魔女狩り聖女ジャンヌ・ダルク サイドストーリー篇

白崎詩葉

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危険な二人①

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 あるところに発明が大好きな小さい魔女がいました。
 毎日発明品を作って楽しんでいました。
 ただ一番困っているのは、発明品を盗人に盗まれることでした。
 発明品を盗まれては、壊されて戻ってくる時もありました。
 小さな魔女は、発明品を守るため、あらゆる対策を考えましたが、ことこどく潰され、もう打つ手はありません。
 困り果てもう泣きだしたいほどです。
 そんな小さな魔女に正義の魔女少女が現れました。
 正義の魔女少女は、困っている小さな魔女を助けることにしたのです。


 もうすぐ町に着く。
 町に着いたら、久しぶりに女とやるかと思っていた矢先にアキセは何かを踏んだ。ガチャと。
「ん?」
 足元を見れば、光り出す。
「え?」
 爆発が起きた。


 アキセは咄嗟に木陰に転送して逃げた。
 死ぬかと思った。まだ心臓が落ち着かない。
 地雷。なぜこんなところに。
 その時、煙の中から人影が見える。
「死んだかな?」
 クマが噛みついたような帽子。茶色と黄色を強調する服。オレンジの髪の少女。綿花(めんか)の魔法少女ペルチェ・ル・コトンだった。
――なんであの魔女が
 ペルチェは親指と小指を立て、耳に当てる。
「あ~コルン」
――あのやろ~ペルチェと組みやがって
「それがさ。死体と血がないからまだ生きていると思う」
 その時ペルチェと目と合ってしまう。
「見つかったから。これから成敗してくるね~」
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