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美髪の魔女⑤
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ジャンヌは白い炎をまき散らす。
ダリヤの髪は白い炎に触れるだけで燃える。髪対策に白い炎を部屋中に広げる。
体力が十分に回復していない。すぐに終わらせる。ダリヤに距離をつめる。
「武器は髪だけじゃないのよ!」
ダリヤは片割れの大ハサミを両手に持ちだす。交差してロザリオを受け止める。
ダリヤが大きく振り、回し蹴りでジャンヌを飛ばす。床に垂れているジャンヌの髪に片割れの大ハサミを振り下ろす。その時、銃声が響き、片割れの大ハサミの一本を弾く。
アキセが銃で撃ったようだ。
ダリヤはもう一本の片割れの大ハサミをアキセに向かって投げる。
「うわ!」
アキセは横に跳び、片割れの大ハサミは壁に刺さる。
ダリヤは弾けた片割れの大ハサミを取り戻そうとする。ジャンヌはロザリオで大きく振り、白い炎の波を飛ばす。
ダリヤは片割れの大ハサミを掴み、白い炎の波を真っ二つに切り、距離を詰める。
避けようにも力が入らない。もう体力が。白い炎の壁が保持できずに散っていく。
ダリヤが目の前にまで近づき、ジャンヌの髪を掴む。
アキセが銃を構えた瞬間にダリヤが髪を伸ばす。アキセは左指に指飾りを召喚し、大きく振る。一線がダリヤの髪を切る。
「よくも髪を!」
ダリヤが視線を向けた隙にジャンヌはロザリオで自身の髪を切る。
力が抜けるが、体を踏ん張り、ダリヤの髪をワシ掴み、白い炎を流す。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ」
ダリヤは苦しみながらも片割れの大ハサミを振ろうとしたが、アキセが銃を撃ち、片割れの大ハサミを弾く。
「くたばれ!」
ジャンヌはロザリオでダリヤの首を払う。
ダリヤは白い炎に包まれながら消える。
ジャンヌはほとんど体力を使い、倒れる。
やっと薬の効果が切れたようだ。肩までに髪を切られても、伸びなくなった。それでも立てない。
「ご苦労様です」
あ。ヤバ。まだ残っていた。
「これで取引は無事終了しました。ただ一つあなたにやり残したことがありまーす」
クソー腹が立つ。
アキセは空気を読まず、陽気に言うので腹立つ。
「君の救出した分の報酬をまだ受け取っていません」
「これ見て思わないの」
少しキレ気味に言う。
「キスで」
「却下!」
「体で」
「却下却下きゃあああああああああああああか!」
「んだよ。元気あり余ってるじゃないか」とアキセが軽く呆れるように言う。
「空元気よ」
「じゃあ、約束通り髪の毛で」
それでも嫌。と思っていてもアキセは床に落ちている髪を拾おうとする。アキセが髪を拾った途端に白い炎で燃やす。
「な!」
アキセが髪を手にした途端に髪を白い炎で燃やす。
「おまえな!」
「もらったからいいでしょ」
「そんなのありかよ~」
アキセは落ち込む。
落ち込みたいのはこっちなのに。
「そうだ!」
アキセはまた何か思いついたようだ。
「じゃあ。これで報酬は頂く」
アキセが壁に寄り沿いながらジャンヌを人形のように抱く。
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」と威嚇をする犬のように低い呻き声を上げる。
動かないことをいいことに。
「可愛くね。いいだろ。抱いたら怒るだろ」
「もうこの時点でアウトよ」
キレ気味に返す。
「髪型変えないのか。長い方が好きなのに」
アキセは髪を触る。
「長いのは好きじゃないの」
「あと。顔に傷」
柔らかく言うアキセはダリヤにつけられた傷を触る。
「気安く触らないで。気持ち悪い」
この状況が気持ち悪い。なんでもいいから話題を変えよう。
「そういえば、あのバカはどうしたのよ」
話にしたくないけど。
「俺、反省してさ。あいつに髪を生える薬を渡したんだ。それで帰っていった」
あ~これ。絶対にロクなことがない奴だ。
「ふざけるなあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
コウガイジの髪はニワトリのとさかのように伸びていた。
ダリヤの髪は白い炎に触れるだけで燃える。髪対策に白い炎を部屋中に広げる。
体力が十分に回復していない。すぐに終わらせる。ダリヤに距離をつめる。
「武器は髪だけじゃないのよ!」
ダリヤは片割れの大ハサミを両手に持ちだす。交差してロザリオを受け止める。
ダリヤが大きく振り、回し蹴りでジャンヌを飛ばす。床に垂れているジャンヌの髪に片割れの大ハサミを振り下ろす。その時、銃声が響き、片割れの大ハサミの一本を弾く。
アキセが銃で撃ったようだ。
ダリヤはもう一本の片割れの大ハサミをアキセに向かって投げる。
「うわ!」
アキセは横に跳び、片割れの大ハサミは壁に刺さる。
ダリヤは弾けた片割れの大ハサミを取り戻そうとする。ジャンヌはロザリオで大きく振り、白い炎の波を飛ばす。
ダリヤは片割れの大ハサミを掴み、白い炎の波を真っ二つに切り、距離を詰める。
避けようにも力が入らない。もう体力が。白い炎の壁が保持できずに散っていく。
ダリヤが目の前にまで近づき、ジャンヌの髪を掴む。
アキセが銃を構えた瞬間にダリヤが髪を伸ばす。アキセは左指に指飾りを召喚し、大きく振る。一線がダリヤの髪を切る。
「よくも髪を!」
ダリヤが視線を向けた隙にジャンヌはロザリオで自身の髪を切る。
力が抜けるが、体を踏ん張り、ダリヤの髪をワシ掴み、白い炎を流す。
「ぎゃああああああああああああああああああああああああああ」
ダリヤは苦しみながらも片割れの大ハサミを振ろうとしたが、アキセが銃を撃ち、片割れの大ハサミを弾く。
「くたばれ!」
ジャンヌはロザリオでダリヤの首を払う。
ダリヤは白い炎に包まれながら消える。
ジャンヌはほとんど体力を使い、倒れる。
やっと薬の効果が切れたようだ。肩までに髪を切られても、伸びなくなった。それでも立てない。
「ご苦労様です」
あ。ヤバ。まだ残っていた。
「これで取引は無事終了しました。ただ一つあなたにやり残したことがありまーす」
クソー腹が立つ。
アキセは空気を読まず、陽気に言うので腹立つ。
「君の救出した分の報酬をまだ受け取っていません」
「これ見て思わないの」
少しキレ気味に言う。
「キスで」
「却下!」
「体で」
「却下却下きゃあああああああああああああか!」
「んだよ。元気あり余ってるじゃないか」とアキセが軽く呆れるように言う。
「空元気よ」
「じゃあ、約束通り髪の毛で」
それでも嫌。と思っていてもアキセは床に落ちている髪を拾おうとする。アキセが髪を拾った途端に白い炎で燃やす。
「な!」
アキセが髪を手にした途端に髪を白い炎で燃やす。
「おまえな!」
「もらったからいいでしょ」
「そんなのありかよ~」
アキセは落ち込む。
落ち込みたいのはこっちなのに。
「そうだ!」
アキセはまた何か思いついたようだ。
「じゃあ。これで報酬は頂く」
アキセが壁に寄り沿いながらジャンヌを人形のように抱く。
「ううううううううううううううううううううううううううううううううううううう」と威嚇をする犬のように低い呻き声を上げる。
動かないことをいいことに。
「可愛くね。いいだろ。抱いたら怒るだろ」
「もうこの時点でアウトよ」
キレ気味に返す。
「髪型変えないのか。長い方が好きなのに」
アキセは髪を触る。
「長いのは好きじゃないの」
「あと。顔に傷」
柔らかく言うアキセはダリヤにつけられた傷を触る。
「気安く触らないで。気持ち悪い」
この状況が気持ち悪い。なんでもいいから話題を変えよう。
「そういえば、あのバカはどうしたのよ」
話にしたくないけど。
「俺、反省してさ。あいつに髪を生える薬を渡したんだ。それで帰っていった」
あ~これ。絶対にロクなことがない奴だ。
「ふざけるなあああああああああああああああああああああああああああああああああ」
コウガイジの髪はニワトリのとさかのように伸びていた。
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