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番外編
第45話 真田家ペット会議 その5
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「さて、ちょっとアクシデントが発生したけど、宮子の番だよ♪」
司会の母さんが宮子にそう言うと、宮子は席を立たずに座りながら発表を始める。
「…私の飼って見たいペットは小鳥です」
「きっかけは、小鳥を飼う漫画を読んでいて、私も飼って見たいからと感じたからです」
「希望の小鳥は、インコ・十姉妹・カナリアです」
「この辺りの個体なら、福沢さん1枚以下でも飼える事が可能です」
「必要な物も鳥籠、止まり木、十姉妹は巣。後は鳥の餌とおもちゃ位で有って、初期費用も安いです!」
「また、普段は鳥籠内で過ごすので、家の中が汚れる事は殆ど有りませんし、フンの処理や抜け毛も殆ど気にしなくても大丈夫です」
「私は……小鳥を手に乗せて遊びたいです」
「勿論、“つがい”では飼わずに1羽しか飼いません」
「これが私の希望するペットです!」
「おわり!」
宮子は咲子や真央みたいに、感情豊かには話さずに淡々と話す。
母さんは、今回は一人喋りをせずに無言で議事録を書いている。
咲子や真央も普通に聞いて居る。
「よし、書けた♪」
「議長さん。宮子の評価はどうですか?」
「うん……。宮子のプランが一番現実的かな?」
俺がそう言うと母さんは……
「そうね……初期費用は宮子の案が一番安いし、部屋が汚れる事とかを考えると、小鳥が一番良いかもね♪」
俺と母さんの意見は一致したが、咲子と真央はどうするのだろうか?
「はい!」
すると……真央が手を挙げる。
司会の母さんは真央を名指す。
「はい!」
「真央!!」
真央は、今度は立ち上がらずに、座ったままで言う。
「私も、宮子お姉ちゃんの意見に賛成したいですが、私はネコが飼いたいです!」
(まぁ、そうなるわな……)
俺は心の中で思う。
みんなが希望の案を出した訳だから、希望のペットを飼いたいに決まっている。
咲子は先ほどの事が有った所為か、質問をしてこようとはしない。
相変わらずの不機嫌顔のまんまだった……
「議長さん!」
「どうやって、みんなの案を決めますか?」
司会の母さんは俺に聞いてくる。
内心……宮子の案で決めたいが、咲子や真央の気持ちを考えると、後ろめたい所も有る。
「……お父さん、もう決まっているのでしょ!」
「……早く決めてよ」
自分の案が絶望的に成っている咲子は、不満げに俺に言って来た。
「これ以上、考える余地も無いような……」
宮子も、そう言ってくる。
(宮子の場合は、希望通りだから良いが……)
「え~~、小鳥に決まるの!!」
「ペットを飼いたいと言い出したのは、私なのに~~~」
ここで真央が愚図りだす。
そりゃ、そうだわな……
「議長さん!」
「早く決めないと、纏まらなくなりますよ!」
母さんは俺に、ペット決める事を急かしてくる!!
これはどうすれば良いのだ!?
(こんな時に……ペットショップで、お試し期間とかが有ればな……!!)
「そうだ!!」
俺はみんなの前で声を上げる。
当然、みんなは俺に注目をする。
「みんな。聞いてくれ!」
「それぞれペットの候補が有る訳だけど、いざ飼って見たら『何かが違う……』とかが絶対に出て来ると思う!」
「少しお金が掛かるけど、希望のペットを順番にレンタルしてみたらどうだ!」
俺が家族の前で、そう提案すると……
「わぁ~~、それ良いね!!」
今まで不機嫌顔だった咲子に、一気に笑顔がよみがえる!!
