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番外編
第62話 結婚直前の旅行 その8
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……
「そんな感じの思い出だったよね!」
「お父さん♪」
母さんも、結婚直前の旅行を思い出しながら話して居た。
お互いのコップは、先ほどの思い出話中に、空に成っていた。
「あれ以来……爬虫類博物館と岬に行ける縁が無かったな。母さん……」
「だね!」
「宮子が彼処まで強情とは、あの時の私も思わなかったし!!」
俺も何時かの機会と思っていたが…、宮子は俺との関係を拒否したため、旅行らしい旅行が、つい最近まで出来なかった……
すると、小春が何かを閃いた様に言い始める。
「ねぇ! お父さん!!」
「再来月、3連休が有るでしょ!!」
「その時に私達の思い出旅行を、今度は家族全員で巡ろうか!?」
「岬周辺で宿を取って、2回目の家族旅行をしましょう♪」
母さんは嬉しそうに言う。
立て続けに宿泊旅行を出来る程の、経済的余裕が有るかは別にして、宮子や咲子が家族に意識を持ってくれている間に、家族旅行はした方が良い。
「良いね~~。母さん!」
「あの時食べた……海鮮焼きが、また食べたく成ってきた!!」
「お父さん!」
「海鮮焼きも良いけど、今度は是非、蟹を食べましょう!!」
「現地で食べるブランド蟹は、さぞかし美味しいでしょうね!!」
「お刺身や蒸し蟹。カニ鍋とか食べられたら、私は嬉しいな~~♪」
「蟹か……。それは食べたいけど、家族5人でそれだけの蟹料理を頼んだら、かなりの軍資金が必要に成るね…」
「あ~~、うん! そうだね!!」
「また、宮子のお金を当てにしてダメだしね~~?」
母さんは、困った笑顔で言う。
(……母さん。宮子を当てにして居るのか!?)
(真央も来年からは中学生だから、母さんも余裕が出て来るし、今のパートをフルタイムで働いて貰っても、問題は無いとは感じるが、それを強制させる訳には行けないし…)
「お父さん…。さっきの旅行に関しては、近い内に娘達と相談するわ」
「咲子や真央が、その旅行に賛成するとは限らないから」
「だね。旅行が始まってからは、真央は楽しんでいたけど、それまでは旅行の事を楽しみにして居る感じは、無かったからね」
「お父さん!」
「まだ、真央は小学生だから仕方無いよ!」
「けど……真央の事を考えれば、絶対、テーマパークの方が良いよね…?」
「真央や咲子は、そっちの方が好きかもな?」
「咲子も食べる事は母さんと同じで好きだが、自然の景観を心底、楽しんでいる感じはしなかったからな」
「う~ん。そうなると、今度はテーマパークが濃厚か…?」
「真央や咲子は良いけど、宮子が微妙な顔をしそうだね♪」
「そうだな…。宮子の年齢と成ると家族では無く、彼氏と行く所だからな」
「……母さん。宮子に彼氏は居るのか?」
俺は、宮子の事を知っている様で知らない。
宮子の口から聞く事は今まで無くて、全て母さん経由だからだ。
「宮子に彼氏?」
母さんは、顔を上に向けて考え始める。
「……正式な話は聞いてないね」
「男性の親友が居る様な、話は聞いた事有るけど……」
「ほぅ。そうなんだ……」
「なに? 宮子が気に成るの、お父さん♪」
母さんは顔を“にやつかせ”ながら言う。
「年頃の子だから、聞いて見ただけ///」
「そう!」
「確かに、彼氏の一人がいても不思議では無いよね!」
「その時の私はもう、宮子が居たし!!」
「……それは、母さんが早すぎるような」
「!!」
俺はその言葉を聞いて思い出す!?
母さんとの思い出話で、完全に深夜に入っているし、俺は夫婦の時間、第2ステージをまだ行っていない!?
