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美髪の魔女③
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「つまり魔女を余計に怒らせ、私に退治させようと」
「はい・・・」
ジャンヌは頭にいくつもの瘤があるアキセは一連の話をした。
「自業自得だから、ほっときたいけど。あんたのせいで魔女に目をつけられたから、狩りをする破目になったじゃないの」
ジャンヌは不機嫌に言う。
「ジャンヌにも非があると思うが・・・」
完全にアキセのトラブルに巻き込まれた。毎回そうだけど、今回は本当に腹が立つ。
「手伝いますので、なにぞとお願いします」
アキセが情けなく要請する。
「さて、どうしようかな~」
タダでするつもりはない。自身の髪を見て思いつく。
「あんたならさあ。この髪の薬くらいとれるでしょ」
もう髪が身長以上に伸びてしまっている。伸び続けている。しかも妙な違和感がする。コルンの発明品だから髪が伸びるだけでは終わらない。それにこのままでは戦いづらい。いつまで薬が切れるが分からない。この薬を取るには アキセの魔力で抜いてもらうしかない。
「出来ないことはないですか・・・」
「魔女狩りしてやるから、この髪の薬を取れ」
アキセに命令する。
「俺。長い方が女らしさ増していいけど・・・」
アキセの髪を掴む。
「だったら、赤ハゲ以上に髪を燃やしてやるぞ」と睨みつける。
「分かりました!」
「前払いで今すぐやれ」
「今ですか・・・今やったら、もうやめるような・・・」
「それはあんた次第になるわよ」
アキセが何か閃いたような顔をした。
「分かった。切った髪は俺に頂戴」
「やめた!」とはっきり断る。アキセから去ろうとしたが。
「ちょ!分かったから!薬とります。髪はいりませんから!魔女を退治してください!」
アキセが足にすがりつく。
「しつこい!」
その時炎が飛んでくる。
足にすがりついたアキセを蹴り飛ばし、炎にぶつかる。
「あっつ!」
炎に包まれ、地面に転がるアキセ。
「見つけたぞ!」
コウガイジが現れた。しかも髪がなくなっている。
「「ぷっ!」」
ジャンヌと焦げたアキセは嘲笑う。
「「わハハハハハハハハハハハハハハハ」」
森の中でこだまするほど響く。
話を訊いていたが、実際見るだけでも笑われずにはいられない。
「殺してやる!」
コウガイジは顔を赤らめて襲ってくる。
コウガイジから距離を取るも、髪が引っ張られ、地面に伏せられる。コウガイジが赤槍で髪を刺していた。
「何、髪に槍を刺し込むのよ!」と怒鳴る。
「燃やしてやる!」
「その前に切るわよ!」
ジャンヌは、ロザリオで自分の髪を切り、コウガイジから距離を取る。
ロザリオを構えるも、また急に髪が身長以上に伸びる。足に力が入らなくなり、膝をつく。ロザリオで体を支える。
何これ。体力が一気に持ってかれる。さっき感じた違和感はこれだった。もしかして体力を奪って髪を伸ばしているってことか。コルンめ。
目の前にコウガイジの赤い槍が迫ってくる。
横からくる風の球がコウガイジを吹き飛ばす。
「やっぱ。普通の育毛剤じゃないか」
指飾りをつけたアキセが呑気に言うので、イラつく。
「そんな呑気にいうな!」
と切れ気味に返す。
「とりあえず、逃げる」
このままでは戦えない。髪を持って逃げる。
「待ってって!」
アキセも追いかける。
「魔女を退治してくれるなら援助しますけど」
プチ。この状況を抜け出すにはもう協力するしかない。
「はいはい。手伝えばいいんでしょ!絶対に薬を取りなさい!髪はあげないから!こっそりもなし!」
「ち。分かった。魔女退治と薬を取るまで」
結局こうなるのか。
「あれ、確かこの先・・・待った!」
アキセに腕を掴まれる。
「何よ!」
「この先に川がある!」
川がある。水が弱点を察して川に追い込もうとしたのか。
「まさか・・・」
「そこまで頭回っているとは思えない。ダリヤと組んだな」
その時、森の中から金色の糸が蛇のように襲ってくる。アキセと左右に跳ぶ。
「おまえ!よくも!」
追いついてきたコウガイジが赤い槍を振り下ろして、アキセに襲う。
「もう追いつきやがって!」
アキセは召喚した銃で撃つも、コウガイジは赤い槍を手で回してかわす。そのままアキセと距離を詰める。アキセも近距離は避けたいようで、コウガイジから距離を取る。そのままアキセと離れる。
魔女の姿が全く見えない。遠くから的確に狙ってくる。
髪を抱えながらでは戦えない。とりあえず、この場から離れなくては。
その時、ジャンヌの足に金髪が絡め、体を倒される。このままでは川に引っ張られる。その前に足に白い炎を流し、金髪を燃やす時だった。上から片割れの大ハサミを持った金髪が上から振り下ろす。横に転がって避けるも、髪を切られてしまう。
切られたのは、腰から下までだったが、それでもまだ髪が急に伸び、体力が奪われる。息が上がる。膝がつく。早く立たなければ。次の攻撃が来る。
金髪が蛇のように迫り、また体を絡められる。白い炎で燃やそうとしたが、片割れのハサミを持った金髪がジャンヌの髪を切断する。
今度は大部切られ、さらに髪が伸びる。
ダリヤに気付かれた。髪を切れば、動きが鈍くなることを。抵抗するにも白い炎が生み出せない。そのまま引きずられる。
森が抜け、川が見えた。それに髪を伸ばしたダリヤも。
「いらっしゃ~い」
不気味に嬉しそうに笑うダリヤ。
