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【R-15】稀子編 第2章
第368話 バスの車内……
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……
バスの車内では余り話が弾む事無く、バスは波津音神社方面に進んでいく。
車内強めの暖房と、お互い満腹状態で直ぐに出掛けたので、一気に俺と稀子は眠気に襲われてしまったからだ……
『うつら、うつら、―――』
余りにも稀子は眠たそうだったので、目的地に着くまでの間、稀子には寝て貰うことにして、俺も寝てしまうと絶対寝過ごすので、俺は眠気と戦いながらバスに乗っている。
と言いつつも……少し寝てしまったが、ほんの数分だったので問題は無い!?
(降りるバス停は……竜田とか言っていたな?)
俺は普段路線バスには乗らないので『竜田』と言われても『ピン』とは来ない。
眠り掛けた稀子に位置を聞くのも何だか悪いので、俺はスマートフォンで、波津音市竜田の場所を調べ始める……
(殆ど、市の外れだな…。少し山間の地区と言うべきか……)
場所も分かった事だし、周辺の地区も少し分かったので、その付近にバスが差し掛かるまでは俺も気を付けながら一眠りをする……
例え寝過ごしてしまっても、このバスは『古城駅』に向かうだけだから稀子に謝れば良い!?
(まぁ、その時はその時だ……)
稀子の寝姿を見ながら、俺も本当に少しだけ眠りに就いた……
では、無かった……
……
『ピンポーン♪』
『次は……竜田……竜田です!』
「…!?」
俺は少し眠るどころか、大分寝てしまったようだ!!
だが運良く、次に降りるバス停前で、俺は目を覚ます事が出来た!!
『ブゥ~~♪』
波津音神社最寄りバス停に成るから、俺が降車ボタンを押す前に、誰かが降車ボタンを押す。
降車ボタン上部に有る『次停まります』の、ランプが点灯するのを俺は見ながら、稀子の体を揺らしながら声を掛ける。
「稀子!」
「もう、着くよ!!」
「すぴぃ~~zzz」
稀子に声を掛けながら、俺は体を揺らしているが……中々、稀子が目覚める気配は無い?
「稀子の奴…。結構、深い眠りに入ってしまっているのか!?」
まもなくバス停に到着する感じで、バスは減速を始めている。
「これは不味いぞ!!」
「降りるお客さんは恐らく多いと思うから、多少の降車時間は有ると思うが……仕方ない! ごめん稀子!//////」
稀子を揺さぶっても、全然起きないので、俺はこれを『やむを得ない行為』と言いながら、稀子の左胸を俺の右手で軽く揉む。
『ムギュウ❤』
「!//////」
稀子は狸寝入りでもしていたかの、勢いで目を覚ますと言うか目開いた!?
言わずとも、直ぐに俺を睨み付けて来た!!
「比叡君! ―――」
稀子は怒りの口調を上げるが、その間にバスはバス停に到着する。
「めっ、稀子!?」
「後で怒られるから……もう、竜田に着いたから!//////」
「へっ……?」
稀子は一瞬、呆然とするが……今はとにかく、バスから降りなければ成らない。
車内お客さん殆どが、波津音神社最寄りバス停に成る『竜田』の目的だったらしく、バス出口付近は降車客で混雑している。
これは不幸中の幸いで有る。降車客が多くて良かった!//////
「…じゃあ、降りなきゃ! 比叡君!?」
焦った表情と口調で言いながら、稀子は席を立ち上がるが、俺が先に通路に出ないと稀子は出られない。
「まっ、待って、稀子!」
「俺が先に出るから!!//////」
俺は急いで席から立ち上がり、通路に出ると稀子も焦りながら通路に出て来る。
車内にはもう、殆ど降車客はいない状態で有ったが、バスの運転手がルームミラーで俺と稀子を視認したので、出口の扉が閉まる事は無さそうだ。
目的地の『竜田』で無事に降りられそうだが、デート中の居眠りは『やっぱり、駄目だったな…』と、俺は心の中で呟いた。
……
バスの車内では余り話が弾む事無く、バスは波津音神社方面に進んでいく。
車内強めの暖房と、お互い満腹状態で直ぐに出掛けたので、一気に俺と稀子は眠気に襲われてしまったからだ……
『うつら、うつら、―――』
余りにも稀子は眠たそうだったので、目的地に着くまでの間、稀子には寝て貰うことにして、俺も寝てしまうと絶対寝過ごすので、俺は眠気と戦いながらバスに乗っている。
と言いつつも……少し寝てしまったが、ほんの数分だったので問題は無い!?
