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第28話 ファミレス
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ファミレス店内……
席に座った咲子と真央は早速、メニューをテーブルに広げ、食べたい物を物色している。
食べたい物を見つけた咲子は、早速母さんに聞いている。
「お母さん! 私、バナナパフェが食べたいけど良い?」
「バナナパフェ? う~ん、お値段は……まあ、これ位なら……良いわよ!」
「やった、じゃあ、私はバナナパフェ!」
咲子は直ぐに頼みたい物が決まったようだ。母さんもメニューを広げて俺の方にも見せてくる。
「お父さんは、何を頼む?」
「俺は取り敢えずドリンクバーだけで良いよ」
「そうなの? じゃあ、お母さんは何食べようかな~♪」
母さんもメニュー見て、食べたい物を物色し始める……
「じゃあ、お母さんは大人らしく抹茶パフェにしようかしら?」
母さんもすんなりと決まるが……
「えっ、もう、みんな決めちゃったの!?」
真央が少し、焦りながら言う。
「みんな美味しそうだから決められないよ~~」
「真央が好きなのを頼めば良いんだよ!」
咲子は真央にその様に言うが……
「値段が高いの駄目よ♪」
と直ぐに釘を刺す母さん
咲子、真央共々『うっ!』の顔をする。さすが倹約家の親分、母さんだ。
「お父さんは、パフェとか頼まないの!?」
形勢が悪いと感じたのか咲子は俺に話を振ってくる。
「俺?」
「父さんはドリンクバーだけで大丈夫だよ!」
「え~~、みんながパフェ食べるんだから、お父さんも食べようよ~!」
「ねぇ、真央。お父さんも食べないとずるいよね!」
「そうだ、ずるい! ずるい!!」
何がずるいか分からないが、何かのデザート類は、頼まないと行けなさそうだ。
「えっと…」
母さんが広げてくれたメニューを見ながら、俺はしばらく考える。
(母さんと咲子が頼んだ物がほぼ同じ値段の物か。もしかしたら、真央が頼みたいのはそれ以上の物かも知れないな。俺が高いのを選べば解決する?)
(しかし、あんまり豪華なパフェとかデザート類は食べ切る自信が無い)
「……お父さんも、かなり悩んでいるようだね」
そう、咲子はつぶやく。
「体の事を考えると中々な……最近、直ぐ贅肉がつくし」
「あら、そんなのお酒を減らせば直ぐに贅肉は減るわよ♪」
母さんは『グサリ』と痛い所を突いてくる。
実際、俺はデザートよりビールの方を求めていた。キンキンに冷えた生ビール!!
しかし、それを言うと却下されるのは当然目に見えているので、諦めるしか無い。
「父さんは……あんみつにするよ」
あんみつならパフェより低カロリーだし、面子は保てるだろうと1人で納得する。
「えっと、お父さんがあんみつで、咲子がバナナパフェで、私(母さん)は抹茶パフェで……。真央はどう、決まった?」
「う~ん…」
真央はまだ決まっていないようだ。
ここで俺は、真央も手助けする!?
「なぁ、真央」
「このフルーツパフェはどうだ? パフェの定番だから外れは無いぞ!」
フルーツパフェなら、母さん達とほぼ値段は変わらないし、見た目も豪華そうだ。これなら母さんも却下はしないはずだ。
「うん。じゃあ、これにしようかな…」
真央は少々不満そうな口調で言うが、フルーツパフェに決める。そして、母さんが何も言わないと言う事はOKなんだろう。
「じゃあ、これで注文できるね!」
咲子はテーブルに備わっているインターホーンを鳴らし、ウェイトレスさんを呼び、母さんがデザートの注文と人数分のドリンクバーを頼む。
注文も終えて、俺は早速ドリンクバーを取りに行こうとすると……
「お父さんは、真央と一緒に座っていて!」
「ドリンクバーは私と咲子で取ってくるから!!」
母さんはそう言って、俺と真央の注文を聞いて、母さんと咲子はドリンクを取り入った。
少しの間だけど、俺は真央と2人きりに成る。折角だから、話をする事にする。
「……元気にしているか?」
「うん? 元気だよ!」
「クラブ、1回戦負けして残念だったな…」
「何時ものことだもん!」
「……」
(う~ん、何か会話が続かないな……)
(やっぱり、離れて暮らすと駄目だな。電話やメールで近況は分かるけど、対面に成るとお見合いみたいに成ってしまう)
もう少し、ひねった話でもして見るかと考えていると、ドリンクを持った母さんと咲子が戻ってきた。
「はい! お父さんのアイスコーヒー!」
母さんでは無く、咲子が俺の前にアイスコーヒーの入ったコップを置く。そして、母さんは真央の席にジュースを置いた。
乾杯はせずに、それぞれがジュースやアイスコーヒーを飲んで、デザートが来るまでみんな適当に談笑をする。
「大変お待たせしました!」
「バナナパフェとフルーツパフェと抹茶パフェとあんみつです!!」
女性のウェイトレスさんが、注文の品を持ってくる。全て種類が違う注文だったが1回で配膳される。中々やるなこの店。
みんなの席に注文したデザートが行き渡り、今度は全員で『いただきます!』をしてデザートを食べ始める。
外食で全員が『いただきます!』をするのは珍しい部類に入ると思うかも知れないが『食べ物の感謝を忘れない!』家族(母さん)のマナーで有る。
それぞれが、好き好きにデザートを食べていると、母さんが急に『あんみつも美味しそうだね!』と言ってきた。
「うん」
「久しぶりに食べたけど美味しいよ」
「ねぇ、お父さん、一口貰っても良い!」
「えっ、ああ、良いよ…」
俺はそう言いながら、あんみつを母さんの方に渡す。母さんは俺の使っていたスプーンであんみつを一口いや数口食べる!
