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切兎の魔女⑥
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ウサギの魔女に見つかった。
ウサギの魔女を近づけないように精霊術で遠隔に木や岩で攻撃していた。ところが、ジャンヌがビアンクを攻撃した瞬間を見計らって襲ってきた。
咄嗟に逃げ、木陰に隠れていた。精霊術で対抗しようにも一声上げただけで、場所がばれ、ウサギの魔女の大鎌に襲われる。
聴力がかなり高いだろう。
これでは攻撃ができない。今は隠れるだけで精一杯だった。
「ふじふじふじみちゃ~ん。どこにいるのかな~遊びましょ~」
ウサギの魔女が高らかに言う。
声を出さないために口を手で塞ぐが、少し時間を稼ぐだけ。このままでは見つかってしまう。
「もう邪魔!」と大鎌を大きく振った瞬間、黒い衝撃波を放つ。
「うわ」
地面に伏せく。
顔を上げれば、周囲の木が切り倒れていた。
「み~つけた!」
背後にウサギの魔女が不気味に笑う。
ウサギの魔女が近づき、大鎌で振り上げた時だった。
ウサギの魔女が咄嗟に左に避ける。それは白い炎の球が飛んできたからだった。
白い炎が弾のように飛んでくる。
ウサギの魔女は、大鎌を振り回し、白い炎の球を払う。
森からジャンヌが白い炎の球を撃ち続け、レオンに近づく。
「平気?」
「ああ」
「レオン!目を狙って」
ジャンヌが急に指示を出す。
「え?」
「いいから目を狙って!」
「分かった!」
説明を求める余裕がない。素直に従う。おそらくジャンヌは何か考えが付いているのだろう。
だか、ウサギの魔女に聞こえてしまう。
「聞こえるよ!」
ウサギの魔女は、大鎌で白い炎を払いながら、ジャンヌにまっすぐ飛び掛かる。
ジャンヌは、ロザリオで受け止める。
ウサギの魔女は、小柄な割に大鎌を身軽に振り回す。
ジャンヌはロザリオでぶつかり合うが、ウサギの魔女から距離をとった時だった。
ウサギの魔女の足元に陣が浮かび、ウサギの魔女が豹変した。
「何・・・聞こえない!」
自慢の聴力を失って混乱する。
その隙に、レオンが精霊術を詩い、風で小石を飛ばし、混乱しているウサギの魔女の目を潰す。
「いたーい!」
その隙にジャンヌが白い炎を纏ったロザリオでウサギの魔女を斬る。
「え~と、つまり。あいつが音を消す銃と弾を使って、耳自慢の魔女が混乱している隙に視界を潰して、ジャンヌさんが止めをさすってことだったのか」
「そうね。耳が消えても、目が残っていたから念入りに潰して斬ったってわけ」
ジャンヌとレオンはアキセの元に戻るところで、レオンに作戦の説明をしていた。
「じゃあ、なんで作戦バレなかったんだ?あの魔女に聞こえたはずだ?」
「作戦立てる時も無音の結界の中で立てたの」
アキセから聞いた話では、ウサギの魔女は、きりうさぎの魔女バニー・ザ・リッパ―で拷問好きで、聴力が高い。
作戦を立てようにも、バニーに聞こえてしまう。そこでアキセがバニーに聞こえないように結界を張った。
「魔術ならジャンヌさんの『光』で使えないんじゃ・・・」
「『光』を調整したの。そのくらいできるわよ」
「そうだったのか。よくあいつを協力させたな。脅したのか」
「脅し半分、要請半分」とジャンヌは強めに返す。
「脅しですね」とレオンが小さく突っ込む。
「さて、戻ったら楽しみがあるから」
戻れば、捕獲したイーグスがいる。
この間といい、今回といい、イーグスの手のひらに踊らされた。鬱憤晴らしに死ぬぎりぎりまでぶちのめすと楽しみにしていたが、戻ってみれば、土の塊と伸びているアキセだけだった。
イーグスは逃げられた。
「おい!これはどういうことだ?」
伸びているアキセを揺さぶる。
アキセが目を覚ます。
「あれ・・・ジャンヌ?」
とぼけたように返される。
「あの吸血鬼(ヴァンパイア)をどうしたって言っているんだ!」
アキセが周囲を見る。
「あれ?いない!?」
「はよ言え!」
「知らねーよ!急に頭を殴られたんだからな!」
つまり、アキセが気絶している内にイーグスが逃げたことになる。
土に包まれた状態で一人では抜けられない。だとしたら、他の誰かが助けにきたとしか考えられない。
考えついた果てに溜息を吐く。
「多分ウィムだろうね」
もし助けるとしたら、かざなりの魔女ウィム・シルフかもしれない。