(降りるバス停は……竜田とか言っていたな?)
俺は普段路線バスには乗らないので『竜田』と言われても『ピン』とは来ない。
眠り掛けた稀子に位置を聞くのも何だか悪いので、俺はスマートフォンで、波津音市竜田の場所を調べ始める……
(殆ど、市の外れだな…。少し山間の地区と言うべきか……)
場所も分かった事だし、周辺の地区も少し分かったので、その付近にバスが差し掛かるまでは俺も気を付けながら一眠りをする……
例え寝過ごしてしまっても、このバスは『古城駅』に向かうだけだから稀子に謝れば良い!?
(まぁ、その時はその時だ……)
稀子の寝姿を見ながら、俺も本当に少しだけ眠りに就いた……
では、無かった……
……
『ピンポーン♪』
『次は……竜田……竜田です!』
「…!?」
俺は少し眠るどころか、大分寝てしまったようだ!!
だが運良く、次に降りるバス停前で、俺は目を覚ます事が出来た!!
『ブゥ~~♪』
波津音神社最寄りバス停に成るから、俺が降車ボタンを押す前に、誰かが降車ボタンを押す。
降車ボタン上部に有る『次停まります』の、ランプが点灯するのを俺は見ながら、稀子の体を揺らしながら声を掛ける。
「稀子!」
「もう、着くよ!!」
「すぴぃ~~zzz」
稀子に声を掛けながら、俺は体を揺らしているが……中々、稀子が目覚める気配は無い?
「稀子の奴…。結構、深い眠りに入ってしまっているのか!?」
まもなくバス停に到着する感じで、バスは減速を始めている。
「これは不味いぞ!!」
「降りるお客さんは恐らく多いと思うから、多少の降車時間は有ると思うが……仕方ない! ごめん稀子!//////」
稀子を揺さぶっても、全然起きないので、俺はこれを『やむを得ない行為』と言いながら、稀子の左胸を俺の右手で軽く揉む。
『ムギュウ❤』
「!//////」
稀子は狸寝入りでもしていたかの、勢いで目を覚ますと言うか目開いた!?
言わずとも、直ぐに俺を睨み付けて来た!!
「比叡君! ―――」
稀子は怒りの口調を上げるが、その間にバスはバス停に到着する。
「めっ、稀子!?」
「後で怒られるから……もう、竜田に着いたから!//////」
「へっ……?」
稀子は一瞬、呆然とするが……今はとにかく、バスから降りなければ成らない。
車内お客さん殆どが、波津音神社最寄りバス停に成る『竜田』の目的だったらしく、バス出口付近は降車客で混雑している。
これは不幸中の幸いで有る。降車客が多くて良かった!//////
「…じゃあ、降りなきゃ! 比叡君!?」
焦った表情と口調で言いながら、稀子は席を立ち上がるが、俺が先に通路に出ないと稀子は出られない。
「まっ、待って、稀子!」
「俺が先に出るから!!//////」
俺は急いで席から立ち上がり、通路に出ると稀子も焦りながら通路に出て来る。
車内にはもう、殆ど降車客はいない状態で有ったが、バスの運転手がルームミラーで俺と稀子を視認したので、出口の扉が閉まる事は無さそうだ。
目的地の『竜田』で無事に降りられそうだが、デート中の居眠りは『やっぱり、駄目だったな…』と、俺は心の中で呟いた。
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