「うん、やっぱり私の思ったとおりだ♪」
「抹茶パフェだから合うと思ったんだ!!」
「はい! お礼に私の抹茶パフェ食べても良いよ!」
母さんから、あんみつと抹茶パフェの両方が俺の所に戻ってくる。
「あ~、抹茶パフェの方は良いよ…」
そう言いながら、母さん方に抹茶パフェを戻そうとするが……
「うん? 私の口付けたパフェは食べられ無いのかな~~」
母さんに何故か軽く脅迫されてしまう。
顔は笑っているが目が笑ってない状態だ。仕方ないので、抹茶パフェを一口だけ頂く事にする。
「あっ、抹茶パフェ美味しいね!」
「でしょう~。和のスイーツだね!」
「あんみつ少し貰いすぎたから、もう少し食べても大丈夫だよ!!」
折角だから、もう少し貰おうと抹茶パフェにスプーンを入れようとすると、何処からか視線を感じるような気がした。
ふっと前を見ると何と、咲子はスプーンを握りしめたまま何も言わずに、ネコが睨む様な仕草で俺を睨んでいるでは無いか!!
俺の正面には母さんが座っていて、斜め前に咲子、真央は俺の隣で有る。普通は真央が異変に気付きそうだが、真央はフルーツパフェの世界に浸っているようで気づかない様だ。
咲子の事は気付かなかった振りをして、母さんのパフェをもう一口だけ頂いて直ぐ戻した。
「あれ?」
「もう良いの?」
「うん、ありがとう。ごちそうさま…」
母さんは少しきょとんとしているが、そのまま抹茶パフェを受け取る。俺は直ぐに咲子の方を見るが、咲子は睨むのは止めて、バナナパフェを普通に食べていた。
(さっきのは、一体何だったんだろう?)
(俺に対する嫉妬!? しかし……俺を嫉妬してもどうにもならんぞ)
その後、あんみつを一口、二口付けたが、4分の1位残った所で食べる気が無くなってしまった。俺以外は食べ終えていて、ドリンクバーを楽しんでいる。
あんみつは残したままにして、アイスコーヒーのおかわりを注ぎに行って席に戻ると、咲子は突然聞いてくる
「もう、食べないの!?」
普段の明るい口調で無く、少しとげの有る口調で聞いてくる。
「うん……。甘いのはもう良いや」
「じゃあ、私が食べる!!」
咲子はそう言うと、俺のあんみつをさっと持って行き、それをあっという間に食べてしまう。そして、空に成った器を俺の方に戻す。
「……パフェより、あんみつの方良かったかも。でもそれならクリームあんみつだね!」
「あぁ、そうだな…」
何を満足したが判らないが、咲子は何時も口調に戻る。母さんと真央は丁度、席を外していてこのタイミングで戻ってくる。母さんが、空に成っているあんみつの器に気付く。
「あら、何だかんだ言って、食べちゃったね! あんみつ!」
「残すのは地球に優しくないなって///」
「そうだよね! 綺麗に食べないとね!!」
『あはは』と家族で笑う。周りから見ればバカ一家だろう。
体も十分に冷えてみんな、体もお腹も心も満足した様なのでファミレスを後にする。
その後は母さんが、晩ご飯の材料を買いたいと言う事なので、俺が何時も行っているスーパーに行く事に成った。
俺は運転しながら先ほどの事を考える……
何故、咲子は俺を睨んでいたのだろうか?
本当に嫉妬!?
それとも『のろけ夫婦しているんじゃ無い!』のどちらなんだろう……
体は冷えたのに、何故か嫌な汗が出てくる感じがした。
(このまま、平穏に終わるのを願うしか無い!)