以前にもウィムがイーグスをそそのかし、ひどい目に合わせた。
おそらく今回も。
「ウィムって誰?」
レオンが尋ねる。
「まさかとは思うけど、魔女じゃ・・・」
「そうよ。魔女よ」とジャンヌは立ち上がる。
「ジャンヌさんも魔女に目つけられてるな」
「聖女だから狙われるだけでなめられてはいないから」
強めに言う。
聖女と魔女は対立する関係。お互い敵意を持って狙っている。だか魔女になめられてしまっては、遊ばれてしまう。それだけは認めたくなかった。
「あと思ったけど、吸血鬼を一目で思ったんだけど・・・」
レオンが言う。
「なんかガルムと吸血鬼似てません」
「似てる」
「似てない!」
リリスからもらったガルムの名を持つアキセが声を上げる。
「なんか巻き込ませようとするとことか、それに妙に体質も似ているし。あと逃げるとことか」
改めて思い返せば、確かに思考や体質がアキセと似ている。リリムではないのは確かだか、なぜ、この広い世界に似た者に会ってしまうのか。頭を抱えてしまう。
「いいか!俺は明らかに違うとこあるだろう」
「何よ」
「俺が優れているってことさ」
一発殴る。
「なぜ、殴った?」
「なんかムカついたからよ。行きましょ。レオン」
「そうですね」
ジャンヌとレオンはアキセをおいていく。
「いや~今回も助かりました」
森の中にイーグスがいた。
ぼうちの魔女ビアンク・レッドコームに狙われているとウィムから聞かれ、計画を実行した。
以前と同様にジャンヌを使うにしても、魔女よりも殺しにかかるかもしれない。ウィムの情報でジャンヌの知り合いであるレオンを餌にして、魔女と戦わせる状況を作ることにした。
「まだ君には死んでほしくないもの。けどその後も見てみたかったけどね」
かざなりの魔女ウィム・シルフが枝に座り、イタズラな笑みを見せる。
「あのままでしたら、生き残るか微妙でしたよ。それにまた僕を使うつもりでしょう」
「お互い様よ」
ウィムがイタズラな笑みを見せる。
「今回はどうでしたか?楽しんでいただけましたか?」
「まあまあね」
今回の件でその感想とは。ウィムはどのくらいで満足するのだろうか。魔女はよく分からない存在だと思う。
「じゃあ、次もよろしくね」とウィムは、鈴の音と風と共に消える。
「けど、たまには」
イーグスは小さく悪巧みの顔を見せる。
ウサギの魔女を近づけないように精霊術で遠隔に木や岩で攻撃していた。ところが、ジャンヌがビアンクを攻撃した瞬間を見計らって襲ってきた。
咄嗟に逃げ、木陰に隠れていた。精霊術で対抗しようにも一声上げただけで、場所がばれ、ウサギの魔女の大鎌に襲われる。
聴力がかなり高いだろう。
これでは攻撃ができない。今は隠れるだけで精一杯だった。
「ふじふじふじみちゃ~ん。どこにいるのかな~遊びましょ~」
ウサギの魔女が高らかに言う。
声を出さないために口を手で塞ぐが、少し時間を稼ぐだけ。このままでは見つかってしまう。
「もう邪魔!」と大鎌を大きく振った瞬間、黒い衝撃波を放つ。
「うわ」
地面に伏せく。
顔を上げれば、周囲の木が切り倒れていた。
「み~つけた!」
背後にウサギの魔女が不気味に笑う。
ウサギの魔女が近づき、大鎌で振り上げた時だった。
ウサギの魔女が咄嗟に左に避ける。それは白い炎の球が飛んできたからだった。
白い炎が弾のように飛んでくる。
ウサギの魔女は、大鎌を振り回し、白い炎の球を払う。
森からジャンヌが白い炎の球を撃ち続け、レオンに近づく。
「平気?」
「ああ」
「レオン!目を狙って」
ジャンヌが急に指示を出す。
「え?」
「いいから目を狙って!」
「分かった!」
説明を求める余裕がない。素直に従う。おそらくジャンヌは何か考えが付いているのだろう。
だか、ウサギの魔女に聞こえてしまう。
「聞こえるよ!」
ウサギの魔女は、大鎌で白い炎を払いながら、ジャンヌにまっすぐ飛び掛かる。
ジャンヌは、ロザリオで受け止める。
ウサギの魔女は、小柄な割に大鎌を身軽に振り回す。
ジャンヌはロザリオでぶつかり合うが、ウサギの魔女から距離をとった時だった。
ウサギの魔女の足元に陣が浮かび、ウサギの魔女が豹変した。
「何・・・聞こえない!」
自慢の聴力を失って混乱する。
その隙に、レオンが精霊術を詩い、風で小石を飛ばし、混乱しているウサギの魔女の目を潰す。
「いたーい!」