そのまま川に落とされる。
「はい・・・」
ジャンヌは頭にいくつもの瘤があるアキセは一連の話をした。
「自業自得だから、ほっときたいけど。あんたのせいで魔女に目をつけられたから、狩りをする破目になったじゃないの」
ジャンヌは不機嫌に言う。
「ジャンヌにも非があると思うが・・・」
完全にアキセのトラブルに巻き込まれた。毎回そうだけど、今回は本当に腹が立つ。
「手伝いますので、なにぞとお願いします」
アキセが情けなく要請する。
「さて、どうしようかな~」
タダでするつもりはない。自身の髪を見て思いつく。
「あんたならさあ。この髪の薬くらいとれるでしょ」
もう髪が身長以上に伸びてしまっている。伸び続けている。しかも妙な違和感がする。コルンの発明品だから髪が伸びるだけでは終わらない。それにこのままでは戦いづらい。いつまで薬が切れるが分からない。この薬を取るには アキセの魔力で抜いてもらうしかない。
「出来ないことはないですか・・・」
「魔女狩りしてやるから、この髪の薬を取れ」
アキセに命令する。
「俺。長い方が女らしさ増していいけど・・・」
アキセの髪を掴む。
「だったら、赤ハゲ以上に髪を燃やしてやるぞ」と睨みつける。
「分かりました!」
「前払いで今すぐやれ」
「今ですか・・・今やったら、もうやめるような・・・」
「それはあんた次第になるわよ」
アキセが何か閃いたような顔をした。
「分かった。切った髪は俺に頂戴」
「やめた!」とはっきり断る。アキセから去ろうとしたが。
「ちょ!分かったから!薬とります。髪はいりませんから!魔女を退治してください!」
アキセが足にすがりつく。
「しつこい!」
その時炎が飛んでくる。
足にすがりついたアキセを蹴り飛ばし、炎にぶつかる。
「あっつ!」
炎に包まれ、地面に転がるアキセ。
「見つけたぞ!」
コウガイジが現れた。しかも髪がなくなっている。
「「ぷっ!」」
ジャンヌと焦げたアキセは嘲笑う。
「「わハハハハハハハハハハハハハハハ」」
森の中でこだまするほど響く。
話を訊いていたが、実際見るだけでも笑われずにはいられない。
「殺してやる!」
コウガイジは顔を赤らめて襲ってくる。
コウガイジから距離を取るも、髪が引っ張られ、地面に伏せられる。コウガイジが赤槍で髪を刺していた。
「何、髪に槍を刺し込むのよ!」と怒鳴る。
「燃やしてやる!」
「その前に切るわよ!」
ジャンヌは、ロザリオで自分の髪を切り、コウガイジから距離を取る。
ロザリオを構えるも、また急に髪が身長以上に伸びる。足に力が入らなくなり、膝をつく。ロザリオで体を支える。
何これ。体力が一気に持ってかれる。さっき感じた違和感はこれだった。もしかして体力を奪って髪を伸ばしているってことか。コルンめ。
目の前にコウガイジの赤い槍が迫ってくる。
横からくる風の球がコウガイジを吹き飛ばす。
「やっぱ。普通の育毛剤じゃないか」
指飾りをつけたアキセが呑気に言うので、イラつく。
「そんな呑気にいうな!」
と切れ気味に返す。
「とりあえず、逃げる」
このままでは戦えない。髪を持って逃げる。
「待ってって!」
アキセも追いかける。
「魔女を退治してくれるなら援助しますけど」
プチ。この状況を抜け出すにはもう協力するしかない。
「はいはい。手伝えばいいんでしょ!絶対に薬を取りなさい!髪はあげないから!こっそりもなし!」
「ち。分かった。魔女退治と薬を取るまで」
結局こうなるのか。
「あれ、確かこの先・・・待った!」
アキセに腕を掴まれる。
「何よ!」
「この先に川がある!」
川がある。水が弱点を察して川に追い込もうとしたのか。
「まさか・・・」
「そこまで頭回っているとは思えない。ダリヤと組んだな」
その時、森の中から金色の糸が蛇のように襲ってくる。アキセと左右に跳ぶ。
「おまえ!よくも!」
追いついてきたコウガイジが赤い槍を振り下ろして、アキセに襲う。
「もう追いつきやがって!」
アキセは召喚した銃で撃つも、コウガイジは赤い槍を手で回してかわす。そのままアキセと距離を詰める。アキセも近距離は避けたいようで、コウガイジから距離を取る。そのままアキセと離れる。
魔女の姿が全く見えない。遠くから的確に狙ってくる。
髪を抱えながらでは戦えない。とりあえず、この場から離れなくては。
その時、ジャンヌの足に金髪が絡め、体を倒される。このままでは川に引っ張られる。その前に足に白い炎を流し、金髪を燃やす時だった。上から片割れの大ハサミを持った金髪が上から振り下ろす。横に転がって避けるも、髪を切られてしまう。
切られたのは、腰から下までだったが、それでもまだ髪が急に伸び、体力が奪われる。息が上がる。膝がつく。早く立たなければ。次の攻撃が来る。
金髪が蛇のように迫り、また体を絡められる。白い炎で燃やそうとしたが、片割れのハサミを持った金髪がジャンヌの髪を切断する。
今度は大部切られ、さらに髪が伸びる。
ダリヤに気付かれた。髪を切れば、動きが鈍くなることを。抵抗するにも白い炎が生み出せない。そのまま引きずられる。
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「いらっしゃ~い」
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そのまま川に落とされる。
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