俺は心の中でそう願った。
席に座った咲子と真央は早速、メニューをテーブルに広げ、食べたい物を物色している。
食べたい物を見つけた咲子は、早速母さんに聞いている。
「お母さん! 私、バナナパフェが食べたいけど良い?」
「バナナパフェ? う~ん、お値段は……まあ、これ位なら……良いわよ!」
「やった、じゃあ、私はバナナパフェ!」
咲子は直ぐに頼みたい物が決まったようだ。母さんもメニューを広げて俺の方にも見せてくる。
「お父さんは、何を頼む?」
「俺は取り敢えずドリンクバーだけで良いよ」
「そうなの? じゃあ、お母さんは何食べようかな~♪」
母さんもメニュー見て、食べたい物を物色し始める……
「じゃあ、お母さんは大人らしく抹茶パフェにしようかしら?」
母さんもすんなりと決まるが……
「えっ、もう、みんな決めちゃったの!?」
真央が少し、焦りながら言う。
「みんな美味しそうだから決められないよ~~」
「真央が好きなのを頼めば良いんだよ!」
咲子は真央にその様に言うが……
「値段が高いの駄目よ♪」
と直ぐに釘を刺す母さん
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「お父さんは、パフェとか頼まないの!?」
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「俺?」
「父さんはドリンクバーだけで大丈夫だよ!」
「え~~、みんながパフェ食べるんだから、お父さんも食べようよ~!」
「ねぇ、真央。お父さんも食べないとずるいよね!」
「そうだ、ずるい! ずるい!!」
何がずるいか分からないが、何かのデザート類は、頼まないと行けなさそうだ。
「えっと…」
母さんが広げてくれたメニューを見ながら、俺はしばらく考える。
(母さんと咲子が頼んだ物がほぼ同じ値段の物か。もしかしたら、真央が頼みたいのはそれ以上の物かも知れないな。俺が高いのを選べば解決する?)
(しかし、あんまり豪華なパフェとかデザート類は食べ切る自信が無い)
「……お父さんも、かなり悩んでいるようだね」
そう、咲子はつぶやく。
「体の事を考えると中々な……最近、直ぐ贅肉がつくし」
「あら、そんなのお酒を減らせば直ぐに贅肉は減るわよ♪」
母さんは『グサリ』と痛い所を突いてくる。
実際、俺はデザートよりビールの方を求めていた。キンキンに冷えた生ビール!!
しかし、それを言うと却下されるのは当然目に見えているので、諦めるしか無い。
「父さんは……あんみつにするよ」
あんみつならパフェより低カロリーだし、面子は保てるだろうと1人で納得する。
「えっと、お父さんがあんみつで、咲子がバナナパフェで、私(母さん)は抹茶パフェで……。真央はどう、決まった?」
「う~ん…」
真央はまだ決まっていないようだ。
ここで俺は、真央も手助けする!?
「なぁ、真央」
「このフルーツパフェはどうだ? パフェの定番だから外れは無いぞ!」
フルーツパフェなら、母さん達とほぼ値段は変わらないし、見た目も豪華そうだ。これなら母さんも却下はしないはずだ。
「うん。じゃあ、これにしようかな…」
真央は少々不満そうな口調で言うが、フルーツパフェに決める。そして、母さんが何も言わないと言う事はOKなんだろう。
「じゃあ、これで注文できるね!」
咲子はテーブルに備わっているインターホーンを鳴らし、ウェイトレスさんを呼び、母さんがデザートの注文と人数分のドリンクバーを頼む。
注文も終えて、俺は早速ドリンクバーを取りに行こうとすると……
「お父さんは、真央と一緒に座っていて!」
「ドリンクバーは私と咲子で取ってくるから!!」
母さんはそう言って、俺と真央の注文を聞いて、母さんと咲子はドリンクを取り入った。
少しの間だけど、俺は真央と2人きりに成る。折角だから、話をする事にする。
「……元気にしているか?」
「うん? 元気だよ!」
「クラブ、1回戦負けして残念だったな…」
「何時ものことだもん!」
「……」
(う~ん、何か会話が続かないな……)
(やっぱり、離れて暮らすと駄目だな。電話やメールで近況は分かるけど、対面に成るとお見合いみたいに成ってしまう)
もう少し、ひねった話でもして見るかと考えていると、ドリンクを持った母さんと咲子が戻ってきた。
「はい! お父さんのアイスコーヒー!」
母さんでは無く、咲子が俺の前にアイスコーヒーの入ったコップを置く。そして、母さんは真央の席にジュースを置いた。
乾杯はせずに、それぞれがジュースやアイスコーヒーを飲んで、デザートが来るまでみんな適当に談笑をする。
「大変お待たせしました!」
「バナナパフェとフルーツパフェと抹茶パフェとあんみつです!!」
女性のウェイトレスさんが、注文の品を持ってくる。全て種類が違う注文だったが1回で配膳される。中々やるなこの店。
みんなの席に注文したデザートが行き渡り、今度は全員で『いただきます!』をしてデザートを食べ始める。
外食で全員が『いただきます!』をするのは珍しい部類に入ると思うかも知れないが『食べ物の感謝を忘れない!』家族(母さん)のマナーで有る。
それぞれが、好き好きにデザートを食べていると、母さんが急に『あんみつも美味しそうだね!』と言ってきた。
「うん」
「久しぶりに食べたけど美味しいよ」
「ねぇ、お父さん、一口貰っても良い!」
「えっ、ああ、良いよ…」
俺はそう言いながら、あんみつを母さんの方に渡す。母さんは俺の使っていたスプーンであんみつを一口いや数口食べる!
