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番外編
第83話 その夜見た夢 その2
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「にゃ~~♪」
猫は俺と目を合わすと、何故か近付いて来た!!
「えっ…、えぇ!!」
猫は俺の足下で体を擦りつけている!
俺はこの猫に、気に入られたのだろうか?
(悪い気はしないが……何でこんな山の中に猫が居る?)
(誰かが……捨てたか! それしか無いな!!)
鳴き声からして、この猫は多分雌猫だろう。柄は白黒で有る。
体の大きさから見れば大人だと思うが…、俺は猫に余り詳しくは無い。
猫は俺に体を擦りつけるのを満足したのか、足下から少しだけ離れて、ちょこんと座る?
エジプト座りと言う奴だろうか?
「にゃ~~、にゃ~~」
「にゃ~~ん♪」
『何か、ちょうだい。ちょうだい!』の鳴き声にも聞こえるが……
(生憎、食べ物なんか持って無い……!!)
(それに猫のエサなんて、キャットフードと“ねこまんま”しか知らん!!)
「……!!」
俺はさっきの足下を見てびっくりする!?
俺のズボン裾先周りには、さっきの猫抜け毛がびっしりと付いていた!!
「うぁ! この猫め~~」
俺は猫が擦り寄っていた足を上げ、ズボンをはたいて猫の抜け毛を落とす!
「野良猫だから、手入れがされてないのだろうが、俺の足下をブラシ代わりに使いやがって!!」
俺は一瞬、猫を蹴飛ばしたい気持ちに成るが、今の時代にそれをやったら逮捕される。
どんな理由が有れ、動物虐待に成るからだ。
「ほれ……満足しただろ!」
「あっち行け、しっ、しっ!」
俺は猫を追い払うが、猫は其処から動かない上、更に嬉しそうに鳴く。
「にゃ~、にゃ~」
「にゃ~~♪」
猫は鳴き終えると俺の周りをグルグルと、急に歩き出した!?
「何だ……この猫」
「俺の事を気に入ったのか?」
(野良猫なんかに懐かれても、ちっとも嬉しくは無いな…)
(どうせ懐かれるなら……二十歳前後のぴちぴちの美女の方が良い!)
俺はこの猫を無視する事に決め、下の駐車場の方へ歩き出す。
すると、直ぐその後ろをさっきの猫が付いて来た!!
どうやら、本当に好かれたらしい……
(今の単身赴任先では猫とかのペット類は飼えないし、俺は昼間家に居ないから世話も出来ない)
(付いて来られても、只の迷惑だ……)
「にゃ~、にゃ~!」
猫は鳴きながら付いて来る。
この状態だと、公園の駐車場まで付いて来そうだ。
この猫が野良で可哀想だとは思うが、残念ながら俺はどうする事も出来ない……
俺は、山道途中の少し開けた場所で立ち止まり、猫の方に振り向きしゃがむ。
「なぁ……ネコ!」
「付いて来ても、家では飼えないのだ」
俺は猫にそう言ったに、猫は何を勘違いしてか、俺の足下に再度擦り寄ってきた!
「困ったな……」
俺は擦り寄って来た、猫の体を撫でる。抜け毛もまた付くが後で払えば良い。
言うまでも無いが撫でた手は獣臭く成っただろう…。猫は本当に嬉しそうな表情をしていた。
(何か……この猫。咲子に似ているな…)
(咲子も、猫の様な性格だからな)
猫の体を撫でながら、本当にどうするべきかと考えていると、草葉の影から大きな蛙が『ピョン』といきなり跳び出して来た!!
「ケロ、ケロ!」
「猫の次は蛙か…」
「見た感じ…、食用蛙(ウシガエル)の気もするが鳴き方は可愛いな。すると別の種類の蛙か…」
蛙の大きさこそは食用蛙だが、アニメに出て来る様な典型的な蛙姿で有った。
「この森林は、色々な動物が住んでいるのだな……」
俺はそう呟きながら、甘えた顔をする猫を撫でつつ、蛙を眺めていた……
猫は俺と目を合わすと、何故か近付いて来た!!
