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赤蚊の魔女③
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月明かりが暗い夜を照らす。
イーグスは、森の中から屋敷を眺めていた。
ジャンヌがモルモと戦っている内に逃げ出した。
作戦は成功した。
しつこい魔女を聖女が退治させるという作戦。思っていたより上手くいき、笑ってしまう。
「さてと。上手くいったことだし。僕は逃げるとしますか」
バン!
顔をそらし、弾を避ける。
「おいおい、逃げるなよ」
振り向ければ、黒髪、黒目。黒いロングコートを着ている男が銀色の銃を構えている。
「なんだ。貴様は」
イーグスはにらみつける
「狩りに来た者で」
男は、銃を撃つ。
イーグスは、手に赤い剣を作り、弾を弾く。
「無駄な抵抗するなって。楽に取れないだろうが」
「何が狙いだ?」
「その魔力と抗体が欲しくなってね。それさえあればジャンヌにいろいろと嫌がらせできるからさ」
ジャンヌを知っている。もしかしたら、ウィムから聞いた男だろう。
「あ~貴様か、あの聖女にストーカーしているリリムか」
男から打ち出した弾を避ける。
「おいおい。恋に不器用な奴と一緒にするんじゃねえって」
「しつこい辺りはストーカーと変わらないじゃないか」
「追いかけないと忘れるだろうが」と男は銃を撃つ。
イーグスは赤い剣で弾を弾く。
「おまえも困っているだろう。その体質のおかげでしつこく追いかけまわされて。だったら丁度いいんじゃないか。だからさ。大人しくしろ」
男は鋭い目つきをする。
「ん~確かに困っているんだか、僕の価値が下がってしまうので、遠慮しますよ。だから、僕の前から消えてくれ」
「用事が済んだら、さっさと消えるさ。だから大人しく捕まれや」
男は銃を撃つ。
この魔女を殺したら、あいつをぶっ殺す。
そういえば尋問するときにロザリオを取らなかったということは、この状況になると分かって、取らなかったのか。
イーグスに『光』を大分奪われたため、不調だった。
――てか、退治してほしいなら、『光』を吸うんじゃないわよ
もう屋敷はすでに半壊していた。
モルモは腕や足に赤い刃を作り、踊るように牙を向いてくる。
赤い刃は、ロザリオで防ぐ。
『光』は『呪い』を浄化させるが、力量による。『光』が弱ければ、『呪い』に覆われる。
赤い刃が、『光』に浄化されないように『呪い』が放出している。いくらロザリオに触れても赤い刃は無効化がしない。
機転を変える。
近距離から遠距離に切り替える。
モルモと距離を取る。
白い炎を放っても、華麗に踊るようにかわされながら接近してくるモルモは踵にある赤い刃をジャンヌに落とすが、ジャンヌは後ろへ下がる。
モルモが踵を落とした地面に亀裂が大きく入った。
「くそ!泥棒猫!」
モルモはジャンヌに怒声を上げるが、周囲を見る。
「ダーリンがいない!」
モルモが声を上げる。
そういえば、イーグスがいない。モルモの戦いに集中していたため、気付かなかった。
――逃げやがったな
視線を外した隙に顔を狙いにロザリオを突き出すが、モルモは顔をそらされ、足をジャンヌの腰に蹴りが入り、壁の向こうに飛ばす。
「ダーリン!どこよ~」とモルモはイーグスを探しにいった。
「あのアマ!」
壁の瓦礫の中から起き上がるジャンヌは、怒りを込める。
イーグスは、森の中から屋敷を眺めていた。
ジャンヌがモルモと戦っている内に逃げ出した。
作戦は成功した。
しつこい魔女を聖女が退治させるという作戦。思っていたより上手くいき、笑ってしまう。
「さてと。上手くいったことだし。僕は逃げるとしますか」
バン!
顔をそらし、弾を避ける。
「おいおい、逃げるなよ」
振り向ければ、黒髪、黒目。黒いロングコートを着ている男が銀色の銃を構えている。
「なんだ。貴様は」
イーグスはにらみつける
「狩りに来た者で」
男は、銃を撃つ。
イーグスは、手に赤い剣を作り、弾を弾く。
「無駄な抵抗するなって。楽に取れないだろうが」
「何が狙いだ?」
「その魔力と抗体が欲しくなってね。それさえあればジャンヌにいろいろと嫌がらせできるからさ」
ジャンヌを知っている。もしかしたら、ウィムから聞いた男だろう。
「あ~貴様か、あの聖女にストーカーしているリリムか」
男から打ち出した弾を避ける。
「おいおい。恋に不器用な奴と一緒にするんじゃねえって」
「しつこい辺りはストーカーと変わらないじゃないか」
「追いかけないと忘れるだろうが」と男は銃を撃つ。
イーグスは赤い剣で弾を弾く。
「おまえも困っているだろう。その体質のおかげでしつこく追いかけまわされて。だったら丁度いいんじゃないか。だからさ。大人しくしろ」
男は鋭い目つきをする。
「ん~確かに困っているんだか、僕の価値が下がってしまうので、遠慮しますよ。だから、僕の前から消えてくれ」
「用事が済んだら、さっさと消えるさ。だから大人しく捕まれや」
男は銃を撃つ。
この魔女を殺したら、あいつをぶっ殺す。
そういえば尋問するときにロザリオを取らなかったということは、この状況になると分かって、取らなかったのか。
イーグスに『光』を大分奪われたため、不調だった。
――てか、退治してほしいなら、『光』を吸うんじゃないわよ
もう屋敷はすでに半壊していた。
モルモは腕や足に赤い刃を作り、踊るように牙を向いてくる。
赤い刃は、ロザリオで防ぐ。
『光』は『呪い』を浄化させるが、力量による。『光』が弱ければ、『呪い』に覆われる。
赤い刃が、『光』に浄化されないように『呪い』が放出している。いくらロザリオに触れても赤い刃は無効化がしない。
機転を変える。
近距離から遠距離に切り替える。
モルモと距離を取る。
白い炎を放っても、華麗に踊るようにかわされながら接近してくるモルモは踵にある赤い刃をジャンヌに落とすが、ジャンヌは後ろへ下がる。
モルモが踵を落とした地面に亀裂が大きく入った。
「くそ!泥棒猫!」
モルモはジャンヌに怒声を上げるが、周囲を見る。
「ダーリンがいない!」
モルモが声を上げる。
そういえば、イーグスがいない。モルモの戦いに集中していたため、気付かなかった。
――逃げやがったな
視線を外した隙に顔を狙いにロザリオを突き出すが、モルモは顔をそらされ、足をジャンヌの腰に蹴りが入り、壁の向こうに飛ばす。
「ダーリン!どこよ~」とモルモはイーグスを探しにいった。
「あのアマ!」
壁の瓦礫の中から起き上がるジャンヌは、怒りを込める。
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