「ねぇ、お母さん!」
「今夜で飼うペットを決めずに、うさぎさん、ネコ、小鳥をレンタルしてみようよ!!」
「その方が確実だよ!!」
咲子は“うさぎ”を飼えるかも知れないの希望を持って、いつも通りの口調で、母さんに話し掛ける。
「うゆ~~」
「議長さんのアイディアは素晴らしいと思うけど、そんなに都合良く、ペットレンタル屋さん有るの!?」
母さんにとっては余計な出費に成るので、思いっきり顔を曇らせる。
宮子はスマートフォンを取り出していて、俺がさっき言った事を調べている感じだ。
「……有る事は有るけど、近場には無いわ。かなり大きい都市に行けば有るけど…」
「生き物だから宅配便は使えないし、都市部に取りに行くだけで、小鳥位なら余裕で買えてしまう!」
「レンタルの案も良いけど、レンタルと実際では、そこでも食い違うと思うよ…」
宮子は、はっきりと言う。
俺も思い付きで言っただけだから、これ以上の言葉が出てこない…
「なん~~だ!」
「ぬか喜びだったのか、残念!!」
咲子は残念そうに言うが、機嫌は悪くは成らない……
このまま、宮子の案で決めても良いが、何か良い妥協案は無い物か……
司会の母さんが宮子にそう言うと、宮子は席を立たずに座りながら発表を始める。
「…私の飼って見たいペットは小鳥です」
「きっかけは、小鳥を飼う漫画を読んでいて、私も飼って見たいからと感じたからです」
「希望の小鳥は、インコ・十姉妹・カナリアです」
「この辺りの個体なら、福沢さん1枚以下でも飼える事が可能です」
「必要な物も鳥籠、止まり木、十姉妹は巣。後は鳥の餌とおもちゃ位で有って、初期費用も安いです!」
「また、普段は鳥籠内で過ごすので、家の中が汚れる事は殆ど有りませんし、フンの処理や抜け毛も殆ど気にしなくても大丈夫です」
「私は……小鳥を手に乗せて遊びたいです」
「勿論、“つがい”では飼わずに1羽しか飼いません」
「これが私の希望するペットです!」
「おわり!」
宮子は咲子や真央みたいに、感情豊かには話さずに淡々と話す。
母さんは、今回は一人喋りをせずに無言で議事録を書いている。
咲子や真央も普通に聞いて居る。
「よし、書けた♪」
「議長さん。宮子の評価はどうですか?」
「うん……。宮子のプランが一番現実的かな?」
俺がそう言うと母さんは……
「そうね……初期費用は宮子の案が一番安いし、部屋が汚れる事とかを考えると、小鳥が一番良いかもね♪」
俺と母さんの意見は一致したが、咲子と真央はどうするのだろうか?
「はい!」
すると……真央が手を挙げる。
司会の母さんは真央を名指す。
「はい!」
「真央!!」
真央は、今度は立ち上がらずに、座ったままで言う。
「私も、宮子お姉ちゃんの意見に賛成したいですが、私はネコが飼いたいです!」
(まぁ、そうなるわな……)
俺は心の中で思う。
みんなが希望の案を出した訳だから、希望のペットを飼いたいに決まっている。
咲子は先ほどの事が有った所為か、質問をしてこようとはしない。
相変わらずの不機嫌顔のまんまだった……
「議長さん!」
「どうやって、みんなの案を決めますか?」
司会の母さんは俺に聞いてくる。
内心……宮子の案で決めたいが、咲子や真央の気持ちを考えると、後ろめたい所も有る。
「……お父さん、もう決まっているのでしょ!」
「……早く決めてよ」
自分の案が絶望的に成っている咲子は、不満げに俺に言って来た。
「これ以上、考える余地も無いような……」
宮子も、そう言ってくる。
(宮子の場合は、希望通りだから良いが……)
「え~~、小鳥に決まるの!!」
「ペットを飼いたいと言い出したのは、私なのに~~~」
ここで真央が愚図りだす。
そりゃ、そうだわな……
「議長さん!」
「早く決めないと、纏まらなくなりますよ!」
母さんは俺に、ペット決める事を急かしてくる!!
これはどうすれば良いのだ!?
(こんな時に……ペットショップで、お試し期間とかが有ればな……!!)
「そうだ!!」
俺はみんなの前で声を上げる。
当然、みんなは俺に注目をする。
「みんな。聞いてくれ!」
「それぞれペットの候補が有る訳だけど、いざ飼って見たら『何かが違う……』とかが絶対に出て来ると思う!」
「少しお金が掛かるけど、希望のペットを順番にレンタルしてみたらどうだ!」
俺が家族の前で、そう提案すると……
「わぁ~~、それ良いね!!」
今まで不機嫌顔だった咲子に、一気に笑顔がよみがえる!!
「ねぇ、お母さん!」
「今夜で飼うペットを決めずに、うさぎさん、ネコ、小鳥をレンタルしてみようよ!!」
「その方が確実だよ!!」
咲子は“うさぎ”を飼えるかも知れないの希望を持って、いつも通りの口調で、母さんに話し掛ける。
「うゆ~~」
「議長さんのアイディアは素晴らしいと思うけど、そんなに都合良く、ペットレンタル屋さん有るの!?」
母さんにとっては余計な出費に成るので、思いっきり顔を曇らせる。
宮子はスマートフォンを取り出していて、俺がさっき言った事を調べている感じだ。
「……有る事は有るけど、近場には無いわ。かなり大きい都市に行けば有るけど…」
「生き物だから宅配便は使えないし、都市部に取りに行くだけで、小鳥位なら余裕で買えてしまう!」
「レンタルの案も良いけど、レンタルと実際では、そこでも食い違うと思うよ…」
宮子は、はっきりと言う。
俺も思い付きで言っただけだから、これ以上の言葉が出てこない…
「なん~~だ!」
「ぬか喜びだったのか、残念!!」
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