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糸巻の魔女④
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逃げ出しようにもタランチュラの足でジャンヌの体を包み、びくともしない。さらにひどいのが、汚水で視界が取れず、息も苦しい。
このままではタランチュラと心中する羽目になる。
苦しい。息が持たないその時だった。
急に持ち上げられる感覚がした。
息が吸える。どうやら地上に上げられたようだ。
体に入った水を咳き込みながら吐き出す。
汚水だったため、後で病気にならなければいいけど。
タランチュラが体から離れた。
「おい!生きてるか!」
咳を込みながら、声をした方へ視線を向ける。
そこにはレオンが立っていた。
精霊術を使って池から引き上げたのだろう。
「助けてくれたのね・・・」
「聖女がここで死んだら俺が魔女から逃げられないからな」
魔女から解放されたいがために助けたのだろう。
その辺の思考はアキセと似ている。
「あなた、どうやって?それに魔女は?」
「隠し持ってたナイフで逃げた。魔女は」
レオンが親指を立て、後ろへさす。
奥を見れば、魔女の体に土の槍で串刺ししていた。
「やるわね」
ジャンヌは、レオンの行動に感心する。
「だてに魔女から逃げてないんでね」
周囲を見れば、タランチュラはすでに土の槍で串刺しした。
「さっきの仕返しだ。クソババあ」
レオンは魔女に罵倒を放つ。
「リリム風情が・・・」
魔女は、土の槍を壊す。
「じっくり可愛いがろうとしたが、やめた・・・糸巻(いとまき)の魔女アラクネ・グランネがぶっ殺す!」
アラクネは顔にある八つの目が見開き、怒声を上げ、糸を四方八方に伸ばす。
糸は支えも柱もなく、空中に刺している。
その行動に理解した。周辺を囲み、大きいクモの巣を作り、月と遮断するつもりだ
そうはさせない。
「風を作って。なるべく広範囲に」
レオンに指示する。
風で糸を緩ませ、巣を作らせない。
「分かった」
「あと私から離れないで」
レオンの前にジャンヌはロザリオを構えて立つ。
糸が蛇のような動きで襲う。
ロザリオで切り、糸は燃やして消える。
その背後でレオンが詩う。
巣の隙間から風が入り、渦を巻いていく。
それだけでは巣が揺れるだけで、魔女の糸を切れるとは思わない。そこで風に白い炎を付け加える。
白い炎を風に乗せる。
風が白い炎に染め、広範囲に広がり、糸を燃やしていく。
月からの『光』でより、力を増していく。
巣を完全に燃やし、風と白い炎に囲まれた壁へと作り変えた。
これで巣を作れず、アラクネを逃がすこともタランチュラの邪魔も入らない。
「このアマ!」
アラクネが怒声を上げる。
アラクネの有利な状況にさせるつもりが、逆手に取った。
これで逃げ場がない。
手を伸ばし、白い炎をぶつけるが、アラクネが手を交差に広げ、糸の壁を作り、白い炎を防ぐ。
「やっぱり接近戦しかないか」
ジャンヌはアラクネに近づく。
白い炎をまとったロザリオを振るうも、アラクネの両手で止める。
よく見れば、両手が剣のように鋭くなっている。
ロザリオとアラクネの剣が交じる。
切り込んでも隙がない。ジャンヌは一旦距離を取る。
アラクネの背中から生えた手が剣となり、ジャンヌに刺し込む時だった。
唐突に手が切断される。
レオンの精霊術の風で切断したところか。
その隙にジャンヌはロザリオでアラクネの顔を刺す。
そのまま下に振り下ろし、アラクネを真っ二つにする。
アラクネから離れる。
白い炎をまとった風がアラクネを襲いにきたからだ。
アラクネが叫ぶ。
月の『光』でさらに増力した白い炎がアラクネの体に侵食している。かなり効いている。
白い炎が消えた時には、アラクネも消えていた。
安堵の溜息を吐き、ロザリオをしまう。
風が止んだ。
精霊術を解いたのだろう。
振り向けば、レオンが胡坐をかいて、息が上がっていた。
「疲れた・・・」
ジャンヌはレオンに手を伸ばす。
「お疲れ」