その隙にジャンヌが白い炎を纏ったロザリオでウサギの魔女を斬る。
「え~と、つまり。あいつが音を消す銃と弾を使って、耳自慢の魔女が混乱している隙に視界を潰して、ジャンヌさんが止めをさすってことだったのか」
「そうね。耳が消えても、目が残っていたから念入りに潰して斬ったってわけ」
ジャンヌとレオンはアキセの元に戻るところで、レオンに作戦の説明をしていた。
「じゃあ、なんで作戦バレなかったんだ?あの魔女に聞こえたはずだ?」
「作戦立てる時も無音の結界の中で立てたの」
アキセから聞いた話では、ウサギの魔女は、きりうさぎの魔女バニー・ザ・リッパ―で拷問好きで、聴力が高い。
作戦を立てようにも、バニーに聞こえてしまう。そこでアキセがバニーに聞こえないように結界を張った。
「魔術ならジャンヌさんの『光』で使えないんじゃ・・・」
「『光』を調整したの。そのくらいできるわよ」
「そうだったのか。よくあいつを協力させたな。脅したのか」
「脅し半分、要請半分」とジャンヌは強めに返す。
「脅しですね」とレオンが小さく突っ込む。
「さて、戻ったら楽しみがあるから」
戻れば、捕獲したイーグスがいる。
この間といい、今回といい、イーグスの手のひらに踊らされた。鬱憤晴らしに死ぬぎりぎりまでぶちのめすと楽しみにしていたが、戻ってみれば、土の塊と伸びているアキセだけだった。
イーグスは逃げられた。
「おい!これはどういうことだ?」
伸びているアキセを揺さぶる。
アキセが目を覚ます。
「あれ・・・ジャンヌ?」
とぼけたように返される。
「あの吸血鬼(ヴァンパイア)をどうしたって言っているんだ!」
アキセが周囲を見る。
「あれ?いない!?」
「はよ言え!」
「知らねーよ!急に頭を殴られたんだからな!」
つまり、アキセが気絶している内にイーグスが逃げたことになる。
土に包まれた状態で一人では抜けられない。だとしたら、他の誰かが助けにきたとしか考えられない。
考えついた果てに溜息を吐く。
「多分ウィムだろうね」
もし助けるとしたら、かざなりの魔女ウィム・シルフかもしれない。
以前にもウィムがイーグスをそそのかし、ひどい目に合わせた。
おそらく今回も。
「ウィムって誰?」
レオンが尋ねる。
「まさかとは思うけど、魔女じゃ・・・」
「そうよ。魔女よ」とジャンヌは立ち上がる。
「ジャンヌさんも魔女に目つけられてるな」
「聖女だから狙われるだけでなめられてはいないから」
強めに言う。
聖女と魔女は対立する関係。お互い敵意を持って狙っている。だか魔女になめられてしまっては、遊ばれてしまう。それだけは認めたくなかった。
「あと思ったけど、吸血鬼を一目で思ったんだけど・・・」
レオンが言う。
「なんかガルムと吸血鬼似てません」
「似てる」
「似てない!」
リリスからもらったガルムの名を持つアキセが声を上げる。
「なんか巻き込ませようとするとことか、それに妙に体質も似ているし。あと逃げるとことか」
改めて思い返せば、確かに思考や体質がアキセと似ている。リリムではないのは確かだか、なぜ、この広い世界に似た者に会ってしまうのか。頭を抱えてしまう。
「いいか!俺は明らかに違うとこあるだろう」
「何よ」
「俺が優れているってことさ」
一発殴る。
「なぜ、殴った?」
「なんかムカついたからよ。行きましょ。レオン」
「そうですね」
ジャンヌとレオンはアキセをおいていく。
「いや~今回も助かりました」
森の中にイーグスがいた。
ぼうちの魔女ビアンク・レッドコームに狙われているとウィムから聞かれ、計画を実行した。
以前と同様にジャンヌを使うにしても、魔女よりも殺しにかかるかもしれない。ウィムの情報でジャンヌの知り合いであるレオンを餌にして、魔女と戦わせる状況を作ることにした。
「まだ君には死んでほしくないもの。けどその後も見てみたかったけどね」
かざなりの魔女ウィム・シルフが枝に座り、イタズラな笑みを見せる。
「あのままでしたら、生き残るか微妙でしたよ。それにまた僕を使うつもりでしょう」
「お互い様よ」
ウィムがイタズラな笑みを見せる。
「今回はどうでしたか?楽しんでいただけましたか?」
「まあまあね」
今回の件でその感想とは。ウィムはどのくらいで満足するのだろうか。魔女はよく分からない存在だと思う。
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