とある短編集

小春かぜね

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第10話 真夜中のハイウェイ

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 私はドライブが好きで有る。
 だが、誰かと一緒に行くとかでは無く、一人ドライブをするのが好きで有る。

 一応、北は青森。南は鹿児島まで制覇した!?
 北海道や沖縄には、まだ行っていないが、四国は全県を制覇した。

 私が住んでいる地域は割愛させて貰うが、私は飛行機や新幹線での旅行を求めるより、自家用車でのドライブ旅行を求めた。

 とは言っても、自家用車で移動するのは時間の効率が悪い。
 新幹線なら最高時速300km/h。在来線特急なら最高時速130km/hに対して、普通乗用車の場合は高速道路を利用しても、最高時速120km/hで有る。

 だが、それは一部区間のみで有り、殆どの所が70km/hから100km/hの制限速度が掛かっている。(※)
 その為、自家用車での長距離移動は、他の交通機関と比べて時間が掛かる。

(※) E2A中国自動車道。呰部あざえBS (バスストップ)- 新見にいみIC(インターチェンジ)間は60km/hの制限速度。

 また、高速道路の通行料金も真夜中(深夜)の方が割引が適用されるので、日中に移動するより通行料金が安く成る!
 日本の高速道路通行料金は決して安くないので、長距離移動する場合は深夜がお勧めで有る。

 ☆

 そんなことから、私が長距離ドライブ旅行をする時は、真夜中の高速道路を走る!
 今はわざわいさんの影響で、SA(サービスエリア)の24時間営業を一部中断している場所も有るが、それ以前は24時間営業のSAも有る程度は有って、真夜中の2時でも、温かい食事が取れる♪

 燃料補給に関しても同様で有る。
 24時間営業のSAや一部のPA(パーキングエリア)なら、深夜だろうが早朝でも燃料補給が出来るが、最近はセルフ給油方式も多く成ってきたので、その辺りは注意が必要だ。

 日中の高速道路と比べて、真夜中の高速道路は幻想的だ!!
 暗闇の中から突如現れる、トンネルやICの道路照明。
 JCT(ジャンクション)の風景も、夜間に見る方が美しく見える。

 更に高速道路から見える、様々な都市部の景色や、田舎景色のイルミネーションを見ることが出来る!!
 防犯灯だけが光り輝く、地方の集落景色を見掛けると、自然と心が不思議な気持ちに成っていく……

 日中と比べて交通量も少ないから、渋滞多発区間でも渋滞は殆ど無いし、日中は賑わう、SAのフードコートやショッピングエリアも、深夜は本当に人が少ない。
 食事も注文後数分で、私の元に提供されるし、フードコートの空間を独り占め出来る!?

 真夜中のSAやPAの駐車場は、乗用車の数は少なくなり、代わりに大型トラックが多数駐車するように成る。
 真夜中でもSAやPAの駐車場は、大型トラックなどで埋め尽くされる。

『ド、ド、ド、―――』と言う、ディーゼルエンジンの独特音が、真夜中SAやPA内を響かせている。
 私はこの光景を見ると心が躍る!!

『あぁ、今私は、旅をしているのだな……』

 人間は非日常世界に憧れるが、私にはこの世界が、非日常世界に見えてしまう。
 その業界で働いている人たちにとっては日常世界で有るが、私はそうでは無いので、そう感じ取れる……

 真夜中の高速道路は、良いことばかりだと感じる方も居られるだろうけど、深夜だから日中と比べれば走りにくいし、鹿やキツネなどの動物飛び出しが有る上、走り屋やDQN系車両に遭遇もしやすい。

 けど、私は真夜中に走る高速道路が好きだ……
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