ほぼ徹夜で魔女狩りをしてしまった。
廃村を出発し、森の中で歩くジャンヌとレオンは、分かれ道の手前に出た。
「私、そっちだから。ここでお別れね」
「え・・・ついてきちゃだめ?」
「だめ。約束したでしょ。朝までだって。男なら約束したことは守りなさい」
あまり長くいては、リリスに目をつけられる。もうこれっきりにしてほしいが。
「あ!そうだ」
「なんだよ」
「また助けてくれてありがとうね」
お礼は言える時に言えないと。
「あいつより頼りになったよ」
「まあな」
照れ隠しなのか、レオンは顔を赤くしてそらす。
魔女が可愛がるも少し分かったかもしれない。
「じゃあ、これで」
ジャンヌは振りかえもせず、レオンから去った。
なんだろう。この感覚。
なぜか、ジャンヌのあの笑った顔を思い出すとモヤモヤする。
レオンがこの思いを考えていた時だった。
「おかえり」
その一言にレオンの背筋に寒気が走る。
金色の髪。青い目。腰に黒く輝く黒い羽。胸の黒いコルセット装着し、黄金のドレスのような布の端を腰に巻いている。よきの魔女リリス・ライラ・ウィッチャーが木の枝に座り、イタズラな笑みを見せる。
「げ・・・」と一歩下がるレオン。
「どうやらお友達ができたようね。あの時の聖女か・・・」
ナリカケの事件のことを思い出しているのだろう。
リリスの気まぐれさは計り知れない。この魔女は何をしてかすのか、分からない。ジャンヌを殺す可能性もある。
「おい・・・あの聖女には手を出すな・・・」
怯えながら言う。
「へえ~そんな反抗をするなんて~」
リリスはイタズラな笑みを見せる。
「何。そんなに気に入ったの」
「・・・」
思わず沈黙した。
「いいわよ。別に。あの子はこれからおもしろくさせる子だから」
「は?」
リリスの言動に首をかしげる。
「さて」
一瞬にしてリリスはレオンを人形のように抱き着く。
「帰って遊びましょうか」とリリスが無邪気に言う。
「ちょっと!まっ!」
レオンはリリスと共に消える。
森を歩くジャンヌはふと気づく。
「そういえば、あいつが出で来なかったような珍しく」
アキセが全く現れなかった。
――まあいっか。それはそれで。
実は、アキセがアラクネに捕まり、糸巻きにされていることを知らない。
このままではタランチュラと心中する羽目になる。
苦しい。息が持たないその時だった。
急に持ち上げられる感覚がした。
息が吸える。どうやら地上に上げられたようだ。
体に入った水を咳き込みながら吐き出す。
汚水だったため、後で病気にならなければいいけど。
タランチュラが体から離れた。
「おい!生きてるか!」
咳を込みながら、声をした方へ視線を向ける。
そこにはレオンが立っていた。
精霊術を使って池から引き上げたのだろう。
「助けてくれたのね・・・」
「聖女がここで死んだら俺が魔女から逃げられないからな」
魔女から解放されたいがために助けたのだろう。
その辺の思考はアキセと似ている。
「あなた、どうやって?それに魔女は?」
「隠し持ってたナイフで逃げた。魔女は」
レオンが親指を立て、後ろへさす。
奥を見れば、魔女の体に土の槍で串刺ししていた。
「やるわね」
ジャンヌは、レオンの行動に感心する。
「だてに魔女から逃げてないんでね」
周囲を見れば、タランチュラはすでに土の槍で串刺しした。
「さっきの仕返しだ。クソババあ」
レオンは魔女に罵倒を放つ。
「リリム風情が・・・」
魔女は、土の槍を壊す。
「じっくり可愛いがろうとしたが、やめた・・・糸巻(いとまき)の魔女アラクネ・グランネがぶっ殺す!」
アラクネは顔にある八つの目が見開き、怒声を上げ、糸を四方八方に伸ばす。
糸は支えも柱もなく、空中に刺している。
その行動に理解した。周辺を囲み、大きいクモの巣を作り、月と遮断するつもりだ
そうはさせない。
「風を作って。なるべく広範囲に」
レオンに指示する。
風で糸を緩ませ、巣を作らせない。
「分かった」
「あと私から離れないで」
レオンの前にジャンヌはロザリオを構えて立つ。
糸が蛇のような動きで襲う。