「母さん……そろそろ、切り上げて、寝室に行かないか?」
「さっきの思い出話を聞いて居たら、あの時の母さんを思い出して……」
「うゆ~~」
「私の若い時を、思い出してしまいましたか♪」
「……お父さんは物好きだね。この年に成っても、あの頃と同じ様に愛してくれるのだから♪」
「俺はそれだけ、母さんの事が大好きなんだよ!」
「今晩なら、俺には2人目。母さんには4人目の子が授かれるかも!!」
「いや~~。この年齢で新たな出産は勘弁して~~///」
「私があと5年若ければ考えたけど、お父さんも色々な面でまた、大変に成るよ~~///」
新たな命を母さんは、望んでない様だ。
母さんの年齢を考えると、出産リスクも増えてくる年齢だ。
俺も子どもは欲しいが、4人を満足に成長させるだけの、経済面に自信は無い……
「なら、母さん!」
「避妊対策は、きちんとするから、ねっ!!」
「先月は……開催していないから、お母さんから小春に戻って、頑張りますか///」
「母さんでは無く、小春さん。では、ベッドに向かいましょう!!」
「はい、はい!」
「じゃあ、二人で片付けして、前準備をしてから、夫婦の愛を確かめ合いましょう❤」
☆
その晩……俺は、母さんを久しぶりに抱いた。
以前と比べて……お腹周りが少し、“ふっくら”しているのに気付いたが、母さんも気にしていると感じたので、そのまま母さんと熱い夜を過ごす……
あんなに張り切っていたのに、最初の快楽で俺は満足してしまい、母さんもそれ以上は求めて来なかったので、楽しい時間は、あっという間に終わってしまう!?
軽い後片付けをして、俺と母さんはベッドに入り直す。
今晩は絶対、寝不足に成るが、明日(今日)は単身赴任先に戻らなければ成らない。
朝食を食べた後……二度寝をしてから、赴任先の町に戻れば良いかと思いながら、俺も母さんと共に、眠りに就いた……
「そんな感じの思い出だったよね!」
「お父さん♪」
母さんも、結婚直前の旅行を思い出しながら話して居た。
お互いのコップは、先ほどの思い出話中に、空に成っていた。
「あれ以来……爬虫類博物館と岬に行ける縁が無かったな。母さん……」
「だね!」
「宮子が彼処まで強情とは、あの時の私も思わなかったし!!」
俺も何時かの機会と思っていたが…、宮子は俺との関係を拒否したため、旅行らしい旅行が、つい最近まで出来なかった……
すると、小春が何かを閃いた様に言い始める。
「ねぇ! お父さん!!」
「再来月、3連休が有るでしょ!!」
「その時に私達の思い出旅行を、今度は家族全員で巡ろうか!?」
「岬周辺で宿を取って、2回目の家族旅行をしましょう♪」
母さんは嬉しそうに言う。
立て続けに宿泊旅行を出来る程の、経済的余裕が有るかは別にして、宮子や咲子が家族に意識を持ってくれている間に、家族旅行はした方が良い。
「良いね~~。母さん!」
「あの時食べた……海鮮焼きが、また食べたく成ってきた!!」
「お父さん!」
「海鮮焼きも良いけど、今度は是非、蟹を食べましょう!!」
「現地で食べるブランド蟹は、さぞかし美味しいでしょうね!!」
「お刺身や蒸し蟹。カニ鍋とか食べられたら、私は嬉しいな~~♪」
「蟹か……。それは食べたいけど、家族5人でそれだけの蟹料理を頼んだら、かなりの軍資金が必要に成るね…」
「あ~~、うん! そうだね!!」
「また、宮子のお金を当てにしてダメだしね~~?」
母さんは、困った笑顔で言う。
(……母さん。宮子を当てにして居るのか!?)
