とある短編集

小春かぜね

文字の大きさ
上 下
3 / 11

第3話 私の第六感…?

しおりを挟む
 私は、神やお化けなどを信じる人間だ!
 霊能力者も……最近に成ってこそ、良くインチキだと言われるように成ってしまったが、けど本物は必ず居ると、信じている側の人間で有る。

 そして、人間の体にも魂が宿っているが、それを信じない輩も現に居る。
 魂なんて存在しないし、天国や地獄とか言う”あの世”の世界も、存在しないと思っている人もいるはずだ。

 私は冗談抜きで、あの世の世界は有る物だと思っているし、私の体の中に魂が入っていると信じている……
 この世では無い、不思議な世界は必ず有るはずだ。

 そのお陰と言う言葉も変だが、人生で致命的なダメージを受けること無く、これまで生きて来られた!?
 俗に言う、第六感のお陰で有る!
 私が実際に体験した第六感からの出来事で、印象深かった物を紹介したいと思う。

 ☆

 まず、代表的なのは正夢で有る。
 夢の世界で理不尽な目に遭ったり、暴行を受けたり、時には殺される夢も見る!?
 正夢はそれが現実に起きることだが……実は、それを回避出来る場合も有る。
 私は正夢から回避した(!?)、実際の物語を紹介する。

 ……

 私は当時、製造工場で働いていた。
 液体化成品を製造する部門に勤めていた。

 ある日の未明……
 私は夢の中で、とある製品を製造中にトラブルに巻き込まれて、大事に成った夢を見た。

 大事に成った理由は夢の中でも詳細にえがかれており、製品を製造中に何かしらの理由で、配管内の圧力が急上昇して機械破損(トラブル)が起きたが、当時の私は、そんな危険製品を製造担当していなかった。

 只……夢にしては余りにもリアル過ぎるので、仕事時は頭の片隅に、常にその夢のことを置いておいた。
 化成品製造の事故やトラブルは、相手が化成品なので本当に厄介だ!!

 高圧蒸気を使用して製造する物も多いし、強アルカリ・強酸性薬品を使用したり、有機溶剤を使用する時は爆発・火災の危険性も有る!!
 そう言った理由から、トラブルに成ると大事だけで無く、命を落とす危険も十分有った……

 夢に怯えつつも変だが……その夢を見た約半年後。
 私は、とある製品の製造をしていた。
 その製品は私にとって初めて作る製品で有ったが、複雑なレシピでは無く、順調良く進んでいったが……其処でトラブルに巻き込まれかけた!!

 製品の最終工程時。
 レシピ通りに作業を行い、機械のスイッチを入れて、配管に有る圧力計を確認して、問題無いのを確認してから側を離れようとしたが、初めて作る製品で有った為、私はワザとその場から離れなかった。
 その時の私は以前見た、正夢の内容を思い出していたからだ。

(たしか……変な所で、圧力が急に上がるのだよな…)

 私はそう思いながら、稼働している機械と圧力計を数分間見ているが、特に大きな変は無い。
 杞憂かなと思いながら側を離れようと思った時に、機械側の計器が急に異変を起こし、同時に配管側圧力計の針が、急に上昇側に振れ始めた!!

 当然ながら、どんな物でも許容範囲を超えると破損する。
 配管側圧力計の針が一気に上がったので、私は慌てながら機械の操作を止めた!
 そのお陰で、機械破損トラブルの難から逃れることが出来た!!

 夢が夢で……終わった時で有った。
 あの時見た夢を軽率していたならば、夢は正夢に成って超大事に成っていたはずだ。

 ☆

 私の中で夢は『第六感』と感じている。
 どうでも良い夢の時も多いが時々、正夢に成りそうな夢を見る時も有る。

 胸騒ぎも第六感に成るだろう。
 胸騒ぎが起こる原理は良く分からないが、胸騒ぎがするとその先に、危険が待ち構えている場合が多い!?

 これが……私の第六感と感じた物語で有る。
 不思議な現象だが、私は第六感のお陰で生きていられる……
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

心のリミッター

小春かぜね
現代文学
心に感じた事を書いた短編集です。 日常・恋愛・現代社会など、様々な物が纏められています。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由

フルーツパフェ
大衆娯楽
 クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。  トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。  いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。  考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。  赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。  言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。  たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

だんだんおかしくなった姉の話

暗黒神ゼブラ
ホラー
弟が死んだことでおかしくなった姉の話

鬼母(おにばば)日記

歌あそべ
現代文学
ひろしの母は、ひろしのために母親らしいことは何もしなかった。 そんな駄目な母親は、やがてひろしとひろしの妻となった私を悩ます鬼母(おにばば)に(?) 鬼母(おにばば)と暮らした日々を綴った日記。

ちょっと大人な体験談はこちらです

神崎未緒里
恋愛
本当にあった!?かもしれない ちょっと大人な体験談です。 日常に突然訪れる刺激的な体験。 少し非日常を覗いてみませんか? あなたにもこんな瞬間が訪れるかもしれませんよ? ※本作品ではPixai.artで作成した生成AI画像ならびに  Pixabay並びにUnsplshのロイヤリティフリーの画像を使用しています。 ※不定期更新です。 ※文章中の人物名・地名・年代・建物名・商品名・設定などはすべて架空のものです。

【新作】読切超短編集 1分で読める!!!

Grisly
現代文学
❤️⭐️お願いします。 1分で読める!読切超短編小説 新作短編小説は全てこちらに投稿。 ⭐️忘れずに!コメントお待ちしております。

処理中です...