偶然出会った少女にお願い事をされたから、受け入れる事にしたら人生が変わった!

小春かぜね

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【R-15】稀子編 第2章

第425話 交際を認めない母親

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 俺はこの両親が、怒っている行動を見て気付く。
 俺が勝手に羽津音市はずねしへ行った事を怒っているのでは無く、俺が連れて来た稀子を見て、俺の両親は憤慨している。

(この二人は当然で有るが、稀子の実年齢を知らない!)
(稀子を学園生と両親が勘違いして、それを俺が紹介しようとしているから怒っているんだな…!)

(全く…。早とちり両親め)

 稀子は正真正銘。現役大学生で有るが、年齢の割に心は幼いし、更に童顔で有る。
 稀子の実年齢を知らない人が稀子を見れば、確実に学園生もしくは中学生に見られるだろう。

 俺は憤慨している両親に対し、困った表情で話し始める。

「……おかん、親父!」
「先ずは、俺の説明を聞いてくれ!」

「俺の横に居る、真庭稀子さんは現在大学生で有り、学園生では無い!」
「俺は“子ども”を連れて来たのでは無いんだ!///」

 俺は、説明をする口調で両親に話す。
 俺の言葉の後。父親の方は俺の言葉が理解出来たらしく、澄ました表情で話し始める。

「……比叡の言いたい事は分かったが、お前はその人と結婚を意識しているのか…?」

「……そうだよ。親父!」
「俺は、稀子と将来を誓い合っている!!」
「稀子の両親にも関係は報告しているし、交際も認めて貰っている!」

「……そうか!」
「其処まで本気か…」

 俺は力強い表情で父親に言う。
 俺の気迫に圧倒されたのか、父親は静かに呟く。

 父親の方はそれで言葉が終わるが、母親が顔を“しかめながら”俺に言い始める!

「……あんたは、本気で考えているの…?」
「何処かの、風俗落ちの女よりかはマシだけど、そんな中学生みたいな子と結婚をしたいなんて、あんたはロ○コン?」
「まだ…、メ○ヘラの方がマシだよ!」

「ふぅ~~」

「…………」

 言葉の後。溜め息を吐く母親!
 稀子より、メ○ヘラの方がマシだと!!

 メ○ヘラ女なんて、冗談では無い!///
 稀子の方も、俺の両親を見て茫然としている……

(稀子の前で、そんな事を言うなよ!///)
(この、毒親が…)

 これが、俺の両親で有る。
 父親はまだ真面まともかも知れないが(?)、母親が完全に駄目で有る!
 母親は昔から、が異常に強すぎる。

 こんな家族で有るから、俺は早々と自立した。
 母親は真面目な表情に変わって、俺に話し始める。

「本来なら……比叡が誰と付き合おうが知った事では無いんだが、あんたが青柳家の長男だし、他に子供は居ないからね!」
「ねぇ。悪い事は言わないから、その子とこれ以上の関係を深めるのはしなさい!」
「比叡の為だから……」

「!!」

「!!///」

 母親の言葉で、俺と稀子がビックリする!
 稀子が居る目の前で、母親は稀子を拒絶したからだ!!

(こう成る事が目に見えていたから……、実家には帰りたく無かったんだ(汗))
(一応。稀子の姿は見せたしこれで帰るか…)

 母親は変な意地も強い人で有るから、自分の意見を何が何でも、ねじ込んで来ようとしてくる。
 再度喧嘩別れとなるが、俺は退散を考えた時。
 稀子が怒った表情で、俺の母親に言い始める!

「比叡君のお母さん!(怒)」
「比叡君は、お母さんの物では無いんだよ!!(怒)」

「比叡君は私のことを愛してくれているし、私も比叡君が大好き!」
「比叡君が、実家に帰りたがらない理由が、これで本当に良く分かったよ!!」

「…………」

 稀子の突然攻撃で『鳩が豆鉄砲を食ったよう』な、表情をする母親!
 だがしかし、母親は馬鹿にした態度で、俺に言い始める!

「比叡!」
「あんた年下の子に、君付けで呼ばれているの!?」
「あんたの方が、遙かに年上でしょうが!!」

「この子のしゃべり方も完全に中学生だし、全く情けないわね~~!」
「こんな子供ガキに大の大人が、尻を敷かれてどうするのさ!!」
「親ながら情けないわ……」

「やっぱりあんたは、正真正銘のロ○コンだわ!!」
「あんたの態度次第では、勝手に出て行った事を許そうかと思っていたが……この家に犯罪者は要らないわ。この児童愛○者!!」

 毒親パワー全開の母親で有る!
 実の息子にそこまで言う!?
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