(真央も来年からは中学生だから、母さんも余裕が出て来るし、今のパートをフルタイムで働いて貰っても、問題は無いとは感じるが、それを強制させる訳には行けないし…)
「お父さん…。さっきの旅行に関しては、近い内に娘達と相談するわ」
「咲子や真央が、その旅行に賛成するとは限らないから」
「だね。旅行が始まってからは、真央は楽しんでいたけど、それまでは旅行の事を楽しみにして居る感じは、無かったからね」
「お父さん!」
「まだ、真央は小学生だから仕方無いよ!」
「けど……真央の事を考えれば、絶対、テーマパークの方が良いよね…?」
「真央や咲子は、そっちの方が好きかもな?」
「咲子も食べる事は母さんと同じで好きだが、自然の景観を心底、楽しんでいる感じはしなかったからな」
「う~ん。そうなると、今度はテーマパークが濃厚か…?」
「真央や咲子は良いけど、宮子が微妙な顔をしそうだね♪」
「そうだな…。宮子の年齢と成ると家族では無く、彼氏と行く所だからな」
「……母さん。宮子に彼氏は居るのか?」
俺は、宮子の事を知っている様で知らない。
宮子の口から聞く事は今まで無くて、全て母さん経由だからだ。
「宮子に彼氏?」
母さんは、顔を上に向けて考え始める。
「……正式な話は聞いてないね」
「男性の親友が居る様な、話は聞いた事有るけど……」
「ほぅ。そうなんだ……」
「なに? 宮子が気に成るの、お父さん♪」
母さんは顔を“にやつかせ”ながら言う。
「年頃の子だから、聞いて見ただけ///」
「そう!」
「確かに、彼氏の一人がいても不思議では無いよね!」
「その時の私はもう、宮子が居たし!!」
「……それは、母さんが早すぎるような」
「!!」
俺はその言葉を聞いて思い出す!?
母さんとの思い出話で、完全に深夜に入っているし、俺は夫婦の時間、第2ステージをまだ行っていない!?
「母さん……そろそろ、切り上げて、寝室に行かないか?」
「さっきの思い出話を聞いて居たら、あの時の母さんを思い出して……」
「うゆ~~」
「私の若い時を、思い出してしまいましたか♪」
「……お父さんは物好きだね。この年に成っても、あの頃と同じ様に愛してくれるのだから♪」
「俺はそれだけ、母さんの事が大好きなんだよ!」
「今晩なら、俺には2人目。母さんには4人目の子が授かれるかも!!」
「いや~~。この年齢で新たな出産は勘弁して~~///」
「私があと5年若ければ考えたけど、お父さんも色々な面でまた、大変に成るよ~~///」
新たな命を母さんは、望んでない様だ。
母さんの年齢を考えると、出産リスクも増えてくる年齢だ。
俺も子どもは欲しいが、4人を満足に成長させるだけの、経済面に自信は無い……
「なら、母さん!」
「避妊対策は、きちんとするから、ねっ!!」
「先月は……開催していないから、お母さんから小春に戻って、頑張りますか///」
「母さんでは無く、小春さん。では、ベッドに向かいましょう!!」
「はい、はい!」
「じゃあ、二人で片付けして、前準備をしてから、夫婦の愛を確かめ合いましょう❤」
☆
その晩……俺は、母さんを久しぶりに抱いた。
以前と比べて……お腹周りが少し、“ふっくら”しているのに気付いたが、母さんも気にしていると感じたので、そのまま母さんと熱い夜を過ごす……
あんなに張り切っていたのに、最初の快楽で俺は満足してしまい、母さんもそれ以上は求めて来なかったので、楽しい時間は、あっという間に終わってしまう!?
軽い後片付けをして、俺と母さんはベッドに入り直す。
今晩は絶対、寝不足に成るが、明日(今日)は単身赴任先に戻らなければ成らない。
朝食を食べた後……二度寝をしてから、赴任先の町に戻れば良いかと思いながら、俺も母さんと共に、眠りに就いた……
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