「うん、やっぱり私の思ったとおりだ♪」
「抹茶パフェだから合うと思ったんだ!!」
「はい! お礼に私の抹茶パフェ食べても良いよ!」
母さんから、あんみつと抹茶パフェの両方が俺の所に戻ってくる。
「あ~、抹茶パフェの方は良いよ…」
そう言いながら、母さん方に抹茶パフェを戻そうとするが……
「うん? 私の口付けたパフェは食べられ無いのかな~~」
母さんに何故か軽く脅迫されてしまう。
顔は笑っているが目が笑ってない状態だ。仕方ないので、抹茶パフェを一口だけ頂く事にする。
「あっ、抹茶パフェ美味しいね!」
「でしょう~。和のスイーツだね!」
「あんみつ少し貰いすぎたから、もう少し食べても大丈夫だよ!!」
折角だから、もう少し貰おうと抹茶パフェにスプーンを入れようとすると、何処からか視線を感じるような気がした。
ふっと前を見ると何と、咲子はスプーンを握りしめたまま何も言わずに、ネコが睨む様な仕草で俺を睨んでいるでは無いか!!
俺の正面には母さんが座っていて、斜め前に咲子、真央は俺の隣で有る。普通は真央が異変に気付きそうだが、真央はフルーツパフェの世界に浸っているようで気づかない様だ。
咲子の事は気付かなかった振りをして、母さんのパフェをもう一口だけ頂いて直ぐ戻した。
「あれ?」
「もう良いの?」
「うん、ありがとう。ごちそうさま…」
母さんは少しきょとんとしているが、そのまま抹茶パフェを受け取る。俺は直ぐに咲子の方を見るが、咲子は睨むのは止めて、バナナパフェを普通に食べていた。
(さっきのは、一体何だったんだろう?)
(俺に対する嫉妬!? しかし……俺を嫉妬してもどうにもならんぞ)
その後、あんみつを一口、二口付けたが、4分の1位残った所で食べる気が無くなってしまった。俺以外は食べ終えていて、ドリンクバーを楽しんでいる。
あんみつは残したままにして、アイスコーヒーのおかわりを注ぎに行って席に戻ると、咲子は突然聞いてくる
「もう、食べないの!?」
普段の明るい口調で無く、少しとげの有る口調で聞いてくる。
「うん……。甘いのはもう良いや」
「じゃあ、私が食べる!!」
咲子はそう言うと、俺のあんみつをさっと持って行き、それをあっという間に食べてしまう。そして、空に成った器を俺の方に戻す。
「……パフェより、あんみつの方良かったかも。でもそれならクリームあんみつだね!」
「あぁ、そうだな…」
何を満足したが判らないが、咲子は何時も口調に戻る。母さんと真央は丁度、席を外していてこのタイミングで戻ってくる。母さんが、空に成っているあんみつの器に気付く。
「あら、何だかんだ言って、食べちゃったね! あんみつ!」
「残すのは地球に優しくないなって///」
「そうだよね! 綺麗に食べないとね!!」
『あはは』と家族で笑う。周りから見ればバカ一家だろう。
体も十分に冷えてみんな、体もお腹も心も満足した様なのでファミレスを後にする。
その後は母さんが、晩ご飯の材料を買いたいと言う事なので、俺が何時も行っているスーパーに行く事に成った。
俺は運転しながら先ほどの事を考える……
何故、咲子は俺を睨んでいたのだろうか?
本当に嫉妬!?
それとも『のろけ夫婦しているんじゃ無い!』のどちらなんだろう……
体は冷えたのに、何故か嫌な汗が出てくる感じがした。
(このまま、平穏に終わるのを願うしか無い!)
俺は心の中でそう願った。
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