ロザリオで切り、糸は燃やして消える。
その背後でレオンが詩う。
巣の隙間から風が入り、渦を巻いていく。
それだけでは巣が揺れるだけで、魔女の糸を切れるとは思わない。そこで風に白い炎を付け加える。
白い炎を風に乗せる。
風が白い炎に染め、広範囲に広がり、糸を燃やしていく。
月からの『光』でより、力を増していく。
巣を完全に燃やし、風と白い炎に囲まれた壁へと作り変えた。
これで巣を作れず、アラクネを逃がすこともタランチュラの邪魔も入らない。
「このアマ!」
アラクネが怒声を上げる。
アラクネの有利な状況にさせるつもりが、逆手に取った。
これで逃げ場がない。
手を伸ばし、白い炎をぶつけるが、アラクネが手を交差に広げ、糸の壁を作り、白い炎を防ぐ。
「やっぱり接近戦しかないか」
ジャンヌはアラクネに近づく。
白い炎をまとったロザリオを振るうも、アラクネの両手で止める。
よく見れば、両手が剣のように鋭くなっている。
ロザリオとアラクネの剣が交じる。
切り込んでも隙がない。ジャンヌは一旦距離を取る。
アラクネの背中から生えた手が剣となり、ジャンヌに刺し込む時だった。
唐突に手が切断される。
レオンの精霊術の風で切断したところか。
その隙にジャンヌはロザリオでアラクネの顔を刺す。
そのまま下に振り下ろし、アラクネを真っ二つにする。
アラクネから離れる。
白い炎をまとった風がアラクネを襲いにきたからだ。
アラクネが叫ぶ。
月の『光』でさらに増力した白い炎がアラクネの体に侵食している。かなり効いている。
白い炎が消えた時には、アラクネも消えていた。
安堵の溜息を吐き、ロザリオをしまう。
風が止んだ。
精霊術を解いたのだろう。
振り向けば、レオンが胡坐をかいて、息が上がっていた。
「疲れた・・・」
ジャンヌはレオンに手を伸ばす。
「お疲れ」
ほぼ徹夜で魔女狩りをしてしまった。
廃村を出発し、森の中で歩くジャンヌとレオンは、分かれ道の手前に出た。
「私、そっちだから。ここでお別れね」
「え・・・ついてきちゃだめ?」
「だめ。約束したでしょ。朝までだって。男なら約束したことは守りなさい」
あまり長くいては、リリスに目をつけられる。もうこれっきりにしてほしいが。
「あ!そうだ」
「なんだよ」
「また助けてくれてありがとうね」
お礼は言える時に言えないと。
「あいつより頼りになったよ」
「まあな」
照れ隠しなのか、レオンは顔を赤くしてそらす。
魔女が可愛がるも少し分かったかもしれない。
「じゃあ、これで」
ジャンヌは振りかえもせず、レオンから去った。
なんだろう。この感覚。
なぜか、ジャンヌのあの笑った顔を思い出すとモヤモヤする。
レオンがこの思いを考えていた時だった。
「おかえり」
その一言にレオンの背筋に寒気が走る。
金色の髪。青い目。腰に黒く輝く黒い羽。胸の黒いコルセット装着し、黄金のドレスのような布の端を腰に巻いている。よきの魔女リリス・ライラ・ウィッチャーが木の枝に座り、イタズラな笑みを見せる。
「げ・・・」と一歩下がるレオン。
「どうやらお友達ができたようね。あの時の聖女か・・・」
ナリカケの事件のことを思い出しているのだろう。
リリスの気まぐれさは計り知れない。この魔女は何をしてかすのか、分からない。ジャンヌを殺す可能性もある。
「おい・・・あの聖女には手を出すな・・・」
怯えながら言う。
「へえ~そんな反抗をするなんて~」
リリスはイタズラな笑みを見せる。
「何。そんなに気に入ったの」
「・・・」
思わず沈黙した。
「いいわよ。別に。あの子はこれからおもしろくさせる子だから」
「は?」
リリスの言動に首をかしげる。
「さて」
一瞬にしてリリスはレオンを人形のように抱き着く。
「帰って遊びましょうか」とリリスが無邪気に言う。
「ちょっと!まっ!」
レオンはリリスと共に消える。
森を歩くジャンヌはふと気づく。
「そういえば、あいつが出で来なかったような珍しく」
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