「えっ…、えぇ!!」
猫は俺の足下で体を擦りつけている!
俺はこの猫に、気に入られたのだろうか?
(悪い気はしないが……何でこんな山の中に猫が居る?)
(誰かが……捨てたか! それしか無いな!!)
鳴き声からして、この猫は多分雌猫だろう。柄は白黒で有る。
体の大きさから見れば大人だと思うが…、俺は猫に余り詳しくは無い。
猫は俺に体を擦りつけるのを満足したのか、足下から少しだけ離れて、ちょこんと座る?
エジプト座りと言う奴だろうか?
「にゃ~~、にゃ~~」
「にゃ~~ん♪」
『何か、ちょうだい。ちょうだい!』の鳴き声にも聞こえるが……
(生憎、食べ物なんか持って無い……!!)
(それに猫のエサなんて、キャットフードと“ねこまんま”しか知らん!!)
「……!!」
俺はさっきの足下を見てびっくりする!?
俺のズボン裾先周りには、さっきの猫抜け毛がびっしりと付いていた!!
「うぁ! この猫め~~」
俺は猫が擦り寄っていた足を上げ、ズボンをはたいて猫の抜け毛を落とす!
「野良猫だから、手入れがされてないのだろうが、俺の足下をブラシ代わりに使いやがって!!」
俺は一瞬、猫を蹴飛ばしたい気持ちに成るが、今の時代にそれをやったら逮捕される。
どんな理由が有れ、動物虐待に成るからだ。
「ほれ……満足しただろ!」
「あっち行け、しっ、しっ!」
俺は猫を追い払うが、猫は其処から動かない上、更に嬉しそうに鳴く。
「にゃ~、にゃ~」
「にゃ~~♪」
猫は鳴き終えると俺の周りをグルグルと、急に歩き出した!?
「何だ……この猫」
「俺の事を気に入ったのか?」
(野良猫なんかに懐かれても、ちっとも嬉しくは無いな…)
(どうせ懐かれるなら……二十歳前後のぴちぴちの美女の方が良い!)
俺はこの猫を無視する事に決め、下の駐車場の方へ歩き出す。
すると、直ぐその後ろをさっきの猫が付いて来た!!
どうやら、本当に好かれたらしい……
(今の単身赴任先では猫とかのペット類は飼えないし、俺は昼間家に居ないから世話も出来ない)
(付いて来られても、只の迷惑だ……)
「にゃ~、にゃ~!」
猫は鳴きながら付いて来る。
この状態だと、公園の駐車場まで付いて来そうだ。
この猫が野良で可哀想だとは思うが、残念ながら俺はどうする事も出来ない……
俺は、山道途中の少し開けた場所で立ち止まり、猫の方に振り向きしゃがむ。
「なぁ……ネコ!」
「付いて来ても、家では飼えないのだ」
俺は猫にそう言ったに、猫は何を勘違いしてか、俺の足下に再度擦り寄ってきた!
「困ったな……」
俺は擦り寄って来た、猫の体を撫でる。抜け毛もまた付くが後で払えば良い。
言うまでも無いが撫でた手は獣臭く成っただろう…。猫は本当に嬉しそうな表情をしていた。
(何か……この猫。咲子に似ているな…)
(咲子も、猫の様な性格だからな)
猫の体を撫でながら、本当にどうするべきかと考えていると、草葉の影から大きな蛙が『ピョン』といきなり跳び出して来た!!
「ケロ、ケロ!」
「猫の次は蛙か…」
「見た感じ…、食用蛙(ウシガエル)の気もするが鳴き方は可愛いな。すると別の種類の蛙か…」
蛙の大きさこそは食用蛙だが、アニメに出て来る様な典型的な蛙姿で有った。
「この森林は、色々な動物が住んでいるのだな……」
俺はそう呟きながら、甘えた顔をする猫を撫でつつ、蛙を眺めていた……
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