手をイグナシオは大きく振り払った。振り払われよろめいたセリアは、受け身も取れないまま仰向けに倒れ、頭を打って昏倒した。
「突き飛ばしたぞ」
「彼が手を上げた」
「誰か衛兵を呼べ!」
騒然となるパーティー会場。すぐさま会場警護の騎士たちに取り囲まれ、彼は「違うんだ、話を聞いてくれ!」と叫びながら愛人の令嬢とともに連行されていった。
そして倒れたセリアもすぐさま人が集められ運び出されていった。
そして誰もいなくなった。
彼女と彼と愛人と、果たして誰が悪かったのか。
これはとある悲しい、婚約破棄の物語である。
◆小説家になろう様でも公開しています。話数の関係上あちらの方が進みが早いです。
3/27、なろう版完結。あちらは全8話です。
3/30、小説家になろうヒューマンドラマランキング日間1位になりました!
4/1、完結しました。全14話。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
(完結)醜くなった花嫁の末路「どうぞ、お笑いください。元旦那様」
音爽(ネソウ)
ファンタジー
容姿が気に入らないと白い結婚を強いられた妻。
本邸から追い出されはしなかったが、夫は離れに愛人を囲い顔さえ見せない。
しかし、3年と待たず離縁が決定する事態に。そして元夫の家は……。
*6月18日HOTランキング入りしました、ありがとうございます。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
1人生活なので自由な生き方を謳歌する
さっちさん
ファンタジー
大商会の娘。
出来損ないと家族から追い出された。
唯一の救いは祖父母が家族に内緒で譲ってくれた小さな町のお店だけ。
これからはひとりで生きていかなくては。
そんな少女も実は、、、
1人の方が気楽に出来るしラッキー
これ幸いと実家と絶縁。1人生活を満喫する。
![](https://www.alphapolis.co.jp/v2/img/books/no_image/novel/fantasy.png?id=6ceb1e9b892a4a252212)
仰っている意味が分かりません
水姫
ファンタジー
お兄様が何故か王位を継ぐ気満々なのですけれど、何を仰っているのでしょうか?
常識知らずの迷惑な兄と次代の王のやり取りです。
※過去に投稿したものを手直し後再度投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる