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【R-15】稀子編 第2章
第384話 学科試験発表 その3
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「それは気に成りますわよ!//////」
「私の親友ですから!!//////」
鈴音さんは稀子に向けて、恥ずかしい表情で言う!?
鈴音さんもそれだけ、俺の事を心配してくれていたんだ。
「じゃあ、鈴ちゃんも気にしている様だし、結果を見ますか♪」
稀子は“にこにこ”笑顔で、はがきの封部分を開封している。
その様子を鈴音さんは、頬を染めて真面目な表情で見守っている。
それに対して山本一家は、落ち着いた表情でその様子を見守っていた……
「どれ、どれ、―――」
封が完全に開ききったはがきを、覗き込む様に見る稀子。
果たして……結果はどうなんだろうか??
「…………」
稀子の表情は、はがきで完全に隠れてしまっているから、表情からでの合否は分からないし、言葉も出してくれない。
……もしかして不合格か。稀子…
「…………驚いた!」
稀子は30秒位…。無言ではがきを見ていた後、ぽつりと呟く。
「…………私が好きに成った人は、私の気持ちにちゃんと応えてくれた♪」
稀子は感情を含めながら良い、ゆっくりと顔元からはがきを下げると、うれし涙姿の稀子が見えた……
「…凄いよ、比叡君!」
「合格しているよ~~♪♪」
稀子は歓喜を上げる!!
「本当に!? 稀子!!///」
「本当だよ。比叡君!!」
「ほら、見てみて!♪」
稀子は両手ではがきを広げて、俺に見せてくれる!!
「……俺の中でも、行けるかと思っていたけど、まさか一発合格をするとは…」
はがきの合否の欄には『合格』と印字されている。
鈴音さんや山本一家も、稀子が広げたはがきを見ている。
「おめでとうございます。比叡さん!!//////」
鈴音さんも結果を見て、祝福の言葉を述べてくれる!!
「ありがとうございます。鈴音さん!///」
「いや~~、私も本当に驚いたよ~~♪」
「あのダメダメ比叡君が、ここまで成長してくれるとは~~♪」
稀子も笑顔で俺に声を掛けてくれる!!
この場で公開して本当に良かったと俺は思っていると……山本さんが落ち着いた口調で声を掛けてくる。
「……まぁ、先ずはおめでとう!」
「だが……これで合格した訳では無いぞ…。比叡君……!」
「学科試験が合格しただけで有り、まだ実技試験が残っている!」
「こう言った事をするのなら、実技試験の時にして欲しかったな……」
山本さんは怒っている訳では無いが、不満を含めた口調で言う。
このやり方は山本さんの前では良くなかったのと、鈴音さんが俺に気が有る発言をした事からの、焼きもちも有るだろう!?
「あっ……すいません。山本さん…///」
「みんなで、喜びを共有したいと思いまして…//////」
俺は申し訳なさそうに山本さんに言う。
「まぁ……これが合格だったから良いけど、不合格だった時は……まぁ、言わないで置くよ!」
山本さんは落ち着いた口調で言い終えると、テレビを付けてテレビを見始めた。
実技試験の発表時は、この人を抜きでやろうと俺は思った……
……
この日の団らんは、何時もより盛り上がり気味に終わりを迎える。
稀子はずっと笑顔だし、鈴音さんも山本さんより、俺に話し掛けてくる時が多かった!?
唯一、この団らんを不満に感じたのは山本さん位だろう!?
山本さんのおばさんも、何処か安心した表情をしていた。
(後は、来月に有る実技試験だ!)
(これに合格出来ると……保育士資格が取得出来ると同時に、放課後児童支援員(学童保育)の仕事に就けるスタートラインにやっと立てるが、実際は其処からが本番なんだろうな…)
第一関門(学科)は突破出来たが、来月には第二関門(実技)が待ち構えているし、学童保育の仕事に就くまでには、まだまだ関門が幾つも有る……
今回の学科試験合格は、最初の関門突破にしか過ぎなかった。
「私の親友ですから!!//////」
鈴音さんは稀子に向けて、恥ずかしい表情で言う!?
鈴音さんもそれだけ、俺の事を心配してくれていたんだ。
「じゃあ、鈴ちゃんも気にしている様だし、結果を見ますか♪」
稀子は“にこにこ”笑顔で、はがきの封部分を開封している。
その様子を鈴音さんは、頬を染めて真面目な表情で見守っている。
それに対して山本一家は、落ち着いた表情でその様子を見守っていた……
「どれ、どれ、―――」
封が完全に開ききったはがきを、覗き込む様に見る稀子。
果たして……結果はどうなんだろうか??
「…………」
稀子の表情は、はがきで完全に隠れてしまっているから、表情からでの合否は分からないし、言葉も出してくれない。
……もしかして不合格か。稀子…
「…………驚いた!」
稀子は30秒位…。無言ではがきを見ていた後、ぽつりと呟く。
「…………私が好きに成った人は、私の気持ちにちゃんと応えてくれた♪」
稀子は感情を含めながら良い、ゆっくりと顔元からはがきを下げると、うれし涙姿の稀子が見えた……
「…凄いよ、比叡君!」
「合格しているよ~~♪♪」
稀子は歓喜を上げる!!
「本当に!? 稀子!!///」
「本当だよ。比叡君!!」
「ほら、見てみて!♪」
稀子は両手ではがきを広げて、俺に見せてくれる!!
「……俺の中でも、行けるかと思っていたけど、まさか一発合格をするとは…」
はがきの合否の欄には『合格』と印字されている。
鈴音さんや山本一家も、稀子が広げたはがきを見ている。
「おめでとうございます。比叡さん!!//////」
鈴音さんも結果を見て、祝福の言葉を述べてくれる!!
「ありがとうございます。鈴音さん!///」
「いや~~、私も本当に驚いたよ~~♪」
「あのダメダメ比叡君が、ここまで成長してくれるとは~~♪」
稀子も笑顔で俺に声を掛けてくれる!!
この場で公開して本当に良かったと俺は思っていると……山本さんが落ち着いた口調で声を掛けてくる。
「……まぁ、先ずはおめでとう!」
「だが……これで合格した訳では無いぞ…。比叡君……!」
「学科試験が合格しただけで有り、まだ実技試験が残っている!」
「こう言った事をするのなら、実技試験の時にして欲しかったな……」
山本さんは怒っている訳では無いが、不満を含めた口調で言う。
このやり方は山本さんの前では良くなかったのと、鈴音さんが俺に気が有る発言をした事からの、焼きもちも有るだろう!?
「あっ……すいません。山本さん…///」
「みんなで、喜びを共有したいと思いまして…//////」
俺は申し訳なさそうに山本さんに言う。
「まぁ……これが合格だったから良いけど、不合格だった時は……まぁ、言わないで置くよ!」
山本さんは落ち着いた口調で言い終えると、テレビを付けてテレビを見始めた。
実技試験の発表時は、この人を抜きでやろうと俺は思った……
……
この日の団らんは、何時もより盛り上がり気味に終わりを迎える。
稀子はずっと笑顔だし、鈴音さんも山本さんより、俺に話し掛けてくる時が多かった!?
唯一、この団らんを不満に感じたのは山本さん位だろう!?
山本さんのおばさんも、何処か安心した表情をしていた。
(後は、来月に有る実技試験だ!)
(これに合格出来ると……保育士資格が取得出来ると同時に、放課後児童支援員(学童保育)の仕事に就けるスタートラインにやっと立てるが、実際は其処からが本番なんだろうな…)
第一関門(学科)は突破出来たが、来月には第二関門(実技)が待ち構えているし、学童保育の仕事に就くまでには、まだまだ関門が幾つも有る……
今回の学科試験合格は、最初の関門突破にしか過ぎなかった。
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